リガ・フェーデ病って聞いたことがありますか?
突然ですが、リガ・フェーデ病って聞いたことがありますか?
お仕事が歯科領域の方ならば、「あぁ、あれね。」とご存知でしょうが、大抵の方にとっては、「ん、何それ?」だと思われます。
過去記事にもありますように、乳歯の萌出する時期には個人差があり、生まれつき歯が生えている(=先天歯)赤ちゃんもいらっしゃいます。(“魔歯”の記事をご参照ください。)
その先天歯(殆どが下顎乳中切歯)が赤ちゃんの舌の裏側面を刺激して、潰瘍を形成することがあります。
それがリガ・フェーデ病です。
対策としては、潰瘍が酷くならないように、当該の先天歯を丸く削ったり、当該の先天歯の先端に歯科治療の際に使用されるレジンという物質を付けて、下の裏側に当る刺激を減弱させることで、徐々に軽快します。
抜歯を勧めるドクターもいらっしゃるようですが、一度抜いたらその部位の乳歯は萌出しませんので、。
この先天歯は、なかなかの厄介物でして、直母の際に下顎よりも前に舌が出にくい赤ちゃんの場合、お母さんの乳首の付け根に抉れたような深い傷を負わせることもあります。
出来るだけ早く、小児歯科のドクターを受診され、対策を取られることをお勧めします。
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