乳頭損傷が起きる理由は？

乳頭損傷には、様々な段階があります。
発赤→水疱・血疱→痂皮形成←亀裂＆出血。
（この中で痂皮形成は水疱・血疱や亀裂＆出血が回復してくる時の段階です。）

何故乳頭損傷が起きるのか？と言う理由を述べます。
1つ目は妊娠中のお手入れが不充分であったということですが、出産された方にしてみたら、過ぎてしまったことなので、どうしようもありません。（涙）
妊婦さんがこの記事をお読みであれば、「頑張ってお手入れしよう！」と決意され、実行してください。
2つ目は初っ端から添い乳で長時間吸わせたり、きちんと座って授乳しても、結果的に浅い吸いつき方をさせていたということです。
3つ目はどうやら赤ちゃんが下手っぴちゃんであるということ、吸啜トレーニングを続けるしかないので、速攻で回復を期待するのは難しいです。
4つ目はお母さんの乳頭形態や乳輪の大きさ等の理由が挙げられます。
出産された方はどうにもならないですが、生まれ持ったモノであっても、妊娠中から乳頭・乳輪ケアをしていけば改善は可能ですし、赤ちゃんが吸いつき易くなるよう努力すれば重症化しにくいです。

産後でも予防が効くのは、2つ目です。
カンガルーケアをしていると、出産の達成感や高揚感が湧きあがります。
普通なら考えられないくらい、初っ端から例えば30分間（！）とか、ぶっ通しで吸わせ続けても、その時はあまり痛みを感じないのです。
しかし、きっと人生でそれほどまでに長時間おっぱいに吸い付かれる経験は、初産婦さんであればまず無いと思います。
いわゆる「吸われ負け」（剃刀負けみたいな感じです。）になって、ヒリヒリするし、その日のうちに発赤してしまうのですね。
カンガルーケア中は何処の病産院でも、気配が分かるくらいの距離で、助産師が母子を見守っていると思います。
ほどほどの時間が経てば、左右チェンジしてあげてくださいな。
それから、「浅飲み」（ぶら下がり飲みのようなな感じです。）にならないように、必ずクッション等をカマしていただきたいです。

きちんと座って授乳しても、結果的に浅い吸いつき方をさせていたというのは、助産師の目が行き届いていないということです。
忙しくて、ずっと手を添えられなくても、「赤ちゃんがすっぽんみたいに吸いついていても3分くらい経てば取り敢えず左右交代してね。」「3分以内でもヒリヒリしてきたら、それは浅飲みでNGだから、速やかに赤ちゃんのお口を外してね。」だけは伝えてください。
あ、もちろん外す時は、乳房を押さえる（お雑煮の餅を引っ張っているような行為。）のではなく、「赤ちゃんの口角に思い切ってぐっと指を入れて上歯茎と下歯茎が離れるように、丁度二枚貝の隙間を抉じ開けるようにしてください。」と、1回はやって見せて、教えてあげてください。
（指はお母さんのやりやすい指でいいです。）

コメント

1 ■無題
私が産んだ病院でも、カンガルーケアーはやっていただけましたが、何と誰もそばにいないままの状態で１時間ほど私と赤ちゃんだけで放置されました(ﾟｰÅ)
産んだばかりで、何が何だか分からないし、赤ちゃんだけ置いて行かれるし、赤ちゃんは指をしゃぶっているから（おっぱいあげたほうがよいのかな？）と思ったのですが、助産師さんを呼んでも誰も来ず、放置プレーにもほどがある放置っぷりでした・・・｡ﾟ(T^T)ﾟ｡
ようやく「初乳をあげるよう」指導されたのは何と出産から８時間後のことで、指導もアバウトだったので、しょっぱなから片乳４０分も授乳してしまい、当然のごとく乳頭亀裂→出血を味わいました( p_q)
出産前に、ＳＯＬＡＮＩＮさんのブログに出会えていたら・・とすごく思います。
ちゃっく 2011-03-10 00:27:13

2 ■無題
幸い出がよくて、あかちゃんも上手に飲めていたので、初日以外は3分で交代していましたが、妊娠中のお手入れ不足で見事に切れてしまいました…
妊娠中にこちらに辿りつきたかったですね（泣）
まみ 2011-03-10 03:10:42

3 ■まさに…
妊娠中の手入れも念入りではなかったものの二人目だからまずまずだったらしくて里に帰るまでの産院ではちょくちょくおっぱいチェックがあり良かったんですが転院先では全くなくて上の子のときにはなかったカンガルーケアをしてもらいましたが右に置かれてから約１時間半誰もいなくてどうしたらよいかわからず右ばかり吸われて今思えばあれが水泡だったんかっていうような水ぶくれが乳頭に沢山できてました(*_*)
母乳育児を勧めてる割にフォローがほとんどなくてミルク屋さんとも仲良しの病院でした(-.-;)
jun 2011-03-10 09:16:19

4 ■正しい指導
切迫早産で乳頭ケアがままならず、さらに扁平だったので、産後、週に一度は亀裂になってました（泣）
産後、地域の助産師さんに見てもらったのですが、おっぱいが出なくて美味しくないから赤ちゃんがちゃんと吸いつかないので傷になると言われ、亀裂で痛い中、痛いマッサージをされ…。出てないならと、当然のようにミルクも足してました。
それが隣町の別の助産師さんに見てもらったら、おっぱいは充分出ているよと、授乳姿勢と赤ちゃんの吸い付きを指導していただき、皮膚科を紹介していただき…
ようやく授乳って痛くないんだ！と感激した覚えがあります。
考えてみたら最初の助産師さんはマッサージするだけで、授乳姿勢を見ることすらしませんでした。
やはり正しい指導を受けることが大事なんだな～と思いました。
その後、遅ればせながら四ヶ月に完母になることができました。
akodam 2011-03-10 09:23:45

5 ■無題
私が産んだ産院もｶﾝｶﾞﾙｰｹｱはやっていましたが、おっぱいを咥えさせた後は時々覗きに来てくれる位でほぼ放置でした。いつまでｵｯﾊﾟｲ咥えてるのかな～って思いながら眺めていましたが幸い丈夫なｵｯﾊﾟｲなようで無傷でした。
9か月になった最近は飲みながら引っかいたり力いっぱい握ったりで・・・ちょっと爪が伸びると傷ができたりしています(ﾉ_･｡)ｵｯﾊﾟｲまずいのかなぁ～(((( ;°Д°))))
サチえもんo((=゜ｴ゜=))o 2011-03-10 10:03:27

6 ■水疱の痛み
３人目にして、初めて水疱になりました。
あんなに痛いものとは知りませんでした。まさに激痛。
痛くても、授乳をやめるわけにいきません。かわいいわが子が、泣いて欲しがっているのだから。泣きながら搾乳したり、おっぱいあげたりしていました。
出産前まで引き継ぎの仕事が山積みで、おっぱいケアが足りなかったせいだと思います。反省。
水疱は、自然に治るまで待つしかないと、助けを求めて行った助産師外来で言われ、ガーン…！
最初の１ヶ月がつらかった…。
産前のおっぱいケア、ほんと大事だと思いました。
今は、しあわせ授乳生活です。
アンク 2011-03-10 14:22:56