<ご相談内容>
予想外のことが発覚しました。
この間の妊婦検診で、出産前の採血や膣分泌物の検査をしてもらったのですが、何と私は淋菌に感染していました。
特に自覚症状は無いのですが・・・
淋菌ってことは、性行為による感染ですよね?
でも、身に覚えは無いのです。
神様に誓って無いと断言できます。
もうすぐ出産の大事な時期に、なんで淋菌に感染したのか?(涙)
恥かしくてショックで誰にも言えません。
淋菌に感染している産婦から生まれた赤ちゃんには、どのようなリスクがありますか?
淋菌がおっぱいから出てきたりしませんか?
陰部ヘルペスの方のように、帝王切開になるのでしょうか?
不安でいっぱいで、気が変になりそうです。
<SOLANINの回答>
まず確認ですが、旦那さんには淋菌に感染していることを相談しているのですよね?
淋菌は一般的に性行為で感染しますからね。
夫婦ですから旦那さんも感染しているかもしれません。
こればかりは黙っていてはいけないですよ。
何はともあれ、早急に旦那さんも検査して感染の有無を調べてもらいましょう。
夫婦で感染しているのであれば、当然ですが、夫婦そろって一刻も早く治療することになります。
淋菌に感染しているから帝王切開・・・という例はSOLANINはこれまでに聞いたことが無いですが、完治していない場合、新生児への感染率は大体30%前後だそうです。
産道感染で、生後3日目頃までに、結膜炎を発症する危険性があります。
対策としては抗生物質の点眼薬をします。
新生児が淋菌に感染していれば、結膜炎以外にも、髄膜炎や敗血症等を発症する危険性がありますから、状況によっては他の新生児から隔離することになるかもしれません。
もちろん、新生児が髄膜炎や敗血症等を発症すれば、生命に関わりますから、小児科入院となりますし、必要に応じて治療が施されます。
また、相談者さんや旦那さんが他の方に感染させる危険性があると産婦人科ドクターから指摘されているうちは、最低限のマナーとして他人様の新生児を触らないで下さいね。
おっぱいに関しては、母乳から淋菌が感染することはないので、母乳育児は出来ます。
お母さんが治療のための内服をされても、おっぱいには影響はないそうです。
新生児が髄膜炎や敗血症等の治療をすることがない限り、お母さんから隔離されることはないと思います。
<ご相談内容>
私はいわゆるC型肝炎ウイルスのキャリア(持続感染者)の妊婦です。
現在アメリカに住んでいるのですが、主治医が、「あなたはHCV-RNA(+)と言う状態で、人に感染させるチカラが強いから、母乳はあげてはいけませんよ。最近はミルクも母乳に近付いているからね。」と宣告されました。
ちなみに、このドクターのトコロでは、数か月前にもC型肝炎ウイルスの妊婦さんがいらっしゃったそうですが、彼女は私とは異なり、HCV-RNA(-)でしたが、同様に主治医の指示に従って、感染予防のために万全を期して完ミにされたそうです。
赤ちゃんが生まれたら、母乳育児がしたかったのに。(涙)
でも、赤ちゃんの感染予防のためには、母乳を諦めるしかないのでしょうか?
<SOLANINの回答>
アメリカにお住まいなのですね。
そうですか・・・しかし、相談者さんの主治医の仰ることに関しては、私にはトンでもさんの臭いがしますな。(困)
少なくとも私の知る限り昔(!)から日本では、HCV-RNA(-)のお母さんに、母乳育児を制限しているということは、無い筈ですが。(汗)
HCV-RNAというのは、分かり易く言えば、C型肝炎ウイルスの成分です。
それが(+)の妊婦さんから生まれた赤ちゃんで、感染する危険性は、厚労省のデータによれば、約10%とのことです。
ただし、出生後はお母さんから移行した抗体のせいで、検査をしたら(+)ということはありますが、生後13ヶ月迄に95%の赤ちゃんから抗体は消失します。
(逆に、生後12ヶ月迄は抗体検査をしても、胎盤経由で移行する抗体が赤ちゃんのカラダに存在するため、感染の有無については判定できません。)
また、子どものうちは、肝臓病が進行し難いので、オトナになってからでもインターフェロン等の治療が可能なことが判明しています。
また、HCV-RNA(+)のお母さんが母乳育児をしたから、赤ちゃんが感染したというデータは無いし、リスクを考え泣く泣く完ミにしたのに、13ヶ月以降でお子さんを検査したら、結果がHCV-RNA(+)だったという症例もあるそうです。
しかし、C型肝炎の感染経路として血液からというのは間違いないので、仮に産後授乳中に乳頭亀裂が発生して出血しているのであれば、傷が治るまでは、直母はお休みしてください。
お休み期間中は、定期的な搾乳を行い、うつ乳によるトラブルの予防や分泌の維持に努めてください。
主治医対策(?)としては、厚労省のC型肝炎妊婦に関する指針のページを英訳されたものを持参されたり、そちらのC型肝炎の専門家やラクテーションコンサルタントに相談された内容を文書にして持参され、理解を深めていただくというのは如何でしょうか?
もしくは、妊娠経過や週数的に問題が無く、里帰りを受け入れてくれる病産院が見つかれば、日本に帰国して出産されても・・・と思ったりしました。
私の住むまちでは現在おたふく風邪が大変な勢いで流行しています。
先日上の子(2歳女児)を連れて里帰り出産をされたMさんは、産後26日目の時点で、里帰り先の甥っ子(4歳男児)が幼稚園からお持ち帰りしたおたふく風邪を発症してしまい、家庭内がパニックなっているとのことでした。
Mさんは幼少時におたふく風邪に罹っておられます。
上の子さんは里帰りの半年前におたふく風邪のワクチンを接種されています。
でもしかし、この場合新生児は甥っ子さんと同じ空間に居て感染しないんだろうか?という不安があるとのことでした。
また、里帰り先であるMさんのご実家には兄夫婦が居られるのですが、こともあろうに義姉さんは妊娠中(発症時妊娠14週)で、自身はおたふく風邪の抗体があるかどうかが不明であり、おなかの赤ちゃんに何か影響があったらどうしよう?次回の妊婦検診まで3週間もあるし、心配で何も手につかないとのことでした。
(甥っ子ちゃんの看病はMさんの実母さんがされているとのことでした。)
ここで、ひとりひとりの感染リスクを考えるとどうなるでしょう?
◆まずMさんですが、幼少時に自然感染していらっしゃるので、恐らく現在も抗体は有ると思われます。
◆Mさんの上の子さんは、ワクチン接種後8週間以上経ちますので、抗体は出来ていると思われます。(ワクチンによる抗体は90~95%の方に出来ると言われております。)
また、一度抗体が出来ても数年~10年間抗原に接することが無いと、抗体が無くなることも想定されますが、なにせ半年前ですので、そのパターンは無いと思われます。
◆Mさんの赤ちゃんは、胎盤経由の免疫バリアーがあるので、新生児のうちから感染することはまず無い筈です。
一般的にお母さんがおたふく風邪の抗体を保持しておられたら、10ヶ月くらいまでの赤ちゃんは感染しないと言われています。
◆では、義姉さんはどうなのでしょうか?
一般的におたふく風邪の潜伏期間は16~18日と言われています。
仮に義姉さんにおたふく風邪の抗体があれば問題なし。
もしも、義姉さんいおたふく風邪の抗体が無かったら?
おたふく風邪のウイルス排泄期間は発症前7日~発症後10日程度とされていますから、義姉さんに抗体が無ければ、感染の危険性は有ることでしょう。
しかしながら、週数的におたふく風邪だからおなかの赤ちゃんの胎児先天性異常(奇形等)のリスク因子が高まるとは考えにくいようです。
程度は様々ですが、おたふく風邪に感染していようといまいと、胎児先天性異常の発生頻度はある一定の割合で発生することは分かっていますから。
また、ごく初期に感染すれば、流産の危険性はアップします。
しかし、おたふく風邪だからといって、流産の恐れは確率的に高まるというものではないと考えます。
もしどうしても心配であれば、お金はかかりますが近医にお願いして、おたふく風邪の抗体価を測定してもらうのも一手です。
何も分からないグレーゾーンでもやもやした気持ちのままで3週間も過ごすのは、精神的にしんど過ぎます。
それよりも検査の結果が早く出れば、それなりの心の準備や対処法が出来てくる筈です。
お大事にしてくださいね♪
HTLVは成人T細胞白血病(ATLA)を引き起こす、ウィルスです。
感染経路は輸血・性行為・経母乳の3種類と言われています。
ならば・・・と、おっぱいを断念して出生時から人工栄養にされる選択も有りますが、人工栄養であってもHTLVの「感染率」は2.5~5.7%です。(最近、国内で得られたデータから引用。)
決してゼロではないのですね。
何故か?
これは胎内感染・出生時感染が存在するからです。
HTLVの「発症率」は「感染率」よりもさらに低く、栄養方法に関係なく、感染者1000人につき5人とされています。
これだけは、現代の医学では防ぎようがありません。
出産前に病産院で受けた感染症チェックの検査では、何故かHTLVの項目が無く、何らかの理由でお母さんが産後に受けた検査から、HTLV感染が発覚した場合、母乳育児中だったらどうしよう?という問題が発生します。
短期間の母乳栄養は、人工栄養との差が少ないことは、過去記事にも書きましたから、お読みいただいた読者さんは既にご存知かと思います。
何故か?
生後5~6か月迄は胎盤を通して移行したHTLV-抗体が存在することによる予防効果があるからだと推測されているからです。
なので、生後間もないうちに赤ちゃんがHTLVに感染しているかどうかを調べても移行抗体があるため、感染の有無の判断が出来ません。
直母については、「感染率」を考えて、短期授乳という選択肢を選ばれるお母さんもおられます。
長期授乳は「感染率」が高まりますから、やはり、心配かと思います。
でも、「直母以外の方法でも構わないからとにかくおっぱいをあげたい。」と思っていただけるのであれば、別の方法で続けることが可能です。
どうすればいいのか?
それはHTLVの性質を知ることで対処出来ます。
HTLVは生きたリンパ球の中でしか生きて行けないという性質があります。
そこで、搾乳し冷凍してそれを解凍して湯煎すれば、赤ちゃんに飲ませてあげることが出来ます。
但し搾乳の冷凍でHTLVを感染力を消滅させるには、マイナス20度(マイナス18度という文献も有る。)で12時間凍結させることが必要です。
家庭用冷凍庫はマイナス18度です。
なので、可能と言えば可能です。
しかし、12時間凍結が必要というのは、急いでいる時は適していません。
では冷凍以外の方法で、感染力を消滅させることは出来ないのか?
あります。
56度で30分間加温すればいいのです。
フレッシュな搾乳でも冷凍母乳で凍結12時間以内のものであっても、56度で30分間加温すれば、感染細胞は死滅し、感染力が消滅します。
やたらと手間がかかりますが、こうすれば安全なカタチでおっぱいをあげることができます。
ちなみに、赤ちゃんの感染の有無の最終判断は、小児科を受診し3歳くらいまで経過観察していただき、その時点でHTLV(-)であれば、大丈夫との判断基準となるそうです。
おたふく風邪のウイルス(ムンプスウイルス)の潜伏期は通常16~18日と言われています。
また、感染経路は飛沫感染で、発症前からウイルスの排出がなされていますから、感染自体を予防することは事実上困難です。
つまり、産科退院翌日に上の子さんがおたふく風邪であることが発覚しても、恐らく、産科入院前に感染していたことが想定されます。
お母さんが子ども時代におたふく風邪に罹ったことがあるならば、胎盤を通して免疫が移行していますから、新生児がおたふく風邪に感染するとは考えられないので、その点は安心していいと思います。
ちなみに、お母さんからもらったおたふく風邪の免疫の有効期限はおよそ10カ月と言われています。
また、お母さんが抗体を持っておられたら、お母さんがおたふく風邪に感染しているわけではないので、おっぱいはフツーにあげられます。
上の子さんは退院されてきたお母さんに甘えたいでしょうが、お母さんも産褥早期は赤ちゃんのお世話で手一杯だと思います。
上の子さんの看病までは体力的にもキツいと思いますので、お家の方にも手伝ってもらいましょう。
上の子さんは赤ちゃんにも近付きたがるとは思いますが、「病気が治るまでは近付かないでね。」とお願いしましょうね。
感染性胃腸炎の代表的ウイルスは「ノロウイルス」「ロタウイルス」ですが、今年の冬は新型インフルエンザ対策のおまけ効果で、例年よりも“含嗽・手洗い・マスクの装着”が徹底しているので、これらの感染が激減しているそうです。
「インフルエンザウイルス」は季節性も新型もエンべローブという膜があるので、アルコールジェルはこの膜を破壊するのでウイルスをやっつけるには大変効果的です。
しかし、「ノロウイルス」「ロタウイルス」はこのエンべローブという膜が無いので、アルコールジェルでウイルスをやっつけることが出来ません。
エンべローブの無いウイルスからの感染を予防するには、“含嗽・手洗い・マスクの装着”が必要です。
吐物や便などからの感染予防には、ゴム手袋とマスクの装着の上で、次亜塩素酸ナトリウム(ハイタ―やミルトンやピューラックス)で、それらを拭き取り、使用したゴム手袋も含め直ぐにビニール袋に全て入れて、外ゴミ箱に廃棄して、再度“含嗽・手洗い・マスクの装着”をすることです。
気を付けているつもりでも、例えば家庭内で2人以上の「ノロウイルス」「ロタウイルス」の感染者が出てしまったら、キツい言い方になってしまいますが、それはきちんとした“含嗽・手洗い・マスクの装着”ではなかったということです。
身に付けた感染防御術が適正か否か、試されているわけです。
とにかく、念入りにしていきましょう。
水痘はウィルス感染により発症します。
大抵のオトナは子ども時代に水痘に罹っているか、任意で予防接種を受けて免疫を付けておられるかと存じます。
お母さんに水痘の免疫があれば、赤ちゃんも受動免疫があるので、発症は免れます。
入院期間中は他の母子に感染させると大変なので、個室管理され、面会も制限されてしまいますが、退院は通常通りに出来ます。
ただ、懸念されるのは風疹や麻疹の受動免疫とは異なり、水痘の受動免疫の有効期限はおよそ1ヶ月程度と短いことです。
そのため、ブログタイトルのような出産直前に兄姉がウィルス感染⇒水痘発症であれば、生まれたての赤ちゃんの水痘発症は(受動免疫のおかげで)免れます。
しかし、例えば生後1ヶ月頃に兄姉が水痘発症したら、(受動免疫が切れた)赤ちゃんはウィルス感染⇒水痘発症ということは、充分想定されます。
これはマナーになるのでしょうが、赤ちゃんの兄姉を含む同居家族(里帰り出産だったら、赤ちゃんの従兄弟・従姉妹も含む。)が1ヶ月健診の頃、水痘発症されたら、赤ちゃんの健診日を変更してもらわねばなりません。
そうでないと、(こんなことはあってはならないことですが)健診会場が水痘ウィルスのバイオテロ状態になってしまいますからね。
くれぐれも該当の可能性のある母子は、病産院に電話で相談して指示に従ってくださいね。
そうそう、お母さんが水痘に罹患したことが無かった場合はどうなるかですって?
それはまた、リクエストがあれば後日記事化を検討しますね。
(注)最強母乳外来・フェニックスにて「成人T細胞型白血病の母子感染について。(改訂版)」公開中です 以下、過去記事 産婦人科関係の医療者は知っている感染症として、「成人T細胞型白血病」(以下ATLAと略します。.)という病気があります。
最新の内容は上記でご確認ください。
母乳を介して感染する病気と言われています。
HTLVというウィルスが、感染することによるものです。
大抵の場合、妊娠して最初の血液検査(肝炎や梅毒の検査をしますよね?)で一緒に調べます。(多分、フツー頼まなくても調べられます。)
昔は人工栄養にすれば感染を防げるという考え方が主流でしたが、最近は少し変わってきています。
白血病とは恐ろしい病気ですが、そのほかの白血病とは異なる部分があります。
日本国内にはこのウィルスに感染している方が実は200万人くらいいらっしゃいます。
この方たちは無症候性感染者(一般的にキャリアと呼ばれる。)です。
感染即発症というわけではなく、潜伏期間が40~50年後と遅いことが特徴です。
大人になってから感染するとしたら、輸血・性行為らが想定されます。
というのも、このウィルスに感染しているかどうかは通常妊婦さんしか調べることがありません。
男性が会社の定期検診や、人間ドックでは調べることはまずないものです。
例えばあるご夫婦でがおられたとします。
結婚間もなく奥さんが妊娠された時は感染していなかったのに、二人目とか三人目とかの妊娠で奥さんに感染が発覚するパターンがあります。(もちろん、奥さんのご両親はキャリアではありません。)
ということは・・・なのですね。
そう、旦那さんから感染したとしか考えられないというわけです。
赤ちゃんの感染を防ぐために人工栄養を選択したとしても、100人当たり2~5人は感染を免れません。
この感染率は実は半年以内の母乳栄養を選択した場合の感染率と同じレベルなのです。(分母となるのは完母ばかりではないようですが。)
但し、半年以上母乳栄養を継続した場合の感染率は、100人当たり13~25人と跳ね上がります。
感染率を低下させるため搾乳してマイナス20度で凍結し解凍したものを湯煎にして飲ませる方法もあります。
先ほども書きましたように、人工栄養であっても6か月以内の母乳栄養であっても感染率は最大6%です。
感染すなわちキャリアとなった赤ちゃんが将来発症する確率は最大で5人なので、これを計算すると1000人当り3人が発症し、残り997人は無症候性感染のまま、人生を終えるということを意味します。
母子感染を免れたかどうかは、3歳の時点で血液検査をして陰性であれば感染防御ができたと見做されます。
ATLAは確かに発症を防ぎたい病気です。
ですが、見落としてはならないのはATLAばかりではないということです。
過去記事にも書きましたが赤ちゃんにはSIDSという恐ろしい病気があります。
この病気の日本国内での人工栄養児の発症率は母乳栄養児の5倍もあることを念頭に置いて、妊婦さんでATLAが発覚した場合は、最終的にどのような栄養方法を採るかということをご夫婦で話し合って決めていただきたいです。
(妊婦さんが感染しているかどうかは大変デリケートな問題なので、大抵の病産院では、告知は妊婦さんにだけ行われると思います。)
赤ちゃんへの垂直感染(=母子感染)は防御できたとして、旦那さんはどうなるのか?
というギモンが湧いてくると思います。
水平感染(=夫婦間感染)も血液を介して感染します。
例えば局部が怪我をしている時に、性生活をすれば感染の可能性大です。
「わざわざ病院に行くのもナンだしなぁ。」というお父さんは、職場健診や人間ドックの際にお願いして採血をしてもらったら感染しているか否かは判明します。
HBe抗原が(+)ならば、感染の可能性大なんですね。
こればっかりは、個人で頑張ればどうにかなる・・・って言うものぢゃ有りません。
1回は検査してもらいましょう。
検査を受けなくちゃ感染の有無は判断出来ません。
また、B型肝炎のワクチン接種は、年齢的なリミットがあります。
臨床的に見ていますと、おおむね40歳以上の方に接種しても、HBs抗体は出来ません。
可愛いお子さんのためにも、B型肝炎のワクチンは接種した方がいいと思います。
もし、気づかぬうちにキャリアになったら・・・これまで通りに仕事が出来なくなったり、入院せねばならない事態にだってなるかもしれません。
40歳までの旦那さんは、今が防御のチャンスだと思ってくださいね。
このB型肝炎のワクチンは、血液に触れる可能性のある医療関係者ならば、HBs抗体を作るために接種しています。
なかなかHBs抗体が出来なくて、毎年受ける方もおられます。
SOLANINは、B型肝炎のワクチンの接種していませんが、何故か、20歳以降にHBs抗体だけが出来ました。
実家の家族は誰も抗原はおろか抗体もありません。
内科のドクターには、「若い頃、軽い感染をしたのでしょう。」と言われましたが、思い当たるフシは全くありません。
未だに謎です。
もちろん旦那も調べてもらいましたが、抗原も抗体もありません。
子供たちも。
SOLANINは誰かに感染させることはないけれど、B型肝炎の患者さんが来られても、HBs抗体があるから怖くないです。
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