プ●ジ●ン●べ●ーという月刊誌に、フォローアップミルクをお勧めするような論調の記事が掲載されていたと当ブログのコメント欄で教えていただいたので、「どんなことが書いてあるのかな?」と興味が湧き、早速購入してみました。
結論から申し上げますと、フォローアップミルクに関する記事内容について、じっくり何度も読み直しましたが、どう考えてもミルク屋さんへの援護射撃をしているとしか、考えられませんでした。
確かに離乳食が開始する時期以降の赤ちゃんには、鉄が必要なのは分かります。
乳幼児期の鉄欠乏には精神運動機能の発達が遅れる危険性があることも、当ブログでは過去記事に書いておりますし、読者のみなさんも充分に認知されているかと思います。
一般的におっぱい星人の離乳食は少食傾向で尚且つ進みはゆっくり傾向があることは、ご経験されている方も多いとは思います。(もしも「ウチの子はおっぱい星人だけど離乳食はかなりしっかり食べてくれているなぁ。」という印象であれば、それはそれでラッキーだったなぁと思ってくださればよろしいです。)
また、育児用粉ミルクを飲ませておられるお母さんであっても、「ウチの子はミルクっ子なのに、離乳食は少食で・・・」と悩んでおられる方も居られるかと思います。
しかし、いずれにせよ、明らかに鉄欠乏が心配される状態で、精神運動機能に問題が出てきているのでは?という場合、フォローアップミルクを飲ませてどうにかしようとするのではなく、まずは信頼できる小児科を受診され、診察や検査をしていただき、必要な治療をするのが先決でしょう。
そうではなく、あくまで鉄欠乏にならないようにするための転ばぬ先の杖として、フォローアップミルクを与えることを推奨するのであれば・・・どうなのでしょう?
であれば、わざわざおっぱいや育児用粉ミルクから切り替えてまでフォローアップミルクを与えることに、いかほどの効果があるのか?というデータをミルク屋さんから提示されないことには、切り替えの判断の目安としてフェアではないと考えますが、多分・・・それは無いでしょうね。
念のため某ミルク屋さん関連のサイトを確認してきましたが、ある高名な小児科ドクターが、「離乳食がまだ進まないうちに、母乳や育児用粉ミルクに代えてフォローアップミルクをあげるのは間違い。」「母乳の子が(フォローアップミルクを)喜んで飲めば与えてもよいかもしれませんが、一般に母乳育ちの乳児はフォローアップを含めて粉ミルク自体をあまり飲みたがりません。鉄分の補給は赤身の肉・魚・卵黄等を離乳食で摂取しましょう。」と、解説しておられました。
至極真っ当な解説だと感じました。
特に育児用粉ミルクに含有される鉄の量とフォローアップミルクに含有される鉄の量は各社若干の差がありますが、最近販売されている商品の成分表によりますと、各製品を白湯で規定濃度に溶解したと換算して、育児用粉ミルクはおよそ0.8mg/dlであり、フォローアップミルクはおよそ1.0mg/dlでした。
多いことには違いないですが、やはりキャッチコピーから得られるイメージほどの差ではないと感じました。
栄養方法に関わらず、「何が赤ちゃんのためになるのか?」ということを、お母さんは冷静に判断していきましょうね。
<ご連絡いただいたこと>
先日ミ○シ○の方でフォローアップミルクについてのトピックがあったので、「要らない。」とコメントしたら、見事に反論されました(;´Д`A
「あげないと寝てくれないんだもん!」と。
しかも「ココはフォロミについてのトピックだから、反対派は書き込まないで。」とも…(-_-;)
うーん。
さらに強烈だったのは最強母乳外来の某読者さんからも「わたしも読者だけどあげてますが、何か?」というコメントがっ。
「読者ならフォロミが赤ちゃんにはよくない&不要なものと記事で学んでいる筈なので、尚更あげたら駄目でしょ~が!」とツッコミたくなりました。
もう救いようがないです。(涙)
<SOLANINからひとこと>
どうもフォロ―アップミルクに関しては深くて暗い闇があるようです。
他サイトでは性懲りも無く、フォロ―アップミルク礼賛ちっくなスレがバンバン立っています。
ミルク屋さんの陰謀ではないか?というくらい。(汗)
SOLANINとしても、正しい知識を普及させたいのは山々ですが、返り討ちに遭っては大変ですから、無理なさらないでね。
私はミルク育児を否定する気はさらさら無いのですが、個人的に許せないのは、「フォロ―アップミルクは安いから、家計が助かるのよね。」という理由であげておられる場合です。
愛する赤ちゃんのカラダに負担をかけてまで切り詰めなくてはならない家計って、どんな家計なのでしょうか?
貧しくても、そこは切り詰めちゃあいけないですよ。
よくも恥かし気もなく、しゃあしゃあと言えたものです。
それってまるで、やり過ぎた事業仕分けじゃないですか!違いますか?
このほか、「大きくなった赤ちゃんには鉄分とたんぱく質が多く必要だから良いモノに決まっている。
良いモノでなかったら販売している筈が無い。」と頭から決めつけて、フォロ―アップミルクがどんなものなのか検証しようとしないお母さんも世間にはゴマンと居られるってことなのでしょうね。
どうかご自分がキャッチコピーに踊らされていることに気が付いて欲しいです。
これまでご自分のしてきたことを否定されて逆上される心理は分からなくもないですが、そこはお母さんとして一旦冷静になっていただいて、当ブログの過去記事に書いていることが事実かどうか検証してみられる行動力を持っていただきたいですね。
そうすれば黒白ハッキリとカタが付きますからね。
理性的な行動力を持っておられる方は、もちろん他サイトのお母さんにも少なからず居られることを私は知っています。
そういう方はきちんとご自分で検証され、当ブログの読者さんに登録され、熱心に過去記事も読んでおられます。
そして、途中からとはいえ、「何が正しいのか気が付きましたから。」と、きっぱりフォロ―アップミルクを止めて赤ちゃんの健康に配慮しておられます。
「どうせなら、赤ちゃんにはより良いことをしてあげたい!」と願うのは、お母さんとしての本能のようなもので、栄養方法に関わらずだと思いますが、フォロ―アップミルク擁護派のお母さんは、そうはお考えにならないのでしょうか?
その点がとても心配です。
しっかし、当ブログの読者さんの中にもフォロ―アップミルクをあげている方が居られると聞いて、正直言ってビックリしました。
なんでですか?
「最強母乳外来の読者ですが、フォロ―アップミルクをあげてますが、何か?」ってレスはどうみても逆切れですやん?
悲しいですわ。
追記:厚生労働省が2007年に出した『授乳離乳の支援ガイド』のダウンロードは下記からできるようにURLを貼り付けました。
↓ ↓ ↓
http://wwwhourei.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T20110307N0091.pdf#search=' 厚労省、授乳離乳の支援ガイド'
P42の27行目から、「フォローアップミルクは、母乳または育児用ミルクの代替品ではない。必要に応じて(離乳食が順調に進まず、鉄の不足のリスクが高い場合など)使用するのであれば、9か月以降とする。」と、記載されていますが、それがフォローアップミルク推奨派の方には、「9か月になれば、わざわざ切り替えてでも飲ませるべきもの」という風に解釈されるということなのでしょうか…
WHOでも、1975年には、「フォローアップミルクは乳児の食物の液状部分として使用する食品」と定義しています。フォローアップミルクは食品であり、育児用粉ミルクではないのです。
WHOの定義(つまり世界標準)が36年を経た現在の我が国で未だに周知徹底していないということは、ある意味とても嘆かわしいことであり、同時にミルク屋さんの営業がいかに凄まじいかということを物語っているかということなのでしょうね。
(2011年4月2日)
あれは1988年頃だったかと思います。
それまではフォローアップミルクを与え始める時期(育児用粉ミルクからの切り替え時?)は9か月からとされていました。(これは今でもミルク屋さんのキャッチコピーだから、大抵の方は知っていますよね?)
あ、誤解無きよう申し添えますが、フォロミは不要ですからね。
この記事では故事として申し上げているわけです。
ところが、S○Aが、いきなり6か月から飲めるフォローアップミルクというのを販売し始めたのです。
それに引きずられて、M永、Y印が、早期化の波に乗り遅れまいとして、次々に6か月から飲めるフォローアップミルクを販売し始めたのです。
ただ、さすがにミルク屋さん主導のこのブーム(?)は、「フォローアップミルクは母乳や育児用粉ミルクの代替え商品ではない。」「そもそも離乳が順調であれば必要性のないものである。」「6か月からではかえって栄養バランスが悪くなる恐れがある。例えば育児用粉ミルクに含まれる銅や亜鉛といった微量元素が全く含まれていないし、たんぱく質は多過ぎて、離乳食がまだまだの6か月頃に切り替えるのはあまりに早過ぎではないか。」という意見が小児科ドクターや赤ちゃんのお母さんたちから多く噴出したそうです。
1995年には、それ以前よりも乳児のたんぱく質所要量が減量されたため、フォローアップミルクを6か月から切り替えて乳児のたんぱく質摂取量をシャカリキになって増やそうという風潮も収まり、離乳食3回食開始となる(←恐らくこれは最短としてでしょうね。)9か月頃から使用するもの的な取り決めが世間のスタンダードみたいになって、現在に至ります。
しかし、1990年に日本小児栄養消化器病学会は、「フォローアップミルクには乳児期の栄養法としての必要性は認めない。」と宣言しています。
くれぐれも記事の読み飛ばしや早とちりして、「ええっ!フォロミって飲ませるべきなのか?」などと間違えないようにしてくださいね。
余談ですが、とある育児相談の場で「完ミですが、離乳食が進まなくて、困っています。」という赤ちゃんのお母さんからのご相談があり、よ~く聞いてみたら、フォローアップミルクのガブ飲みが原因だったという事例もあるそうです。
『最強母乳外来』の読者さんで、暫く前にかかりつけの小児科ドクターから「フォローアップミルクは飲ませてあげてね。アタマの良い子になるから。」とアドバイスされたお母さんが居られました。
普段掛かりつけでお世話になり、診断にも治療にも全幅の信頼を寄せておられるようで、それだけにこの発言には困惑されました。
「ホントでしょうか?」とプチメで聞いてこられたくらいです。(汗)
以前にも記事の一節で述べましたが、現代の医学部・看護学部で母乳育児について、真っ当な講義がある大学はほぼ皆無です。
元々そういうカリキュラムがないですから。
私が知っている小児科のドクター(つまりBFHかBFHを目指している病院勤務)の方たちで大学は違えど、共通して仰ることは「小児科では病気のことは学んだけど、母乳育児に関することはほぼ皆無で、自分が持つ母乳育児の知識の95%以上は卒業後各種セミナーや文献や勤務先で学び、身に付けたことです。」ということ。
フォロミはあくまで離乳食における液状部分であり、育児用粉ミルクとは別物です。(つまり、育児用粉ミルクの代替え品に相当するものではありません。)
乳幼児の精神運動発達には鉄分は重要な役目を果たしますが、フツーに離乳食が摂取出来ていれば、鉄分が不足することはまず無く、また、おっぱいには吸収率の良い鉄分が含まれますから、おっぱいを止めたり減らしたりしてあげるものではないと申しておりますが、憶えておられませんかな?
こんなことを言うのもナンですが、病気の診断や治療のスキルが素晴らしければ素晴らしいほど、お母さんたちは小児科ドクターを万能化&神格化されがちです。
しかし、診断や治療のスキルと母乳育児に正しい知識を持っておられるかどうかは全く別の問題なのですね。
そもそもジャンルが違うから、イコールで結びつくものではないのですね。
第一、お薬でもないモノに効果効能をうたうことは、薬事法に抵触することなので、してはいけない筈ですね。
フォロミのCMのキャッチコピーでも「アタマが良くなる。」なんて、言わない(言えない)と思いますよ。
ウ●メ●ズパ●クの7か月から11カ月ルームというものがあるそうですが、そこでトピック立ててコミュニケーションを取るのだそうです。
読者さんからプチメをいただきました。
トピ主さんは恐らく『最強母乳外来』の読者さんで、ルームのみなさんに正しい知識を身につけてもらえるように尽力されていたのですが、トピ主さんが責められる展開になったそうです。
「フォロミは不要だからあげないでね。」と仰ったのだと思われますが、ルームのみなさんは「フォロミはNGだなんてショック!」というような論調であたかもルームのみなさんがトピ主さんから被害を受けたり暴言を吐かれたかのような物言いだったそうです。
理不尽ですね。
言葉を尽くして説明しても理解してくれない方はどうしようもないですな。
子育てするならもっと意識の高いお母さんになってほしいです。
フォロミがNGだと指摘され、逆上されたのでしょうがそれでは昔の誤った育児方法を娘さんやお嫁さんに指摘され、腹立ててるおばあちゃんと同レベルではないでしょうか?
可愛いお子さんのためになることを選択するのがお母さんになった方の使命ですよね。
アタマ冷やして考えたら、その方たちも自分が何をなすべきか分かると思いますが。
ミルク屋さんが製造中止してくれたら、問題は解決するのでしょう。
でも、それは難しいでしょうね。
フォロミを食品の一種という正しいジャンル分けすらせず、製造中止もしないからこの20年間連綿と燻ぶり続けている問題なのですから。
そうそう、「ダメなら何で売ってるんだ?」というコメントもあったそうです。
そんなの決まってるぢゃないですか!
だってもっともらしいキャッチコピー付けるだけで、製造コストが安いのに、それなりの値段であっても、そのトンでもトークに惑わされて沢山売れるし儲かるからです。
まぁ、そう言ってしまうのは身も蓋もないですが。
残念なことに大半の赤ちゃんのお母さん方の間では、栄養方法を問わず「9か月になったらフォローアップミルクに切り替えるもの。」とまだ信じられているようです。
しかし、『最強母乳外来』の読者さんは「それは違うよ。」ということを既にご存知かと思います。
この記事は余談と言うか昔話なんですが、何故フォローアップミルクというものが発生したのかということを知っていただくことで、赤ちゃんには不要であることを再認識し、ブレないでほしいという願いのもとに書いております。
そもそもの起源は1970年代にヨーロッパで生後6カ月前後の早い時期から赤ちゃんに牛乳を与えるという慣習のせいで、赤ちゃんの鉄欠乏が大きな問題になっていたのです。
鉄欠乏予防のために離乳期の赤ちゃんに与える液状食品としてフォローアップミルクは開発されたのですね。
その当時は日本国内でもミルク育児が持て囃され、乳児健診の問診では「どこのメーカーの育児用粉ミルクを飲ませているか?」と小児科のドクターや保健師さんから尋ねられたものです。(←これは当時を知る方の証言です。)
それと同時に、離乳準備食に代表される早期離乳が推奨されていました。
鉄欠乏発生への予防対策としては母乳を推進することや離乳食の工夫で改善できることなのに、敢えてそれには触れられませんでした。
繰り返しますが、フォローアップミルクはあくまで鉄欠乏予防のため開発された離乳期の液状食品(大まかに言えば汁物)に過ぎません。
決して育児用粉ミルクの代替品ではないのに、日本国内ではリーズナブルな価格をウリにして何故か「離乳期の赤ちゃんのためのFeを強化したミルク」として販売されたというのが経緯なんですね。
フォローアップミルクと育児用粉ミルクは、見た目は似ているのに、何故フォローアップミルクの方がリーズナブルな価格なのか分かりますか?
それは育児用粉ミルクよりも製造方法が簡便で済むためです。
例えば亜鉛や銅などの微量元素はフォローアップミルクには含まれておりません。
それに対し、脂肪は育児用粉ミルク同様、植物性に置換されていますが、たんぱく質やNa・K・Caなどの組成は、ほぼ牛乳に近い状態です。
確かにFeはたくさん含まれています。
但し、母乳のFeとは異なりフォローアップミルクのFeは吸収率が悪いので、それを高めるためにビタミンCも添加されています。
過去記事にもありますように、アメリカ小児科学会でも、日本小児栄養消化器病科学会でも、もちろん『授乳・離乳の支援ガイド』(By厚生労働省作成)でも、乳児期の栄養法ついての必要性は認めないといった主旨の宣言をしたり、コメントすらしていないという扱いのものです。
完ミや混合栄養の赤ちゃんであっても、わざわざ切り替える必要性は全くありません。
それどころか、Fe臭を嫌って頑として飲まない赤ちゃんや、飲むには飲むが下痢が止まらなくなる赤ちゃんもおられます。
赤ちゃんの内臓機能はまだまだ未熟なので、消化吸収するにも負担が大きいのですね。
価格はリーズナブルでも赤ちゃんのカラダには如何なものか?というものですから、あげないでくださいね。
「おっぱいは段々に栄養が無くなるから、すっぱり止めてフォローアップミルク(以下フォロミ)を飲ませるようにという指導をされる医療者が未だにちらほら居られ、私はとても困っています。
お母さん方も「育児用粉ミルクよりもお値段が安いから。」 「牛乳はまだ飲めないから。」と、切り替えようとする方がおられるようですが・・・ちょっと待ってください!
おっぱいの栄養価は9カ月どころか1歳を過ぎてもほとんど変化しません。
若干(ほんとに若干です)たんぱく質が低下してくるということも言われはしますが、本来月齢が進めばそれなりに離乳食が進みますし、おっぱいはやがて卒乳していくものですね。
栄養のメインとしておっぱいはお食事にとって代わっていくものです。
おっぱいを断乳してフォロミをあげたら良く育つ・・・というものではありません。
過去記事にも書いていますが、タンパク質と塩分がかなり多く消化吸収するのに赤ちゃんのカラダに負担がかかります。
わざわざおっぱいを断乳して、フォロミをたくさん飲ませて離乳食は進まず・・・はおかしいですね?
『授乳・離乳の支援ガイド』にも、”母乳または育児用粉ミルク”という表記はありますが、”フォロミ”という単語は全く出てきませんよ。
そもそも、FAO/WHOが1988年に出した国際規格では「離乳期の乳児の食物の液状部分として使用するための食品」と定義されています。
(ちなみに育児用粉ミルクは「母乳代替品」と定義されています。)
決してフォロミ=育児用粉ミルクの一種というわけではないのです。
但し、日本国内では、粉ミルクの一種として認可されたという歴史があり、うやむやのうちに、使用されているのが現状です。
なので、お母さんも母乳育児に理解のない医療者も混乱しちゃうんですね。
混合栄養・完ミの赤ちゃんであっても、本来、切り替えるモノではないことを理解してください。
のっけから、乳業メーカーさんに物言いを付けさせていただきます。
アメバタから飛んできてくれた皆さんは『あぁ、あれね。』とお察しされたかと存じますが、正にあれです。
フォローアップミルク(長いので以下Fと表記します。)を乳児期の子供に与える必要は全くありません。
『ウソでしょ?9ヶ月からって書いてあるし・・・』と思った貴女。
1990年に日本小児栄養消化器病科学会が宣言を出しています。
アメリカでも1989年に小児科学会栄養委員会が同じ内容の声明を発表しています。
Fの栄養成分表を見た事がありますか?
おっぱいや育児用粉ミルクよりも、ミネラルやたんぱく質はとても多く含まれています。
『それって、栄養があるってことじゃん!SOLANIN呆けたんじゃないの?』なぁんて言わないでね。
ぱっと見は栄養価が高くスグレモノっぽい。
ほとんど牛乳に等しいレベルです。
でもそれは赤ちゃんの消化・吸収・分解には長時間を要します。
それは内臓への負担が大きいってことです。
はっきり言いましょう。必要ナシでなく、赤ちゃんのカラダに良くありません。
ミルクと名づけられていますが、Fは食品なのです。
1995年に発表された”改定離乳の基本 ”も一昨年発表された、”授乳・離乳の支援ガイド”にもフォローのフォの字すら、書いてないんですよ。
おっぱいだけでなく、混合、ミルク専門の方を問わず、不要です。
切り替える必要はナシです。
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