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2011年3月

2011年3月31日 (木)

集団健診に従事される母乳育児支援派の看護師さんのジレンマ。

<ご相談内容>
私は、看護師として役所で行われる一歳六ヶ月健診の計測を、たまに手伝わせてもらってます。
その中で、栄養士さんや保健師さんが断乳を勧めている指導を聞くと、モヤモヤしてしまいます。
相談する場が少ないお母さん方は、集団健診の機会に熱心に質問され、指導を鵜呑みにしていると感じます。
医師や歯科医師プラス、母乳に詳しい助産師さんが集団健診に参加してくれたらなぁと思います…
私は何も知らず一人目を断乳してしまったので後悔してます。
お子さんにもお母さんにも心の栄養は必要だと思います。
母乳育児を応援したいと思う私に、何かできることはないんでしょうか?
指導内容をスルーしましょうとも言えず…どうにか、改善したいと思ってしまいます。集団健診に対する考えを聞きたいです。

<SOLANINの回答>
実は私、集団健診に携わられる母乳育児支援派の看護師さんのお気もちを伺うのは初めてです。
こういう看護師さんが1人でも居られることを知るだけでも、全国の母乳育児中のお母さんは勇気を貰えます。
相談者さんのお住まいの近くにはBFHはありますか?
もしもBFHがあれば、BFHに連絡してさえしてくだされば、BFHの方から地域の保健センターにバンバン働きかけが出来ると思いますが、行政区が異なったり、BFHが無いと厳しいかもしれません。

仮に県内にBFHが無いとしたらどうしたらいいのか…ですね?
ううむ。
まずは勉強会を開催しては如何でしょうか?
集団健診を有意義なモノ(来て良かった、診ていただいて良かった、相談に乗ってもらえて良かった)に改善していくには?ということで、お母さんへアンケート(知りたいこと)を調査してみます。
そして、今行っている指導が果たして適正なのか?ということを、日本母乳の会の冊子(高いのでも840円位)を入手されて「参考文献」にさせてもらい検証していきます。
時々日本母乳の会のことを怪しい団体と勘違いしている方が居られるので、WHO/ユニセフに代わってBFH認定を審査したり、健やか親子21の幹事団体のひとつであること(行政を動かすのはここがツボです。多分。)『授乳・離乳の支援ガイド』作成に大変尽力された団体であることをアピールして、冊子の記述がただしいことを後押しします。(万一、保健師さんや栄養士さんが不勉強で『授乳・離乳の支援ガイド』の存在自体を知らないというイタイ状態であれば、厚労省のHPからダウンロードさせてもらうこと!)
お金が掛かりますが、日本母乳の会に入会すれば、勉強会や講演会に講師派遣等の相談にも乗ってくれます。

もしくは、問診前に、「おっぱいのことは、助産師に聞いた方がいいよ。」と、さりげなく誘導するとか。
集団健診とは別に、地域の助産師を保健センターに呼んで、おっぱい講座を開設するのも良いかな?(医療者向け・お母さん向けどちらも!)

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2011年3月30日 (水)

持病治療~仕事復帰前のご報告。

<ご連絡いただいたこと>
私は過去記事と担当医、そして主人と相談しまして、現在『イトリゾール®』で爪水虫の治療をしているおっぱい星人の母です。
記事の内容からは、『ラミシール®』の方が母乳への影響が少ないように読み取ったのですが、私は『イトリゾール®』を選択いたしました。
『ラミシール®』は6ヶ月間毎日飲み続けるのですが、『イトリゾール®』はパルス療法で1週間飲んで3週間休暇を3クール行うことで爪に6ヶ月間とどまり効果を与え続けると説明を受けました。
ただし、その分、1回の服用量が多いです。
私は、『ラミシール®』で6ヶ月間毎日母乳に出てることを考え続ける日々より、実質3週間のみの服用で済む『イトリゾール®』の方が精神的な負担が少なく済むと考え、そのような選択をしました。
治療を始めて3ヶ月が過ぎ、きれいな爪がはえてきました。嬉しくて爪を眺める毎日です!
本当にありがとうございました。
我が子は1歳3ヶ月。4月からは保育園に通います。
おっぱい飲みながら横目で私を見てニヤッと笑う姿をまだまだ見ていたいので、保育園に向けて言い聞かせを始めました。
これからもブログを楽しみにしています。
どうぞお体に気を付けてお過ごしください。

<SOLANINからひとこと>
爪水虫は頑固で治りにくいイメージがありますが、最近はパルス療法を選択される方も増えているそうです。
6ヶ月とか長期の内服になると、個人差はありますが、肝機能の数値が異常になったりする場合もあるので。
パルス療法も1クールが大量なので、定期的に肝機能チェックは必要でしょうが…
今のところご無事のようで何よりです。
また、お子さんの方も特に『イトリゾ―ル®』の副作用的症状も発生もしていないご様子で、良かったですね。
爪水虫の治療に加えて、お仕事復帰が目前ですが、それを断乳の言い訳にはせずに、おっぱいとの両立を図ろうとされる姿勢に敬意を表します。
これからもお子さんにしっかり言い聞かせを続けられ、おっぱいが継続出来ればいいなと思いました。(笑)

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2011年3月29日 (火)

義父の有難迷惑(!)な厚意にどう対処するか?

<ご相談内容>

義父がとても孫を可愛がってくれます。
旦那や私のことはさて置き、孫しか眼中にない、目の中に入れても痛くないというのはこのことかというくらいです。
我が子は9ヶ月ですが、まだ食べられないプチダノンとか買ってきたり、瓶の離乳食を山ほど買ってきてくれたり・・・
でも、それが私にはストレスです。
旦那にもちゃんと「コレが嫌なんだ」とか「コレはしてほしくないから伝えて」とか言うと旦那から「そんなに親父が嫌いなの?」と言われて・・・
義父が嫌いとかそういうのではないのです。
どうすれば旦那が私の気持ちを汲み取ってくれるでしょうか?
また、それが義父に伝えられるでしょうか?

 

<SOLANINの回答>

義父さんの有難迷惑(!)といえる厚意への対処方法は、たいへんシンプルですが「何か買う時は事前に息子夫婦に聞く。」ということを徹底してもらうのが良いと思います。
旦那さんも自分のお父さんを悪く言われると、父子関係が良いほど気分を害されると思うので、「コレが嫌なんだ」的な発言をされると、妻の気持ちを理解しない訳ではないのでしょうが、カチン・ムカッとくるのでしょうね。
例えば食べられないBFを買い込む厚意に対しては、「東日本巨大地震以来、被災していない地域ですら買占めが起きるようなご時世だから、自分さえよければというようなことはしたくないし、無駄(この場合赤ちゃんが食べられないモノを山ほど買う)は勿体ない。なので、ひとこと、『こういうのを食べられるかな?』と、ひとこと確認してもらえませんか?」と直接下手(したて)にお願いしてみたり、旦那さんから伝えて貰ったらいいのではないでしょうか?
特に食べ物に関しては「あまり早くからBFとかは添加物が心配だからあげない方がいいと、かかりつけの小児科ドクターに指導されたばかりで・・・」と、ドクターのアドバイスにしちゃうのも一手です。(爆)
そうすれば旦那さんとのバトルも回避されるし、義父さんも孫のためにより良いものを選んでみようかなという気持ちになってくれますよ。
今はまだかもしれませんが、赤ちゃんが大きくなると、近い将来おもちゃ攻撃も開始されるかもしれません。
それについても、例えば毒々しい染料で染め上げられたおもちゃであっても深く考えず『色目が綺麗だから買ってきた!』というようなことが想定されます。
狭いアパートなのにタタミ2畳分くらいのスペースを取るおもちゃを『孫が喜ぶだろうから』と、いきなり持参されるかもしれません。
その場合でも「ウチの子は何でも直ぐに舐めるので塗装していないものしかあげないようにしているんです。あまり神経質にはなりたくないけれど、最近は色々な化学物質が問題になっているから・・・」というように、婉曲にお話しすれば、直接義父さんにモノ申す場合であっても角が立たないと思いますよ。
大き過ぎるおもちゃについても、「ウチは狭くて置くのも仕舞うのもスペース的に無理だから、義父さんのお家に行かせてもらった時に使わせてもらえるよう、そちらに置いてください。きっと楽しみにしておじいちゃん家に行くようになると思いますから。」と、義父さんに『なるほど!』と思わせる、よく気のつく嫁を演じては如何でしょうか?

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2011年3月28日 (月)

断乳指導はスル―してくださいね。(1歳1ヶ月)

<ご連絡いただいたこと>
体調不良で近医(内科も小児科もある)に一度受診したら、1歳すぎて授乳してることを看護師さんがおかしく思ったのかは知りませんが、明らかにいやそうな(?)態度をとられ、その後の診察で医師に断乳をすすめられました。
看護師さん2人が立ってこっちを見てきていたので、怒られているみたいで不愉快になりました。
そこにはもう行かず、結局何かあれば、今通っているクリニックに行っています。
でも、断乳・・・って、医者に言われるとそれっぽく聞こえるので悔しいですね。
もちろん、『最強母乳外来』を読んでいると、なんだか元気が湧いてきて、ブレずに済んでいます。
ありがとうございました。

<SOLANINからひとこと>
現時点では医学部に於いても看護学部に於いても、教育プログラムの中にほんの申し訳程度に「母乳栄養」の項はあっても「母乳育児」の項は無いのですね。
ですので、職種を問わず医療者と名の付く人たちの殆どに従来からの1歳断乳説が未だに罷り通り,断乳することが善いことであるという考え方が幅を利かせているのですね。
そのせいで今回のように、「いやそうな態度」や「怒られているとお母さんが感じるような失礼な態度」を取る医療者がゴロゴロ居るわけです。
ドクターから尤もらしく断乳を指導されても、お母さんとお子さんは何も悪いことをしているのではないし、恥ずべきことでもないです、
むしろ断乳しないことがお子さんの心身に良い影響を与えることは間違いないわけです。
過去記事にも書いておりますが、1歳断乳説の医学的根拠は何も無いのです。
嘘だと思ったらWHO/ユニセフにメールでも送って聞いてみたらいいと思います。
1歳断乳説は、あまり母乳育児に明るくない医療者が一般社会にはびこらせている迷信だと解釈判断してくださっても、何ら差支えないです。(過激な表現でしょうか?)
強圧的に断乳を迫られても、「あぁ、そうなのですか。はい。」と柳に風の如く、しなやかにスル―してください。
気にしたら負けです。

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2011年3月27日 (日)

「おっぱい欲しい人?」「は~い!」(1歳1ヶ月)

<ご連絡いただいたこと>
1歳1ヶ月になる息子は、「おっぱい欲しい人?」と聞くと、「は~い!」と言わんばかりに手を挙げてくれます(笑)
どんな質問にも挙げてますが・・・
でも、自分がおっぱい欲しくてしょうがない時は、私が聞かなくても一生懸命手を挙げて要求してきます☆
言葉で伝えられない分カラダで表現してくる姿も可愛いですね★
一方的で親馬鹿な内容になってしまいました。
読んでいただいてありがとうございました!

<SOLANINからひとこと>
昼夜を問わず頻回直母をしておられるお母さんにはとても想像がつかないことかもしれませんが、赤ちゃんの最初の1年の成長発達は、大人では何年分に相当するのか見当もつかないくらいの劇的な変化を起こします。
1歳1ヶ月のお子さんが、こんなリアクションができるようになられるのです。
物凄い進歩ですよね♪

最初のうちこそ赤ちゃんを起こすのにも時間がかかったり、深く咥えさせるのもやっとこさでだったり、何故泣いているのかもさっぱり分からない状態で、授乳の度に赤ちゃんと一緒に途方に暮れて泣いていたお母さんであっても、1年も経てば我が子の傾向と対策が自ずと把握出来てくるのですね。

今はベビーサイン的な挙手による「は~い!」ですが、やがてサザエさんの登場人物のイクラちゃんのように「は~い!」と発語されるようになられることでしょう。(笑)
そして「おっぱい」とか「パイパイ」とか明確に発音出来るようになり、暗号(符牒)やブロックサインを駆使されるようになられたり、おっぱいの味がどんなかを自分なりに表現したり出来るようになられるのですね。

栄養方法が何であっても、ラクな子育てを実践する術は、なかなか見つからないと思いますし、おっぱいをあげていてもこれで良いのかと悩むことも沢山あるかと思います。
ただ、大変であっても子育てを楽しめたり、おっぱいを続けていこうというモチベーションを維持出来る原動力があるとしたら、きっとそれはお子さんの成長を実感する瞬間があるからじゃないのかな?と今更ながら思うSOLANINでありました。(笑)

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2011年3月26日 (土)

アクロバテイックな飲み方をするのは何故?(9ヶ月)

<ご相談内容>

こんばんは☆
混合から自己判断で完母にしてしまい、大混乱の中こちらのブログにたどり着きました(汗)
ちなみに、我が子は体重は出生時2910g、生後298日6480gとかなり小さめですが、離乳食もいっぱい食べ現在はつたい歩きもし、発達面も順調に成長しています。
(現在は毎月、小児科に通い指導を受けています)

その我が子なのですが‥
先月末あたりから、右のおっぱいを飲むときだけすごく暴れます。
(毎回ではないです)
横になり‥縦になり‥また横になり‥時には私の太ももを蹴ります(>_<)
しかし、暴れながらもしっかりおっぱいは離さないで飲み続けます。
月経が再来した頃だったのですが、やはり関係あるのでしょうか?
月経が終了した今でもまだ暴れるのですが、何か改善した方が良いのですか?
過去記事を拝見させていただきましたが、見当たらなかったので質問させていただきました。
お忙しいとは思いますが、よろしくお願い致します!

<SOLANINの回答>

紆余曲折を経て、現在ではきちんと小児科で毎月フォローをうけておられるのは大変賢明だと思います。
また、小粒ちゃんながらもお元気で発達面での進歩も順調なのですね。
安心しました。

さて、ご相談の件ですが、大抵は高温層(と思われる月経前)に分泌が低下したり味がイマイチになり、結果いつもとは違った飲み方をするわけですが、たまに月経開始してもしばらくアクロバテイックな飲み方をする赤ちゃんが居られます。
恐らくどの角度からだったら沢山飲めるか試行錯誤中なのですよ。
「味は百歩譲ってボチボチで結構ですから(!)、兎に角今は沢山飲ませて欲しい。」という赤ちゃんも、割合としては少ないながら居られるのですね。

暫く前にアップした記事(3月6日アップの“月経連動の分泌低下時、あなたの対処方法は?”)はご精読されましたか?
あ、記事というよりも、みなさんからお寄せいただいたコメントですね。
あの記事コメントは母乳分泌に関する智恵蔵のようです。
お金がかからない方法や、お手軽な方法が多く寄せられました。
当ブログの記事コメントには色々有益な情報が満載されていますよ。
分泌アップだけではなく、おっぱいに良さそうなものを紹介してくださっているので、味も良くなると思いますよ。
まずはコメントを読み返してみてね。

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2011年3月24日 (木)

とにかく食べてくれません。(1歳1ヶ月)

<ご相談内容>
明日で1歳2ヶ月の子の母親です。
我が子は、かなりのおっぱい星人です。
今は、ほとんど大人と同じ物を食べさせているのですが、ほとんど食べません。
授乳回数は、10回以上/日です。

以前、同じような相談をされてる方がいらっしゃいましたが(おっぱいにばかりしがみついている。(1歳5ヶ月)の記事)、同じような感じなのです。
違うところは、外出先でもおっぱいを求めるところ。
3時間以上授乳時間が開くことはありません。

元々キョロちゃんなので、おっぱいを離すことは多々あるのですが、仕舞うと発狂します。
気が済むまでくわえさせないと、とりあえず怒ります。
その間は家事は進まないし、何よりお腹が空くタイミングが掴めません。

周りの同じくらいの子は、もう卒乳したり夜間のみだったりで、比べても仕方ないのですが、これでいいのか不安になります。
そして、ダラダラといつまでもおっぱいにしがみついている我が子にイライラしてしまいます。
あれしなきゃこれしなきゃ…という思いが我が子に伝わってるのかとも思ったのですが、全く思ってないときでもいつまでも吸い付いてます。
これは、仕方のないことだと思うしかないのでしょうか?
ちなみに、午前・午後とどちらもだいたい1時間半以上はお散歩や児童館へ行ってます。
運動面ではまだ歩けません。
1歳1ヶ月1日で、体重 9480g・身長 73.7cmでした。
お忙しいとは存じますが、お返事いただけると幸いです。
よろしくお願いします。

<SOLANINの回答>
ううむ。
難しいですね。
色々な内容が質問されていますので、何処から答えればいいのか・・・
まず、現段階でお子さんの身長・体重は全く問題なく、離乳食が食べられないから、発育不良であるというようなことは、全くありませんのでご安心くださいね。

相談者さんは相談者さんなりに、午前午後と、お散歩や児童館に遠征したり、時間的にかなりの割合でお子さんの遊びに付き合っておられるようですし、これ以上の時間を遊びに確保するのは、実際には難しいと思います。
但し、まだ歩けないということは、運動量としては、意外と少ないのです。
言葉の面でも単語がいくつか言える段階だと思いますから、自分の気持ちを上手く伝えられなくて、怒ったり発狂したような状態になるのですよ。
そういう時は兎に角スキンシップが大事です。

実は乳幼児は食欲に関してはかなりの気分屋さんでもあるので、食べさせる人や環境に配慮すれば、食べるようになることもあります。
それでもダメかどうかチェック項目を挙げます。
☆旦那さんやおじいちゃん、おばあちゃんに食べさせてもらっても食べませんか?
☆お友達と一緒にお昼ご飯を食べるような時も、全く食べる意欲がありませんか?
☆公園でお母さんとおにぎりやお弁当を食べるように仕向けても、全く食べようとはしませんか?
☆(ホントはあげてほしくないのですが)仮に赤ちゃん用のお菓子をあげても、ペッペッと吐きだしてしまうくらいですか?
☆食べさせようとしても、お口を開けることさえ拒んでしまいますか?
☆食べさせられるのは拒むし、自分で手に持たせてもらっても食べるのも気が無いようですか?
☆乳歯のはええ方もまだ前歯が生え揃う程度ではないですか?(当然臼歯は生えていないでしょう?)
☆印の項目に該当することが多いほど、月齢・年齢とは裏腹に、まだ本格的に離乳食を食べようという意欲やカラダの準備というか必然性が整っていないのだと思われます。

1歳を過ぎても一向に離乳食を食べなくて心配なことがあるとしたら、鉄の不足です。過去記事にも書いておりますが、鉄が不足すると、心身の発達が遅れる危険性がありますので。
でも、今のところ、そういう兆候は無さそうなので、様子観察して、食べようとする意欲やカラダの準備というか必然性が整って来ないのではないかと、見極めるのが良いと思います。
相談者さんのお子さんは、同じ月齢のお子さんよりもおっぱいがかなりしっかり飲めていますね。
ということは、おっぱいの鉄の吸収率はとても良いので、当面不足は考えにくいです。

今後、離乳食が全く進まないことで鉄不足が心配であれば、小児科ドクターに診察(検査?)していただきましょう。
・・・でも、お話から考えて、食べてくれないことに関しては、相談者さんとしてはご心配だとは思いますが、時期的にもう少し待っても良いのではないかと思います。
しっかりカラダを動かし、運動量が増えたら、食べるスイッチはきっと入りますよ。

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2011年3月23日 (水)

滲出性中耳炎と添い乳の関係。

<ご相談内容>
先日の10ヶ月健診では健康優良児とお墨付きをいただいた我が子(女子)が中耳炎になって1ヶ月たちます。
どうやら滲出性らしく長期戦になりそうです。
私の通ってる耳鼻科(以下A)ではミルクの子が中耳炎になりやすくて、母乳の子の方が中耳炎になりにくい。母乳を飲む姿勢(横抱き、縦抱き等)と中耳炎のかかりやすさは関係がないから好きな姿勢で飲ませてかまわないということでした。
しかし、友人は違う耳鼻科(以下B)で母乳は耳にたまって中耳炎になりやすいから縦抱き以外は禁止と言われたそうです。
これはどちらが正しいのでしょうか?
授乳スタイルが原因で中耳炎になることはありますか?
長期戦になりそうなので、自分達のおっぱいスタイルで過ごせた方が楽なのですが…もしB病院の言うことが本当だとすると、横抱きの私たちのスタイルだと長引いてしまうのかなぁと思ってしまいます。
ちなみに我が子は中耳炎でも哺乳ストライキをおこすことなく、少しずつですが快方に向かっています☆
お時間のあるときで結構ですので、お答えいただけると嬉しいです。

<SOLANINの回答>
このメッセージをいただいてから、改めて中耳炎について、色々調べてみました。
また、おっぱい育ちとミルク育ちの発症に有意差があるのか?等についても。

意外かもしれませんが、滲出性中耳炎のハッキリした原因というモノは未だ良く分かっていないそうです。
感染による急性中耳炎に何度も罹患したらなり易いとか、アレルギー性鼻炎の子はなり易いとかの説明もありましたが、すべてのアレルギー性鼻炎の子に付随するわけではないですし。

兄姉のいる子や保育園や幼稚園に通園している子の方が上気道炎を繰り返すことが多いので再発し易いとか、女子よりも男子の方がなり易いとか、満期産児よりも未熟児がなり易いとか、赤ちゃんよりも2〜3歳の幼児の方がなり易いとか・・・というのは、発症頻度的に大きい因子ということで、それ自体は原因ではないですからね。

母乳育児に関する様々な文献検索をしても、確かにおっぱい育ちよりもミルク育ちの方が「中耳炎」には3倍罹患し易いという、先進国の中産階級を対象にした疫学調査結果があるそうです。
ただ、別の文献では「耳の感染症」と表記してありました。

・・・ということは、おっぱい育ちがなりにくいのは中耳炎は中耳炎でも「急性中耳炎」(熱発する方)ということなのだろうか?(という風に私は解釈してしまいました。)
であれば、滲出性中耳炎(熱発しない方)の場合、また別の考え方が必要なのか?

ここからはあくまで私個人の推論ですが、母乳育児中で、滲出性中耳炎に罹患した場合(そこまでいかなくても、風邪で鼻詰まりがあったり、喉に炎症所見がある場合とかイマイチ本調子ではない場合)は、可能であれば、立て抱きか、斜め横抱きか、添い寝であってもU字型クッションを活用して、若干上体を起こし気味にして授乳した方がいいかもしれません。
寝かせた姿勢は鼻の奥におっぱいが流れ込み易くなるのは確かで、風邪を引いたりして抵抗力が落ちている場合、上咽頭の炎症を誘発し易いですから。
(上咽頭に炎症が起きると、中耳にまで炎症が波及する恐れがあることは否定できないので。また、炎症までは行かなくても、若干起こし気味にして授乳した方が、哺乳する赤ちゃんのカラダがラクだと思われるので。)
それから、鼻掃除してからおっぱいをあげた方がいいと思います。
もちろん、ミルクと違っておっぱいには天然の殺菌成分が豊富に含まれていますから、流れ込みによる炎症云々については一概には比較できないかもしれません。
ただ、夜間どうしても上体を起こし気味の添い乳が出来ないのであれば、回復の助けになるかのしれないという気持ちで、それ以外の授乳は出来るだけ現状の横抱きではなく、上体を起こし気味の抱っこ(ポジショニング)にしてみてもいいかもしれません。
もちろん、風邪を引くこともなくお元気で、中耳炎に罹患したことが無い赤ちゃんについては、添い乳による中耳炎はあまり神経質にならなくても良いかと存じます。

〜今回、相談者さんの赤ちゃんは、中耳炎に罹患されても哺乳ストライキにならなくて、少しずつでも回復しておられるのは不幸中の幸いでした。〜

授乳時のポジショニングを変更することで、どちらが早く治るかについては恐らくデータは無いと思われます。
乳幼児を被験者にして人体実験をするには倫理的にも問題があり、第一本人の意思確認が不可能だからです。

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2011年3月22日 (火)

夜間の授乳間隔について。

<ご相談内容>
我が子は1歳8ヶ月です。

4月から保育園の入園も決まり、私自身、仕事復帰となります。
いまだにおっぱいを欲しがる我が子に、卒乳まで付き合う気でおりますが、
夜間の授乳について良いヒントなどありましたら、ご教示いただきたいと思います。

昼間はそれほど執着していないおっぱいですが、夜間はその間隔がいまだに2~3時間です。
どうも一度目が覚めるとおっぱいを飲まないと眠れないらしく、そのまま寝かしつけようと思っても、泣いて寝てくれません。
お腹が空いて・・・というよりは、咥えてすぐ寝てしまうので精神安定剤という感じでしょうか。

今はまだお昼寝に付き合ったりして頑張っていますが、体力的にも少々きつく、4月以降もこの状態が続くと、正直、つらいなぁと思っています。
一晩中とはいかなくても、せめて5~6時間寝てくれれば>もうちょっと楽かなぁと思っているのですが・・・。
それとも、やっぱり卒乳まで頑張るしかないのでしょうか?
保育園に行くようになると変わるんじゃないか、という意見もありますが、反対に執着がひどくなったらどうしようと不安になったりもします。

アドバイスなどありましたら、よろしくお願いします。


<SOLANINの回答>
個人差もありますが、1歳過ぎてから(特に1歳半を過ぎてから)2歳くらいまではおっぱいへの執着が強くなる子も少なからず居られます。
1歳8ヶ月ですか。
ううむ。強くなってくるでしょうねぇ~微妙ですね。

確かにお仕事との両立になると、体力的にラクだとは言えない日もあると思います。
でも、起きて抱っこして飲ませるのではなく、添い乳でしょう?
1歳8ヶ月ですからセルフ方式でいけるのではないでしょうか?
お母さんのパジャマくらいめくっておっぱいを咥える甲斐性はあると思います。
仕舞ってくれないのは玉にキズですが。(汗)

中には夜間断乳される方も居られますが、専業主婦の方とは少し立場が異なるわけで、お母さんが仕事復帰して夜間断乳というのであれば、お子さんは一体いつおっぱいを飲ませてもらえるのか?ということになりますね。

仮の話ですが、夜間断乳を決行して、その日の最後におっぱいをあげた後は深夜にお子さんが寝惚けておっぱいを欲しがっても、トントンして寝かしつけることにするとして・・・
やがてはトントンで寝かしつけられるようになるでしょうが、それまで夜毎トントンをすることの方が体力的にキツくないかなと私なんぞは却って心配なくらいです。
旦那さんが全面的に協力してくださるならば可能かもしれませんが・・・

また、最初のうちは、環境の変化に気持ちがついていきにくく、保育士さんに抱っこしてもらいみんなの中に入れないかと予測されます。
そのような段階では、体力が有り余っていますし、ストレスも相まって、いつもよりも寝惚けておっぱいを要求されることが、今の段階で推定されますね。
でも徐々に保育園に慣れて、体力の限り元気に遊びまくっていれば、バタンキューで、深夜寝惚けることも少なくなるのではないでしょうか?

当ブログには仕事復帰後もおっぱいをあげておられるお母さんは大勢居られます。
そのような先輩お母さんがどのように対処されたのかという経験を聞かせていただくのも良いかと思います。
コメント欄は通常通り開放していますので、該当するお母さん、コメント宜しくお願い申し上げます。

※過去記事図書館ではコメントは受け付けておりません。ご了承ください。

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2011年3月21日 (月)

BFHでおっぱい指導を受けるということ。(9ヶ月半)

<ご連絡いただいたこと>

5ヶ月半で完母になった我が子は、9ヶ月半になりました。
混合から完母に挑戦して風邪で直母を拒否られ、体重が減ったこともありましたが、風邪が治ったら順調に増えてくれ、なんとか完母になれました。
今ではおっぱい大好きなベビーに育ってくれてます。。

成長曲線内ですが、小さめな我が子ですが、4ヶ月半でズリバイを始め、6ヶ月に入り俯せから座れるようなったかと思えば、すぐつかまり立ちし、8ヶ月でハイハイして今は一人たっちもだいぶできるようになり発達も十二分に成長してくれています。
それに、最近は抱っこすると服の上からおっぱいをさわさわ触ったり服をめくるようになりました。

今月は胃腸炎になり、一時はイオン飲料のみで絶食しなければならず、おっぱいが欲しかったり、眠たくておっぱいが欲しくて泣いて服引っ張ってかわいそうな思いもさせましたが、おっぱい再開した時の嬉しそうな我が子の顔を見ているとおっぱいをあげれることがとても幸せやなぁと改めて思いました。
おっぱいを飲んで遊んでどんどん成長する我が子を見ていると本当に幸せです。

一時はかつかつな体重増加で我が子に我慢させてるのかな?とか、上の子の時に完母にできなかったから意地になってるだけなのかな?と、悩むこともありましたが、諦めず頑張ってよかったです。
改めてBFHの病院の母乳外来に出会わせてもらったSOLANINさんに本当に感謝です。
ありがとうございました!!!
一度もへこむこともなく、頑張れたのはその都度相談にのってくださり、キツいことも言わず褒めて下さり、モチベーションを下げることなく頑張れたのはBFHの病院だったからなのかと思います。

そしてSOLANINさんの魔法の言葉のおかげです。
まだまだ寒い日が続きますが、どうぞご自愛下さいませ。
これからも楽しみにしてブログ拝見させていただきます。

<SOLANINからひとこと>

このお母さんが、おっぱいで育てたいと諦めない気持ちを抱き続けるのに、わずかながらでも当ブログがお役に立てたのであれば、これほど嬉しいことはありません。
最初のうちは混合栄養であっても、このお母さんのように、決して凹まないでほしいです。
リラクテーションのためには、日々正しい知識を得て、「私は私のおっぱいで私の赤ちゃんを育てたい!」というモチベーションの維持は不可欠です。
そして、母乳育児を支援してくれる母乳外来や助産院や小児科で継続的に診てもらうことで、困難であろうことも、乗り越えられるようになることはあるのですね。

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まだ日本国内にはBFHの無い県が15ほどあります。
秋田・福島・栃木・群馬・埼玉・千葉・(山梨)・福井・滋賀・奈良・和歌山・広島・香川・徳島・(高知)・・・( )は、かつてBFH認定施設があったものの、分娩取り扱い停止等の理由でBFHの返上を余儀なくされておられる県です。
BFHで出産したくても県内にBFHが無いという場合はいざ知らず、お住まいからBFHが至近距離にありながら、「その病産院がBFHであるということすら全く知らなかった。」「そもそもBFHって何の略ですか?」という、おっぱい関係の情報収集不足の妊婦さんはまだまだ多いような気がします。
実際、私の勤務先でもBFHだからという理由で選ぶ方は稀で、「里帰りで実家に近かったから。」「女医さんがおられるから。」「お支払いが出産一時金でおよそ賄えるから。」等の理由で選ばれる方が大半だと思います。(汗)

「私は私のおっぱいで私の赤ちゃんを育てたい!」という妊婦さん、妊婦予定のみなさんは、可能であれば是非ともBFHでご出産くださいね。
尚、BFHによっては、他院出産のお母さんを母乳外来で受け入れない(マンパワー的に受け入れる余裕が無い?)トコロもあるらしいので、「産科退院してから行ってみよう。」と思っていたら門前払いを喰らわされた方も居られるようです。
この記事を読んでくださるみなさんが、私の妹や娘や姪っ子であると思って言わせていただきます。
片道1時間圏であれば、ご出産からBFHを選ばれることを心の底からお勧めします。
なぜなら、母乳育児が成功する確率は、そうではない病産院を選ばれた場合よりも遥かに高いからです。
初っ端から余計な苦労をしなくて済みます。

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2011年3月20日 (日)

直母4〜5回/日でも、充分に育つ?(4ヶ月)

<ご相談内容>
生後4ヶ月の赤ちゃんがいます。
里帰り出産をしました。
退院時は完母でしたが、今ひとつ自分のおっぱいに自信が持てず、生後1ヶ月迄は混合栄養でした。
その後実家近くの母乳外来に通ううちに、助産師から「大丈夫!」と励まされ、完母に復帰できました。
自宅に戻ったのは生後1ヶ月半頃で、それ以降も母子ともに健康で、気になることも無かったのですが、その頃からいかんせん1日の直母回数が物凄く少なくて、平均して4〜5回/日でした。
ちなみに生後1ヶ月半〜4ヶ月の体重増加度は40g台/日を維持していました。
但し、これは言い訳にしかなりませんが、1ヶ月半以降に出会った小児科ドクターにも家庭訪問の保健師にも直母回数について注意をされることは無かったのです。
乳房トラブルも無く、赤ちゃんには手がかからず、体重増加度も標準以上だったので、「問題無し」と判断されたのでしょうか?(汗)

ところが、丸4ヶ月を過ぎた頃から、体重の増え方がガクンと減り、おっぱいにしがみついて、中々離れなくなりました。
体重増加度はヒトケタ/日になり、無残な状況です。(泣)
丁度その頃から乳房緊満が消失し、母乳不足が心配になりました。
一体どうしたらいいのでしょうか?(涙)

<SOLANINの回答>
こういう言い方をしては身も蓋もないのですが、生後1ヶ月半の完母の赤ちゃんで1日の直母回数が4〜5回というのは、まずもって有り得ないことです。
そんなことをした日には、乳腺炎になるのがオチです。
乳腺炎を免れても、赤ちゃんの体重増加度が早晩低下するのは目に見えています。(恐らく完ミの赤ちゃんであっても、生後1ヶ月半といえば、通常5〜6回以上はあげておられるのではないでしょうか??)
このような暴挙(←敢えてこのように言わせていただきます。)を行えば、ものの2〜3週間で、おっぱいの生産量が激減します。
まともに吸ってくれないのですから、おっぱい製造工場は減産するしかないのですからね・・・
しかし、相談者さんは生後4ヶ月までしっかりおっぱいが分泌するような超分泌過多気味だったので、奇跡的におっぱいの分泌を通常の期間異常に維持できていたわけです。
しかしそれとて、無限に続くわけでもなく、この時期までズレ込んだというのが真相ではないかと思います。

よく私は喩え話をするのですが、1歳児で保育園入園というパターンで、朝・夕はお家でご飯を食べますが、昼は当然保育園で食べますよね?
未満児さんは、朝と昼寝の後におやつがありますし、夕方延長保育の時間に突入するまで預かっていただく場合は補食が出されます。
つまり、歩けてカタコトが喋れて、有る程度固形物を食べられる段階の幼児でさえ、1日に5〜6回食べないと、成長に必要な栄養分を摂取できないのですね。
それなのに、ついこの間生まれた0歳児で、まして離乳食はまだまだ先という段階で、直母が4〜5回/日というのは、どう考えてもへンなのですよ。
乳腺炎にならなかったのも、たまたまラッキーだったのです。
赤ちゃんが生後4ヶ月迄、標準以上に育ってくれたのもラッキーが重なっただけ。
いくら個人差があると言っても、このような直母回数(あげ方)は決してスタンダードではないのです。

相談者さんがこの先本気でおっぱいを続けようという意思をお持ちであれば、こういうやり方は今直ぐに改めてくださいね。

2011年3月19日 (土)

妊娠中に自然卒乳した場合の乳頭・乳輪ケアは?

<ご相談内容>

毎回、読ませていただいております。
以前は、母乳育児が辛いときもあり、断乳を考えたことも何度もありましたが、こちらのブログを拝見しながら、娘も2歳8ヶ月で、やっと卒乳いたしました。
娘が、2歳4ヶ月あたりで、二人目の妊娠が発覚しました。
こちらのブログで、そのまま母乳を続けていいことを知り、卒乳までは飲ませよう!としてたのですが、自然と回数が減っていき(味が変わったりするのかな?)次第に、欲しがらなくなってきました。

当初、私としては、「妊娠中のおっぱいケアを娘がしてくれるから、大丈夫。」なんて思っていたのですが、母乳も完全にとまり、だんだん、乳首をつまむと痛くて仕方なくなってきました。
お風呂に入って、乳首からカスがでてくるようになりました。
これを取り除く為に乳頭マッサージをするのですが、乳首が、ものすごく痛いのです。
これは何が原因なんでしょうか。
妊娠中で、途中から卒乳をされた場合のケア方法など、過去ブログもなかったので、掲載していただければ幸いです。

<SOLANINの回答>

妊娠中で途中から卒乳された場合のケアの方法…確かに記事化していませんでしたね。
おっぱいを飲まなくなってしまっても、週数によっては(個人差もあるのでしょうが)おっぱいがジワジワ出続けることもありますし、そういう場合は一般的に乳頭・乳輪ケアをしても、痛みがマシというか、自制内のようですね。
でも、相談者さんのようにおっぱいの分泌が止まってしまうと、初妊の方に近い状態になるようです。
乳カスも出るとのことですから、ほぼ未開通状態となり、結果物凄く痛いのではないかと思われます。
こういう場合、毎日24時間持続的にオイルパックを行っていただき、乳頭・乳輪を柔らかくするように していきます。(オイルパックするのが精一杯で、痛くてとても触れない状態が2~3週間続くこともあります。)
摘まみ方は最初は自制内程度で、そろりそろりと触ってください。
毎日少しずつでいいので、ケアは続行され、やがて痛みはあまり感じなくなると思いますので、その段階になれば、それまでよりも指先に力を入れて、念入りに触るようにしていってくださいね。
痛みをあまり感じなくなる段階になればおっぱいの出方もジワジワからポタリくらいに進化する筈です。
可能であれば、妊娠中から甘いものや動物性脂肪を含むもの等、乳管を詰まらせる危険性のある食べ物は避けてくださいね。
これはデータとしてではなく、私の経験値としての意見ですが、妊娠中の乳頭・乳輪ケアが痛い方は、冷え症の方が多いように思われます。
乳輪の奥の方も硬いことが多いようです。
冷え症ではなくても、カラダが冷えることは、妊娠の有無にかかわらず、女性にはよくありませんから、特に下半身を温かくして過ごしてくださいね。
乳頭・乳輪に触れるようになったら、お風呂等で、元おっぱい星人のお嬢ちゃんにもケアを手伝ってもらいましょう。

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2011年3月17日 (木)

被災時の貰い乳について。

貰い乳。
昔の日本では、特段変わったことではなく、日常的に行われていたそうです。
私の祖母世代では、産後の肥立ちが悪くておっぱいが出ない若しくは(出産で命を落とした方も稀ではなかったので)お母さんを亡くした赤ちゃんはおっぱいを飲ませてもらえなかったら死活問題なので、善意として、おっぱいが良く出るお母さんがお助け隊としてあげていたそうです。
ヨーロッパ諸国では母乳銀行というものがあり、未熟児ちゃんにおっぱいをという意味合いが主ですが、善意のお母さんから母乳を預かリ、必要な時に提供するということがシステム化されているそうです。
献血のおっぱいバージョンと解釈できそうですね。

さて、被災されて避難所生活をしておられるお母さんであっても、おっぱいをあげている方は、ショックや絶食で一時的におっぱいの出方が今イチになっても、頻回直母をしていけば、分泌は復旧してきます。
今後の生活に不安はいっぱいだとは思いますが、おっぱいの出方については
冷静強気でいてくださいね。
懸念されるのは完ミの赤ちゃんです。
粉ミルク、消毒液、消毒容器、鍋、カセットコンロ、清潔な水・・・何にもない所があると聞きます。
TVで石巻(だったと思います。)の病院で、赤ちゃんの粉ミルクを(缶ではなく、その時飲む分だと思います。)分けてくれるとのことで、お母さんは避難所で食べ物を貰うのを諦めてでも(その時点で3日間、何も食べていないと仰っていました。)赤ちゃんに粉ミルクを分けてもらうために病院に留まっているという報道がありました。
もちろん、自分を犠牲にされてでも、赤ちゃんのミルクが調達出来ることを選ぶのはお母さんの赤ちゃんを守りたいという崇高な気持ちでしょう。
それを否定する気は毛頭無いです。
でも、それではお母さんの健康はどうなるのでしょうか?
万一お母さんが栄養失調になり、赤ちゃんのお世話が出来なくなってしまったら大変です。
粉ミルクやそれに付帯する物資を自己調達しようと努力中のお母さんも居られるのでしょうが、お店の棚は空っぽで、援助物資は行き渡らないとなると、これはホントにヤバいです。

ですので、このような非常事態に於いては、もしも、お母さん同士で同意があれば、善意のお母さんからの貰い乳という選択も有りなのではないかと考えます。

もちろん無条件にとは申しません。
最低限提供してくださる方の健康チェックは必要だと思います。
おっぱいの分泌に余裕があり、尚且つ感染症の既往が無いことを証明できるものを持っておられることが必須条件です。
それは何か?
母子健康手帳です。
妊婦検診の初期、あれやこれやの血液検査をされたかと思います。
その記録が母子健康手帳には記載されている筈です。
病産院によって、検査項目が任意のものもあるのでしょうが、きっちりされている病産院であれば、恐らくこのような検査項目が記載されていると思います。

HIV・・・これはエイズウイルスですね。
HTLV・・・ATLAと記載されていることもあるようです。成人T細胞型白血病ウイルスですね。(母乳を通して感染するリスクがある。)
HBV・・・B型肝炎ウイルスですね。
HCV・・・C型肝炎ウイルスですね。
STS/TPHA・・・梅毒ですね。但しSTS(+)でもTPHA(-)であれば、梅毒であるとは限らないです。例えば、ある種の肝臓疾患の際にもそのような結果が出るので、本当に梅毒に感染したことがあればTPHA(+)になりますからね。梅毒の治療を受けて治癒したとしてもTPHAは(+)のまま残存しますが。
これらの検査で何も問題なければ、おっぱいを通して感染症云々ということは考えにくいです。
もしも、完ミのお母さんで赤ちゃんに飲ませられるものが無くて困っている方がお近くに居られたら、母子健康手帳を見せて差し上げて、「このまま赤ちゃんが衰弱したら大変ですから、もしよかったらミルクが手に入るまで1回でもおっぱいを飲ませてあげましょうか?」と申し出てあげては如何でしょうか?
また、(持っていらっしゃったらの話ですが)献血手帳があれば、より一層安心されると思います。
何か感染症があったり、持病があってお薬を服用されている方は基本的に献血は出来ませんからね。(もちろん、妊娠中や授乳中は献血をしてはいけないので、最後に献血された日付けが若干古いかと思いますが・・・)

月齢が大きな赤ちゃんはよそのおばちゃんのおっぱいだと、警戒して飲まないこともありますが、3ヶ月くらいまででしたら、ほぼ確実に貰い乳を飲むと思います。
言い聞かせをすれば、5ヶ月くらいの赤ちゃんでも貰い乳を受け入れる例も聞いたことがあります。(平時でしたが、ママ友から頼まれて自分のおっぱいをママ友の赤ちゃんに飲ませたことがあるというお母さんと先日お話ししました。)

こんなことを言ってはナンですが、他人様から貰い乳をすることに何となくの抵抗感があるのは恐らく完ミ赤ちゃんのお母さんの心の葛藤だと思います。
どうしても他人様からの貰い乳を心理的に受け入れ難いのであれば、「お気持ちは嬉しいのですが、まだ何とかなりそうなので今は大丈夫です。」とお断りするのも有りだとは思います。
でもね、申し出る方も相当の覚悟と勇気が要ることを分かってくださいね。

赤ちゃんの命を繋ぐための貰い乳であれば、善意の他人様のおっぱいを受け入れることも、お母さんとして立派な選択肢であると私は思います。

尚、母子健康手帳の検査項目で他に目につくものがあるとしたら、以下の通りです。Rubella・・・風疹。Measles・・・麻疹。Mumps・・・おたふく風邪。
これらは妊婦さんとして抗体をもっているかどうかのための指標なので、おっぱいを通して感染症云々ということは一切関係ありませんからね。
ご安心くださいね。

追記:あげる方も貰う方も、もしも赤ちゃんが感染る病気(例えば鵞口瘡とか、上気道炎とか)の場合は治るまで遠慮した方がいいかもしれません。
搾乳ならば問題ないと思いますが・・・
通常おっぱいを含ませるのに乳頭・乳輪の清拭は不要ですが、他人様ということで、
何かで拭いてから咥えさせるという方がいいかもしれませんね
(2011年3月17日0時25分)

追記:はなかげさんの記事にジャンプできるよう、手配しました。
↓    ↓    ↓

災害非常時の貰い乳。

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2011年3月16日 (水)

不足している物資は代替え品や転用のアイデアで乗り切ろう!

被災されたみなさんや、被災地域に隣接し、輪番制の停電を余儀なくされている地域では、お店からあらゆる物資が無くなる状態と聞いています。
水道やガスの復旧もままならず、ケータイも繋がりにくく、公衆電話前に大勢の人が並んでおられるとか。
大変だと思います。
少し前の避難所からの中継で小学生らしき女の子が「今まで当たり前だと思っていた生活が、実は恵まれた、何不自由ない生活だったと気づかされた。」とオトナのような発言をしていて、胸にぐっとくるものがありました。(その女の子の家族は安否不明のようだったので余計にそう感じました。)

さて、赤ちゃんのお母さんにとっては、被災によりおむつが手に入らないのは痛いと思います。
古びたTシャツを裂いたものやミニタオルを当てたり、おしっこだけなら前後ろを変えて使う方法もありますが、例えば購入して使わなかった母乳パッドはありませんか?
母乳パッドって結構水分吸収してくれます。
紙おむつの中に入れておしっこをキャッチするであろう部分に当てるのです。
女の子は難しいかな?
でも、男の子は比較的遣り易いかもしれませんよ。
母乳パッドがあれば、底をつきそうなおむつもいくばくかは凌げますよ。

今は救助がメインですが、これまでの災害発生時の支援体制から振り返ると、複数のまちでボランティアの受け入れが可能になる頃には、物資の供給もきっと改善してくる筈です。
なぜなら被災していない地域ではガゾリンも電池も粉ミルクもおむつも品不足ではありませんから、ずっと手に入らない状態が続くとは考えないでね。
シビアな状態ですが、希望を見失わないでね。

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2011年3月15日 (火)

おっぱい中は兄姉を「大声で」叱らないでね。

兄姉のいる赤ちゃんのお母さんは、一度は経験しておられるでしょうが、おっぱいの最中、兄姉がふざけたり、赤ちゃんの周りをグルグル走ったり、ベタベタくっついたりすることがあるかと思います。
あまりにもしつこかったり、煩さかったり、赤ちゃんが危ない時もあるから、もちろんそういう時は叱らなくてはなりませんね。
でも、「大声で」叱るのだけは避けてくださいね。

赤ちゃんはとても繊細ですから、お母さんがおっぱいの最中に兄姉を「大声で」叱ると、ビックリします。
俄かには信じ難いでしょうが、自分がおっぱいを飲むことで叱られたと勘違いしてしまう、おっちょこちょいさんが居るからです。

そうなると大変です。
①おなかが空いているのに、突然に乳首を咥えられなくなります。
(咥えられたとしてももいつものように吸啜が出来なくなっているので、まともに飲めません。)
②乳首を咥えられなくなった自分に焦り、ギャン泣きします。
③クタクタに疲れ果て眠るまで泣き続けます。
④起きてもやはり乳首を咥えられません。
その繰り返し。(ふたたび①へ・・・)

「あなたを叱った訳じゃないのよ。」と目を見つめながらお話ししてください。
一瞬、「こんな些細なことで・・・」と思うようなことが実は哺乳ストライキの原因だったりするのです。
赤ちゃんにおっぱいをあげる時は周囲で暴れないことを、予め兄姉に繰り返し教えていきましょう。

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2011年3月14日 (月)

産後2~3週目になっても乳頭損傷が軽快しない。

産後間もなく、乳頭損傷が起こる理由について、先日記事をアップしましたが、これが産後2週目どころか3週間目突入したとしても、まだ乳汁塗布してラップパックしなくては痛みが耐えきれない場合、何を意味していると思いますか?

それは今のポジショニング(=授乳時の赤ちゃんの抱っこの仕方)とラッチオン(=吸啜の仕方)のいずれか若しくはいずれもが、不適切ということです。
2週間健診受診時に乳房をチェックする際は、その時点で乳頭損傷の有無、有の場合は、軽快しつつあるのか?横這いか?重症化しつつあるのか?をよく観察しましょう。
入院中の様子(情報)が不明の場合は、痛みや赤みの具合の変化の有無をしっかりとお母さんに尋ね、確認しましょう。
軽快以外の場合は、ポジショニングの変更を行い、それを自力で再現できるかどうかまで見届けます。(助産師が手を出し、痛くないのは当たり前。お母さんが自分で再現して痛くなければ大丈夫。)
また、効果的なラッチオンのコツを指導しましょう。

 

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2011年3月13日 (日)

東日本巨大地震について。

此度の東日本地域に於ける巨大地震について、被災されたみなさま及び知人・縁者の方が被災地域に在住されているみなさま、お見舞い申し上げます。
ライフラインが切断され、大津波や火災による災害も甚大で、行方不明やお亡くなりになった方も人数把握が正確に出来ない状況ですね。
寒い避難所で不安でいっぱいな状況で余震に怯えながら幼子と一緒に過ごしておられるお母さんも大勢いらっしゃるかと思います。
避難所収容が免れても、地震当日は旦那さんが帰宅難民になられた方も居られるかと思います。
安否確認が取れないと、居てもたってもいられなかったろうとお察しします。
家の中が地震の揺れでぐちゃぐちゃになってしまった方も居られるかと思います。
ネットも繋がりにくい状況らしいと聞きますし、当ブログを読む気持ちの余裕など無いかもしれません。
でも、極限の状況であっても、幼子におっぱいを吸わせてあげることは、お母さん自身にも幼子にとっても、気持ちが落ち着く一番の方法です。
おっぱいは常に衛生的で、食中毒の心配も特別な準備や後片付けも必要ありませんからね。
普段ミルク寄りの混合栄養であるお母さんであっても、被災地では清潔な水や消毒や哺乳瓶が確保しにくい状況と思われます。
1回に出る量が少なくたって、いいのです。
そんなの気にしない!兎に角吸わせること!
もちろん、オトナの口に入る食べ物も不足しているかもしれません。
それでも暫くはお母さんのカラダに備蓄した脂肪を分解しておっぱいは作られます。
もしも、避難所で、何か飲食させてもらえるなら、可能であれば温かいものを飲食してください。
お白湯でも構いません。
カップうどんやおにぎりが配給されたら、少しでも口に入れてくださいね。
もしも、避難所でカイロを配って貰えたら、火傷に注意しつつ、下腹部か仙骨か足裏を温めてくださいね。
陸路も空路もどうにもならないので、直接助けに行くことが出来なくてごめんなさい。
もしも、被災された読者さんで、過去記事検索する余裕が無く、おっぱいや赤ちゃんのことで心配なことがあれば、記事とは関係なく相談に乗りますよ。
私に出来ることは限られているけれど、1日も早く余震の恐怖や二次災害が収束し、日常生活が復旧されることを、画面の向こうからではありますが、心から祈念します。

追伸:被災地域に電力供給をするために、各地方の電力会社が動いておられます。
普段使わないコンセントを抜くだけでも、立派な節電です。
使わない部屋に電灯を付けないとか、そんな些細なことでもいいので、一人一人が出来る範囲で節電していきましょう。
私も節電します。

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2011年3月12日 (土)

モントゴメリー腺のはたらきとは?

乳輪の中に小さく隆起した突起物が出来て、脂っぽい汁のような分泌物が出てくることがあるかと思います。
これは、モントゴメリー腺といって、乳頭・乳輪を保護する物質を分泌するはたらきを持ちます。

非妊娠時はもとより、妊娠中、母乳育児が始まっても、乳頭・乳輪を保護してくれるわけです。
病産院によっては未だに直母の前に清浄綿で、乳頭・乳輪の汚れ(?)を拭き取る「儀式」を行うトコロもあるようですが、それは全く不要ですし、それどころか、皮膚の保護成分を拭き取ることで、折角頑張って妊娠中からケアをしていても、その効果が台無しになり、乳頭損傷が重症化するリスクや、分泌される物質の匂いを辿って、乳首を探そうとする赤ちゃんの行動をマスキングすることになり、赤ちゃんを困惑させることになります。
母乳育児中の赤ちゃんで清浄綿の匂いや拭き取りを好む赤ちゃんはまず居られませんので止めましょうね。
どうしてもカスのような固形物が付着して汚れが気になる場合でも、清浄綿で拭き取るのではなく、お湯で絞ったガーゼやタオルで拭き取ればOKです。
固形物が付着して何日も経ち、付着度合いが強固であれば、オイルパックしてふやかして取り除きましょう。

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2011年3月10日 (木)

乳頭損傷が起きる理由は?

乳頭損傷には、様々な段階があります。
発赤→水疱・血疱→痂皮形成←亀裂&出血。
(この中で痂皮形成は水疱・血疱や亀裂&出血が回復してくる時の段階です。)

何故乳頭損傷が起きるのか?と言う理由を述べます。
1つ目は妊娠中のお手入れが不充分であったということですが、出産された方にしてみたら、過ぎてしまったことなので、どうしようもありません。(涙)
妊婦さんがこの記事をお読みであれば、「頑張ってお手入れしよう!」と決意され、実行してください。
2つ目は初っ端から添い乳で長時間吸わせたり、きちんと座って授乳しても、結果的に浅い吸いつき方をさせていたということです。
3つ目はどうやら赤ちゃんが下手っぴちゃんであるということ、吸啜トレーニングを続けるしかないので、速攻で回復を期待するのは難しいです。
4つ目はお母さんの乳頭形態や乳輪の大きさ等の理由が挙げられます。
出産された方はどうにもならないですが、生まれ持ったモノであっても、妊娠中から乳頭・乳輪ケアをしていけば改善は可能ですし、赤ちゃんが吸いつき易くなるよう努力すれば重症化しにくいです。

産後でも予防が効くのは、2つ目です。
カンガルーケアをしていると、出産の達成感や高揚感が湧きあがります。
普通なら考えられないくらい、初っ端から例えば30分間(!)とか、ぶっ通しで吸わせ続けても、その時はあまり痛みを感じないのです。
しかし、きっと人生でそれほどまでに長時間おっぱいに吸い付かれる経験は、初産婦さんであればまず無いと思います。
いわゆる「吸われ負け」(剃刀負けみたいな感じです。)になって、ヒリヒリするし、その日のうちに発赤してしまうのですね。
カンガルーケア中は何処の病産院でも、気配が分かるくらいの距離で、助産師が母子を見守っていると思います。
ほどほどの時間が経てば、左右チェンジしてあげてくださいな。
それから、「浅飲み」(ぶら下がり飲みのようなな感じです。)にならないように、必ずクッション等をカマしていただきたいです。

きちんと座って授乳しても、結果的に浅い吸いつき方をさせていたというのは、助産師の目が行き届いていないということです。
忙しくて、ずっと手を添えられなくても、「赤ちゃんがすっぽんみたいに吸いついていても3分くらい経てば取り敢えず左右交代してね。」「3分以内でもヒリヒリしてきたら、それは浅飲みでNGだから、速やかに赤ちゃんのお口を外してね。」だけは伝えてください。
あ、もちろん外す時は、乳房を押さえる(お雑煮の餅を引っ張っているような行為。)のではなく、「赤ちゃんの口角に思い切ってぐっと指を入れて上歯茎と下歯茎が離れるように、丁度二枚貝の隙間を抉じ開けるようにしてください。」と、1回はやって見せて、教えてあげてください。
(指はお母さんのやりやすい指でいいです。)

 

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2011年3月 9日 (水)

その真っ赤なお尻、もしや擦り過ぎでは?

特に月齢の若い赤ちゃんに多く見られるのが、おむつ交換の際、「お尻拭きのペーパー」で擦り過ぎてお尻が発赤になっているのでは?ということがあります。
赤ちゃんの皮膚が薄いのは、過去記事にも書いておりますし、みなさんよくご存知かと思います。
何処のメーカーさんの「お尻拭きのペーパー」であっても含水量がさほどでもありません。
そして、潔癖症なお母さんほど、「お尻拭きのペーペー」を1回に何枚も使って丁寧に拭いているのに、余計に酷くなり、「スキンケアのやり方が拙いのか?単にとてもデリケートな肌質なのか?」と、悩まれます。
ひとつ言えることは、「お尻拭きのペーパー」は、モノによっては相当に硬いということです。
ですので、スキンケアを重視したお尻の拭き方としては、①「お尻拭きのペーパー」を手で引き延ばし、柔らかくします。②ぬるま湯を限界まで含ませた「お尻拭きのペーパー」でお尻を洗いながら③最後に乾いたティッシュ等で水分を押さえ拭きするのです。
どうぞお試しくださいね♪

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2011年3月 8日 (火)

あなたの乳輪硬くないですか?

SOLANINは、業務上、一人一人の妊婦さんのおっぱいチェックをすることはありません。
直接授乳が困難と予想される妊婦さんは、外来の看護師さんか助産師(現在は外来から要請があった日のみ応援で勤務している)がピックアップして妊娠中のケアの個別指導をしておりますが。
陥没乳頭や扁平乳頭の妊婦さんは、妊娠中に「真剣」に乳頭・乳輪ケアしてもらえれば、余程赤ちゃんが下手っぴちゃんでもない限り、どうにかこうにか直母が出来るようになられます。
でも、イマイチ「意欲に欠ける」乳頭・乳輪ケアしかしておられないと、産後の授乳が悲惨です。
特に乳輪の奥が硬く(=鼻の硬さ)てほぐれにくいと、いつまで経っても赤ちゃんのラッチオンすらまともに出来ません。
これは体験的な話として聞いていただきたいのですが、乳輪の奥が硬い方で冷え症ではない方を探すのが難しいです。
そして、乳輪の奥が硬くてどうにもならない方ほど、どういうわけか、おっぱいのことを安易に考える傾向が強いです。
何の根拠もなく「何とかなるやろ。」と。
そのくせ人一倍完母志向が強い。
結果、ちっとも何とかならなくて泣く羽目になるのですが。

露出の少ない冷えない服装や、下腹部を温罨法をしたり、温かくするお食事を妊娠中から実践されることをお勧めします。
少しでも柔らかく(=最終的には耳朶くらいの柔らかさ)なるように、オイル(バーユとかホホバとか)を塗布してラップパックすることも良いと思います。
妊娠中の乳頭・乳輪ケア不要論者の方たちは、ラッチオンが出来ないから硬いままなのだという説を提示されるのでしょうが、やはり新生児の吸啜力や哺乳技術に対し、過剰な期待は禁物ではないかと思います。
ですので、赤ちゃんにおっぱいを飲ませてあげる予定のあるお母さんは、「真剣」に乳頭・乳輪ケアをして、硬さを除去してください。

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2011年3月 7日 (月)

吸啜欲求を満たしてやってね!

吸啜欲求・・・って、何のことか分かりますか?
赤ちゃんの持って生まれた本能的な欲求のひとつです。
舌や歯茎や顎をしっかりと動かしながら、おっぱいに吸いつき続けたいという欲求です。
例えば最近流行りの有名でラクな哺乳瓶(●●●感とか・・・)であまりにも安直にミルクや搾乳が飲めてしまうと、しっかり吸いつくことがなおざりになってしまいますから、量的に沢山哺乳しても欲求不満でグズグズちゃんになることもあります。

しかし、完母で体重増加も充分で、母乳不足は考えられないのに、あまりにもおっぱいの分泌が良過ぎて、早飲みしたような状態に近いと、おなかは満たされているのに、お口が寂しくて、欲求不満でグズグズちゃんになることもあります。
理屈抜きに咥えていたい、吸いつき続けたいという赤ちゃんならではの欲求を一方的に否定するのは気の毒な話だと思います。
そういう場合は、SOLANINは赤ちゃんの気の済むまで吸わせてあげてくださいとお話しています。
吸うことに堪能して、吸啜欲求が満たされたら、無抵抗にお母さんの乳首を離してくれるかと思います。
スタミナが溢れかえっている場合はなかなか堪能してくれないので、解放されるまでにいつもよりもお時間がかかるかと思います。

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2011年3月 6日 (日)

月経連動の分泌低下時、あなたの対処方法は?

<ご相談内容>

私の悩み(?)は月経が始まる二日前くらいからおっぱいの分泌が著しく低下することです。
記事にも書いてあったので私だけではないということは分かっています。
体を温める、根菜(ごぼう)味噌汁を飲む、たんぽぽコーヒーを飲む、生活の木で売っているおっぱいハーブティーを飲む(原材料ゴーツルー)、お米を良く噛んで食べるなどをしていますが、母乳が足りなくて引っ張られるような感じ、夜は添い乳だけでは足りないと言う感じでずっと乳首を吸い続け、痛くなることもあります。
月経2日目にはほぼ正常の分泌には戻る感じがします。
その期間も赤ちゃんは変わりなく離乳食を食べてくれます。
授乳中はちょっと不満げな顔をしますが「いまはこのパイしかでないからごめんね」というと飲みます。
月経前や月経時のおっぱいの分泌が下がる事の解決策で、同じように悩んでいる方からの「これが効きましたよ!」という声が集まるように記事を書いていただければ、今手軽に購入できるものを試してみることができるのでいいなと思います。
同じように悩んでる人も解決できるかなと思うのでよろしくお願いいたします。

<SOLANINの回答>

私も出来る限りの知識を動員してしばしば記事を書いておりますが、全てを知っているわけではないです。
確かに読者さんの中には当ブログの記事以外の方法で「これが効きましたよ!」 という情報をお持ちも方もいらっしゃるかもしれませんね。
提案していただいたメッセージの趣旨はよく理解出来ました。
それではリクエストにお答えして、広くアイデアを募ります。
どうぞみなさん、体験的に分泌アップの効果ありという方法がありましたら、コメント欄にご一報くださいね♪

追記:実に多くの有益なアイデアをお寄せくださり有難うございました。
きっと、この件については、「どうしたらいいの?」と、悩んでおられた読者さんも大勢おられたと思います。
当ブログはコメントまで読んでいただいて、記事の完成度を高めているわけですが、まさにそれをいつもよりもより一層具現化出来た記事ではないかと思います。
ご協力くださったコメンテーターのみなさま、お一人ずつではなくて、恐縮ですが、ありがとうございました。
厚くお礼申しあげます。(2011年3月12日)

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2011年3月 5日 (土)

RSウイルス感染症って聞いたことがありますか?

今年の冬はRSウイルス感染症の赤ちゃんの入院が、何人かありました。
RSウイルス自体は決して珍しいウイルスというわけではなく、2歳までにほぼ全ての乳幼児が感染すると言われています。
最近はご存知の方も増えてきていると思いますが、このRSウイルスというものは、感染すると咳や鼻汁等の症状が見られ、上気道炎と診断されることが多いようです。
数日間症状が続き、やがて軽快することもあります。

しかし、上気道炎で収束しない場合もあります。
下気道までRSウイルスが侵攻してしまうことがあると、細気管支炎や肺炎になってしまう場合があるのです。
呼吸困難状態を何かに喩えるとしたら、まるで喘息のようだと表現されます。
空気を吸っても、吐き出せない状態で、ゼイゼイします。
赤ちゃんが感染すると、生命にかかわると言っても過言ではありません。
しかし、月齢の若い赤ちゃんの場合、哺乳力が低下しているとか活気が無いとか無呼吸発作が顕れたとか、他の症状が目立つ場合もあります。

RSウイルス感染症か否かの診断には専用の検査キットがありますが、健康保険の適応ではない(つまり、保護者が全額自己負担)なので、小児科ドクターも片っ端から検査をされるわけではないようです。

現段階でRSウイルスには予防注射はありません。
重症化を防ぐための有効な方法として、シナジス注射がありますが、その効果が持続するのは約1ヶ月間なので、大抵の場合10月〜3月迄の6ヶ月間、毎月注射をしてもらわなくてはなりません。
しかし、シナジス注射が健康保険の適応となるのは、ごく限られていて、正常新生児で生まれ、心臓や呼吸器疾患がない乳児は適応外なのです。
中には「そんなありふれていて、しかも怖いウイルスだったら全額自己負担でも受けさせるわ!」と息巻くお母さんも居られるかもしれません。
ですが、このシナジス注射、信じられないくらいお値段が高い!
体重1kg当たり、15mgのお薬が必要ですが、最小単位は50mg入り容器(個)となっています。
1個で賄えるのは3333g以下の赤ちゃんだけなのです。
6kgの赤ちゃんだったら2個、10kg超の赤ちゃんだったら4個準備しなくてはなりません。(モノがモノなので、使い回しはできませんからね。)
しかも1個のお値段が約80000円もします。
2個だったら約160000円、4個だったら約240000円もかかります。
これが6ヶ月続くと、家計はどうなりますか?
一般家庭では、まず間違いなく、やりくりの範疇を超えますね。

感染対策としては・・・赤ちゃんのうちは、特に冬場は人混みを避けていくしかないようですね。
でも、兄姉がいればそういうわけにもいかなかったり、兄姉が家庭内に仕入れてくる危険性があるわけですから、苦しいトコロです。

(⇒なので、入院加療が必要になる赤ちゃんが居られるわけです。いよいよ重症度が増せば、酸素投与や人工呼吸器に繋がれる場合だってあります。)

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2011年3月 4日 (金)

おっぱい星人に太り過ぎは無いですよ。(笑)

<ご連絡いただいたこと>
離乳食を拒み続けていた我が家のおっぱい星人が、ハイハイしだした9ヶ月頃から、急に離乳食をしっかり食べるようになりました!
今では『まだ食べるの!?』と周りが驚くほどです。
あんなに苦労していた日々はなんだったのだろうと思う位です(^◇^;)
しっかり食べるようになったので、日中の授乳は寝るためだけ。
夜の授乳は相変わらず2、3時間おきで…という感じです。
これだけ食べるので、夜間はお腹が空いてでなく、きっと安心するからなんだろうなぁって思います。
ママとしては嬉しいことですよね♪

あと、やはり運動量が増えたからか、4、7ヶ月検診で『太り気味』だったのが、10ヶ月検診で標準になりました!
母乳に太りすぎはない、動けばしまるっていうのを実感しました。

あと(長くてすみません…)おっぱい星人だからか、ママを思って?歯の生えるスピードが遅めで、来月初めに1歳になりますが、未だに下の歯2本だけです。
1歳までに1本でも歯が生えれば問題ないと聞いてるので、心配はしていません。
むしろ、噛まれるのが少なくていいや、と(^_^;

母乳育児に太りすぎはない!ってこと、おっぱい星人は離乳食の進みが遅いこと、でもいつか食べてくれること、SOLANINさんが記事にしてくださってたことを実感したここ数ヶ月です。
来月1歳ですが、このままおっぱい星人との付き合い、楽しんでいきまーす!

<SOLANINが感じたこと>
近況報告有難うございます。
赤ちゃんの体重が小粒ちゃんであれば「足りない!」と諌められ、グングン育っていれば「飲ませ過ぎ!」と注意され、離乳食を中々食べてくれなければ「断乳したら食べるのでは?」と誤解され、歯が生えるのが遅ければ「遅いのは何か不都合なことがあるのでは?」と要観察扱いされ・・・母乳育児中のお母さんは実に多くのストレスというか、外圧を受けておられるのではないかといつも気になっています。

当ブログは、真面目に一生懸命頑張っておっぱいをあげておられるお母さんに安心していただくための知識と、役立つ知恵を提供しているわけですね。
記事を読まれた当初は「ホントかな?」と思ってしまうこともあるかもしれません。
酷いことを言われてこられて傷ついたお母さんであるほど、当ブログに出会うまではトンでも情報しか得られなかったお母さんであればあるほど、疑念の気持ちを持たれるのは止むを得ないと思います。

でも、赤ちゃんはドンドン成長します。
ふと気が付けば、「あ、あの記事の赤ちゃんと同じだ。」という振り返りが出来る日が来ます。
我が子を信じ、病気等の異常の早期発見には留意しつつ、見守るチカラを身につけることが、お母さんになったら必要ではないかと思う今日此頃です。

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2011年3月 3日 (木)

乳房緊満しやすいけれど、ごぼう茶飲んで大丈夫なの?

<ご相談内容>
乳房緊満し易くて、先搾りが未だ必要な状態なのですが、ごぼう茶を飲むことで分泌がアップしてしまいませんか?
過去記事で、質がよくなるから問題ないと書かれていましたが、今ひとつよく分からなくて(-_-;)
乳房が張って張って、芋の湿布ではどうしようもなくなってしまうのを経験してるので、それが怖いです(T_T)
それともごぼう茶を飲むのは、芋の湿布やミントなどを併用するのが、必須条件なのでしょうか?

<SOLANINの回答>
確かにごぼうは根菜類で、おっぱいの分泌には影響のある野菜だと言われています。
でも、ごぼうはごぼうでも種(牛蒡子)ではないですね。
なので、種ほどには強力な作用は無いと思われます。
寧ろ、サラサラで美味しいおっぱいに変化して、赤ちゃんも喜んで飲んでくれますから、詰まりにくくすることが期待できるので、心配無用かと思われます。

芋の湿布を貼ってもパンパンになり易いと、乳房が張ること自体、恐怖だろうなと、想像します。
芋のシップやミント等を使用するのが不可避かどうかですが、それは個人差もあることなので、一概には申し上げられません。

但し、乳房緊満というものは、いつまでも産科入院中の強さで続くかというと、そうではありません。
当初こそ鉄板かセメントで固めた位の硬さであっても、月齢が進めば、少しずつマイルドになってきます。
マックスレベルに張るのに要する時間も延長してきます。
あくまで経験知的なことではありますが、お食事内容や食べ方にもそれなりに配慮され、ごぼう茶を飲んで乳房緊満が過剰でトラブルになってという方には私は遭遇しておりません。

私としては相談者さんが困っておられるようなので、ごぼう茶は如何ですか?とご紹介したまでで、飲用を強要するものではないので、誤解なさらないでくださいね。

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2011年3月 2日 (水)

吸わせていると段々乳首がヒリヒリと痛くなる。(新生児期)

おっぱいを吸わせていて、段々乳首がヒリヒリして痛くなってくることがあります。
その原因はずっと添い乳をしているとか、片方のおっぱいを10分間以上吸わせているか場合が多いです。
おっぱいをあげていると、時間の感覚が希薄になるので、たまには時計をチラチラ見ることも必要ですね。

そうではなく、吸わせる時間的に問題ないのにヒリヒリするのであれば、それは咥え方が根本的に浅いからです。
「おっきなおくちであ~んとしてね!」とかぶり付かせてくださいね。
キズが出来てしまっている時は最初の30秒から1分間は痛いけど、徐々に吸啜時の痛みは麻痺ってきます。
1分間以上吸わせても痛くて堪らない場合は超浅飲みですから、出来るまで修正かけてください。
痛みをこらえて咥えさせても、殆どまともに飲めていないですから。
おっぱいはしっかり分泌しているのに、時間ばかりかかって、一向に量が飲めていないって、虚し過ぎますやん?

 

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2011年3月 1日 (火)

最近赤ちゃんの口臭が気になります。(1歳)

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「最近赤ちゃんの口臭が気になります。(1歳)(改訂版)」公開中です。
最新の内容は上記でご確認ください。

以下、過去記事。

<ご質問内容>
どうしても一つだけ気になっていることがあるので質問させてください。
3回食になって1カ月が経とうとしているのですが、昨年末より、我が子の口臭が気になり始めました。
母乳しか飲んでいないときは、それこそおっぱいの匂いだけ(当たり前ですが)だったのに、3回食になってから、ん?と思うような匂いがします。
特段、匂いのきついものは食べさせていませんし、歯磨きも歯ブラシ+ガーゼで磨いています。(ちなみに歯は全部で8本生えてます)
私が神経質だけなのかわかりませんが、乳児でも口臭ってあるのでしょうか?

<SOLANINの回答>
乳児にも口臭発生は有ると思います。
確かウチも嘗て次男が臭っていたような・・・?
質問者さんはお口のケアはしっかりされているようですし、歯が8本生えていても、むし歯になっていなさそうですし、原因として考えられるものを思いつくままに挙げてみますと、鼻詰まりまたは口輪筋の緩みによる口呼吸⇒口腔内の乾燥(唾液の減少)または雑菌の繁殖⇒口臭発生・・・となります。
多くの場合鼻詰まりを解消したら、口臭が消失した方も居られるそうです。
口臭の原因によっては、赤ちゃんに服薬が必要なことも想定されますから、一度歯科受診されては如何でしょうか?

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