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2011年4月10日 (日)

乳頭保護器は使いたくないけれど。(新生児)

私は時々、おっぱいを飲むときに必ず左右両方の頬っぺたの内側のお肉を吸引して肝腎の乳頭・乳輪は超おちょぼ口で舌の巻き付けが出来ていない赤ちゃんに遭遇します。
乳頭・乳輪の巻き付けが出来ないどころか、乳頭を口唇や歯茎で挟み込むだけの場合もあります。
(えくぼちゃんの一種ですが、バキュームちゃんと呼んでいたりします。)

こういう場合直母に拘ると、乳頭損傷が酷くなり、大きなお口でガブっと咥えることや、乳頭・乳輪は舌でしっかり巻き付けるという、正しい哺乳動作がいつまで経っても出来ないおそれがあります。

たとえ0.5mlであっても搾乳が出来るのであれば、毎回でも搾乳はしてください。
バキュームちゃんのお母さんは乳頭への有効刺激が少ないので、おっぱいの分泌が遅れるのを防ぐ意味でもあります。
そして、その搾乳はフィンガーテストをする要領で、シリンジであげてください。(搾乳量が極少量の場合適宜5%ブドウ糖液を加えることもあります。)
バキュームちゃんの場合、フィンガーテストは正常であることが殆どなので、このようなあげ方をすることが、直母上達のためのトレーニングになるのです。
同様に、ある程度おっぱいの分泌が増加してきたら、乳頭保護器を使用して直母させると、やはりフィンガーテスト同様、頬っぺたの内側のお肉を吸引しないようなので、これも直母上達のためのトレーニングになるようです。
もちろん、乳頭保護器は各社様々な商品が販売されていますし、ゴム乳首も代用できますので、どれがその赤ちゃんに合うかは、何種類か試さないとぴったりくるモノにヒットしないこともありますが。
直母上達のためにであれば、試してみる価値は大いに有ると、私は思います。

コメント

1 ■いつもありがとうございます。
記事と関係のないコメントでスミマセン。
こちらのWEBサイトご参考までにどうぞ。
ご存知でしたらスミマセン。
NPO法人 臨床助産の会http://www.jyosansi.com/rinsyou/
tamago 2011-04-10 01:57:39
 

2 ■うちのこも
へたっぴでした(^_^;) 助産師に毎回毎回、飲むの下手ね…下手ね…、舌の巻き付けもあまりできてないからね~。とずっと言われていました…(^_^;)
助産師介助で退院日も直母0gでした…。
とても懐かしいです(^O^)
乳首もものすごく痛かった(;_;)痛みで授乳困難な時もありました。とてもじゃないけど、痛くて痛くてまともに直接授乳できず、私も一時期メ○ラの乳頭保護器を使っていました。
悪戦苦闘でおっぱい続けて、はじめは何度も泣きました。まるでこの日記は、私のことを書いてるかのようで、懐かしく思いコメントさせていただきました。
こんなへたっぴでしたが、今ではおっぱい大好きっこに育っています(^O^)☆
今あの頃を振り返ると、産科退院後の悪戦苦闘も無駄じゃなかったなと思えます!このこに母乳をあげたいと強く思い続けてこれたこと、そして今完母であるのは、私の誇りです(^O^)
悩んでいたとき、最強母乳外来にであえたことも私の強みになりました(^^)
これからも引き続き、愛読させていただいます。よろしくお願いいたします。
ミッキー&ミニー 2011-04-10 13:41:41
 

3 ■Re:うちのこも
>ミッキー&ミニーさん
困難に挫けず諦めず乗り越えられたのですね。
きっと、勇気と希望を感じられたお母さんも多いと思うコメントありがとう!
SOLANIN 2011-04-10 15:29:01
 

4 ■Re:いつもありがとうございます。
>tamagoさん
早速訪問してみます!ありがとう!
SOLANIN 2011-04-10 15:30:04
 

5 ■懐かしい
うちの子もおちょぼ口で最初の頃は保護器にお世話になりました。
保護器を取ったら、今度は両方の乳首に血豆が出来て…
痛くて涙を流しながらあげていました。今、1歳7ヶ月になりましたがおっぱい大好きっ子です!
あの時頑張ったから、今この笑顔が見られるんだなぁ…とつくづく思います。
たいきママ 2011-04-10 18:23:08
 

6 ■6ヶ月の女の子のママです☆
うちも、下手っぴだったから保護器(P社)のお世話になりました。
出産した病院の助産師さんたちは、退院するまでになんとか直接飲めるように、あの手この手で頑張ってくれました。
もう、ありがたくて申し訳なくて授乳のたびに涙が…
「飲んでくれないと悲しくなるよね。きっとこの子は、抱かれ方とか角度とか、超こだわり屋さんなんよ!でも大丈夫!彼女も頑張ってるよ!」
と、いつも励ましてくれて。
結局間に合わず、最終手段として保護器を使うことを提案されました。
早く取りたくて何度もチャレンジしたけど、そのたびにチビはギャン泣きでおっぱい拒否。
保護器だとゴクゴク飲んでくれるから敗北感…
「陥没乳首ではないのに、なんでよ!!」って、毎回凹みながら保護器を大事に消毒(笑)
1ヶ月健診の時に、入院中お世話になった助産師さんたちに、「いつになったら保護器なしで飲んでくれるんでしょうか…」と、またまた半泣きで相談したら、
「うちの子も保護器使ってたけど、うちなんて4ヶ月近くまで使ってたよ!この1ヶ月で保護器で飲むことに慣れたから、今無理やり外すと癇癪起こすと思う。もうちょっと口が大きくなって体力もついてきたら、ある日突然飲めるようになるから!焦らないでいいよ!お母さんの母乳の出は良好だし乳首も問題ないから、心配しないでも大丈夫!のんびり気長にいきましょう!」と。
友達に相談しても経験者じゃないとわからないし、1ヶ月健診までは頑張ろうと思ってやってきてよかった!
私、出産した病院の助産師さんたちに出会ってなかったら、授乳を心から楽しめず、混合になってたかもしれません。
あれだけ憎かった保護器も、今では母乳育児をがんばるママのためのすごく便利なものだと実感してます。
こちらのブログは産後直後から毎日読んで勉強させていただいてますが、乳頭保護器の話題だったので思わず熱くコメントしちゃいました(笑)
現在生後6ヶ月、完母で体重8.9kgです☆
*AI* 2011-04-11 08:45:51
 

7 ■さきほど
忘れてました!
生後2ヶ月ぐらいで、保護器なしで飲んでくれるようになりました(^-^)
*AI* 2011-04-11 08:48:39
 

8 ■Re:6ヶ月の女の子のママです☆
>*AI*さん
熱いコメント有難う!
文明の利器は使いようなのですよね。
SOLANIN 2011-04-12 10:30:23

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