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★歯科・口腔ケア関連

2013年1月 3日 (木)

★歯科・口腔ケア関連

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<虫歯予防>
★健康な赤ちゃんにはふさわしくない飲み物
★赤ちゃんの虫歯予防の第一歩
★祖父母が孫に甘いものを与えようとして困る!
★子供の歯が虫歯になっていないかどうかの見分け方
★碌に歯磨きをしていないのに虫歯ゼロってアリ?
★赤ちゃん用のお菓子なら虫歯になりにくい?
★臼歯が生えてきたおっぱい星人のお口のケア
★幼児が空腹感を持たないことの弊害
★病気でもないのにイオン飲料を飲むとどうなる?
★よく噛んで食べることは子どもの虫歯予防になります!
★フーフーして食べさせるのは良くないの?
★その名はMIペースト!
★唾液のはたらきを知っていますか?
★お茶を摂取すると、良いことって?
★乳歯の虫歯治療の必要性は?
★1歳を過ぎての哺乳瓶の使用について。
★マヌカ蜂蜜について。
★義父母と同居することに…虫歯予防はどうしたら?
★エナメル質減形成とは?
★酸蝕症って聞いたことがありますか?
★子どものお口のケア、たった数日の空白期間で。
★イオン飲料やスポーツドリンクの類は健康増進するの?
★お玉・菜箸での取り分けや食器の別使いはいつまで?
★感染の窓が開くのは1回だけじゃないからねっ!
★乳幼児の虫歯予防に対するSOLANINの想い。

<歯磨きと仕上げ磨き>
★仕上げ磨きの嫌いなお兄さん&お姉さんのおられる悩めるお母さんへ
★歩ける子の歯磨きは一人でさせないで!
★お昼寝の前、歯磨きしてますか?
★歯磨きの習慣はいつからにする?
★5本目の乳歯が生えてきたのに、磨かせてくれない!
★仕上げ磨きは就寝前にするもの?
★歯磨き嫌いにならないように、仕上げ磨きの際に注意すること。
★歯を磨いてあげる時に気をつけること。
★赤ちゃんの歯は、食後すぐに磨けばいいの?
★ついつい、ゴシゴシ磨きになっていませんか?
★赤ちゃんの歯磨きは何分磨けばいいですか?
★仕上げ磨きは、寝かせてするもの?(1歳代以降)

<歯ブラシと歯磨き粉>
★旦那さんの歯ブラシ
★高級豚毛歯ブラシって良くないんです!
★歯医者さんの歯ブラシの¥が高いのはなぜ?
★歯磨き粉選びとお口のクリーニングは重要です。
★乳幼児に電動歯ブラシを使うのは良いのか?
★「かため」歯ブラシは使わない方がいいです。
★ワンタフト使ってみてね!
★洗口液の選び方~ドライマウスの予防。
★オススメの一歯(いっし)ブラシについて。
★磨き残しを撲滅するためのデンタルフロスの選び方。
★やはり歯ブラシは1ヶ月で交換しましょう!
★歯磨き粉の薬理効果に注目しましょう!

<フッ素とキシリトール>
★キシリトールの効果
★緊急告知☆しまじろうのキシリトールタブレットが!
★しまじろうのキシリトールタブレットがスティッチに変身!
★フッ素塗布はいつしたらいいの?
★キシリトール90%以上含有のタブレット発見!(リロ&スティッチ以外)
★フッ素ケアはどうしていますか?
★飲み込んでも大丈夫なフッ素のジェルがある!
★キシリトールって凄い!
★砂糖の代わりにキシリトールを使用することの是非について。
★軍配は「歯科専用キシリトールガム」です。
★あなたの知らないフッ素の効能!
★キシリトールタブレットの摂取量・摂取方法について。
★100%キシリトールのチョコレート♪
★フッ素塗布の効果を高めるには?

<おっぱいと歯>
★おっぱいを長く飲んでいると、虫歯になるの?
★直母をすることで、自然に噛める子に育つのです!
★ねんね前のおっぱいの後に歯をガーゼで拭く?
★夜中の添い乳は虫歯の元凶ですか?
★長期授乳と反対咬合の相関性は?
★魔歯って知っていますか?
★長期授乳は出っ歯になる?
★虫歯が見つかったら、断乳しなくてはいけないの?(2歳)
★こういう指導による断乳の進め方は卑怯では?

<赤ちゃんの歯>
★生後10ヶ月を過ぎても歯が1本も生えてこない。
★最近赤ちゃんの口臭が気になります。(1歳)
★歯牙腫って聞いたことがありますか?
★歯茎に乳白色のプチっとした半球状のものがある。(新生児)
★新しい歯が生える前は色々あります。
★乳歯が損傷してしまったら、放置してはいけないよ。
★癒合歯と指摘されました。(1歳6ヶ月)
★リガ・フェーデ病って聞いたことがありますか?

<お母さんの歯>
★10年ががりのお茶ステインは取り除けないものか?
★お母さんが歯科治療で局所麻酔をかけた後のおっぱいは?
★妊娠~出産でお母さんの歯は悪くなるってホント?
★妊娠と歯周病について
★妊娠中に虫歯になりやすいのは何故?
★妊娠中に本当に歯科受診して大丈夫なの?
★親知らずを抜かなくてはならない時は?
★産後9ヶ月、歯根のう胞手術を受けて。
★歯軋りが酷い場合のボツリヌストキシン注射って?
★知覚過敏の歯磨きって効くの?
★喫煙と虫歯は関係があります。
★おなかの赤ちゃんがお母さんの歯のカルシウムを取る?
★べビ待ちの方は、まず歯周病を治しましょうね!

<その他>
★パタカラって知っていますか?
★野菜を食べないから野菜ジュースを飲ませる?
★噛める子に育てることは顎関節症の予防になる!
★子どもの歯が抜けたり折れたりしたら?
★態癖(=たいへき)って知ってますか?
★蓄膿症は我慢せず、早めの治療を!
★昔のミルクは・・・
★上唇小帯切除について。
★双子のお姉ちゃんがおっぱいを噛みます。(9ヶ月)
★永久歯がスポッと抜けてしまったら?(滝汗)
★チョコはいつから食べさせていいですか?(6ヶ月)
★うつぶせ寝による態癖について心配です。(6ヶ月)

2012年11月27日 (火)

乳幼児の虫歯予防に対するSOLANINの想い。

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「乳幼児の虫歯予防に対するSOLANINの想い。(改訂版)」公開中です。
最新の内容は上記でご確認ください。


以下、過去記事

乳幼児の虫歯予防に対する想いは人それぞれです。
流石(さすが)に我が子の可愛い乳歯が虫歯だらけになってほしいお母さんは居ないでしょうが、几帳面な内容の記事には、必ずと言っていいほど、「虫歯になったら治療を受けて、おっぱいは続けたらいいじゃない。」「一般には○○すると虫歯リスクが高まると言われているけれど、ウチの子は全然大丈夫だったけど。」「集団生活をすると、虫歯持ちのお子さんと同じおもちゃを舐めたり、同じコップで飲んでしまったりということは避けられないので、神経質になっても仕方がない。」「祖父母との人間関係に支障を来たすほど厳格な対応をするのは如何なものか。」等々の大らかなご意見を頂戴することがあります。


しかし、SOLANIN自身は、やはり大らかなご意見に賛同できません。
乳幼児は、病気に対する予防や治療に関して、自己選択や自己判断が困難だからです。
また、世の中には防ぎようのない病気もありますが、予防ができる病気もあります。
虫歯は後者です。
明らかに予防ができる病気のひとつだからです。
そして、お母さん・お父さんを含む、乳幼児の周囲の大人達の協力度(温度差)によって、罹患率が変わってくることも否定できないからです。
乳幼児の虫歯は乳幼児の自己責任で処理できるものではありませんからね。
その点はご理解いただけるかと存じます。


SOLANINは、記事の内容を読者のみなさんに押しつけるつもりはありませんが、「我が子を虫歯にしたくない。どうすれば予防できるか?」という真っ当な願いや「長期授乳は虫歯の元凶と決めつける医療者が多い中、子どもの歯を虫歯から守りつつ、おっぱいライフを楽しむにはどうしたらいいか?」という切実な悩みを僭越ながら解決して差し上げたい、「こうすれば効果があるよ。」ということをお伝えするのが使命だと思っています。

その想いの源は、やはり、自身の虫歯経験にあります。
年長児の頃、虫歯が痛くて泣いたことや、2回目からは、ひとりで保険証持参して治療に通い、キーンガリガリの音と振動と痛みに耐え続けたことです。
・・・今では考えられませんが、そういえば昔は年長児がひとりで歯科受診しても、受付嬢からも待合室の患者さんからも何も言われなかったですな・・・
SOLANINは、我が子には同じ経験をさせたくないという信念があり、出来る限りの虫歯予防はしたかったので、歯科・口腔ケア関係に強い(?)助産師になったのだと思います。


良い習慣は続け、良くない習慣は改め、これからも我が子の可愛い乳歯を守ってあげられたらいいですね。

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2012年11月25日 (日)

感染の窓が開くのは1回だけじゃないからねっ!

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「感染の窓が開くのは1回だけじゃないからねっ!(改訂版)」公開中です。
最新の内容は上記でご確認ください。

以下、過去記事

先日の記事で、取り分けのお箸の別使いに関して、虫歯に関する感染の窓のお話しをしましたが、読者のみなさんにおかれましては憶えていらっしゃいますでしょうか?
歯科・口腔ケア的には、感染の窓といえば、まずはこの時期が強調されているのですが、「お箸の別使いは折角ついた良い習慣なので、出来るだけ長く続けた方がいいですよ。」とSOLANINが申した本当の理由は、実はこの後にも感染の窓が開く時期があるからなのです。


それは6~7歳と12~13歳です。
この記事では、6~7歳の2回目の感染の窓が開く時期についてお話しします。
この時期は、まさに永久歯に生え代わりが始まる時期ですね。
生えたての永久歯のエナメル質はまだ薄いですし、奥歯の表面はでこぼこで、食べ物のカスが溜まり易く、虫歯リスクが高まります。
勿論、お子さん自身が自分で歯を磨くことは大事なのですが、まだ、仕上げ磨きをしないと怪しい磨き方をしでかす時期でもあるし、かといって弟妹が居る場合、お母さんとしてはそちらに手が掛かって、何となくですが、「毎日忙しいし、もう歯磨きは子ども任せでええんとちゃう?」って感じに流され易い時期でもあるからです。

しかも、長ずるにつれ子どもは甲斐性(?)が出来てくるので、買い置きのお菓子を勝手に出してダラダラと食べたり、おばあちゃん家やお友達のお家にお邪魔した時に我が家ではご禁制の種類のお菓子に手を伸ばしたり・・・ということもあるかもしれないですし、虫歯予防のためには定期検診とともに、フッ素の塗布やシーラント、毎日のキシリトールガムの摂取を習慣化することも大事だと思います。
手綱を緩めるのはまだ早いですぞ!

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2012年11月16日 (金)

お玉・菜箸での取り分けや食器の別使いはいつまで?

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「お玉・菜箸での取り分けや食器の別使いはいつまで?(改訂版) 」公開中です。
最新の内容は、上記でご確認ください。


以下、過去記事。

<ご相談内容>
もうすぐ2歳8ヶ月、まだまだおっぱい大好き『ずっと飲むの!』宣言してる双子たちの母です。
二人とも虫歯ゼロです。
今まで大人の箸を共有しない事。
砂糖の入った食べ物を極力避ける事。を徹底してきましたが、大人の虫歯菌を移さない為の働きかけは、何歳まで必要なのでしょうか?
鍋料理などもおかわりの分まで取り分けて食べたり、お玉で大人が取るなどしていますが、『そろそろ良いんじゃない?』と主人に突っ込まれます。
是非アドバイス頂きたいです。
宜しくお願いします。

<SOLANINの回答>
2歳8ヶ月の現役おっぱい星人の双子ちゃん達、虫歯ゼロとは素晴らしいですね。
相談者さんの場合、最初の感染の窓が開くと言われる、1歳7ヶ月から2歳7ヶ月のデンジャラスな期間は過ぎましたので、さほど神経質にならなくても・・・という考え方もあります。
しかし、このお玉・菜箸での取り分けやお箸・スプーン・フォーク等の食器の別使いの習慣は、虫歯予防の観点からすればとても良い習慣なので、可能な限り続けられることをお勧めします。
食器使用後は綺麗に洗って乾燥して保管すれば消毒までは不要ですが、少なくともオトナが口に運んだり舐めたりした食器をそのまま使ってお子さんに食べさせるのは、虫歯予防の観点からは推奨されることではありませんね。

例外としては、核家族でお父さん・お母さんが歯科で虫歯菌の検査をしてもらい、結果として夫婦揃って虫歯菌が皆無と判明している場合は、気にしなくても良いですが、近くに祖父母が住み、一緒に食事を摂る機会があるなら、祖父母が虫歯菌を持っている場合もありますから、油断しない方が良いと思います。

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2012年11月10日 (土)

リガ・フェーデ病って聞いたことがありますか?

突然ですが、リガ・フェーデ病って聞いたことがありますか?
お仕事が歯科領域の方ならば、「あぁ、あれね。」とご存知でしょうが、大抵の方にとっては、「ん、何それ?」だと思われます。

過去記事にもありますように、乳歯の萌出する時期には個人差があり、生まれつき歯が生えている(=先天歯)赤ちゃんもいらっしゃいます。(“魔歯”の記事をご参照ください。)
その先天歯(殆どが下顎乳中切歯)が赤ちゃんの舌の裏側面を刺激して、潰瘍を形成することがあります。

それがリガ・フェーデ病です。
対策としては、潰瘍が酷くならないように、当該の先天歯を丸く削ったり、当該の先天歯の先端に歯科治療の際に使用されるレジンという物質を付けて、下の裏側に当る刺激を減弱させることで、徐々に軽快します。
抜歯を勧めるドクターもいらっしゃるようですが、一度抜いたらその部位の乳歯は萌出しませんので、。

この先天歯は、なかなかの厄介物でして、直母の際に下顎よりも前に舌が出にくい赤ちゃんの場合、お母さんの乳首の付け根に抉れたような深い傷を負わせることもあります。
出来るだけ早く、小児歯科のドクターを受診され、対策を取られることをお勧めします。

2012年11月 4日 (日)

イオン飲料やスポーツドリンクの類は健康増進するの?

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「イオン飲料やスポーツドリンクの類は健康増進するの?(改訂版) 」公開中です
最新の内容は上記でご確認ください。


以下、過去記事。

小児科ドクターによっては、「病気の時はイオン飲料やスポーツドリンクの類を飲ませると(下痢や発熱や嘔吐で失われた電解質の補給がお手軽にできるから)いいのですよ。是非こまめにあげてください。」という指導があるらしいのです。

病気の子どもを抱えたお母さんにとっては、小児科ドクターは救いの神のような有り難い存在です。
一言一句聞き漏らすまいと真摯に受け止める姿勢は、きっとお子さんの病状改善に役立つと思います。
その気持ちを逆撫でするつもりは毛頭ありませんが、避けていただきたいことがあります。
信頼する小児科ドクターが病気の子どもにお勧めされるイオン飲料やスポーツドリンクの類を過大評価することです。
病気の子どもにふさわしいものなのかぁ~。
ということは、普段からお茶やお水の代わりに子どもに飲ませたら、もっと子どもの健康が増進されるのではないか?という発想の展開です。

聞くところによると、お茶やお水の代わりとして、幼児に1日1リットル近くの量を飲ませるお母さんが居るそうです。

えっとですね、そういう飲ませ方は電解質の取り過ぎで、却って喉の渇きが酷くなったり、体液のバランス面で支障を来たす懸念があります。
そして何より、砂糖やブドウ糖などの糖分が多い。
しかも、pHはバリッバリの酸性です。
そういう飲み物を、もし毎日何度も哺乳瓶に入れてクチュクチュと時間を掛けて飲ませたり、欲しがるままにガブガブ飲ませていたらどうなるでしょう?
歯のエナメル質の脱灰を増長させますよね?
「虫歯になあれ!」の呪い(?)をかけているようなものですよね?

繰り返しますが、イオン飲料やスポーツドリンクの類は、健康な時に、お茶やお水の代わりにクチュクチュorガブガブ飲ませるようなものではないということです。
普段の子どもの健康を増進させるものではありません。
当ブログの読者さんは賢明な方ばかりなので、この記事の内容は釈迦に説法かもしれませんが、もしも身近にイオン飲料やスポーツドリンクの類は健康を増進すると信じているピュア(?)なお母さんが居て、その人が逆切れキャラでなければ、「それは違うのよ。」と、教えてあげてくださいね。

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2012年9月22日 (土)

仕上げ磨きは、寝かせてするもの?(1歳代以降)

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「仕上げ磨きは寝かせてするもの?(改訂版)公開中です。
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以下、過去記事。

1歳以上のお子さんのお母さんで、お母さんの膝枕での仕上げ磨きに四苦八苦していらっしゃる方、少なくないと思います。
なんとなくですが、昔のN●Kの「お●さんと一●」の“歯磨き上手かなぁ?”やしまじろうの教材の影響なのか、子どもの仕上げ磨きって、膝枕がセットになっている感じが強いのですが、そんなことはないでしょうか?
なのに、嫌がられて困っている方・・・発想を転換して、立たせてみては如何でしょうか?

お子さんを立たせて、その正面に向い合わせにお母さんが座って、磨いてあげるのです。
勿論上唇小帯は押さえつけず、軽く口唇をアヒルさんのお口になるようにめくってね。

但し、1歳代以降と申すのは、0歳代の場合、ひとり歩き出来るお子さんは割合的に極少なく、大抵はつかまり立ちや伝い歩きの段階だと思います。
その段階の脚力では、いつグラっときて転倒するか判りませんし、歯ブラシを構えているお母さんは咄嗟に手が出ないかもしれませんから、安全対策上懸念されるので、差し控えられた方が無難ではないかと思います。
お子さんが暴れたり、逃げ出さなければ、それで充分に磨けますよ。

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2012年9月11日 (火)

歯牙腫って聞いたことがありますか?

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「歯牙腫って聞いたことがありますか?(改訂版)」公開中です。
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以下、過去記事。

乳歯が生え始める時期には個人差があります。
早ければ、生まれつき(=つまり魔歯)ということもありますが、まぁ、それはレアケースなので置いといて、そうですねぇ、早ければ4ヶ月くらいからでしょうか。
遅い場合は、そうですねぇ、1歳2ヶ月というお子さんがいらしたというのを聞いたことがあります。
まぁ、遅めであっても、それなりに生え始めてくれたらいいのですが、例えば1歳半になっても兆候すらないとなると、些か遅過ぎるので、心配になりますね。
そういう場合は、取り敢えず歯科受診してみましょう。

生えるべき時期に生えるべき歯が生えるべき部位に生えない理由には、先天的に歯が欠損している・・・という場合もありますが、実は、歯牙腫(しがしゅ)があるために、それに妨げられて歯が生えてこないということがあるからです。

歯牙腫の大きさはばらつきがありますが、およそは米粒程度のものが複数個見られるようです。
念のために申し添えますが、歯牙腫自体が進化して乳歯や永久歯になるわけではありません。
また、乳歯だけではなく、永久歯が生えない理由が歯牙腫があるからだったということもあるようです。
歯牙腫があることが明確になれば、摘出手術をして治すことになるかと思われます。

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2012年9月 4日 (火)

うつぶせ寝による態癖について心配です。(6ヶ月)

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「うつぶせ寝による態癖について心配です。(6ヶ月)(改訂版)」公開中です。
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以下、過去記事。

<ご相談内容>
間もなく6ヶ月になる我が子のうつ伏せ寝についてです。
先月から寝返りが出来るようになったのですが、それ以降寝る時は必ずと言っていい程うつ伏せ寝をするようになりました。
呼吸は首を器用に動かしてきちんとしているのですが、このままうつ伏せ寝をさせて発育上の問題はないでしょうか?
大袈裟かもしれませんが、過去の態癖の記事を読み、カラダの歪みや今後の歯並びなどに影響が出ないか気になっています…。
なお、寝返り防止クッションは使ってみたのですが、これまた器用に乗り越えられてしまい意味無しの状態です(汗)
もしこの月齢でもうつ伏せ寝を避けたほうが良いのであれば、他に何か方法はありますでしょうか?
ちなみに我が子は現在70センチ・9.8キロのビッグなおっぱい星人です。

<SOLANINの回答>
うつぶせ寝は寝返りをする月齢の赤ちゃんであれば、ある意味とても好む寝姿です。
既に寝返りができるとのことですから敷き布団を固綿にしておけば、何かの拍子に窒息することも無いですし、SIDSのリスクも減少する月齢ですから、その点に関してはまず問題ないでしょう。


さて、態癖(たいへき)と歯並びとの関係性ですが、ううむ・・・今は6ヶ月ですし、月齢的にも寝返りが出来るようになってから1ヶ月程度ですからねぇ。
それにまだ乳歯が生え揃ったわけではないですし、噛み合わせについてはまだ完成していない現段階ではその心配はしなくていいと思いますよ。
どちらか一方しか向かないというのであればともかく、相談者さんの赤ちゃんの場合、器用に左右チェンジができているとのことですし。


矯正歯科の範疇になるので、あまり詳しいことは申せませんが、私の知る限り、歯の生え揃わない赤ちゃんのうつぶせ寝と態癖の関連性についての研究や調査報告はまだ無いようです。
現段階では相談者さんの赤ちゃんは寝返りをするようになったとのことですが、これからは寝返り返りもするようになるでしょうし、必ずしもうつぶせ寝ばかりするとは限りませんので、様子見でいいのではないでしょうか?


もしもですが、態癖により歯並びに問題が発生する傾向が見られるとしたら、乳歯が生え揃ってからの話、恐らく3歳以降になるかと思いますので、お近くの罹りつけの小児歯科・矯正歯科のドクターに相談してくださいね。

それから、態癖と身体の歪みとの関連性ですが、歪みを発生しないようにするためには、ラクだからと同じ姿勢を取らないように意識し、ストレッチ等をすることで改善できるそうです。
赤ちゃんは月齢が進むと、起きている時間が長くなりますし、幼い子どもはまさに動物(動き回る生き物)ですから、オトナのように毎日長時間同じ姿勢でデスクワークを続けたり、ごろ寝して日がなTVを視聴しているわけでもないので、現段階では心配しなくてもイイと思います。

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2012年8月26日 (日)

子どものお口のケア、たった数日の空白期間で。

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「子どものお口のケア、たった数日の空白期間で。(改訂版)」公開中です。
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以下、過去記事

ちょっと信じられないかもしれませんが、たった数日であっても乳歯の生えている幼児のお口のケアがなおざりになってしまうと、一気に虫歯になるリスクは高いです。

特に、甘いモノの味を憶えてしまっている兄姉。
虫歯菌に感染している可能性を否定できない環境で乳児期を過ごした兄姉。
長期授乳中のおっぱい星人も然りです。

例えば、お母さんが下の子を出産するために家を空ける入院期間。
おじいちゃん、おばあちゃん等の近い身内の不幸で、当事者として通夜やお葬式でバタバタしている忌引期間。

お母さんが我が子の世話を自分以外の方に託さざるを得ない日々が続くと、その間、きっちり歯磨き(仕上げ磨き)をしてもらえないとか、お子さんの「甘いモノ食べたいよ~!」的な要求に「うるっさいお母さんが居ないからこれ幸い!」と、餌付けされ放題だったりすると、ドカンと一発、虫歯発生の憂き目に遭い易いのです。
こういう実例、ちょくちょくあるのですよ、ええ、マジで。
つまり、それまでお母さんが行ってきた日々の配慮や苦労が水泡に帰するかもしれないのです。
「そういう場合はしゃーない。諦めるしかないでしょ?」ですって?
いやいやいや、それはアカンですって!

これを避けるためには、1にも2にも、お子さんのお世話をしてくださる方に事前に念押しして、確実にお口のケアをしてもらうしかありません。
可能であれば、普段から旦那さんに当ブログを閲覧してもらうか、プリントアウトして電車通勤中に読んでもらうかして、子どものためのお口のケアに関する教育を施しましょう。
そして、普段からお子さんのお口のケアを一緒に行うか、休日だけでも担当してもらうかしてある程度慣れておくことでお母さん不在期間の代替え機能を果たして貰うのがイイと思います。
旦那さんがアテにならない場合は、お口のケアに対して意識の高い&育児に協力的なおばあちゃんにお願いして、その空白期間の中間地点辺りに予約を入れて、敢えてお子さんを歯科受診させてもらうのが良いかもしれません。
歯科のドクターや衛生士さんのお話を直接伺う機会を持たせるためです。
自分のチカラが及ばない時には、専門家の知識や保健指導を活用させていただく・・・要するに深謀遠慮ですな。(笑)

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