お母さんの絶妙なハンドアシストが必要なこともある!その2
授乳開始した産科入院中、乳頭・乳輪の奥(過去記事風に表現すれば、スィートスポット)が硬いのは、お母さんのカラダが冷え症で、しかも妊娠中の乳頭ケアが出来ていないためであることが多いです。
そのままでは深くラッチオンが出来ないことがしばしば起こります。
(出来たと思っても、じきに浅くなってきて、まともラッチオンが出来ていないのですね。)
同名記事のその1のように、圧迫授乳をしてもいいのですが、それだけでは難しいですね。
それはある程度開通し、分泌も良くて、例えば搾乳がスムーズに20~30ml/回程度は出来るようになってからの話です。
それまでの初期のうちはどうしたらいいのか?
それは、「先搾り」若しくは「先ほぐし」と言われる、乳輪の用手(用指と表現した方がより適切か?)マッサージです。
あまり痛いことはしたくないのですが、元々乳管が詰まっているであろうことに加えて、初乳や移行乳はねちょいですから、痛みを伴うこともあります。
乳輪の大きさにも依りますが、人さし指の幅一本分(だいたい1.2~1.5cmくらいだと思います。)乳輪の外側からマッサージします。
それを赤ちゃんにラッチオンさせる前に毎回行います。
滴たったおっぱいは捨てるのは勿体ないので、小さなカップ等に受けて後で飲ませましょう。
赤ちゃんがまともにラッチオンして量が飲めるようになるまでは続けてください。
1日10回以上の頻回直母をしていけば、やがて授乳前であっても乳頭・乳輪がソフトになって来ます。
その段階になれば、この作業は不要になります。
念のため申し添えますが、季節や気候にかかわりなく、このような状態の場合は冷たい飲み物を摂るのはNGですよ。
コメント
1 ■うわぁ、懐かしい
私、まさにこれでした。乳輪も乳房もガチガチで、自分ではうまくマッサージしきれず、入院中は助産師さんにもお願いして、ほぐしてもらっていました。もうね、これがね、陣痛より痛かったです!しかし、このマッサージのおかげで、無事に乳管開通し、三日目にはシャーッと射乳するまでになりました。
私と娘の場合はほかにも悪条件が重なり、結局まともなラッチオンは習得できないまま退院しましたが、現在8ヶ月にいたるまで、乳頭保護器がわりのシリコン乳首を使ってですが完母で育てられているのは、ひとえに、根気よくドSな乳頭マッサージをして下さった助産師さんのおかげです。
しかし今思えば無知すぎて怖い!真夏の出産だったこともあり、汗をたくさんかくからと冷たい水やスポーツドリンクをがぶ飲みしてました。おまけに、差し入れのケーキやお団子もムシャムシャ。滝汗…
PEPO 2012-05-04 01:24:16
2 ■先搾り
生後1か月の双子は未熟児でした。
毎回病室で先搾りした後NICUに出向いて直母でした。
先搾りにこんな理由があったとは知りませんでした。
ちなみに1年半前に同じ病院で長男を出産した時は先搾りしてません。
あまり母乳の出もよくなく、混合から半年で完ミになりました。
今回はもう少し長く母乳が出るよう頑張ります。
sakura 2012-05-04 06:56:55
3 ■Re:うわぁ、懐かしい
>PEPOさん
教科書的には痛みを伴うのはNGなんです。
普通だったら痛みを伴わない触り方であっても、状況によっては誰が触っても痛いこともあります。
経験から言えることですが、冷え症さんは痛がられますな。
酷くゴリゴリになっちゃうし。
SOLANIN 2012-05-04 21:21:44
4 ■Re:先搾り
>sakuraさん
出来る限りおっぱいをあげる期間が前回よりもながくなりますように。
SOLANIN 2012-05-04 21:23:11
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