単純なバキュームではおっぱいは飲めません。
最近気になるのは、お母さんが短小乳頭・扁平乳頭&乳頭・乳輪が硬くて伸びが少なくて、尚且つ赤ちゃんがおちょぼ口で舌が前に出にくいタイプの組み合わせです。何故かと言うと、直母困難に陥り易いので厄介だからです。
通常、赤ちゃんはお母さんの乳頭・乳輪を歯茎で扱いた後、左右からシンメトリーに舌で巻き付け、前から後ろにうねらせて哺乳します。
ところが、上記の条件が揃ってしまうと、赤ちゃんは直母の際、バキュームかけるかのような吸いつき方をしがちです。
両頬のお肉を思いっき吸い込んで、まんまる頬っぺをペッコ~ンと凹ませながら(≒まるでムンクの叫びのような顔つき!)をリズミカルに繰り返しながら吸啜しようとします。
直母の最中に口角をチェックしても、もちろんというべきか、やっぱりというべきか、赤ちゃんの舌はチラッとも見えやしません。
このような拙い吸啜技術の段階で、安易にゴムの乳首を使うと、この先直母は出来なくなってしまう危険性が高いので、人差し指とシリンジ(中身は搾乳がベストですが、状況に応じて糖水やミルクという場合もあるでしょう。)で吸啜トレーニングすることが必要です。
また、乳頭・乳輪刺激が乏しくておっぱい分泌のスイッチが入りにくいので、授乳時間以外であっても暇を見つけて乳頭・乳輪を摘まみ出したり引っ張ったりの用手的刺激を地道にしていくことが必要です。
コメント
1 ■まさに!
うちの娘そのものです。
17日に出産しまだ入院中です。
わたしの乳首が短く、娘はおちょぼ口なので、直母が介助があってもうまくいきません。助産師さんの手でもってしても、母〇相〇室のほ乳瓶では量を飲むことができないので、ゴム乳首にせざるをえないそうです(ToT)
自分は切迫早産、実家に帰ってみれば家族が入院してしまい、そんな中できる準備はしてきたつもりでした。母乳指導は昨日から始まり、母乳分泌は人並みだそうで、乳首も妊娠中から柔らかくしてきたのに、思い切り壁にぶち当たりました。凹みますね。
ユイ 2012-11-19 05:48:09
2 ■Re:まさに!
>ユイさん
定期的に搾乳し、開通分泌を向上させましょう。
千里の道も一歩からです。
SOLANIN 2012-11-21 00:27:57
3 ■ありがとうございます
>SOLANINさん
随分前の記事へのコメントだったのに、早いお返事ありがとうございます。
あれから頑張って、母〇相〇室のほ乳瓶で飲めるようになりました。
直母のほうは、書き込みの翌日に吸ってくれて安心したら、その日の夜には拒否され、母〇相〇室の乳首を外して自分の乳首につけて吸わせてみました。これが成功して喜んでいたら、また拒否されだして、多くの助産師さんに介助やアドバイスを求めましたがお手上げ状態でした。
SOLANINさんのアドバイス通り、搾乳をすすめられました。つい2日前には搾乳で50くらい搾れていましたが、今は30がやっとです。あまり低下しないように、当面は搾乳と、機嫌により直母の練習をしたいと思います。
ユイ 2012-11-22 11:59:06
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