指導内容を真面目に実践しないお母さんをどう見ているか?
SOLANINのようにBFHで勤務する医療者や、母乳育児推進と支援を本気で頑張っていらっしゃる医療者にとっては、赤ちゃんのお母さんに、「ミルクの補足をしましょう。○mlを1日●回、必ずあげてください。」と指導することは、正直言って辛いです。
直母が上手くいき、ミルクの減量が出来ないかといつも思います。
しかし、赤ちゃんの発育を考えると、現段階ではミルクの補足も止む無しということはあるわけで、そういう立場の医療者からそう言われる事の意味は、ミルク育児推進の医療者が「欲しがるだけミルク飲ませてくださ0い!」と言うのとは全く別であり重いのですね。
よっぽどのことなんだと肝に銘じていただきたい。
そこで指示をされる量は、ハッキリ言って、ギリギリ最小限だと思います。
赤ちゃんが泣くから~とかナントカで、補足量を勝手に増やしたら、どやされるかもしれません。
逆に、大丈夫そうだからと自己判断で補足量を割り引くと、赤ちゃんがきちんと育っていないため大目玉を喰らいます。
ミルクの補足の指示は真剣勝負なのです。
また、実現不可能な無理難題を押し付けているわけではありません。
現状を鑑みながら、急増急減にならないように、落とし所を探りつつ、折り合いがつくように話を進めます。
ミルクの補足量というものは、決してドンブリ勘定で決めているわけではないし、お母さんが増減したけれど赤ちゃんの発育が順調だったから結果オーライだね~で済ませてはいけないものです。
赤ちゃんのために決められたことがきちんとこなせないお母さんは、そんなつもりではなかったとしても、虐待しているのと変わりません。
少なくとも私は、そういう目で見ています。
コメント
2 ■そのお気持ちがありがたいです
次男坊を出産した時、2週間検診でまさかの18g/日でした。出産して帰宅後2日目に40℃まで熱が上がり、5日間別の病院で入院。検診前日に退院でした。増加しなかった原因はそこにあるのでは?ということで、ミルクを足さずに3日後再診。25g/日増加していて一安心でした。
その時、助産師さんは18gしか増加していないことにショックを受けられ、なんとか完母でいけるように必死に考えて下さいました。そして再診時には一緒に喜んで下さいました!!
もしかしたら、ミルク足してくれてもいいじゃないと考えるお母さんもいるのかもしれませんが、私には助産師さんの想いが本当に本当にありがたかったです。
2012-10-21
14:54:11
3 ■こんにちは
過去記事なども含め読ませていただいています。
やはりミルクを足すのはやむを得ずなのですね~
私は1ヶ月健診で1日15回前後の母乳(プラスミルク80を405回)を授乳していたのですが、体重増加をみると飲めていても母乳量は1日トータル20位と言われ…ミルク100足して下さいと言われました(__;)その後母乳外来でも見解は同じ。こんなにあげて大丈夫なのかと思っていましたが、やはり仕方ない事なんですね0
今は体重増加を目指します(>_<)
2012-10-21
16:37:09
4 ■「飲ませてください」
と言われても飲んでくれない赤子を持つ母はどんな気持ち何でしょうね
2012-10-22
07:55:01
5 ■見極め方は?
ミルク育児推進の医療者か、本当に必要かどうかは、どのように見極めればよいでしょうか・・・
2012-10-22
21:35:23
7 ■Re:「飲ませてください」
>おざわさん。さん
ストライキのように赤ちゃん自身が飲むこと自体を拒否するのではなく、意欲に欠ける場合はたいてい眠りがちな場合なのですね。
そうなると、やはりそれは哺乳が充分で眠っているのではないから、刺激を与えて起こすしかないです。
そうではなく、2~3時間直母ぶっ続けでよく泣いてタイミングはいつでもあるのに、、また、完母にこだわっているわけでもない方なのに、最低限必要な量を補足しない理由が分からないのですね。
SOLANIN 2012-10-22 23:03:38
8 ■Re:見極め方は?
>はなはな♪さん
えっとですな、その病産院の環境について、チェクポイントとなることが、第1弾書籍で書いておりますのでご参照くださいませ。
物凄く分かり易く書いております。
それで見分けられます。
SOLANIN 2012-10-22 23:17:45
« 1歳を過ぎたらおっぱいは水みたいになる? | トップページ | 先天性副腎過形成って? »
「★SOLANINのブログ」カテゴリの記事
- ペットは母子分離のリスクを法律で配慮されるのに。(2011.12.03)
- 名を捨てて実を取ることは理解できるけれど。(2011.11.03)
- どんなに輝かしいご経歴であっても。(2011.10.07)
- ミルク育児推進病産院では、ドクターはこう仰います。(2011.07.07)
- 助産師ってどんなお仕事?(幼児期の長女がイメージしたもの)(2011.05.23)