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★アレルギー

2013年1月 2日 (水)

★アレルギー

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★食物アレルギー予防とお食事1
★食物アレルギー予防とお食事2
★食物アレルギー予防とお食事3
★食物アレルギー予防とお食事4
★食物アレルギー予防とお食事5
★食物アレルギー予防とお食事6
★食物アレルギー予防とお食事7
★アレルギー用粉ミルクってどんなもの?
英国の科学誌「ニューサイエンティスト」に掲載された論文への反論
★まだおっぱいしか飲んでいないのに、食物アレルギー?
★乳児湿疹が長引いているんです。
★ペットの毛アレルギーについて
★アトピーと母乳育児
★お米でもアレルギーになることがあります
★離乳食に油脂類を使用するのは、控えめにしてね。
★食物アレルギーによる皮膚症状の出方について
★食物アレルギーの薬物療法。
★食物アレルギー、ミルクにすべきか?
★口腔アレルギー症候群
★目玉焼きの白身でみみず腫れ?(生後6ヶ月)
★栄養教諭・養護教諭の不適切対応。
★オボムコイドがプラスって、どういう意味?
★アレルギーっ子は小粒ちゃんが多い?
★ドクターから除去食を勧められたお母さんの心意気。
★おっぱい経由で隠れアレルギー発覚!おっぱいが安全弁に!
★アトピーのお母さんがおっぱいを飲ませるのは良いことですよ。
★複数の食物アレルギーがあります。(7ヶ月)
★n-3系油脂って知っていますか?
★食物アレルギーの検査はいつ頃するものなの?(8ヶ月)
★アトピー性皮膚炎にもn-3系の油脂が良いの?
★赤ちゃんのお尻拭きの選び方。

2012年11月 3日 (土)

赤ちゃんのお尻拭きの選び方。

赤ちゃんのお尻拭きは多くのメーカーさんから販売されています。
無香料・無着色・低刺激性・保湿作用のある天然成分配合・・・
どれを選んでも間違いなさそうです。
WCに流せる薄手タイプ・肌触りの良い厚手タイプ・・・
TPOに合わせて便利に使い分けも出来そうです。
しかし、現実には赤ちゃんによってはそれこそ“肌に合う・合わない“があり、ママ友推薦のメーカーのお尻拭きが合わないこともチラホラ小耳に挟みます。
その理由は何なのか?
理由の全てではありませんが、そこそこの割合を占めると推測されるのが、添加されている防腐剤(パラベン)なのです。

実際、よくあるおむつかぶれかと思っていたら、パラベンアレルギーによるものだったということもあるのです。
「えっ!お尻拭きに防腐剤?」「食べ物じゃないのに何故添加しているの?」
愕かれましたか?
それには理由があります。
お尻拭きは水分を含む密閉性の高い容器に入っています。
しかも、快適な室内環境に置かれています。
場合によってはウォーマーで温められたりします。
そして、取り出し口が汚物で汚染されるリスクがあります。
つまりお尻拭きという商品の特性上、雑菌が繁殖する可能性が高いので、パラベンを使うことは有り得るのです。

勿論、パラベンを添加していないお尻拭きも販売されています。
お尻拭きは消耗品ですからコスパも重要ですが、一番大事なのは赤ちゃんのお尻に悪影響を与えないことです。
おむつのメーカーを変更したり、おむつ交換の頻度を高めても一向に改善しないようであれば、お尻拭きを変えるのも一案です。
「もしかして、パラベンアレルギー?」と気になるのであれば、パラベンフリーのお尻拭きを選ぶか、昔ながらのコットンやガーゼでお湯を含ませて拭き取る方法が合うかと思います。
また、拭く際の強い摩擦が肌ストレスを助長してNGということもあるので、水気が滴り落ちるくらいウエッティーなお尻拭きで、出来るだけ擦らないように拭くか、拭く前にお尻拭きにお湯を含ませて洗い流すようにして汚れを取り、最後に乾いたティッシュで押さえ拭きするのもイイと思います。

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2012年2月16日 (木)

アトピー性皮膚炎にもn-3系の油脂が良いの?

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「アトピー性皮膚炎にもn-3系の油脂が良いの?(改訂版) 」公開中です
最新の内容は上記でご確認ください。


以下、過去記事。

1月2日の記事で、n-3系油脂についての記事を書きましたが、憶えていらっしゃいますでしょうか?
この記事は、その続編的な記事です。

アトピー性皮膚炎の原因は諸説あるものの、昨今は、食事内容を変えていくことで改善率は高まるというデータが続々報告されているようです。

先にご紹介しているリノレン酸を含むn-3系油脂は、アレルギーを抑制してくれる働きがあることをご存知でしょうか?
逆に、n-6系油脂は、リノール酸が多く含まれていますが、このリノール酸という物質は、体内に入ると、アラキドン酸に変化します。
そしてこのアラキドン酸という物質は、痒みを惹き起すロイトコエリンになって、アトピー性皮膚炎を増悪させるそうです。
なので、n-6系油脂の摂取を徹底して制限することが、アトピー性皮膚炎の改善のひとつめの鍵だそうです。

また、お砂糖は、腸管内の真菌の一種であるカンジダ菌のエサになることをご存知でしょうか?
お砂糖を摂れば摂るほどカンジダ菌を増やし、腸管内を荒らし、腸内環境を悪化させます。
それはつまり、本来吸収されないレベルの大きな分子量の物質(例えばポリペプチド)まで吸収されるようになることを意味します。
この、大きな分子量レベルの物質が、痒みの原因になるとも言われているので、お砂糖も極力使わなようにして、代わりに腸管が綺麗になる(≒カンジダ菌を増やさない)根菜類と海藻類のような、食物繊維の多いモノをよく噛んで摂取することが、アトピー性皮膚炎の改善のふたつめの鍵だそうです。

※いきなりステロイドを止めればいいとかいけないとかは、主治医と相談の上決定されることですが、ちなみにステロイドの依存性から離脱するには、使用していた期間の10分の1の期間が必要になるそうです。
アトピー性皮膚炎の今の治療でどうにもこうにも改善せず、手を拱いているくらいなら、例えば食事療法とか、毎日出来る手近なところから、始められても良いのではないでしょうか?

追記:豆太郎さんからご指摘いただいたのですが、記事本文に「ステロイドを避けるように暗に誘導しているともとられない記述がありますが・・・」「大量に使用されていた方が、もし自己判断で、いきなりストップした場合、反動で恐ろしい副作用が起きることを記述する必要があると思います・・・」とのことですが、もちろん仰る通りです。当ブログでは、ステロイドの使用を禁じたり、自己判断でおやめになることを決して推奨しているわけではありませんので、誤解なさらないでくださいね。
現在治療中の方につきましては、もちろん主治医と相談の上、「毎日のお食事について検討したいことがあり、○○はどうですか?」というように、確認していただきたいと思います。


それから、「砂糖を摂取することはカンジダの原因ではない・・・」というご指摘についてですが、それには異論はありません。
記事本文には、そのように書いたつもりも箇所もないのですが。
また、アトピーの原因はいまだよく分からないこともあるので、断言的な表現は差し控えております。
言葉足らずな点が多々あり、記事削除をした方がいいのかとも考えましたが、折角いただいた有り難いコメントノ数々が消えるのは申し訳なく、このように追記を書いた次第です。(2012年2月17日午前0時35分)

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2012年2月 4日 (土)

食物アレルギーの検査はいつ頃するものなの?(8ヶ月)

<ご相談内容>
我が子は8ヶ月になります。
最近離乳食をはじめました。
私自身が果物を食べると口が痒くなるという症状が出るので、我が子もそうだとかわいそうだなぁと思い、アレルギー検査をしようかと思っています。
親がそうだから子どもも絶対そうだとは思っていないのですがやはり心配なので…
先日、産院でアレルギー検査の事を聞いた所
まだ小さいのに検査なんて可哀想だと言われました。
私もそりゃそうだとは思うのですが、万が一アレルギーがあって、症状が出るのも可哀想で。
一般的にはいくつくらいからするものなのでしょうか。
ちなみにまだまだ我が子はおっぱい大好きなので、離乳食も食べたりたべなかったりです。
私も食べる練習くらいの気持ちでやっています。

<SOLANINの回答>
アレルギー検査ですか?
いつからするものかは、その方の考え方も有りますし、一概には言えないです。
ご両親に幼少時から重篤な食物アレルギーがあるとか、おっぱいしか飲んでいない時期に、重症の皮膚炎になり、ドクターの依頼でお母さんが食物制限をしていらっしゃるというなら、直ぐにでもした方が良いと思いますが、相談者さんのお話しでは、そこまで酷いものではなさそうですね。
やろうと思えば、5ヶ月頃、離乳食開始直前くらいから、パッチテストもプリックテストも血液検査も出来ますよ。
ただ、痛い目に遭わせるのは確かに可哀想ではあります。
また、アレルギーが出てからでは遅いのでは?というお母さんとしてのお気持ちも理解出来ます。
さて、どうしたものか?
少なくとも、お母さんが合わないであろうもの(この場合、果物でしょうか。)は、避けてみてはどうですか?(旦那さんには、昔も今も、食物アレルギーは無いのですね?旦那さんも何らかの食物アレルギーがあるなら、もちろんそれも避けた方がいいかもしれません。)
果物や果物を搾ったジュースは、この時期、何があっても食べさせなきゃならないものではないですし、果物だけ避けるなら、恐らく栄養バランスが崩れる心配も無いでしょう。
主食・野菜・お魚等で、新鮮でアレルギーの出にくい食材を選んで、じっくり加熱して、ボチボチ口に出来たら良いと思いますよ。
確かに、懸念されている通り、アナフィラキシーショックが起きたら怖いですが、過去記事にも書いていますように、離乳食の進め方の基本中の基本である、「初めてのモノは1種類ずつ」「平日のお昼間に少量あげる」ようにすれば、滅多なことはないでしょうし、万一滅多なことが起きても、直ぐに受診できますから、対応が後手に回ることも無いのでは?と思われます。
また、検査をしても、隠れアレルギー的なモノもありますから、検査データが万能というわけではないのですね。
検査データや症状から見て、アレルギーの有無を判断されるのはドクターなので、逆に相談者さんが大丈夫と思っても、ドクターがNGと仰るようであれば、その意見は尊重してくださいね。

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2012年1月 2日 (月)

n-3系油脂って知っていますか?

平均的な日本人の一日あたりの油脂の摂取量は約60gです。
これは、50年前(読者のみなさんのおばあちゃんやひいおばあちゃん世代)のおよそ3倍と言われています。
母乳育児中の油脂の摂取は普段よりも少し控えめにしたほうが良いとは思いますが、全く摂取してはならないというわけではありません。
止めた方がいいのは、動物性脂肪ってヤツです。
一般的には肥満や動脈硬化の大敵としてその名前は知れ渡っていますな。
母乳育児的には、乳汁がドロドロになり易く、乳管を詰まらせる恐れがあるので、極力避けてほしいです。

乳汁の性状そのものではなく、別の視点からみて、摂り過ぎはよくないのが、n-6系油脂です。
n-6系油脂とは何かと申しますと、植物性油脂の一種ですが、多く含まれるものとしては、「大豆油」「コーン油」「ごま油」等で、殆んどの市販されているマヨネーズやマーガリン、そして加工食品に使われる油脂全般がこれに該当します。
これらに含まれるリノール酸を摂り過ぎると、心臓疾患やアレルギー反応を促進することが知られるようになりました。

反対に、n-3系油脂の主なものは、「えごま油」「しそ油」「亜麻仁油」です。
これらに含まれるリノレン酸は、心臓疾患やアレルギーの予防にも有効です。また、魚油に含まれるEPAやDHAは、リノレン酸前段階物質でもあり、ご存知の方も多いでしょうが、脳や網膜の神経機能の維持向上に役立つと言われています。

現代人は、このn-3系油脂の摂取が少ないそうです。
理想としてはn-6系VSn-3系の摂取バランスは4VS1だそうですが、そのバランスが崩れているようなのですね。
アレルギーと言えば、なんとなく食物アレルギーを連想してしまいますが、アトピー性皮膚炎もアレルギーの一種ですよね。
最近では重症アトピーの治療にもn-3系油脂の摂取とn-6系油脂の制限が効果的とする論文がいくつも発表されているようです。

これからはお食事内容だけではなく、油脂のバランスもチェックしていきましょうね。

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2011年11月15日 (火)

複数の食物アレルギーがあります。(7ヶ月)

<ご相談内容>
7ヶ月の赤ちゃんのママです。
離乳食開始前にアレルギー検査をしました。
ショッキングなことに、、蕎麦・米・小麦・卵白・卵黄・オボムコイド・牛乳はNGということが発覚しました。
どの項目も、かなり強い反応が出ているので、離乳食の食材は吟味しながら、慎重に進めましょうとドクターに言われました。
(ちなみに、一歳のお誕生日までは、万一これらの食材を口にすれば生命にかかわることがあるので、無理でしょうと言われました。)
ウチの赤ちゃんは、生れてから現在に至るまで完母です。
離乳食はあまり好きではなく、おっぱいラブです。
でも、現在体重がパーセンタイルグラフを若干割り込みました。
(割り込みは下限から80gくらいです。)
かといって、牛乳アレルギーですから、市販のミルクもNGなわけです。
もしかしたらアレルギー用のミルクなら反応は出ないかもしれませんが、「ここまで完母で問題なかったのに、今更ミルクを補足するのか?」というのが、正直な気持ちです。
こういう場合ってどうしたらいいのでしょうか?

<SOLANINの回答>
ううむ。
困りましたね。
ただ、ご相談内容は複数ですから整理しましょう。
まずは重複した重度の食物アレルギーがあるってことですね。
これについては、アレルギーが起こらない(であろう)食材を使うしかありません。
主食となる炭水化物は、お芋類を使っては如何でしょうか?
たんぱく質は、お魚や脂身の無いお肉だったら大丈夫かもしれませんし。
大豆もOKのようですし。
お野菜からはアレルギー反応が出ていないのであれば、これは色々工夫の余地がありますね。
こんな状況だからこそ、「まだ大丈夫なモノだって有るのだ。」と、前向きに捉えましょう。

体重がパーセンタイルグラフの下限を若干割り込んだのは、心配だと思いますが、今のところ、運動機能の発達や頭囲の伸長は問題ないですか?
恐らく、その辺りは、小児科ドクターがチェックされていると思うので、現時点で特に何か指摘されているのでなければ、様子観察なのだと思います。
今後は定期的に診察を受け、フォローされていかれるのだと拝察します。

それから、アレルギー用のミルクの使用云々は、必ず小児科ドクターの指導のもとに行うことですから、お母さんが先走って購入して、自己判断で哺乳させるのは止めておきましょう。
もしも、どうしてもアレルギー用のミルクの補足が必要だと小児科ドクターから指導され、哺乳せざるを得ない状況になったとしても、哺乳手段として哺乳瓶(ゴムの乳首)を使うのは、今更ながらだとSOLANINも思います。
月齢的にも第一選択はコップかストローが妥当でしょう。

相談者さんの赤ちゃんのような、重複した重度の食物アレルギーがあるのなら、ある意味、おっぱいが命綱です。
お母さんとしては、色々とプレッシャーを感じられると思いますが、なんとか母乳育児の継続を死守してほしいです。

話は少しそれますが、念のため、赤ちゃんが貧血になっていないかどうか、お母さんから小児科ドクターにお願いされ、調べていただいた方がいいかもしれませんね。
そして万一、赤ちゃんが貧血だったら、お薬が処方されますから、それだけは言い聞かせを頑張り、きちんと服用させましょう。

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2011年6月23日 (木)

アトピーのお母さんがおっぱいを飲ませるのは良いことですよ。

アトピー性皮膚炎をはじめとする、アレルギー疾患は赤ちゃんのお父さんやお母さん等、血縁的に近い方が、アトピー性皮膚炎になり易い体質を持っておられると、そうではない場合よりもなり易いと言われています。

でも、だからと言って、妊娠発覚早々に、赤ちゃんのアトピー性皮膚炎発症を覚悟したり、悲観したりする必要はないですよ。
既にご存知の方も多いと思いますが、おっぱいをあげることは、アトピー性皮膚炎のリスクを低下させることが、多くの調査研究で報告されています。
特にアトピー性皮膚炎のお母さんは、生後3~4ヶ月間は赤ちゃんをおっぱいだけで育てることで、発症を防ぐ効果があることも判明しているそうです。

中には義父母さんから「あなたがアトピー性皮膚炎だから、あなたのおっぱいを飲ませると赤ちゃんが余計に(アトピー性皮膚炎に)なり易くなるのでは?粉ミルクをあげた方が発症が防げるのでは?」と、訳の分からない屁理屈で断乳を勧められて困っている方も居られるようですが、このようなアトピー性皮膚炎に対する偏見というか、一種の風評被害的な発言に対しては、「いいえ。違いますから。」ときっぱりと反論してくださいね。

当ブログでは、以前皮膚バリアについての記事をアップしたことがありますが、憶えておられますか?
皮膚の炎症症状を予防するためのスキンケアに繋がることを書いております。
重要なのは清潔と保湿です。
気になる方は読み返してくださいね。

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2011年6月17日 (金)

おっぱい経由で隠れアレルギー発覚!おっぱいが安全弁に!

<ご連絡いただいたこと>
現在1歳半になった我が子は、もりもりべちゃべちゃと良く食べ、お蔭様で現在は11.4kgとかつての小粒ちゃんはどこへやら・・・の発育ぶりです。
ちょこちょことよく歩き、片っ端から悪戯して回る元気なおっぱい星人に成長しています。
ちなみに我が子には食物アレルギーがあります。
アレルゲンは、米と卵なのですが、血液検査の項目にないスズキを私が少量食べておっぱいをあげると、必ずモコモコとに蕁麻疹ができるので、アレルギーに違いありません。
他の魚はサバですら平気なのに、なぜスズキ…?とは思うのですが、少量を母乳経由でこの反応、きっと直接食べたりしたらアナフィラキシーを起こすレベルではないかと思っています。
おっぱいで事前に判明しているから、直接食べさせる危険を冒さずに済む。
おっぱいって、本当に素晴らしいです。
そのおっぱい星人、激戦だった保育園にも奇跡的に入園出来ました。
しかも有り難いことに、食物アレルギーに配慮したメニューにしてくださり、1学年の園児が少人数で保育士さんの目も行き届き、しかも母乳育児推進保育園なのです。
お迎えに行くと、母の顔を見るなりまず服をめくりだす我が子。
お迎えの際におっぱいの気兼ねしなくても良いって、ホント助かります。
これからも、仕事をしながら楽しくおっぱいライフを送ろうと思います。
SOLANINさんも、どうぞご無理なさらぬよう、ご自愛ください。

<SOLANINからのひとこと>
アレルギー判別の検査には、血液検査だけではなく、パッチテストやプリックテスト等がありますが、検査項目に無いもの(今回はスズキ)であっても、お母さんがそれを食べておっぱいをあげると、同じ症状が発現するのであれば、状況証拠的に限りなくクロでしょうね。
ご指摘のように、おっぱい経由で必ずモコモコと蕁麻疹が出るのであれば、直接食べた日にはエライことになっちゃう危険性大ですね。
図らずも、おっぱいで隠れ食物アレルギー発覚という好例だと思われます。
母乳育児中のお母さんで、お子さんに度々蕁麻疹が出て、「もしかして食物アレルギーがあるのでは?」と、気になる時は、まずはお母さんが何を食べたのか?というお食事ノートを付けられると、参考になるかと思います。
何を食べた時、一番出易いのか?ということが見えてきたら、次回小児科(もちろん皮膚科やアレルギー科の場合もあるでしょうね)受診の際、ドクターに相談されるといいと思います。

また、仕事復帰されてもおっぱいを続けて行ける環境、素晴らしいですね。
病産院もそうですが、お子さんが大きくなるにつれ、躍起になって断乳を勧めるトコロがまだまだ多い昨今、有り難いですね。
これからも、お仕事とおっぱいを両立し、どちらも楽しめるといいですね。
タメになる&素敵なお話しを有難うございました。

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2011年5月22日 (日)

ドクターから除去食を勧められたお母さんの心意気。

赤ちゃんに食物アレルギーがあることが発覚すると、アレルギーの程度やドクターの治療方針にもよるのでしょうが、母乳育児中のお母さんであれば、「除去食」を勧められることがあります。
「除去食」を続けることは、精神的な負担が大きいのだと思いますし、事実多くのお母さんはとても忍耐強いので、私はいつも感服しています。

先日お出会いしたお母さんは、お子さんに離乳食を始めようとした矢先、卵と牛乳の食物アレルギーがあるために、ドクターから「除去食」を勧められたそうです。
私が、「それは大変ですねぇ~。」と、水を向けると、意外なことに、
「いや、それがそうでもないんですよ。あまり苦にならないと言うか。自分で色々考えたのですが、上の子の時を含め、ミルクは1回も飲ませたことが無いのです。こんな離乳食が始まるようになってから、ミルク道具揃えて、果たしてミルクをすんなり飲んでくれるかどうかも分からないし、今更ながら毎回調乳・洗浄・消毒することや、外出時に荷物が増えることや、ゴミが増えることを考えたら、私の価値観の中ではそちらの方が、大変そうだなぁ~という結論に達したのです。」
「どっちにせよ、離乳食は作ることになるし、おっぱいだったらいつでもポロっと出したら直ぐに飲ませられるから、そっちの方が私にはラクなのです。」
「除去食も一生食べ続けなければならない訳ではないですから。」
「周囲はアレルギー用のミルクに切り替えたら、赤ちゃんの食物アレルギーが早く治ると思い込んでいるけれど、実際、私が「除去食」を食べてから、少しずつ赤ちゃんのお肌が綺麗になっていくし、やっていることが無駄ではないのだと思えば、頑張れると言うか・・・あまり頑張ってないですけど。(笑)」と、仰いました。

つ、強いっ!
いつお会いしてもニコニコしておられ、おっぱいを楽しんでおられる方だという印象はありましたが、ここまでとはっ!天晴れです。

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2010年12月 8日 (水)

アレルギーっ子は小粒ちゃんが多い?

<ご質問内容>
SOLANINさんは、「アレルギーっ子には小粒ちゃんが多い」かどうかについて、どのような印象をお持ちでしょうか?
現在10ヶ月の我が子は卵・米・一部の魚に対してアレルギーがあり、食事制限が必要です。
生後1ヶ月迄は、生下時から約1.3kgも体重増加がみられましたが、2ヶ月時にはプラス150g(!)とガクッと停滞してしまいました。
頻回授乳を頑張ったところ、一時はパーセンタイルグラフの下限を割り込みながらも、横這いではなく少しずつ右肩上がりとなりました。
いつの頃からか、食べることにも貪欲になり、9ヶ月になりようやくパーセンタイルグラフ内に復帰しました。
もちろん個人差もあるでしょうし、アレルギー持ちだからといって体重管理を疎かにしていいというわけではありませんが、全体的な傾向の印象としてお聞かせ頂ければ幸いです。

<SOLANINの回答>
私はアレルギーの専門家ではないですし、データを取っているわけでもないのですが、複数の食物アレルギーを持つ場合や、IgE等の数値が測定不能に近い赤ちゃんの場合、体重増加が緩やかだなという印象は持っております。

質問者さんの母乳育児に造詣の深い小児アレルギー治療の専門医の仰る通り、「アレルギー持ちのお子さんは、消化機能が優れないため、どうしても一時期体重の伸びが悪いことがあり、小柄であることが多いです。」というのは、大いに肯けます。
と、同時に、食物アレルギーが徐々に克服されてきたら、それも出かなり不調だったかと思われますが、体重増加度も月齢相当以上にギュ~ンと増えることもありますよ。

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