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★集団健診の実態

2013年1月 1日 (火)

★集団健診の実態

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★4ヶ月健診で、ミルク足したら?と言われたんです。でも・・・
★保健センターでの赤ちゃん健診ってどうなってるの?
★集団健診事件簿ファイル1
★相談したいのにたらい回し!
★自治体での4ヶ月健診~お母さんからのお手紙
★自治体での4ヶ月健診~トンでもスタッフに遭遇したら?~
★小粒ちゃんは母乳不足か?(生後4ヶ月半)
★集団健診に従事される母乳育児支援派の看護師さんのジレンマ。
★太りすぎはおっぱいのせいですか?(4ヶ月)

2012年6月 2日 (土)

太り過ぎはおっぱいのせいですか?(4ヶ月)

<ご相談内容>
集団健診で保健師さんに何気に、「おっぱいの回数は1日に7~8く回くらいで夜間は添い乳をしているので、寝かしつけに悩むことがんないし体力的に助かります。」と話をしたら、「母乳を飲ませ過ぎですよ。そんなことしているからパーセンタイルグラフの上限超えになってしまったじゃないですか!添い乳は止められない子が多いから、夜中も座って飲ませた方が良いですよ。母乳はカロリーが高いんですよ。離乳食は早めに開始しないと太り過ぎになってしまいますよ。」と言われてショックを受けました。
生まれてからずっと完母でよく育っているし、乳腺炎にもならず、私も特に育児不安を感じず今日まで来たのに・・・(涙)

<SOLANINの回答>
集団健診では小粒ちゃんがバッシングを受けることが多いのですが、大粒ちゃんなのにこの言われ様ですか。
思わず口をあんぐり開けてしまいました。

それは違うのではないでしょうか?ということのオンパレードですな。
▼1日の授乳回数が7~8回/日なのに、飲ませ過ぎという指摘。(←だったら完ミの赤ちゃんみたいに5回位/日に減らせとでも?)
▼夜中も座って飲ませた方が良い。(←添い乳が出来る母子に敢えて勧めることではないのでは?)
▼母乳はカロリーが高い。(←百歩譲って、もしかしたらお母さんの食べたモノによっては高いこともあるかもしれないけれど、これまで乳腺炎にならずに済んだということはそうとは考え難い。粉ミルクの改良項目の一つは、いかにカロリー控えめの母乳に近づけるか?ということでもあった筈です。)
▼離乳食は早めに開始しないと太り過ぎになる。(←カロリーベースで考えれば、一般的に乳よりも固形食の方がカロリー高いです。確かにおっぱい星人は離乳食の進みがゆっくりで少食の場合が多いのですが、先月下旬の記事の赤ちゃんのように万一食べる方にハマってしまったら、体重増加のペースは月齢相当以上になるのは、目に見えていますよね?)

更に許せないのは、ご出産されてから特に育児不安が無く、順風満帆に過ごしてきた方を不安にして、泣かせるような保健指導をすることです。
もしかしたら小粒ちゃんには優しい方なのかもしれませんが、反動で大粒ちゃんを目の敵にする方なのかな?
そうでなければ(そんな筈は無いと思いますが)その保健師さんは、厚労省が2007年3月(今から5年2ヶ月も前!)に出した「授乳・離乳の支援ガイド」が頭に入っていなかったのかもしれません。(憤)

その場にSOLANINは居なかったのでこういう言い方はすべきではないのでしょうが、担当者の当たりが悪かったのかもしれません。(汗)
明らかに理不尽なことを指導されたわけですから、それを引きずるのは精神衛生上悪いです。
赤ちゃんのためにも、もうあの日のことは忘れた方が得策です。
それから次回の集団健診の際は、「その保健師さんの列に並ばない(≒その保健師さんの問診を拒否する)・モビルスーツを装着する」という自衛策を取った方が良さそうです。

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2011年3月31日 (木)

集団健診に従事される母乳育児支援派の看護師さんのジレンマ。

<ご相談内容>
私は、看護師として役所で行われる一歳六ヶ月健診の計測を、たまに手伝わせてもらってます。
その中で、栄養士さんや保健師さんが断乳を勧めている指導を聞くと、モヤモヤしてしまいます。
相談する場が少ないお母さん方は、集団健診の機会に熱心に質問され、指導を鵜呑みにしていると感じます。
医師や歯科医師プラス、母乳に詳しい助産師さんが集団健診に参加してくれたらなぁと思います…
私は何も知らず一人目を断乳してしまったので後悔してます。
お子さんにもお母さんにも心の栄養は必要だと思います。
母乳育児を応援したいと思う私に、何かできることはないんでしょうか?
指導内容をスルーしましょうとも言えず…どうにか、改善したいと思ってしまいます。集団健診に対する考えを聞きたいです。

<SOLANINの回答>
実は私、集団健診に携わられる母乳育児支援派の看護師さんのお気もちを伺うのは初めてです。
こういう看護師さんが1人でも居られることを知るだけでも、全国の母乳育児中のお母さんは勇気を貰えます。
相談者さんのお住まいの近くにはBFHはありますか?
もしもBFHがあれば、BFHに連絡してさえしてくだされば、BFHの方から地域の保健センターにバンバン働きかけが出来ると思いますが、行政区が異なったり、BFHが無いと厳しいかもしれません。

仮に県内にBFHが無いとしたらどうしたらいいのか…ですね?
ううむ。
まずは勉強会を開催しては如何でしょうか?
集団健診を有意義なモノ(来て良かった、診ていただいて良かった、相談に乗ってもらえて良かった)に改善していくには?ということで、お母さんへアンケート(知りたいこと)を調査してみます。
そして、今行っている指導が果たして適正なのか?ということを、日本母乳の会の冊子(高いのでも840円位)を入手されて「参考文献」にさせてもらい検証していきます。
時々日本母乳の会のことを怪しい団体と勘違いしている方が居られるので、WHO/ユニセフに代わってBFH認定を審査したり、健やか親子21の幹事団体のひとつであること(行政を動かすのはここがツボです。多分。)『授乳・離乳の支援ガイド』作成に大変尽力された団体であることをアピールして、冊子の記述がただしいことを後押しします。(万一、保健師さんや栄養士さんが不勉強で『授乳・離乳の支援ガイド』の存在自体を知らないというイタイ状態であれば、厚労省のHPからダウンロードさせてもらうこと!)
お金が掛かりますが、日本母乳の会に入会すれば、勉強会や講演会に講師派遣等の相談にも乗ってくれます。

もしくは、問診前に、「おっぱいのことは、助産師に聞いた方がいいよ。」と、さりげなく誘導するとか。
集団健診とは別に、地域の助産師を保健センターに呼んで、おっぱい講座を開設するのも良いかな?(医療者向け・お母さん向けどちらも!)

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2010年7月24日 (土)

小粒ちゃんは母乳不足か?(生後4ヶ月半)

<ご相談内容>
生後4ヶ月の娘がいます。
今日、生後137日目で4ヶ月検診でした。

体重の増加が緩やかすぎるので、診察の先生から怒られました。
「母乳が出てないんだ!今すぐミルクにしなさい!2ヶ月後に再検診です」と。

出産してから今まで母乳だけで育ててきましたし、できることなら母乳育児をしたいと思ってました。
検診後は人目もありましたが涙が止まらず、悲しいのと娘に申し訳ない気持ちでいっぱいで、今まで楽しかったはずの授乳が苦しいです。


出生時
*体重2892g*身長48.5cm*胸囲32.0cm*頭囲36.0cm
1ヶ月検診(1ヶ月2日目)
*体重3726g*身長52.0cm*胸囲35.2cm*頭囲37.8cm
カウプ指数13.8
 

4ヶ月検診(4ヶ月17日目)
*体重5450g*身長62.2cm*胸囲37.4cm*頭囲42.3cm
カウプ指数14.08


首はまだ据わっていなく、据わりかけてます。
寝返りは下の手がもう少しで抜けそうな感じで、起きてるときは常に手足をバタバタ動かして遊んでます。
日中はゴキゲンでほとんど寝なく、夜はまとまって寝ます。
授乳回数は7~10回で、オシッコは8~11回、うんちは1~4回です。
胸が張るような感覚はありません。
授乳後はあまりグズらず、毎回寝ながら飲んでいる感じです。

母乳育児を諦め、やはり混合にしたほうがいいのでしょうか?

<SOLANINの回答>
それにしてもコテンパンなことを言ってくれますね~集団健診の小児科のドクター!
体重増加が緩やかな赤ちゃんの理由として「母乳不足だから。」と言って簡単に決めつける理由は、それが一番ラクだからなんだよね。
ミルクの補足をすりゃあ、そりゃあ、お嬢ちゃんの体重も増えるでしょうょ。
そんなこと、小学生でも分かる理屈で、当たり前ですやん?
そしてその指導(?)には一番大事な視点が欠けているんですが、それが何だか分かりますか?
赤ちゃんの体重が増えない=母乳不足とは限らないんだよね。
コレ言っちゃあ、身も蓋もないんだけど・・・言っちゃうか!
あのね、小児科のドクターは普通、母乳育児に理解のある方であっても、小児科診察室でお母さんのおっぱいの状態の診察はしないから。(汗)・・・でしょ?
そういう発想を紋切り型というか、ステレオタイプの発想というのよね。
あ、もちろん念のため、相談者さんのブログも拝読させていただきましたょ。
私の過去記事「★体重増加のヒント」「★体重増加不良と病気」「★授乳回数と間隔」「★赤ちゃんの個性」「★赤ちゃんのカラダと発達」にも、参考になることが書いてあるから是非読んでね。
1回にたくさん飲めない子、満腹中枢が形成して来たら遊びの方が楽しくなっちゃう子、色々な赤ちゃんが居られます。
その中で傾向と対策を考え、出来るだけのことをしたらいいんですよ。
お嬢ちゃんの体重をおっぱいだけで増やす方法はいくらでもありますよ。
SOLANINとしては、ありとあらゆる努力をしても、どうにもこうにもならなくて、どんどんパーセンタイルを割るとか、減っていくとかだったら、そりゃあミルクの補足、必要だと思いますょ。
でも、まだ何もアクションしてないぢゃないですか!
しっかりしてくださいょ。
体重は少なめでも、良いトコロもありますよ。
頭囲が順調に大きくなってますね。
頭囲のレベルは真ん中くらいですよね。
それは一番大事なところは発達しているってこと。
身長も真ん中より若干小さいけど、標準の範囲ですね。
ホントに足りなかったら、何も伸びて来ないと思うけど・・・どう?

それよりSOLANINが気になるのが頸の据わり。
仰向けで寝かせてばかりではありませんか?
起きてる時は腹這いにして遊んであげてね。
うつぶせ寝が突然死との関連性を指摘されてから、赤ちゃんを腹這いで遊ばせるお母さんが激減し、結果据わるはずの頸がなかなか据わらない赤ちゃんが増えてきているし、全体を通して赤ちゃんの頸の据わりが20年くらい前よりも半月~1か月は遅れていることは、長年集団健診に携わる年配の小児科ドクターや保健師さんがいつも指摘されていることです。
遊びの中で筋肉を鍛えてあげましょう。
そういう働きかけをすることで、赤ちゃんの発達って変わって来るんですよ。

誤解のないよう申し添えますが、私は何も集団健診の小児科ドクターや保健師さんを全否定するわけではありません。
正しいことも為になることも色々指導してくださっています。
但し、接遇面で大いに問題のある方(主に小児科ドクター)が出現する頻度が高く、母乳育児に関する指導面では疑問符だらけであると言いたいわけです。
集団健診に行くなと申し上げているわけではありません。

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2010年3月14日 (日)

自治体での4か月健診~トンでもスタッフに遭遇したら?~

4か月健診の記事、反響が大きかったのはみなさんもご存知の通りです。
沢山のご意見をいただき、私も色々考えるところがありました。
自分の育児経験を振り返っても、集団健診の日ほど気の重い日はありませんでした。
コテンパンに凹まされた経験がある私にとって集団健診はミケロバ(三毛猫とロバかい!By言霊工房さん)程度では済まず、やはり虎馬になってしまいました。

 

「そんな集団健診に行くことに意味があるのか?」「時間の無駄ではないか?」という疑問を抱く読者さんも居られるかと思います。

 

確かに現行の集団健診には問題点がわんさかあって、突っ込みどころも満載です。
「集団健診のスタッフとして不適格ではないか?」という方も残念ながらひとつの保健所・保健センターにはひとり以上居られるのが現実かと推定されます。

 

あちら側の主たる大きな目的は「成長発達の異常の早期発見」と「虐待の予防と早期発見」であろうことは判明しています。
(もちろん、それに伴う保健指導があるというのは言うまでもないですが。)

 

では、この、集団健診というモノは煮ても焼いても喰えないモノなのか?
私はそうではないと思います。
もちろん、現状では税金の無駄使いかもしれないことがあるのは否定出来ません。
だからこそ、受けて有意義な集団健診に改善していくために、お母さんの方から行政の一端を査察する意識で集団健診を受けてやってほしいのです。

 

例えば、離乳食の説明について、こんな体験談が寄せられました。

私も集団健診を受けてきて、なんだかな~という印象を受けました。
まだ授乳時間が2時間しかなくて、直前に授乳したものの3時間弱かかってしまって、最後の離乳食の説明の頃なんてぐずっちゃって聞けたものではありませんでした。
うちの子だけじゃなくて、泣いてしまうお子さんの多いこと。
連鎖反応で泣いちゃうのもあると思うのですが。その時期の赤ちゃんの特徴は分かっているはずなのに、一度に済ませてしまおうという行政側の都合で、というのはお粗末だなぁと思いました。

 

「私もそうだったなぁ~。」と、昔を思い出しました。
画面の前でうんうんと、肯いている方、多いと思います。
私の知人は完母でしたが、赤ちゃんの体重増加度が少なかったから、それだけでネグレクト疑いをかけられました。
大変失礼で酷い話です。
その頃の彼女は母乳育児の基礎知識がなかったばかりに、ミルク屋さんの走狗のようなスタッフから頑張ってきた母乳育児を否定され、言われるがままで反論が出来ず、悔し涙を流しました。

 

でも少なくとも『最強母乳外来』の読者さんは、そうでない方よりも母乳育児の基礎知識も有るし、その他の育児知識も有る筈です。
そんなことを考えていたら、或る方からタイムリーなご意見をいただきました。

 

集団健診をモニタリングしにいく感覚で行って、「なにかおかしい!」と思ったら行政に事細かに報告し、改善してもらうようにしていってはどうでしょうか?
話をし医師・保健師・栄養士等の名前や言われたことなどをメモにとり、コメントにもあったように、電話や書面で報告するのです。
書面に書くときも感情的ではなく、医療的におかしいことを指摘できるようにきちんと裏をとって、書いたほうが良いですね。
「おっぱいは5分以上吸わせても出ない。」とか「おっぱいの栄養分が薄いから、赤ちゃんが育たない。」とかは、事実誤認も甚だしいですね。
きっと今まで何も言われなかったから、医師をはじめ集団健診に携わるスタッフは気がつかないんでしょうね。
ですからこれ以上嫌な思いをお母さん達がしなくても済むように、SOLANIN(さん)から教えてもらったこの知識を使って、私たちが出来ることをしていけたらと思うのです。

 

もちろん、あまり身構えて集団健診に臨むのは如何なものかと思いますが、その昔、ホントに“か弱き母親代表”だった者からの忠告ですが、「モビルスーツ」は装着した上で、集団健診会場に赴かれた方が無難かと思います。
万一のコテンパン攻撃にさらされても、気を確かにして、帰宅できるようにするために。(自信のある方は肩から「はおる」くらいでいいと思いますが。)

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2010年3月10日 (水)

自治体での4か月健診~お母さんからのお手紙~

先日の~許せない対応!~の記事の反響はすごかったです。
読者のみなさんも思うところがあったのでしょう。(私も大いにありました。)
その後、この記事を書くきっかけになったお母さんから丁寧なメッセージをいただきました。

『最強母乳外来』の宣伝っぽいかな?という箇所もあり、こっ恥ずかしいのですが、ご本人の意向もあり、許可を得てメッセージの全文掲載をさせていただきます。

SOLANIN様

健診の出来事を早速記事にしていただき、ありがとうございました。
身に余るほどのお褒めの言葉をいただいて、恐縮するやらありがたいやらです。

皆さんのコメントも拝読しました。他にもつらい目にあったお母さん方がいたことや、反響の大きさに、SOLANINさんに掲載をお願いしてよかったと思っています。

私がこのドクターの発言をスルーできたのは、成熟しているのでもなんでもなく、一番はSOLANINさんから正しい情報を入手できていたからだと思います。また、すぐにSOLANINさんにメッセージをお送りさせてもらいすぐにご回答いただけたので、より平静でいられたのだと思います。

SOLANINさんのコメントにありましたが、確かに同席の保健師さんはドクターの発言をスルーしていました。注意できないヒエラルヒーがあるのかもしれませんが、腐ってますね(苦笑)

先のメールでは書きもれたことがあります。同じドクターに問診された友人は、お子さんの鵞口創の治癒具合を診てと問診票に書いたのに無視されたとのことでした。

あとから聞いたのですが、私が在住している市は行政医師が不足しており、眼科だろうと耳鼻科だろうと集団検診を行っているとか何とか・・・。
このドクター(ちなみに初老の女性だったんです!)は小児科専門ではないのかもしれないですね。とはいえども、専門に関係なくこのドクターは「トンデモ」なんだと思います。

医療の現場で競争原理が働きすぎるのもよくないですが、行政医師による集団検診はもっとも競争原理から遠ざかっている場なので、こんなトンデモの存在が許されてしまうのかもしれませんね。

勿論真っ当な行政医師の先生もいらっしゃるでしょう。しかし、こういったケースもあるから、私としても集団検診では最悪のケースを想定していたほうがいいよとお母さん方に警鐘を鳴らしていきたいと思います。

明日、市に苦情の電話を入れる予定です。どのような回答がくるか楽しみでもあります(ニヤリ)

さて、ご懸念いただいていた私の母乳の出ですが、おかげさまでストレスフリーで全く問題ありません!子どもも機嫌よく飲んでくれています。
(ご心配くださったSOLANINさんのブログの読者の皆様、お褒めくださった皆様、本当にありがとうございます、おかげさまで今日も順調です!)

それでは、今後もSOLANINさんのブログ心待ちにしています。また何かあったらお頼りさせてもらうかもしれませんが、なるべく独りでもがんばっていけるようにしたいと思います。そのためにはSOLANINさんのブログを拝読するのが一番ですね~。

お忙しいことと存じますので、お体などどうぞご自愛ください。本当にありがとうございました。

このお母さんのお話を聞けば聞くほど、お母さんと赤ちゃんへの対応だから何を言っても許されるような、どんな酷い対応をしても不問に付されるような淀んだ空気を感じます。(プンプン)
集団健診の受け手であるお母さんから抗議を受けたら、担当者さんはどんなリアクションするのかな?
集団健診は日本中のどこでもするものだから、きっと毎日あちらこちらでこんなやり取りが繰り広げられているのかもしれません。
集団健診に出かける前は、トンでもな大当たり(?)に遭遇しても慌てないために、ココロの準備はしておいた方が良いように思います。
何ともなかったらそれが一番いいのですが、その時にならなきゃ、分かりませんからね。

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2009年8月25日 (火)

相談したいのにたらい回し!

恐らく赤ちゃんのお母さんにとって初めての集団健診は4ヶ月健診あたりになるかと思います。
保健センターから問診表が送付されて、当日までに記入を済ませ持参します。
「頸が据わっているか」「あやすとよく笑うか」あたりが医療者側から見た赤ちゃんの重要チェック項目です。
一人目の赤ちゃんのお母さんにとっては何から何まで初めてだから、質問事項なども予めノートなどに書いて持参される方も少なくありません。

なのに・・・問診表チェックの保健師さんに尋ねると「あぁ、それは隣のお部屋の小児科のドクターに聞いてね。」なぁんて受け流されがちです。
「へぇ~。そうなのか。」と思って小児科のドクターにタイミングを見計らいつつ質問すると、「あぁ、そういうことは病院に行って小児科のドクターに聞いてください。」と言われてしまいます。
「えっ、貴方も小児科のドクターなんでしょう?何で質問に答えてくれないの?質問の内容が理解してもらえるようにまとめてきたのに。ぢゃあ、何のために私は今日ここに赤ちゃんを連れてきたの?」と思ったことのあるお母さん、多いと思います。
大勢のお母さんから同じようなことを質問されてるのでしょうが、もうちょっと親身になって対応して貰えませんでしょうか?

赤ちゃんの健診って楽しみでもあるけど、お母さんにしてみたら不安で一杯なんですね。
まして初対面の小児科のドクターに質問するって勇気が要りますもんね。
なのに・・・相談したいのにたらい回しで結局ギモン解決せずだなんて。
何のためにわざわざ集団健診に来たんだろうか?
公費負担の健診って所詮そんなものなんでしょうか?

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2009年7月 2日 (木)

集団健診事件簿ファイル1

今を去ることウン十年前?、私も長男の集団健診に行きました。
昔はパーセンタイルグラフの規準が厳しくて、今なら上限が97パーセンタイル、下限が3パーセンタイルですが、それぞれ90パーセンタイルと10パーセンタイルだったのです。
なので、体重増加不良もしくは肥満予備軍の烙印を押された赤ちゃんは、ゴマンとおられました。
(つまり、今ならグラフに納まらない赤ちゃんは全体の6%(上3%、下3%)ですが、昔は全体の20%(上10%、下10%)というものだったからです。)
ウチの長男ですか?
生後6ヶ月からしばらくはモロに『規格外』でした。(笑)
例えば集荷場に集められた果物で、大き過ぎたり小さ過ぎたりすると、不揃いということで、弾かれてしまうことがありますよね。
まさに、「貴女の赤ちゃんは小さくて出荷出来ないレベルです。」みたいなことを言われました。
ガ~ン。
どうも担当保健師さんは言動からすると、標準体重以上でないと異常扱いする方のようにお見受けしました。
ウチの長男みたいにグラフから外れて『規格外』な赤ちゃんなんかは、想定外というか、存在しちゃいけないような感じでお話されました。
因みにウチの長男は2752gで出生しました。日齢27で4240g日齢63で5900g日齢124で6800g日齢175で7050g日齢209で7150gと、最初はバンバン増えていましたが、途中から殆んど増えず停滞しました。
母乳全然足りないから、ミルク足せと言われ続けました。
その後離乳食を少しずつ食べるようになり、どうにかグラフ内になりました。
あの頃は私も若かったし、母乳育児については今と比較したら知識面では無いに等しく、保健師さんの仰ることを真に受けて、目の前真っ暗になって、泣きながら帰宅しました。
旦那ですか?
多分、仕事で不在でした。
誰にも相談せずに、一人で抱え込んでいたように思います。
知らない土地で、友達も居なくて、ご近所付き合いも通り一遍でしたから。
そんな経験をしたからこそ、今のSOLANINがいるのだと思います。
何の問題も無く、順風満帆な母乳育児経験しかしていなかったら、ウン十年後に母乳育児支援という分野に首突っ込むことはなかっただろうと思います。

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2009年6月18日 (木)

保健センターでの赤ちゃんの集団健診ってどうなってるの?

集団健診の良さは、同窓会のような雰囲気で、同月齢の赤ちゃんに会えることですね。
お互いに情報交換したり、そこで出会ったお母さんと、サークル活動を始められる方も少なくないようです。
健診の大きな目的は「異常の早期発見をすること」や「成長の現状を認識し、これまでの日々の生活を振り返ってもらうこと」だと思います。

頑張ってるお母さんをねぎらい、不安に耳を傾け、問題解決に向けて一緒に考えること、方向性の提示など、医療者側には必要とされているのではないでしょうか。

しかしながら、ひところほどではありませんが、集団健診ブルーというか、医療者の言動に思いっきり凹まされて帰宅するお母さんが後を絶ちません。
どうなっているんでしょうか。
我が子の成長ぶりを再確認し、喜んで帰宅できるように(もし、不首尾だったとしても、『ここで悪いトコロを見つけてもらって良かった。』とお母さんに実感してもらえるような。)対応してしかるべきなんぢゃないのですかね。

私も集団健診では3人の子供たちがお世話になりましたが、健診アレルギーというか、医療者アレルギー(自分自身が医療者のはしくれですが・・・)というか、とにかく集団健診が大嫌いでした。
ろくでもないことばかりだったからです。
「集団健診事件簿」という本が書けるくらい色々なことがありました。

もしかしたら、この記事、集団健診の保健師さんや、栄養士さんが読んでくださってるかもしれませんから、気を悪くなさるかもしれませんが・・・
きっと、ごく一部の方だと思いますが、指導という名目を隠れ蓑にお母さんを泣かせるようなことをバンバン言う方が日本のあちこちに居るようで許せないんです。
読者のみなさんはいかがですか。
ご自分と赤ちゃんが受けられた集団健診、満足できましたか。
ご意見をお聞かせください。
私も実例をあげていきたいと思います。

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2009年2月11日 (水)

4ヶ月健診で、ミルク足したら?と言われたんです。でも・・・

赤ちゃんには初めての集団健診である4ヶ月健診、ドキドキしながら、行かれたお母さんは多いと思います。
そして、「ホントに少子化かしら?」と思うくらいの赤ちゃん大集合お疲れ様でした。

おっぱいは足りていると思っていたのに、健診の際、小児科のドクターや保健師さんから、「ちょっと、体重増加が少なめだから、これまで十分おっぱいで頑張ってきたんだし、そろそろミルク足したらどうですかねぇ・・・」と言われることがあります

丁度、この頃は赤ちゃんの満腹中枢が形成してくるので、「もう今はこれ以上は要らないよ」の状態になれば、赤ちゃんは自ら乳首を舌で押し出します
哺乳瓶で、搾乳やミルクを貰っている赤ちゃんも”お残し”するようになるので、何となく察しがつきます。
1回に哺乳する量が胃袋相当に落ち着きます。
そう、脱・ギャル曽根ちゃんになるのです
また、初めて出産されたお母さんの乳房の緊満も3時間を越えてもかつてほど、パンパンに張らなくなります。

その一方で、この時期の赤ちゃんは頸が据わってきます。
あまり知られてはいませんが、赤ちゃんは成長のスパートがかかる時や、何かができるようになる時、やたらとおっぱいをほしがるようになります。
つまり、1回量は少なめの印象(すぐに飲み終わる)なのに、ちょこちょこ飲む・・・なので、「どうしようホントにおっぱい足りなくなっちゃったんだろうか」と、心配になってしまいます。

でも、基本に忠実に赤ちゃんのペースに合わせて飲ませてあげれば大丈夫。
「4ヶ月だからおっぱいは○○回にセーブしよう」「乳房が張ってくるまで待ってから飲ませよう」というような不自然なことを止めれば、わざわざミルクを足さなくても、赤ちゃんの体重増加が回復する場合はかなりあるんですね。
おっぱいの分泌は落ちていなくても、赤ちゃんの飲み方が変わったのに気づかず、合わない飲ませ方をしているから、体重増加不良になることがあるんです
次回は具体的な事例で、説明していきますね。COMMING SOON

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