SOLANINの閃きから生まれた工夫型ハードタイプ乳頭保護器!
当ブログの3月20日の記事が、雨風呂のガイドラインに抵触して、一方的に削除された件につきましては、読者のみなさんは既にご存知かと思います。
あの記事にはコメントも沢山頂きましたし、関心を持って下さった同業他者の方も少なからずおられましたので、少し趣向を代えて、再度記事化したいと思います。
(テキストに残してくださっている読者さんから、データを送ってくださるとのお申し出があり、それを再利用させていただくことも頭をよぎりましたが、ご厚意だけ受け取らせていただき、敢えて書き下ろすことにしました。)
そもそも、乳頭保護器は、おっぱいの分泌には問題ないものの、主に乳頭のカタチや大きさ、或いは乳頭のキズの悪化や出血、或いはそれに伴う吸啜痛といった母体要因で直母が困難な場合や、哺乳稚拙や疳癪、或いは舌が短いせいで搾乳でしか哺乳出来ない児要因で直母が困難な場合に、便宜的に使用される性格のデバイスです。
乳頭保護器には大別するとハードタイプとソフトタイプがあり、ソフトタイプは赤ちゃん用品各社から発売されているものの、ハードタイプについてはP社のみが発売しているのが現状です。
そして、このP社のハードタイプ乳頭保護器は、これまでにもモデルチェンジを繰り返しているのですが、約3年前(?)に行われたモデルチェンジ型ハードタイプ乳頭保護器は、率直に申し上げて改悪(←失礼!)としか実感できない使い心地で、従来型のハードタイプ乳頭保護器を適用すべき母子が路頭に迷う有様でした。
ドラッグストアや問屋の倉庫の片隅にある従来型のハードタイプ乳頭保護器を買い集めて褥婦さんに提供するにも、廃番品なので、それにも限界がありました。
特に、巨大乳頭・裂状乳頭・過長乳頭で、いわゆる乳管洞(SOLANIN流に表現すれば、おっぱいのスウィートスポットですな)が深く奥まっている方で、従来型ハードタイプ乳頭保護器であっても苦戦を強いられていた方には、モデルチェンジ型ハードタイプ乳頭保護器は、問題外でした。
そういう方であっても、今回公開するSOLANINの閃きから生まれた(←そんな大層なモノかいな?)工夫型ハードタイプ乳頭保護器は、まさに打ってつけではないかと自負しております。
準備するものは、メ○ラ社の搾乳器のじょうごの部分と、P社やJ社の丸乳首です。
まず、じょうごの管部分を、電動鋸で、端からおよそ2cm程度の箇所で切断します。
怪我をしないように、切断面を鑢(やすり)で処理します。
それにP社やJ社の丸乳首を装着します。
以上です。
パッと見は、従来型ハードタイプ乳頭保護器にソックリです。
まっ、コロンブスの卵ですな。(笑)
でも、従来型ハードタイプ乳頭保護器と比較して、台座となるじょうご部分の直径が大きいのが特徴です。
では、ジャジャジャジャ~ン、画像公開しますよん♪
<工夫型ハードタイプ乳頭保護器>
コメント
1 ■これいい!!
舌小帯短縮症&扁平気味の最強タッグで産後の直母ができない状態でした。
おっぱいに力を入れてる産院で、保護器は使用してはいけない決まりで、助産師さんがこっそりハードタイプの保護器を貸してくれました。
病室でこっそり。
おかしいですよね。
で!退院して、ハードタイプ購入するもまったくうまくいかず…なんで?なんで?
助産師さんの従来型と違ったんですね。
哺乳瓶の乳首代用したりしました。
おっぱい出てるのにミルク…
苦労しました~。
これ絶対いい~
moko 2012-03-29 10:48:40
2 ■カムバックですね!
無事に記載されて良かったです。
記事と違うのですが、良かったら読んでください。
息子が生まれて一ヶ月の頃、
授乳回数や時間など不安だらけで、いろいろ調べる中でここに辿りつきました。
的確かつ、医療の観点、子どもの気持ちもちゃんと盛り込まれている記事の数々に、目から鱗の気持ちで、一気に読みました。
ほんとに役立つし、変な不安もなくなりました。
可愛いおっぱい星人も一歳に。
公園に行って、キャーキャー喜んで、手づかみでガッツリと半離乳食弁当を食べると、大満足から眠くなり、オッパイ欲しい仕草が。
「お家に帰ったら飲もうね♪」
と、いざ帰路に向かう中で、ぐずることもなく、スヤスヤと寝てました。
お昼寝前のおっぱいが欠かせないはずが、たまたまその日はスルーしたのです。
しかもグッスリと。
あぁ、こうやって楽しいことに夢中になって、だんだんおっぱいへのウェイトが減るんだなぁ…
成長に嬉しくもあり、ちょっぴり切ない気持ちでもあります。
けど、ここに出会って、母乳育児を続けることが出来て、本当に感謝しています。
毎回、息子との授乳タイムは、至福というか、最高な時間です。
本当にありがとうございます。
息子の成長に合わせて自然に卒乳する日はそう遠くないかもしれません。
が、その日まで、うーんと大事にしたいと思います。
これからも、読ませていただきます。
応援しています。
本当に本当にありがとうございます!
かいちんママ 2012-03-29 14:12:08
3 ■Re:これいい!!
>mokoさん
搾乳やミルクを飲ませるのに、使う乳首と乳頭保護器として使う乳首は同じ製品であっても、ちょっと違うんです。
必要は発明の母ですな。
SOLANIN 2012-03-29 22:38:44
4 ■Re:カムバックですね!
>かいちんママさん
かいちんママさんのおっぱいライフに少しでも当ブログが貢献できたら、望外の喜びです。
これからも宜しくお願いします。
SOLANIN 2012-03-29 22:44:54
5 ■無題
その後の報告です。
私も探しましたが産院で使っていたものはなかなかなく、P社のハードタイプしか見つけられませんでした。案の定息子は吸い付いてくれませんでした。
約一週間なんとか搾乳でしのぎ、ようやく乳首の傷が治り、息子も直母を頑張ってくれています!
やっぱり直母がいいですね。
あんぴい 2012-03-30 11:03:17
6 ■無題
記事記載してもらえてよかったです。
いとこに教えてみようと思います。
ありがとうございました(^^)
ゆーなつ 2012-03-30 13:59:51
7 ■Re:無題
>あんぴいさん
そです。
直母が一番いいですよ。
できるなら、それに越したことは無いです。
SOLANIN 2012-03-30 16:36:18
8 ■Re:無題
>ゆーなつさん
恐縮です。
ま、閃き、アイデアですな。(笑)
これを使って、直母が出来るなら万々歳だものね。
SOLANIN 2012-03-30 16:39:01
9 ■無題
ハードタイプは、K本舗からも出ていて大きな乳首の人や痛い人が勧められて使っていましたよ。
coconobi 2012-04-03 16:49:34
10 ■Re:無題
>coconobiさん
そうでしたか。
教えてくださり、ありがとうございます。
SOLANIN 2012-04-04 11:08:21
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