妊娠糖尿病のお母さんこそ、できる限りおっぱいをあげてね。
昨春に妊娠糖尿病の診断基準が厳しくなったせいもあるのか、ここのところ、どの病産院でも妊娠糖尿病(以下GDMと表記します)の方が増えているようですね。
妊娠糖尿病の方が母乳育児をすると、母子双方に特典があります!
お母さんが将来、2型糖尿病になるのを予防する効果があるし、赤ちゃんが肥満や糖尿病になりにくいという研究報告が多数あります。
それは、GDMの鎖を断ち切れるかもしれないってことです。
ただ、GDMの赤ちゃんの中には血糖のコントロールが上手く行かず低血糖で治療を受けなくてはならない場合もあります。
出産直後はまだおっぱいの分泌が立ち上がっていませんから、止むを得ずミルクの補足をすることもあるでしょう。
場合によっては、赤ちゃんに点滴をすることもあるかもしれません。
また、生下時体重は大きめでも、今一つ活気に乏しく、クッタリして、直母ができにくい赤ちゃんも散見します。
その場合は焦っても仕方が無いです。
取り敢えずは気持ちを切り替え、搾乳を頑張りましょう。
おっぱいの分泌の維持向上を図りつつ、赤ちゃんの吸啜意欲の高まりを待つのです。
そして、やがて直母が出来るように、直母が出来るようになったら次は量になる位飲めるようにと、時間はかかってもひとつずつステップアップしていけるようにしていけたらいいのですよ。
ひとくちでも多く、そして1日でも長くおっぱいを飲ませてあげられたら、お母さんにとっても赤ちゃんにとっても意味があるのですよ。
コメント
1 ■いつも参考にさせて頂いております。
3番目を妊娠中、妊娠性糖尿病になり、食事制限と間食厳禁の生活を送りました。
頑張った甲斐があって血糖の数値は安定、インスリンを打つまでもなく出産しましたが、やはり妊娠性糖尿病のせいなのか、大きめの赤ちゃんでした。
先生には妊娠性糖尿病になると将来糖尿病になる可能性があるので、間食はほどほどにと言われました。
この記事の内容にある母乳育児が糖尿病の予防になる事は知らなかったので、頑張って母乳育児を続けていきたいと思います。
それと、母乳分泌低下予防に、以前の記事の内容にあった「南瓜仁」をネットで購入し食べています。
お忙しい中、ブログの更新お疲れ様です。あまり無理をなさらないようにしてください。
すっぴん母ちゃん 2011-11-13 06:56:07
2 ■Re:いつも参考にさせて頂いております。
>すっぴん母ちゃんさん
記事を役立ててくださり嬉しいです。
これからもご愛読くださいね。
SOLANIN 2011-11-13 20:53:48
3 ■初めまして
私も妊娠糖尿病と診断され、妊娠中は食事制限をしていました。そして逆子だったため、37wで帝王切開でした。
一過性過呼吸と体は大きかったのですが活気不良で1ヶ月入院していました。
母乳の分泌が悪く、入院中は1日1~2回の直母で息子も私もなかなか上達せず、生まれてから2ヶ月は混合でした。今は完母で育てています。
息子と離ればなれでつらい1ヶ月でしたが、毎日搾乳し母乳を届けて良かったと、この記事を読んで改めて思いました。諦めなくて良かったです!これからも息子のため、私のためにも母乳続けて行きます。ありがとうございました!!
あや 2011-11-15 15:14:07
4 ■Re:初めまして
>あやさん
苦しい道のりを母子で歩んでこられたのですね。
でも、あの時の頑張りが今の充実したおっぱいライフの礎なのでしょうね。
頑張り屋のあやさんを尊敬します。
SOLANIN 2011-11-15 19:00:49
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