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2010年8月

2010年8月31日 (火)

何で断乳するの?しかも真夏に!

ここのところ、何名かのお母さんが「卒乳後の乳房ケアをしてください。乳房がパンパンになって痛いのです。」ということで、★病院の母乳外来を受診されました。

この発言、おかしくないですか?
だって、「卒乳後の乳房ケア」なんて、自然卒乳だったらキホン的に乳房ケアは不要です。
言い聞かせ卒乳であったとしても、乳房がパンパンに張って痛くなるまでには至らない筈です。
いずれにせよ、乳房マッサージしても残乳も殆ど無いし、乳腺は自然に萎縮してきてますからね。
月経も再来し、元々婦人科疾患が無ければ、排卵も起こりますから。
そう、「卒乳」なんかぢゃない、これはれっきとした「断乳」です。

真夏はただでさえ母子ともに体調を崩し易い時期です。
乳幼児は「ヘルパンギーナ」「プール熱」「手足口病」といった病気に罹り易く、そういう時は離乳食が進んでいる子であっても、全く食べられなくなってしまいがちです。
おっぱいだけが命綱ってこともあるのに、それを「くっついて授乳すると熱中症になりそうだから。」とか「もうすぐ仕事復帰なので、夜間授乳はとてもできそうにないから。」とか「2歳にもなっておっぱいが止められないのは、世間体が悪いと義父母に責められたから。」とか自分のことばっかりで、お子さんの気持ちや体調を全く考えずにいきなり断乳するから、乳房がパンパンで痛くなるのですね。
キツいことを言うようですが、これは無謀なことをした報いぢゃないかと思います。

それらのお母さんが★病院を受診される頃には、お子さんが諦めてしまって、復旧させてもどうにもならない状態なので、仕方なく断乳後のケアをすることになります。
しかし、1~2年おっぱいをあげていて、予告(せめてもの言い聞かせをするのが、お子さんへの仁義だと私は考えます。)無しでばっさり止めるって、どうなってるのかな?と頭の中は疑問だらけだし、とても複雑な心境です。

しかも、受診までの乳房ケア(?)は自己流で「乳頭・乳輪を摘まんで搾った。」「熱いお風呂に浸かって、ゴイゴイ搾った。」と明らかにアカンことをしています。
挙げ句「ダイエットなんてしていません!」「もう飲まないから昨夜は焼き肉とケーキ食べました。」等々、え~!そりゃあないでしょう?という食生活で受診するから、乳房マッサージがハンパなく大変なんですね。

お子さんにとってお母さんは絶対的な存在なんです。
おっぱいライフの最後の最後で、愛する我が子を号泣させて、信頼を裏切るような形でおっぱいを止めるのだけは、避けてくださいね。
完母でも、混合でも、変わりなく・・・お願いします。


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2010年8月30日 (月)

妊娠中絶されたお母さんからの手紙。

<ご相談内容>

先日の「虐待されるかもしれないのに選ぶのか?」という記事、今までスピリチュアルなことに疎かった私ですが読んで衝撃を受けました。
赤ちゃんのけなげさに感動しました。

しかし感動したと同時に、私は過去に中絶を経験しておりとても苦しい気持ちになりました。
まだ学生の頃だったので、親に反対され生むことは出来ませんでした。
残念ながらそれがわだかまりとなりその時の相手とは別れ、それからは1人で命日には手をあわせています。

それなのに今年は育児の忙しさで夜になるまで忘れてしまっており、そのことに物凄く罪悪感を感じています。
目の前に居る赤ちゃんは本当にかわいくて愛しい存在です。
しかし、過去のことがあり、失ってしまった子のことを想うと、「なぜボクは生んでくれなかったの?」と思われている様な気がして申し訳ない気持ちになってしまいます。
あの子が私を選んでくれていたのに、私は世の中の虐待している親と変わりない酷い母親なんだというように思うことさえあります。
申し訳ないと思いながら育児をするのが苦痛です。

でも忘れてしまうのはいけないことだと思います。
その気持ちにどういって折り合いをつけるにはどうしたらいいのでしょうか?
コトがコトだけに、友人にも夫にも誰にも相談できず悩んでいます。

<SOLANINの回答>

池川明ドクターによると、中絶もまた、赤ちゃんはお見通しとのことです。
ダウジングすると「産んだら一生苦労する。産まなかったら一生後悔する。どっちを選ぶかはお母さんがが決めていいよ。」と答えるおなかの赤ちゃんは相当数居られるそうです。
こういう書き方をすると、「池川明ドクターやSOLANINは、安易な妊娠中絶を助長しているのか?」と、早とちりしたり、誤解しないでいただきたいのですが・・・
妊娠中絶を決意したら、おなかの赤ちゃんに心から謝って、産めないことを伝えたら、分かってはくれるそうです。

きっと、お母さんとなる人に、「愛があれば、いいじゃないか!」というような、生半可な気持ちでセックスしたり、「産めないかもしれないのに、厳重な避妊をしないのはいけないことなんだよ。」「お父さん、お母さん、人としてもっともっと成長が必要なんだよ。」ということが伝えたいのではないでしょうか?
赤ちゃんのお母さんとなったあなたが、いつも悲しいお顔をしていたら、そういう大事なことを伝えたくて、使命を持っておなかに宿った赤ちゃんですから、きっと悲しくなると思いますよ。
だって、お母さんを苦しめるためにおなかに来たのではないですからね。

きっと、申し訳なく思い続けてほしいとは、願ってないと思います。
そうではなく、時々でいいですから、あの子はお空に帰って神様のお手伝いをしているのかな?元気にしているかな?と気にかけてやってくださいな。
きっと、それだけでお母さんの愛を感じてくれるかと思います。
そして、いつもお母さんを見守っていてくれると思います。

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2010年8月29日 (日)

キョロちゃんなので集中して哺乳出来ない?

<ご相談内容>
現在3か月の娘を完母で育てています。
最近は授乳間隔も開いてきて3~4時間おきの1日7回程の授乳です。
元々お腹がすいて泣いて欲しがる事もあまりないため、3~4時間で起こして授乳しています。
ところが、2ヶ月終わり頃からどうやら過去記事参照しますところ、キョロちゃんになってしまったようです。
大きな物音にも動じたり泣いたりはしないのですが、ニコニコご機嫌でおしゃべりしたり、周りを見渡したりでなかなかおっぱいに吸い付いてくれなくなりました。
5分1クールがなかなか難しく、1日授乳の半分は5分片乳で終了してしまう事が多くなってしまいました。
音のしないシンプルな部屋で授乳しても相変わらずで、ご機嫌におしゃべりです。
これが0.5回だとすると授乳回数はもっと増やさなくてはいけませんよね?
ただ、授乳間隔が4~5時間位あくと5分1クールいける事もあり、どうしたら良いか迷っています。
飲む量が少なくても頻回授乳するか、少し間隔あいてもしっかり飲ませるか…。おっぱいは4時間程度なら張ったりしこりが出来る状態ではないので大丈夫だとは思いますが…。
ちなみに、3分授乳も試してみたのですが、おっぱい交代するとニコニコしちゃったりするので、同じ状況なら…と、5分交代にしています。
退院後おっぱいトラブルで搾乳授乳していた時があり、若干母乳分泌が少なくなったような気がしたため、スケールをレンタルしていましたが、ばらつきはあるものの5分片乳で100ml弱程飲んでいるようです。
スケールは返却してしまいましたが先日までの1日トータルの哺乳量は750~850程、体重は増えています。
出生時2862g、2ヶ月検診時5360g、100日で6400gでした。

<SOLANINの回答>
恐れ入りますが・・・この方だけではありませんが、体重測定したら、日齢を書いてください。(涙)
私は赤ちゃんの体重増加度はドンブリ勘定ではなく、正確な計算を心掛けているので。
なので、今回はよく増えてはいるようですが、どれだけ増えたかは書けません。
(当然お母さんは分かっておられるでしょうが)私にはこの赤ちゃんの2か月健診が生後何日目か、分かりませんのでね。

さて、片乳5分間だけで平均100ml弱おっぱいが飲めるお嬢ちゃんって凄いですね。
スケール借りていた期間の哺乳量測定でも750~850ml/日も哺乳出来てたということは、充分な量がしっかり飲めているということを意味します。

キョロちゃんで、通常おっぱいを飲むのが片乳で終わることが常態化していると、お母さんが乳腺炎になるか、赤ちゃんが体重増加不良になるかが、大いに予測されます。
それに加えて、月経の早期再来の危険性も高まります。
そういうリスクを未然に防ぐために、こまめに両方のおっぱいを飲ませるようにお話ししています。

ただ、何事にも例外はあるようで、今のトコロ、この方には特に問題は発生しておりません。
まぁ、それでも、1回量が少なめであっても、個人的には可能な限り頻回直母された方が良いと思います。
野球の裏・表のように、「右6回表の哺乳が終わりましたので、引き続きまして、6回の裏に進みます。」というような、分割形式になったって、おっぱいが足りないのではありませんよ。

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2010年8月28日 (土)

夜中の頻回授乳が辛い。(生後2週間)

<ご相談内容>
赤ちゃんの体重があまり増えないので悩んでいます。
出生時2780g3日後2460g退院時2522g14日目2600gでしたので、ミルクを夕方に40mlたすことにしました。
17日目の今日、2700gになっています。
お腹が苦しくてあまりおっぱいが飲めないのかと思っています。
片側でウトウトして10分ぐらいでまた泣く…が繰り返されることもしばしばです。
完母にしたいので、根気よくいこうと思っているのですが、夜中ともなるとつらいです。

<ご相談内容>
退院時が生後何日目か分かりませんので正確ではありませんが、仮に5日目とします。(今後、相談されたい方はこういうことの無きよう、退院時(生後○日目)というように表記してくださいね。
退院から14日目の体重増加度は僅か8.7g/日であります。

これはいくらなんでも少ないです。
そういう事情なのでミルク1回の補足なのでしょうね。
そのため、14日目~17日目は33.3g/日と見事な回復っぷりです。

ここで注意していただきたいのは、片方ウトウトで寝かせてしまうことです。
相談者さんの赤ちゃんは典型的な小柄な女児のお嬢様飲みをしておられます。
片方ウトウト10回/日なんて、“多く”見積もって実質5回/日しか飲ませていないってこと。
“多く”というのは、通常左右1クールで必要な哺乳量を賄える新生児なんて4割にも満たないという意味です。
体格の大きいガツガツした男児ならいざ知らず、小柄なお嬢ちゃんであれば尚のこと左右1クールで必要な哺乳量を賄えると考えるのは無理があります。
1回2クールで10回/日は飲ませないと、しっかり飲んだことにならないのです。

どうしても体力的に1回1クールでヘナヘナになってしまうならば、最低でも16クールはあげてくださいと過去記事に書いてますが、読んでおられないのかしら?(涙)

体重が増えにくいのは母乳分泌不足と思い込んでいる小児科ドクターは多いけど母乳摂取不足ではないかと私は感じました。
つまり、赤ちゃんに合った飲ませ方をしていないってこと。
直母1回量測定をしたことがありますか?
この時期のこの体格の赤ちゃんであれば400ml/日も哺乳出来ていれば充分に体重は増える筈ですからね。

夜中のおっぱいが連チャンだと辛いのはよく分かります。
しかし、これも過去記事に書きましたように、夕方5時頃から夜10時頃まで、しばしば爆睡モードに陥りがちなのではありませんか?
若しくは朝8時以降正午くらいまで、眠りこけていませんか?
そういう傾向があればお母さんの深夜勤務決定ですよ。(汗)
赤ちゃんの生活リズムを作るような、作戦も必要ですよ。
赤ちゃんが眠っていたら起こすのが勿体ないなんて考えていませんか?
そのあたりを見直しては如何でしょうか?

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2010年8月27日 (金)

うんちがムース状。(生後2週間)

<ご相談内容>
こんばんは。はじめまして。
7月24日生まれ、新生児の女の子のうんちについての相談です。
現在、完母を目指して、1日10回くらいの母乳と、夕方に40mlのミルクで育てています。
数日前から、うんちがムース状になってしまっています。
うんちをした瞬間がわかるくらい、じゅわじゅわ~と聞こえます。
回数も1回の授乳で3くらい分けてします。
何か病気でしょうか?
ゲップが足りないのかなぁと思って、ゲップをさせようとしているのですが、あまりしてくれません。1日2回くらいです。
このままでは、お腹にガスがたまって苦しいのでは、と心配しています。
ゲップが原因ならば、良いさせかたを教えてください。

<SOLANINの回答>
新生児のうちはげっぷはあまり出ません。
特に哺乳瓶で飲むことのない(相談者さんは1回補足ありですが)赤ちゃんは1回の授乳では、少ししか空気を飲みこまないことが大半だからです。

でも、げっぷをせず、うんちがムース状であると、心配なのですね。
新生児で完母でガブ飲みでない赤ちゃんのうんちは液状です。
ムース状になるのはげっぷで出なかった若干飲み込んだ空気が、うんちと一緒に排出されたことを意味しています。
だから、ある意味生理的というか、決して悪い兆候ではないと思われます。

おなかが張って苦しそうであれば、過去記事にもあるように少し圧を加えて、ホホバやスウィートアーモンドなどのオイルで「の」の字マッサージをしたり、肛門に綿棒刺激をしたりしてガスが排出しやすいように配慮してあげてくださいね。

また、お母さんの食べたものがおっぱいに変わるのですから、お食事を見直して和食系でスパイス控えめにされるのもよろしいかと存じます。

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2010年8月26日 (木)

少食ちゃん?満腹中枢が形成?(2ヶ月半)

<ご相談内容>
現在2ヶ月半の娘を完母で育てています。
満腹中枢と哺乳量についてご相談に乗っていただきたく、プチメさせていただきました。
本日、市の保健師訪問があり哺乳量を測定させていただいて、1回で90cc哺乳していました。

授乳間隔が2時間~2時間半くらいであることを伝えると、「ちょっと少ないかなぁ、でも回数でカバーできているから問題ないでしょう。でもこの先も授乳間隔が空かないようであれば、ミルク足してみてもいいかもねぇ」って言われました。
私はもちろん、ミルク足すくらいなら頻回授乳するほうがましだと思ってますし、ブレるつもりはありません。

ちなみに、
出生時:3180グラム
退院時:3280グラム
生後30日:4380グラム
生後79日:5450グラム

上記のように順調に増えているので、母乳は足りていると思うのですが、5分2クール飲ませると、かなりの確率でしゃっくりをします。また、吐きもどすことも多いです。
これは飲み過ぎなのでしょうか?
また、飲んでいる途中で眠ってしまうこと、片乳飲み終わったあとにもう片乳をくわえさせようとすると、舌で押し戻して嫌がることもあり、5分1クールで終わらせてます。

うちの姫は少食ちゃんなのでしょうか?
仮に少食ちゃんだとしたら、今後満腹中枢が形成されてくると哺乳量が増え、授乳間隔も空くのでしょうか?
それとも少食ちゃんはずっと少食ちゃんなのでしょうか?
また、満腹中枢が形成されたのかな?っていうのは、授乳してたらわかるようになるものなんですか?
くだらないことを何点も申し訳ありませんが、お時間のあるときで結構ですので、お返事いただけたら幸いです。

<SOLANINの回答>
5kg台の赤ちゃんで抜き打ち哺乳量測定で90g哺乳出来ているって、まずまずだと思いますよ。
体重増加度を見ても、退院時の日齢が不明なので大まかですが、仮に日齢5としたら、退院時から1か月健診時までの間44.0g/日なのでバッチリですし、1か月健診から生後79日目までの間21.8g/日ですから、まずまずです。
ただ、まずまずなのですが、体重増加度が急に半減しているのは少し引っかります。
授乳間隔については保健師さんのお言葉に反するようですが、2~2時間半っていうことは、おっぱいの消化時間が1時間半~2時間ですから、特に問題ないと思われますねぇ。
吐き戻しやしゃっくりが多いということは、ご指摘の通り、一般的にたくさん哺乳した時の兆候です。
対策としては、片方飲ませ終わるたびにげっぷを促すのが手っとり早いです。
飲ませ終わった後は、必ず上体を起こして赤ちゃんがしんどくないように寝かせてあげましょう。
フラットなトコロで、仰向けで寝かせたりなんかしてませんよね?

質問内容と少し外れますが、気になるので、述べさせてくださいね。
片乳で眠ってしまい、反対側を飲ませようとすると舌で押し出すのは、その時はそれ以上要らないというサインのようです。
5分1クール以上/回が毎回出来るといいのですが、恐らく違うのでしょうね。
それもあるため、1か月健診以降、1回の哺乳量が若干少なめになりがちで、トータルでの哺乳量が少なめで、体重増加度が半減したのかもしれませんね。
満腹中枢が形成してくるのは、2ヶ月半から3ヶ月頃とされていますから、このお嬢ちゃんの場合、もうボチボチかな?という感じですね。

以上の状態から考えるに、お嬢ちゃんは、若干胃が小さい、若しくは胃と食道の境目のしまりが緩い方かもしれません。
もちろん、何かの病気とかそういうのではないと思います。
少食ちゃんか?と聞かれたら、そうかもしれないということになります。
もちろん、胃の大きさは徐々に大きくなりますし、境目のしまりはしっかりしてくるのですが、何分にも徐々になので、赤ちゃんの状態に合わせた哺乳スタイルにしていくのが一番ですね。
早い話、授乳回数を正しく数えることと、おっぱいの訪問販売員になりきっていただくのが一番ではないかと推察します。
満腹中枢が形成して来たら、お母さん自身、気が付くようになりますよ。
過去記事に書いてませんでしたっけ?(笑)
なお、この質問は決してくだらなくなんか、ないですよ。

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2010年8月25日 (水)

おっぱいの圧迫痛について。

<ご相談内容>
7か月の娘はずりバイや伝い歩きをします。
運動量も活発で、自由自在に動いて遊んでおります。
私が寝転んでいると、物凄い勢いで私の体をよじ登ってきます。
おっぱいも欲しいし、じゃれあいたいのもあるのでしょうが…上に乗られると痛いんです。
肉離れを起こすんじゃないかと思うくらい…全体重でおっぱいをグーっと押してバランスをとっていて。

授乳している・いないに関わらず、大抵の女性は胸を圧迫されると痛いと思いますが、授乳していると、乳腺も発達しているから敏感なのでしょうか?
また、マッサージでも痛いのはやめたほうが良いという過去記事もありましたが、同様に、赤ちゃんがよじ登ってきて痛かったら赤ちゃんをすぐにどけたほうが良いのでしょうか?
言い聞かせして、おっぱいを圧迫しないようにお願いしたほうがいいのでしょうか?

分かりずらい説明ですが…アドバイス頂けたら幸いです。
よろしくお願い致します。


<SOLANINの回答>
乳腺炎ではなく、乳房の圧迫で痛みが発生しているのであれば、乳腺組織を傷める恐れがありますので、赤ちゃんはどけてもらった方がいいですね。
その際に「このままではお母さんおっぱいが痛いから、向きを変えるからね。」という意味の声掛けをしてあげてくださいね。

同じような別件で、先日★病院の母乳外来にも、3歳5カ月の双子ちゃんのお母さんがお見えになられました。
「超アクロバティックなポジショニングで双子ちゃんがおっぱいを飲むので、乳房が押されたり、引っ張れたりして痛いがどうしたものか?我慢すべきか?」との質問がありましたっけ。
その際も「痛いのは乳腺組織を傷める恐れがあるので、痛みを感じないポジショニングで飲ませてください。」とお話ししました。

酷い場合は外傷性血乳(?)が分泌する恐れがありますから、くれぐれも無理はしないでね。

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2010年8月24日 (火)

おっぱいが好きで哺乳瓶を受け付けない。

<ご相談内容>
突然すみません、母乳でとても悩んでいます。
3ヶ月の男の子のママです。
うちの子はお腹が空いても泣きません。
泣いても抱っこすると泣き止むので、いまいちわかりません。
2人目の育児ですが、母乳をあげるのは初めてです。
上の子はなかなか母乳が出なくて、ストレスが溜まってしまい、ミルクにしてしまいました。
私が一番悩んでいるのは、オッパイを吸わせると、哺乳瓶を受け付けないので体重が増えないことです。
7/31 5650g 8/8 5800g 8/15 5900g・・・だんだん哺乳瓶を受け付けなくなったのですが、母乳では体重が増えないのでどうすればよいかわかりません。
またミルクにするのは、辛すぎます。
オッパイは泣けばくわえさせています。本当にごめんなさい。
オッパイを吸う息子の顔が可愛くて仕方ないのですが、体重が増えないのが不安です。上に2歳の娘がいるので、じっくり母乳外来などに行く余裕がなく、どうすればよいか分からなくなってきました。

<SOLANINの回答>
文面からは日齢毎のミルクの補足がどの位だったのか(1回量と1日の総ミルク量)分かりません。
なので、おっぱいがどの位出てるのか見当が付きませんから、具体的なアドバイスが出来ませんです。
どうしてもミルクの補足が必要であれば、夜間寝込みを襲って、どさくさ紛れに飲ませるのが得策です。
哺乳ストライキの赤ちゃんに準拠します。
過去記事、読んでますよね?ブログ情報ずずっと下がって行ったら、★付きの項目あるでしょう?
直母とのギャップが少ないゴム乳首は「母〇相〇室®」です。
ネジで瓶とゴム乳首を繋げる部分に赤ちゃんの口唇がくっ付く位、ガバッとかぶりつかせます。
若しくは、スポイドやスプーンでミルクの補足するか・・・
おっぱいはキョロちゃんになり易い時期なので、集中して飲めるように配慮してあげましょう。
集中して2クールで1回とカウントして10回/日はあげてください。

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2010年8月23日 (月)

慢性化した乳口炎の対処法について。

<ご相談内容>
現在、7ヶ月の娘を母乳で育てていますがおっぱいトラブル続きで痛みを感じずに授乳できたことがありません。
こちらのブログを教えていただき読者にならせていただきましたのでよろしくお願いします。
さっそくで、申し訳ないのですが、こちらで白斑治療で口内炎のお薬が有効と知りはじめました。
重症化すると赤くなり黒い点がでると、ブログに書かれていましたが、まさにその状態です。
授乳後一時間ほど痛みが引かないため夜間授乳の後は眠ることができません。
抗生剤の入ったお薬を使った方がなおるのでしょうか?
以前病院で処方されたリンデロンVGクリームがあるのですが…

<SOLANINの回答>
難しいトコロです。
というのも、乳口炎は大抵はデスパコーワで軽快しますから。
重症化している場合は、確かにデスパコーワを塗布してから抗菌薬を上塗りした方が効果的です。
しかし、それは基本的にデスパコーワで治療しているのに太刀打ちできない場合、つまり、繰り返している場合です。
重症化していますが、これまでデスパコーワは塗布したことが無いのであれば、初回から抗菌薬を上塗りするには及ばないかと存じます。
取り敢えず10日間はデスパコーワ塗布されるのが良いと思います。
それでスッキリしなければ、抗菌薬を上塗りする方法に切り替えましょう。

なお、ご指摘のお薬は中程度のステロイドですから、乳口炎には不適かと存じます。

 

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2010年8月22日 (日)

4か月健診でミルクを足すように指導されました。

<ご相談内容>

39週と5日、3010gで産まれた次女です。
4ヶ月健診(生後122日)まではなんとか完全母乳できました。
その健診での体重は4850g、身長60,3cm、頭囲39,5cmです。
発育曲線から大きく外れてきてるのと、首すわりがあとひといきなのでミルクを欲しがるだけ足すよう指導されました。(首すわりより寝返りの方が早くできました)
健康状態が心配と言われたのに驚き、ここまで完母で来ましたが素直にミルクを1日3回うすめて50mlずつ足しました。
が、完全母乳になりたいのでまたミルクを減らしていくべきか悩んでいます。
5分1クール飲むと、乳首をひっぱり、離し、またくわえ、手で耳を掻きイライラしているようにも見えます。最終的に乳首を離し泣きます。
縦抱っこしていると泣きやみ、遊ぶか、放っておいたら指吸って寝ます。(←必ず指吸い)起こさないと3時間寝ます。
おしっこは6~8回出ています。
授乳回数は6~7回です。
夜間は泣かないので、授乳できる日とできない日が半々くらいで、先月末、生理再開してしまいました。
良く寝るし機嫌が良いので、母乳足りてると思いこんで、健診までは完母できました。

前後しますが、
最低体重が2日目で2824g、
生後30日で3552g、
生後74日で4120g
今度こそは一時的にミルクを足して、体力つけさせて、完母になりたいのですが、なれるのでしょうか?
ミルク足しすぎでしょうか?
哺乳瓶と乳首は、P社の
母〇相〇室®のおかげか、乳頭混乱は起こしてないように見えるのですが…。

<SOLANINの回答>

1か月健診までは順調だったのですね。
けれども、それ以降は低調になってしまったわけです。
ただ、このご相談をお受けして、真っ先に疑問に思ったのは、いくら体重増加が全てではないとしても、ペース的に体重増加度が正常範囲をかなり大きく逸脱しているのに、誰からもアドバイスを受けなかったのか?ということです。

赤ちゃんの体重、何処で測りましたか?
仮に病産院で測定していたとしたら、少なくとも、生後74日目の時点で「こりゃあ、いけない!」と誰でも気が付く体重増加度の低調さなんですね。

WHO/ユニセフもこの時期の赤ちゃんの体重増加度は18~30g/日という規準を表明しています。
最初は低調でも徐々に挽回しているのならいいのですが、今回は逆ですからね。

もしかして、体重測定は自宅ですか?

体重は体重計さえあれば誰でも測れますが、その数値をどのように評価するかが重要なんです。
こういうことになったということは、その時点ではまだ当ブログには辿り着いておられなかったのでしょうね・・・
赤ちゃんの体重測定は測りっぱなしではダメなんです。
これで良いのか、悪いのか・・・の見極めをしなくてはいけないのですよ。

体重5kg程度の赤ちゃんであれば、700~750ml/日の哺乳量が必要です。
授乳回数が6~7回だったら、平均して1回に100ml以上は必要ですね。
でも、そんなに出ない、もしくは飲めない赤ちゃんだったら頻回直母は必須ですよ。
そうでなくたって、「完母のお母さんは満腹中枢が形成するまでは特に注意して頻回直母をしていきましょう。」って、過去記事に腐るほど書いてますけどね。

相談者さんに目を覚ましてほしいので敢えてキツいこと言いますが、体重増加が心配なのに、いくら夜間良く眠ってくれるから、おしっこが出てるから、機嫌が良いからといって、授乳回数が6~7回/日というのは信じられないです。(涙)
まして、3か月かそこいらで月経が再来したのでしょう?
それってどういう意味なのか、分かってますよね?(汗)

今は赤ちゃんの成長発達を優先して、ミルクを補足してください。
ただ、これも気になるのは何故薄めたミルクが50ml×3回/日の補足なのか?
私には意味が分かりません。
ミルクの大量投与は頻回直母の妨げですから考えていかねばなりませんが、調乳濃度には意味があり、薄めると栄養分の吸収率が落ちますよ。
殊更に喫緊に体重増加を図らなくてはならない赤ちゃんに対し、薄めたミルクを与えることは、私は推奨しておりません。
薄めない方法であれば量を提示できますが・・・

また、直母1回量が60gとのことですが、だから完母が出来ないというのではないですよ。
おっぱいの分泌を高めるには様々な方法があります。
そういうのは過去記事検索して良さそうだと思うことは積極的に採り入れてください。

ミルクの過不足はしっかりチェックして調整した方が良いので、暫くは体重測定は週1回くらいは行ってください。

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2010年8月21日 (土)

昔は「母乳外来」なんてなかったわよ!

「母乳外来」・・・恐らく、赤ちゃんのおばあちゃん世代以上の方は何故「母乳外来」なるものが存在するのか、良く分からないかも知れません。
一昔前は「乳房外来」と名乗っているところが多かったようですが、これはO式をはじめとする、乳房管理を中心として、乳腺炎の治療に重きを置いていたことの名残かと思います。
それと、マンモグラフィーが普及してきて、乳がん検診目的の部門だと誤解される方が続出したので、名称的に紛らわしいということもあって、「母乳外来」と言う名称に切り替わってきたようですね。
★病院も確か8年くらい前に改称しましたね。

で、記事タイトルの件ですが、これは何故かという話に戻りますと、赤ちゃんのおばあちゃん世代は今以上にミルク育児全盛期だったのですね。
ここ10年の日本に於ける1か月時点での完全母乳育児率は、40%台前半を推移しているのが現状ですが、赤ちゃんのおばあちゃん世代はそれ以下なのです。
最低ラインだった頃のそれはせいぜい20%台半ばという有様で、殆どの赤ちゃんのお母さんが母乳で育てるという意識が欠落していたのです。
もちろん、医療者もミルクを勧め、ミルク屋さんの営業活動もすさまじく、母乳で赤ちゃんを育てることは、時代遅れのような感覚だったのですね。

なので、昔は「母乳外来」なんてなかったわよ!・・・という発言を多く聞くのですね。

では、赤ちゃんのひいおばあちゃん世代以上はどうなのか?
その世代はおばあちゃん世代以降のように核家族が主流ではなく大家族で地域とのつながりが密接で世話焼きのおばちゃんが近くに居るという環境が普通でした。
そのため、母乳で赤ちゃんを育てることは論じるまでもないことで、当たり前だったから、「母乳外来」なんてものは存在しなかったのです。
家庭内で母から娘若しくはお嫁さんに伝承されることで、医療が介入するようなことではなかったのですね。
そういうことなんです。

確かに昔は「母乳外来」なんてなかったわよ!・・・なのですが、★病院の母乳外来にはご実家のお母さんとご一緒に受診される方も3割位は居られます。
で、同じことを仰るのですが、同伴されているだけあって、仰ることが違います。
記事タイトルのセリフの後に「でも、今はこうやって色々教えてもらえて良いわね。昔私が新米お母さんだった頃もこういう機会があれば、もっとおっぱい楽しくあげられたり、長くあげられたり出来たでしょうに。羨ましいです。退院後のサポートが行き届いているんですね。」という意味のことを口にされます。

母乳がたっぷり出たのに、敢えて薬で止めてミルクをあげた方も少なくありません。
赤ちゃんのおばあちゃん世代が完ミで育てたのはある意味時代の流れで、そういうサポートが皆無に近かったから上手く行かなかったという悲しい現実があったのですね。
完ミである理由が母乳育児が嫌だったから・・・という方は非常に稀だと思います。
止むを得ず、例えばミルク育児推進病院でサポートが無かったから、誤った知識を注入されて泣く泣く早期断乳を余儀なくされたからとか、お母さんや赤ちゃんの病気のためとか、そういう方が非常に多いのではないかという気がいたします。

一昔前よりも母乳育児支援は前進しているとは思いますが、まだまだ普及途上なのでしょうね。

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2010年8月20日 (金)

熱性痙攣って?

乳幼児の熱というのは、いつも突然で、「さっきまで元気に遊んでいたのに・・・」ということは、しばしばあります。
乳幼児が熱発しただけでもとても心配なのに、それに痙攣が加われば、普段冷静なお母さんでも気が動転してしまうこともあるかもしれません。

しかし、お母さんが気が付くのが遅かったから痙攣発作が起きたとか食い止められなかったというのではないですから、決して自分を責めないでね。
民族により多少の違いはあるそうですが、日本人の場合、熱性痙攣を起こす乳幼児は全体の7?8%程度と言われています。

私事で恐縮ですが、ウチは長男・次男は熱性痙攣は起きませんでしたが、長女は2回なりました。
1回目は1歳半位だったかな?
添い寝していて、明け方ふと目が覚めると、熱発しているのに気が付いて、「あらっ?」と思った瞬間に目は凝視したまま瞬きせず、涎が口角から垂れて、手足を強張らせ、ピクピクし始めたのです。
1分間も無かったと思いますが、焦りました。
多分熱性痙攣だと思ったものの、「他の病気だったらどうしよう?」と不安でした。

熱性痙攣は通常5分以内に収まります。
ウチは違いましたが、白目をむく場合や、口から泡をふきだす場合等、派手なリアクションが起こることもあります。
特別な対処は不要です。
衣服の襟周りを緩めて仰向けに寝かせて様子を見ましょう。

熱性痙攣ではない、てんかん等の病気による痙攣でしたら、痙攣発作が5分以上続いたり、視線が合わない、意識が朦朧としていることが多いですから、速攻病院に連絡して受診されることをお勧めします。

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2010年8月19日 (木)

仮性陥没乳頭を咥えさせる際の注意。

仮性陥没乳頭であっても、妊娠中の乳頭・乳輪ケアを懸命に頑張れば、産後直ぐから直母することは可能です。
しかし、直母できたのも束の間、吸啜時の乳頭痛を訴えられるお母さんはかなり多いです。
「この吸いにくい乳首でよく吸ってくれるなって思うんですが、とにかく痛くて・・・」と嘆かれます。
さて、どうしたものか?

良い方法があります。
まず、吸啜させる前に乳頭を摘み出して突出させます。
そして、普段内側に巻き込んでいる乳頭頂部分に乳汁をたっぷり塗布してから、赤ちゃんに含ませるのです。
そうしたら、あら不思議。
乳頭の吸啜時の痛みが無いんです。
是非お試しくださいね。

 

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2010年8月18日 (水)

母乳育児の強烈な妨害電波発生!(生後3週間)

Kさんの赤ちゃんのSくんはおっぱいの飲み方が下手っぴちゃんです。
入院中からドナルドダックのお口が出来ませんでした。
退院時の直母量は助産師が介助しての10g台で、搾母乳10mlと合わせて1回に20g台の哺乳量でした。
1回量として見てるとまずまずのようですが、退院時まで搾乳をしなくてはならないということは、これまでのパターンでいけば、直母量が増えにくいタイプの赤ちゃんではないかと危惧されたからです。
というのも、Kさんの乳輪はとても狭く、乳頭が大きめで、Sくんは咥えただけでモゴモゴしていたからです。
しかも、Kくんはお坊ちゃんとは思えないくらい、のんびりキャラで、眠りがちで1クール後はほぼ常に脱力しておられました。

案の定、退院後2日目の母乳外来では体重増加度は16g/日でした。
直母量はその日の担当が介助したら46g哺乳出来ていたので、頻回直母したら何とかなりそうとの評価でした。

しかし、退院後5日後は体重が減り、7日後も減り、10日後には一旦10.8g/日で増えたものの、15日目で更に減り、20日目で、ようやく24.8g/日で増えてくるという有様でした。
退院後20日目(=生後26日目)でようやく生下時の体重に戻りました。
その間の直母1回量は24~40gでした。(介助なしで自力で)
おっぱいの分泌はまずまずですが、乳管が詰まり気味だったので開通マッサージをしました。
冷えも強いのでたんぽぽ珈琲を勧めました。
サポーターは義母さんなので献立の参考になるものについての説明もしました。
搾乳は元々射し乳であることと、頻回授乳をしておられたので、これ上負担を増やすのは得策ではないと考え、敢えて勧めませんでした。
もちろん、ミルクを補足したら直ぐに増えることは分かっていました。

私は「恐らく見通し的には1か月健診では生下時の200g増程度になるから、見かけ上は増え方が悪いです。
でも、おっぱいの出方は決して悪くは無いから、きちんと飲めさえすればきっと増えてくるから、今は辛抱しましょう。
母子健康手帳にも経過はきちんと書いているし、小児科ドクターも分かってくれる筈だから。」とKさんには説明しました。

Kさんは芯のしっかりした方ですからブレることはありませんでした。
しかし、ようやく明るい希望の光が見えてきた日の翌日、頼みもしないのに件の赤ちゃん訪問の助産師がやって来たのです。
そこで「Kさんはおっぱいに拘り過ぎ。このままではSくんが可哀想。よく眠るのは弱ってるのかも?脱水が怖いですよ。Kさんの裏手のお家のPさんはがっつり飲み過ぎだったからそこと足して2で割ったら丁度いいのよね。★病院の母乳外来では乳房マッサージしてもらってるの?乳房が張ってないのにおっぱいが沢山出るわけないでしょう?大体、★病院は忙しい病院だから、おっぱいなんてろくすっぽ診てもらってないのでしょう?とにかく1回量が40g程度なんて少な過ぎ。1回量は60gはないと足りないのよね。不足分はミルク足しなさい。あ、でも私が足しなさいって言ったら、★病院はうるさいのよね。でも、赤ちゃんを育てるのはお母さんだし、赤ちゃんが発育不良になっても★病院が責任とってくれるわけではないからね。」とマシンガントーク炸裂のトンでも指導を聞く羽目になったそうです。

何じゃいそれ?
それって★病院の母乳育児支援に全面戦争しかけるんですか?
必死に頑張っておられるお母さんの気持ちを粉砕するのが、赤ちゃん訪問の助産師の役割なんですか?
行政の立場でそんなことをする権限があるのですか?
赤ちゃん訪問の助産師のトンでも指導の尻拭いをしているのは、★病院の小児科と母乳外来なのに・・・逆だろうが!(怒)
大体近所の赤ちゃんと足して2で割ったら丁度って・・・モノの喩えとして、おかしいんとちゃうか?って思いました。
これは悪魔の囁きどころのレベルでは済みませんよね?

Kさんはその赤ちゃん訪問の助産師の言葉を聞いて、逆に「ここまで頑張ってあと少しで何とななりそうなトコロまで盛り返してきたのに、今ミルクを補足したら自分とSくんがが負けたみたいで悔しいから、絶対に補足するもんか!って思ったんです。」と、仰いました。
私はKさんとSくんを支え続けます。
赤ちゃん訪問の助産師の大暴言の防波堤になろうと思います。

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2010年8月17日 (火)

うっそ~!眠っていたら起こさなくていいって?(生後1カ月半)

Tさんの赤ちゃんは完母で順調に育っておられます。
入院中も退院後も2週間健診でも1か月健診でも50g以上/日のペースでガンガン増えておられました。
おっぱいの飲み方も上手で、いつもハフハフしておっぱいを求める典型的ながっつり型です。

そんなある日、赤ちゃん訪問の助産師が保健センターからやって来たそうです。
「母子健康手帳の葉書は出していなかったけど、来てあげますよ。」と電話があったそうです。(←この言い方、ちょっと恩着せがましくないですか?)
Tさんは問診票の質問に答えました。
そして、おもむろにその助産師から、「お母さん飲ませ過ぎてますね。赤ちゃんが泣くのを全ておっぱいのせいにしていませんか?もう少し赤ちゃんの表情を見て、何故だろうと考えてから与えるようにしたらどうなんですか?」と諌められたそうです。
別にTさんは、赤ちゃんが泣いたら全ておっぱいだとは思っておられません。
おむつを替え、あやして、どうしても欲しそうならあげているだけです。
50g以上/日の増加度は結果としてそうなっただけで、意図したものだなんて・・・ある筈がありません。
それこそ一方的な決めつけです。
その家庭訪問の助産師と喋っていて、さすがにムカっとしたものの、必死に堪えていると、次は「もう夜中でもそんなシャカリキになって、おっぱいをあげるのは可笑しいんですよ。赤ちゃんの体重が4kgを超えているし、もう生後1カ月半だから、赤ちゃんが眠ってたらそっとしておきなさい。もしも、乳房が張って来たら、その時は圧抜き程度に搾ればいいですよ。赤ちゃんが泣いたらおっぱいをあげる時期ではないですからね」と釘を刺されたそうです。
で、豆電球の薄暗がりの中、爆睡する赤ちゃんを横目に見ながら、孤独に搾乳をしていたそうです。
その助産師のアドバイス(?)に忠実に従っていたのに、2~3日のうちに乳腺炎になってしまたのですね。
「私の搾り方が悪かったんでしょうかねぇ?」とTさんは尋ねられましたが、私は「多分それは無いと思いますよ。」と答えました。

その時私は「限られた訪問時間内とはいえ、助産師の資格を持ちながら、ろくすっぽおっぱいのコンディションもチェックせず、どないなってんねん?過分泌のお母さんが夜中赤ちゃんに3時間以上授乳しなかったら、乳房トラブルへの一里塚なのに・・・なんでそんなクレ○ジーな保健指導しかできないの?」と、心の中で毒づいていました。
それから「ここでブレてどうすんのよ。」とTさんに対し思ってしまいました。
なぜなら2週間健診の際に「Tさんの乳房が暴れやすいから、お食事はいつもきちんとしておられるからいいけれど、授乳間隔も3時間以上空くとかなりヤバいのよ。そもそも授乳間隔は赤ちゃんが決めるもので、意図的に減らしたりするものではないですからね。特に満腹中枢が未形成な生後3カ月までは。」と念押ししていたから。

ちなみに赤ちゃんの方は訪問から乳腺炎になるまでの間30g/日の増加度に急降下していました。
誤解の無いよう申し添えますが、この時期30g/日の増加度だったら、数値的にはOKです。
しかし、元が元だけに、これは異変を表しているわけです。

まぁ、そうは言っても、赤ちゃん訪問の助産師は私よりも遥かに年上で、上から目線で、押し出しが強く、頼みもしないのにわざわざ保健センターから無償で来てくれたから、「2週間健診の頃とは状況が変わったのか?」とTさんが錯誤したのかもしれませんが・・・(汗)
個人的には今回のTさんの母乳外来の請求書、その赤ちゃん訪問の助産師に回したいくらいです。
その助産師のアドバイス(?)が、お母さんにも赤ちゃんにも悪影響を撒き散らしているわけですし、その助産師の赤ちゃん訪問さえ受けなければ、こんなことにはならなかったのは明白ですからね。

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2010年8月16日 (月)

スパイシーなものを食べるとおっぱいを嫌がる理由について。

大抵の場合、お母さんがスパイシーなもの(例えばカレー・キムチや明太子で激辛のもの・トムヤンクン・タバスコをかけた料理)を食べると赤ちゃんがおっぱいを嫌がって飲まなくなったりしがちです。
乳首を噛んだり、喋れる子はハッキリ「辛い」と意思表示をすることさえあります。
アレルギーみたいに顔や体に発疹が出る子も居ます。
何故なんでしょう?

私はやはり日本独自の食文化から離れたものだからではないかと思います。
もちろん上記の例は、今の日本ではポピュラーなメニューですね。
授乳以前、つまり普段から口にしているものばかりかもしれません。
でも、よ~く考えてみると、どれもここ数十年~百年程度のうちに広まったメニューです。
日本の食文化は時代と共に変化していますが、つい数十年~百年前までは,カレーのスパイスや激辛唐辛子を普段から食することは無かったわけです。
平たく言えば個人的には大好きでも、民族的にまだソウルフードではないということです。
だから赤ちゃんがおっぱいを嫌がるのではないか?と考えるに至りました。

なので、最近は多くの外国籍の方が日本で出産されて、母乳育児をされることもあるわけですが、例えば中国の四川省出身の方が激辛麻婆豆腐を食べても、韓国の方が本場のキムチを食べても、インド・パキスタン・スリランカ・バングラデシュの方がカレーを食べてもタイの方がトムヤンクンを食べても、臨床的に赤ちゃんが嫌がるとか、乳房トラブルになるという話は滅多に聞かないです。
それは彼の国のソウルフードだからと考えればしっくりくるのですね。
基本的にその土地で採れた旬のものが、一番良いのかもしれませんね。

余談ですが、最近私が気になっているのは、ハーフやクォーターの赤ちゃんです。
ソウルフードが最初から複数ありますからね。
どの程度のものを受け入れられるのか…気になりませんか?(笑)

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2010年8月15日 (日)

おっぱいの味と食べ物の因果関係について。(国際比較?)

過去記事にも書いたことがありますが、欧米系の母乳育児支援(ラクテーションコンサルタント、ラ・レーチェ・リーグ等)と、日本系の母乳育児支援(日本母乳の会、O式T式SMC式をはじめとする助産院、母子ケア研究会、母乳育児サークル等)と比較して真っ向から異なるのが、お食事によって、おっぱいの質や味が変化するか否かということについてです。

欧米系は変化なしと主張するのに対し、日本系は変化ありと主張されます。
で、どっちなんだろう?って思ったことはありませんか?

私はずっと考えてましたが、やはりあると思います。
例えば日本人が乳製品を摂取することが一般化したのはここ2~3世代です。
国民1人当たりのチーズの年間消費量は2006年現在で日本は2.2kgであるのに対し、最多のギリシャは28.7kg(2005年)フランス24.5kgドイツ21.9kgと続きます。
少ない国としてはニュージーランドで7.1kgという例もありますが、それでも日本の3倍以上です。
バター国民1人当たりのバターの年間消費量は2000年現在で日本は0.63kgであるのに対し、最多のインドは19.5kgグルメ国フランス7.6kg健康志向の強いアメリカ2.3kgという差があります。
日本の3~10倍以上の摂取をしている国々の方が少々控えめに食べようが、変化は無いかもしれません。
しかし、さほど多くない摂取量の国の方がいつもよりも多く摂取すれば、何らかの変化が出てくる可能性があってもおかしくないと思いませんか?
食生活が欧米化したと言われて数十年が過ぎましたが、人間のカラダはそんなに早く変化についていけないのではないかと思います。

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2010年8月13日 (金)

直母1日15回は甘やかしか?(生後7カ月)

<ご相談内容>

7か月の赤ちゃんが居ます。
一応完母で、現在離乳食は2回食です。
完母の割には、食べる方だと思います。
さて、私は以前から授乳回数が多いのですが、7か月になる今も、チャラチャラ飲みも算入したら、15回/日はおっぱいをあげています。
体重増加は右肩上がりのグラフ内です。
運動機能も順調です。
しかし、月齢が進んでもおっぱいの回数は減りません。
先日保健所の赤ちゃんの集いで、授乳回数のことを保健師さんや参加したお母さんにお話したら、「しんどくて大変でしょう?ミルク足したら?」とか「しっかりおなかをすかせないと胃の小さな子になる。」とか「甘やかし過ぎと違うかな?」と散々に批判されました。(涙)
私は別に回数は多くても虐待しませんし、疲れるからと言われても最初からこんな感じなので苦になりません。
離乳食も進んでいるし、成長もしているし、何も困っていません。
しかし、胃が大きくならないとか、甘やかし過ぎとか言われてショックです。
おっぱいは我慢させるべきなんでしょうか?
昼間の授乳は1時間毎の時もあるけど、夜間は6時間くらい眠ったりします。
今のトコロ乳房トラブルもありません。
月経も再来していません。
何がいけないのでしょうか?

<SOLANINの回答>

何も問題ないですね。
ただ、授乳回数が多いだけで、離乳食も進み、赤ちゃんの体重もきちんと増加しているし、乳房トラブルもないし、夜間はかえって良く寝てくれますし、何よりもお母さんが困っていない・・・
何処がいけないんでしょうかねぇ?
とかく授乳回数が多いとお母さんがしんどくなり、気持ちに余裕が無くなり虐待に走る恐れが高まるという紋切り型の発想を持つ医療者が、根も葉もないことを言ってるのですよ。
ホント失礼しちゃうわね。(怒)
寝不足解消のために、充分完母でやっていけるのに、赤ちゃんの気持ちも考えないで、その日の最後のおっぱいの後にミルクを足しなさいと悪魔の囁きをする医療者も居ますが、只でさえ夜間良く寝るのに、これ以上長寝させて、どないせぇっちゅうねん?
月齢が進んでも、起きてる時はちょこちょこ飲みたい赤ちゃんは居られます。
月齢が進めばがっつり飲む子は増えてきますが、相変わらずちょこちょこ飲むのが好きなキャラなんですね。
1日何回おっぱいを飲むかはお母さんと赤ちゃんの問題ですが、双方何の不具合も無いのですから、それに対し、外野がごちゃいことを言うのは間違ってます。
何回飲むか、何ml飲むか・・・そんなことは、赤ちゃんの腹具合次第で決めることであって、大きなお世話なんです。
外野の大きなお世話なんか、受け流しちゃえばいいんですよ。
人にケチをつけることを生き甲斐にしているとしか、思えないもの。

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2010年8月12日 (木)

まぶたに鈴カステラ?(生まれたて!)

赤ちゃんは五体満足で生まれてきてくれたら、それでいいんです。
でも、親というのは欲深く、とかく、「目元がぱっちりしていたらいいのに・・・」とか、生まれたての赤ちゃんにさえ望んでしまうこともまた事実です。

しかし、大きな赤ちゃんだったり、出産までに時間がかかったり、へその緒が頸に巻きついていたりすると、往々にして赤ちゃんのまぶたが腫れぼったくなることがあります。
そう、まぶたに鈴カステラをくっつけている状態を思い浮かべてもらったら分かりやすいのではないかと思います。
「不細工やなぁ~。」と生まれたてなのに、あんまりな言葉を浴びせられている気の毒な赤ちゃん・・・不憫過ぎます。
先に述べたようなことが原因であれば、日にちの経過とともに鈴カステラは縮小していきます。
目元がスッキリしてきたら、分厚かったまぶたもぱっちりになることだって、充分あり得ることです。
どうか、生まれたての赤ちゃんのまぶたが腫れぼったくても、お顔についてのコメントは暫くは様子見でお願いします。
ネガティヴなことは、言わないでやってくださいね。
赤ちゃんは記憶していますので、そういう言われ方をされると、かなり傷つくそうですから。
おじいちゃん・おばあちゃん・お父さんにも、その旨宜しくお伝えくださいね。

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2010年8月10日 (火)

母乳育児は究極のダイエット!

先日1年4か月で自然卒乳されたお母さんが念のためのおっぱいチェックということで、★病院母乳外来を受診されました。
某病院のスタッフであるIさんです。
お顔もお名前も記憶にあるのですが、何だか雰囲気が違う。
美容整形?
まさか、それはないでしょう!
でも、私の知ってるIさんとは何かが違う・・・

「2週間健診の頃とは全然雰囲気が違いますね。何だか別の人みたいだわ~。」と率直に言いました。
そしたらIさんのお顔がパッと輝き、ニンマリされたのです。
「あ~、2週間健診の頃からかなり痩せました。私は妊娠中に10kg増えたのですが、臨月のMAXの体重から何と20kg減ったのですよ。2週間健診の頃はまだ5~6kg減ったくらいでした。なのでそれこそ赤ちゃん・胎盤・羊水・出血の分くらいしか減ってなかったんですけど、ひたすらおっぱいを吸わせまくったら、高校生以来の体重になって。もちろん旦那さんはこんなに痩せてる私を見たことが無くビックリしてます。」とIさんは仰いました。
「なるほどね~。そりゃあ雰囲気が変わって見える筈だわ。」と私。
元々がぽっちゃり気味だったIさんですが、普段は絶対に痩せない、背中・頬っぺた・太腿の内側・足首がすっきりされたとのこと。

1歳以上の長期母乳育児はマジで究極のダイエットなのですね。
Iさんの例はともかくとして、妊娠前体重からマイナスになる方も決して稀ではないのです。
「明日妊婦検診だったらヤバいよなぁ~。」というような食べ方をしても必死におっぱいあげてたら体重が増えることはまず無いです。
中高生で部活ガンガン頑張って全中やインハイに出場する女子と大して変わらないような食べ方しても太らない・・・
そんな夢のような話が実際にゴロゴロ転がってるのですね。
しかも無料!

最近は妊婦さんでも親世代のように2人分食べる方はいらっしゃらないと思います。
確かに肥満妊婦はリスクが多過ぎますからね。
でも、反対にBMIが18以下の痩せの方はある程度体重を増やさないと、おなかの赤ちゃんが低出生体重児になる危険性が高いですね。
厚労省から警告?が出されているのはご存知かと思います。
その方にとって、どの位の体重増加が望ましいのかは、主治医の先生が最初に説明されるかと思いますから、それを逸脱しないようにするのが重要ですね。

しかし、ホントに食べても太らないナイスバディになれるなんて有り難いではありませんか!
ひとつだけ注意することがあるとしたらIさんのようにお子さんが卒乳されだら、同じ調子で食べまくったらお母さんの成長期に突入してしまい、危険です。
くれぐれも気を引き締めてリバウンドしないように気を付けてね♪

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2010年8月 9日 (月)

おっぱいは母性の起動スイッチだと考えます。

最初にお断りしておきます。
こういうことを書くと、必ず言葉尻を捉えて誤解されたり、曲解されたりしてブログを炎上させようとなさる方が出現されるかという恐れがあります。
それでも敢えて書こうとするのは、頻発する虐待に心を痛めているからです。

先日の「虐待されるかもしれなくても選ぶのか?」の記事には大きな反響をいただきました。
“魂の修行として命の尊さを知らしめるために、荒廃したどうしようもない親を選ぶことはある。”
“自分が捨て石になってでも、虐待はいけないということを伝えるために敢えてその親を選ぶ。”等々の内容、憶えていらっしゃいますよね?

大変申し上げにくいのですが、いわゆる被虐待で新聞沙汰になるような重症例の殆どが母乳を飲ませてもらってない子なんです。
いわゆる児童相談所等が把握している統計で、被虐待児の乳児期の栄養方法の96%が完母以外というショッキングなデータもあるそうです。(裏返せば完母でも4%は虐待しているわけですが、圧倒的な差があることは間違いないのです。)

思うにおっぱいをあげるということは、生まれてすぐからの育児行動ですから、おっぱいが上手くいけば子育てに自信が出来て楽しくなるし、子どもを丸ごと受け止める度量も徐々に出来てくるのです。

もちろん、母乳をあげなければお母さんとして失格だとは申しません。
どのような気持ちでミルクをあげているかということが大事なのです。
ご自身や赤ちゃんの病気のせいで、おっぱいをあげたくてもあげられないお母さんや、養子を育てているお母さんや、どうしても量的に不足していて、補足が必要なお母さんが居られることは、私も重々承知しています。
そのような方は何度も言いますが、ミルクという名のおっぱいをあげているのだと私は思います。(済みません、私としたことが、おっぱいと言う名のミルクと書き違えましたので訂正です。)
この記事は傷口に刷り込む塩ではないし、決して卑屈にならないでほしいです。

そうではなく、私が問題視しているのは、「赤ちゃんを産んでもクラブに遊びに行きたいし、預ける時に便利だから。」「胸が垂れたら、旦那さんが自分を女として見てくれなくなりそうで困るから。」「夜眠れないと、自慢のお肌が荒れてしまうから。」「お酒やタバコを心おきなく楽しみたいから。」「赤ちゃんはペットと同じで、気が向けば可愛がればいいものでしょう?」等々、『最強母乳外来』の読者さんであれば、信じられないようなことをのたまう方が世間には相当数いらっしゃるわけです。
つまり、私が言いたいのは、妊娠中に芽生える筈の母性の芽が出ず、タネのままで留まってしまった方(≒虐待予備軍)が母性の芽を出すための起動スイッチになるのがおっぱいではないか?ということです。

でも、おっぱいは蛇口を捻ったら出る水とは違います。
出していくにはカラダとココロの準備が必要です。
そのために妊娠中から知っておくことは何か?ということを書くことが、SOLANINの役目かなと僭越ながら思い、この記事を書いた次第です。

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2010年8月 8日 (日)

産後何気ない言葉に傷つくことがあります。

<ご相談内容>
産後自分に余裕のないせいなのか、他人の心ない言葉などにいちいち滅入ってしまうようになりました。
しかし冷静に考えたら心ないと感じてるのは私がおかしいのではないかと思うようにもなりました。
でも心療内科に行くほどでもないし・・・心ないと思う方は、割り切ってしまおうと思います。
産後はやはり神経質になりやすいものなんですかね?
自分は専門性のある職業柄か、ある程度落ち着いて何ごともできると過信してしまっていたせいか、自分の精神状態の脆さに驚いています。
相談というか愚痴のようになってしまい申し訳ありません。

<SOLANINの回答>
妊娠・出産・産後・・・で母となる女性のホルモンバランスは激変します。
何が増え何が減るかは専門書を見れば直ぐに分かることなのでここでは割愛しますが、ホルモンはほんのごくわずかな量で想像以上に大きな働きをするものです。

喩えて言えば、そうですね~ガソリンスタンドに石油を運ぶタンクローリー車(以下ローリー車と表記)ってありますよね?
一般にローリー車はタンク満タンで10000kl以上入るそうですね。
そのローリー車の無色の液体が満タンに入っているとして、そこに小さなスポイドで、1滴別の物質を垂らしたとします。
そしたら中に入っていた無色の液体が一気にスポイドで滴下した物質と同じ色にカラーチェンジするようなものなのです。
そう、有り得ないくらいの激変が起こっているのです。

つまり、本人の意思やキャリアや性格はお構いなしに、物事の捉え方や考え方が変わってしまうことは充分にあるのですね。
なので、何気ない一言がぐさっと心に突き刺さったり、反対に涙が出るほど嬉しかったりするのです。
ホルモンの影響は徐々に少なくなってきますが、長期化するような場合や気持ちを制御しきれない場合は専門家に相談することも必要かもしれません。
相談者さんは気持ちの制御が出来ているようなので大丈夫かなと拝察します。

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2010年8月 7日 (土)

赤ちゃんの苦笑!?(生後8カ月半)

<ご相談内容>
ここ3日ぐらいなんですが、赤ちゃんが“苦笑い”するんです。
その前までは、私と目があったりすると“笑顔”でこたえてくれました。
でも今日も朝から夜寝るまで、ほとんど“苦笑い”でした。
やはり私の普段からの接し方に問題があるのでしょうか…
ちなみに抱っこしてるときは目が合います。
これも苦笑いされましたが(涙)
3日前まであんなに笑ってくれてたのに、ショックを隠し切れません。
旦那に相談すると、「おまえの愛情が足りないからだ。云々・・・」と言われました。
あんまりだと思いましたが、やはり私の愛情不足でムスメは心を閉ざしてしまったのでしょうか。
何とかしてまたあの可愛い笑顔を取り戻したいです。


<SOLANINの回答>
赤ちゃんは日に日に賢くなられます。
お母さんが大好きで無心なスマイルで応対していたものの、何かがきっかけで変わることはあるのです。
苦笑≒愛想笑い・・・って、目が笑ってないんですよね?

単純な理由でも起こりますよ。
例えばおっぱいが美味しくない時。
乳腺炎症状は起こっていなくても、敏感舌を持つな赤ちゃん(=おっぱいの品質係長)は微妙な味の変化を捉えます。
荒くれ者キャラの赤ちゃんだと、乳首を噛んで振り回したり、猫の小言のようにゴニョゴニョ言いながら飲みます。
少し気が弱く、お母さんの気持を損ねないような、気配りキャラの赤ちゃんだと、笑ってごまかすような仕草になります。
おなかが空いている筈なのに、嬉しそうに飲まない時・おっぱいの最中お母さんがじっと赤ちゃんを見つめていても、目を合わせにくい時・ため息を付く時もそうかと思います。

旦那さんの言われるのとはちょっと違うかもしれませんが、お母さんに自分の気持ちが通じていないなと感じる時も苦笑はしますね。
それと、なんとなく寂しい時も。
いつもよりもたくさん話しかけてみませんか?
赤ちゃんがひとりでも楽しそうに喋ってたら、「あら?何が楽しいのかな?」と声を掛けてあげましょう。
抱っこもいつもよりも意識して回数多くしてあげましょう。
お散歩はしてますか?
「今日は暑いね~。」「ごはんは何が食べたい?」「(微温湯を張って)プールで遊ぼうか?」等、オトナに応対するかのように、話しかけてあげましょう!
きっと元のスマイルに戻ってくれますよ。

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2010年8月 6日 (金)

虐待されるかもしれなくても選ぶのか?

第1弾の記事コメントに「虐待される子も選ぶのですか?」という内容のモノがありましたが、あるそうです。
「え〜、そんな馬鹿な!」と思うのが普通だと思います。
私も俄かには信じ難いので、驚きました。
少し話はそれますが、みなさんは受験の際、目標校・実力相応校・滑りどめ校って分けて考えませんでしたか?
滑りどめに行けば、さしたる苦労も努力もせずにトップクラスの成績が保障されます。
でも、滑りどめ校に入学して嬉々としている方ってまず居られないと思います。
実力相応校でも、「もっと頑張れば上に行けたのに・・・」って思いませんか?
目標校に合格したら、ルンルン気分で迷わず進学するでしょう?
入学したら遊べないし、授業についていくのに必死で、大変な毎日と予測できても、目標校に合格したら凄く嬉しいですよね?

それと同じだそうです。

虐待を受けるかもしれないことが分かっていても、魂の修行として、志願する子が居るのです。
チャレンジ、魂の向上のためだそうです。
お空の上の赤ちゃんは、決して幸せそうなラクそうなところばかりを選ぶわけではないのです。
ドロドロした虚栄に満ちた不道徳な家庭であっても、若年で、“ど”ヤンキーでワルなお母さんであっても、女癖も酒癖も悪くて金遣いが荒くて闇金に取り立てられているお父さんであっても、魅力的に映ることがあるらしいのです。

もちろん、「この選択は失敗した。」「あれもこれもとハードな条件を欲張り過ぎたか?」と壮絶過ぎて後悔することもあるそうです。(汗)
万一の保険も掛けてるそうで、こんなことを言ってはナンですが、虐待死の乳幼児の写真を見るとハッとするくらいメッチャ可愛い子ばかりではありませんか?
そういえば不細工な子が居ないことに気がつきませんか?
あまりにも容姿が可愛かったら、それだけで虐待防止が出来るかもしれないから、可愛くなって生まれてくるそうです。

子どもの命は尊いこと。
子どもの命を大切にすること。
虐待なんかしてはいけないこと。
赤ちゃんによっては、自分が捨て石になる覚悟で生まれてくるのです。
カラダを張ってでも、虐待は止めろとお母さん・お父さんに気が付いてもらうという崇高な使命感を持って生まれてくるのです。
なんて健気なんだろう?
まるで親となる未熟なオトナを真っ当に育てるために生まれてきてくれるということではないですか!

虐待の渦中に居る人は、まだ気が付いて居ないのです。
子どもへの暴力を躾と強弁していますが、やがて気がつ付きます。
気が付いたらもう2度と繰り返しちゃいけないのだよということを、伝えるために生まれてくるのです。

でもこんな自己犠牲、お空の上から自分を選んでくれた赤ちゃんに、させてはいけないですよね。
虐待は連鎖します。
だから、「殴ったりして、酷いことを言ってごめんなさい。」と、泣きながら子どもに謝ったら、「そうやってお母さんも育てられてきたんでしょう?知ってるよ。だからそういう風にしか出来なかったんだよね?でも、気が付いたんだからもうやっちゃダメだよ。」と答えたお子さんも居られます。
みなさんは、どう思われますか?

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2010年8月 5日 (木)

保育園に行ってみよう!

恐らくこれは何処のまちでも「子育て支援」の一環として、保育園に入園していない地域の子ども達と保育園に入園している子ども達との交流会を開催しておられるかと思います。
交流会と言う名前は無くても、形式ばっていなくても、恐らく保育園の園庭解放日位は年に数回はある筈です。
そういう日には、是非赤ちゃんをお連れになって、参加してください。
その保育園に入園予定かどうかは関係なし。
お母さんが就労されるかどうかも関係なし。
とにかく、お知らせのポスターを見て、ピンと来て良さそうだな~と感じたら、行ってみましょう!
なかには事前申し込みが必要な施設もありますから、必ず1週間くらい前には「参加していいですか?」と、確認した方がいいですが・・・
(その方が保育園側も参加人数把握出来て助かるだろうし、お母さん自身、門前で「今日はいっぱいですから無理なんですよ。」等と断られたりするような厭な想いをせずに済みますからね。)

何故保育園に行くのですかって?
保育園に入園されてる子ども達は、丁度同年代のお子さんばかりですよね?
乳幼児は、自分と同じか、少し上の子達がすることに非常に興味を持つからです。
インパクトがあるのです。
お友達のやってることを真似しようとしたり・・・
それとそれは、お母さんに於いても参考になるからです。

例えば離乳食。
食べたがらず、量は少なめで、なかなか進まないのが、おっぱい星人の子の特徴ですが、SOLANINの住むまちなんて、公立保育園は離乳食を食べている風景の見学をさせてもらえます。
しかも少しですがお味見させてくれるんです。
3~4か月の集団健診で栄養士さんのお話がありますが、大抵のまちは、時間が足りないからお話だけだったり、離乳食の見本を見せてくれますが、それは「合羽橋で買って来たような蝋細工の見本」で、硬さや滑らかさや味は分からないですからね~。

例えば遊び。
「腹這いにして遊ばせましょう!」と集団健診で保健師さんに指導されたものの、ウチの子は苦手で~という方、少なくないと思います。
修行のようにやらなくては!と泣く子に頑張らせているお母さんも居られるのでしょうが、遊びの一環として楽しみながらトレーニングすれば泣かせながら頑張らせるなんてナンセンスなことをしなくて済みますよ。
でも、赤ちゃんとの遊びって、ピンとこないでしょう?
「どんなことして遊んでいるのかしら?」って思いませんか?
保育士さんはプロですから、その辺りのことは、実践的でなるほどね~と思うことがいっぱいありますよ。
園によっては子育ての悩みも聞いてくれますよ。

かつて保育園に通園していた元子どものお母さんであっても、保育される側からとは逆の立場(=つまり保育する側)が覗けますから、長年の謎が解けるかもしれないし、保育園には通園したことのない(=つまり幼稚園しか行ってない)お母さんにとっては、新鮮な驚きが詰まっているのではないかな?と思う次第です。

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2010年8月 4日 (水)

おっぱいの飲み方は成長と共に変わってきますよ。

新生児ちゃんはお口も小さいし、回数的には頻回(=ちょこちょこ飲み)が多いけれど、成長と共に、だんだんしっかりと飲めるようになります。
生まれて間もないころは、乳首を含ませても、直ぐにクッタリ&ウトウトしがちで、起きていただきお口に乳首を入れ直すのに一苦労ですが、やがて、自ら進んでおっぱいに吸い付けるようになります。

おっぱいが軌道に乗る頃には、抱っこしておっぱいを飲むポジショニングになればお口をパクパク・舌をペロペロさせますが、これが1歳くらいになると、欲しければ自らお母さんの服をめくったり、「パイパイ」と単語が出たりするようになります。

添い乳にしても、最初はなかなかお口に乳首が入らなかったり、お口から乳首が外れないように角度調整に難儀しても、1歳過ぎたら、おっぱいが欲しけりゃ自らむしゃぶりついてくるようになりますよ。

例えばお母さんが胸元を開けて、仰向けになられたら、這い這いもしくはトコトコ歩いて来て覆いかぶさるようにして勝手に飲むことだって出来ます。
左右のおかわりも、向きなんか変えなくったって、セルフでやってくれます。
手間要らずです。
(唯一難点があるとしたら、子どもは哺乳後におっぱいを“格納”してはくれずにそのまま眠ってしまうので、お母さんがご自身の乳房を”格納”しなければならないことです。)

かようにおっぱいの飲み方は変化してきますが、毎日少しずつ変化しますから、ずいぶん経たないと、この変化には気がつかないかもしれませんね。
言われて振り返ると確かにそうだなぁ~と思われるおっぱい星人のお母さん、相当居られるかと思います。
おっぱいを飲むこと自体は変わらないけど、飲み方の変化、チェックしてみてくださいね。
成長が分かり、面白いですよ♪

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2010年8月 3日 (火)

新生児の頃からうんちが出にくいです。

<ご相談内容>

生後47日目のベビーですが、生後21日目くらいからウンチが出にくくなりました。
3~4日出ないので、綿棒浣腸してやっと出たのですが、それ以来、なかなか自力でうんちが出ません…
オナラは臭いし、夜中寝てるときに気張って苦しそうだったり、おっぱい飲んでる時に気張ったりすると、機嫌が悪くなり暴れて大泣きしてしまいます。
母乳とミルクの混合で、1日2~3回朝と夜(たまにお昼)、おっぱいの後に50~60ミリ、ミルクをあげてます。
1ヵ月検診の時に便秘の相談をしたのですが、糖水も効果があると言われました。
なに良い方法を教えて頂けたらと思って。
よろしくお願いします!

<SOLANINの回答>

まず、一般的にですが、混合栄養や完ミの赤ちゃんは新生児期の途中からうんちが出にくいというかまとめて出す傾向が強いです。
完母の赤ちゃんは新生児期はおっぱいの度のチビリうんち主体で、ドカンと出るのはそのうち3回前後/日です。
相談者さんは混合栄養ですね。
体重の推移が書いてないから、「どの程度おっぱいが飲めているのか?」「ホントにミルクを補足しなければならない状態なのか?」イマイチ分かりませんが・・・
完母で行けそうなくらい順調なおっぱいならば、ミルク止めたらチビリうんちに変化するかもしれません。

少し話がそれますが、これは経験的に言えることなのですが、切迫早産で『ウテメリン』『ルテオニン』『リドトリン』というような、いわゆる子宮収縮抑制薬をお母さんが使用された経験のある場合(点滴>内服)(長期>短期)は充分な完母であっても、便秘傾向が強い赤ちゃんが多いです。
若しくは便秘傾向に1ヶ月経つか経たないかくらいの早期に便秘傾向に陥ることが多いような印象が強いです。

さて、便秘対策ですが、ベビーマッサージのオイルを使用して、赤ちゃんのおなかに当てる手に少し圧を掛けながら「の」の字マッサージを1回3分毎回授乳前にすることや、綿棒刺激がベーシックでいいと思います。
「綿棒刺激は癖にならないよ。」ということは過去記事でも書いてますからね。
安心してね。
普通サイズの綿棒で2cmは挿肛しても大丈夫です。
こよりを撚るようにして、刺激を2~3分与えます。ブリブリ出てくる筈です。
あ、でも、するタイミングは3~4日ぢゃあ待ち過ぎ!
そりゃあ、機嫌も悪くなるし、おならも臭くなって当然です。(汗)
この時期、24時間まともにうんちがお出ましにならなければ、綿棒刺激、速攻してほしいくらいです。
つかまり立ちが出来るくらいに運動神経が進化したら、逆に綿棒刺激をしても出なくなるからこのワザは期間限定だからね。

お母さんのお食事内容を見直してみるのも良いですね。
野菜たっぷり摂っていますか?
野菜ジュースやβ-カロテンのサプリメントで誤魔化していませんよね?

そうそう、ドラッグストアにて販売されている、『マルツエキス』が合う赤ちゃんも居られるから試してみてね。

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2010年8月 2日 (月)

仕事復帰に備えて授乳回数をどうするか?(生後10カ月)

<ご相談内容>
私には、10ヶ月になる男の子がおり、出産後ずっと、完母で育てております。
現在、三回食の離乳食をあげておりますが、おっぱいが大好きなのか、母乳の間隔があまりあきません・・・
1時間ごとに欲しがる事も多々あります。
9月から仕事復帰するのですが、このままで大丈夫なのか心配です。
ブログを拝見して、「仕事をしていても継続していて大丈夫!」と書いてあったので続けようかと思っていますが、私が仕事復帰すると、家を朝6時から夜の20時まで帰れません。
その間、実母にみてもらいます。
そのため、今から母乳の回数と減らしたほうがよいのでしょうか?
それとも、欲しがるだけあげ続けていいのでしょうか??
とても悩んでおります。
何か良いアドバイスあればお願いします。

<SOLANINの回答>
赤ちゃんと離れる時間が長くてビックリですが、実母さんにお世話になれるのは、有り難いですね。
実母さんへの保育料、弾んであげてください。(爆)

冗談はさておき、授乳回数はチャラ飲みも入れたら1時間毎があっても不思議ではないですよ。
離乳食は渋々のおっぱい星人は、まぁ、こんなものです。
搾乳かミルクをコップやストローであげることになるのでしょうが、お母さんが居られないと、回数はそれなりに落ち着きますよ。
今から回数を少なくしたら、情緒不安定になるかもしれないから、今は堪能させてあげましょう。
その代わり、いつも私は言ってるのだけど、赤ちゃんに言い聞かせを怠らないでね。
とかく復帰が近くなると、ご自分のことで手一杯で、赤ちゃんへの説明や周囲への協力依頼がバッサリ抜けてしまうお母さんが実に多いから。
予告は一番大事です。
「おばあちゃん家で過ごすこと。」「おばあちゃん家では、ご飯を食べること。」「お仕事が終わったら帰ってきて直ぐにおっぱいあげること。」「お母さんもみんなのためにお仕事頑張るから、○●ちゃんもおばあちゃん家で元気に遊んでね。」「お休みの日は今まで通りだよ。」等々、耳にたこが出来るくらい呪文のように語りかけてくださいね。
お仕事中、1回は搾乳し、乳房トラブルを来さないように、気を付けてください。
圧抜きの記事もしっかり読んで実行してくださいね。

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2010年8月 1日 (日)

妊娠中のおっぱいケアは必要ですよ!

<ご連絡いただいたこと>

現在6ヶ月8日、そろそろ離乳食を開始しようと思いながら、未だにおっぱいの押し売りを実施してます(^^;)
産科入院中から、ゴリゴリのおっぱい・・・やっとフワフワに近づいたものの、妊娠してからの勉強不足と手入れ不足に加えて、乳腺が細いようでトラブルが頻発し、しこりが残ってます。

エコー検査を受けましたが、膿胞かな?年1回は検査を受けた方がいいね、と言われました。息子には勉強不足で申し訳ないことをしてしまいました(>_<)
食事に気をつけてもトラブルがあり、どうもトラブルを起こしやすい乳質のようです。乳腺炎になってから、必死で検索しSOLANINさんのブログに辿り着きました。
妊娠中に知りたいブログでしたが、こうして辿り着けて良かったです。
タメになる記事ばかりで、ホントにありがとうございますo(_ _*)o

記事で牛蒡子(=ごぼうし)が良いとあったので、ネット(楽天)で購入しました。
息子が上手に飲んでくれる様になり、トラブルがなくなった最近は飲んでいませんが、トラブルが頻発していた時は毎日煎じて飲んでいました。
1月10日に出産、バレンタインデーに発熱があり、それ以降トラブル続きでした。4月下旬に引っ越し、落ち着いたらトラブルの回数は減りました。
主人の住む街に引っ越した為、産婦人科を探して受診しましたが、医師から「おっぱいを止めることもひとつの方法ですよ。」と言われ、エコー検査を受けるように言われました。

詰まって受診する際も、病院に行く前に息子が頑張って吸ってくれて治まったのに、助産師さんには、「何もなってない。」と言われました。
医師には、「まだ3ヶ月だからおっぱいあげたいよね~。」と言われたのがショックでした。それで、病院が嫌になり、助産院を探しておっぱいマッサージをしていただきました。助産院では、初めて診てもらった日に3日分の千金内托散を頂きました。
千金内托散がいくらかはわかりませんが、大抵の漢方薬は高いのでその後自分では購入しませんでした。
おちょぼ口でおっぱいの時にチュッチュッっと音がする飲み方でしたが、記事を参考に語りかけをし、飲み方が上達しました。
ホントにありがとうございました☆

<SOLANINのコメント>

出産してみないと、どんなおっぱいなのか、赤ちゃんがどんな飲み方をするのか、未知数です。
ゴリゴリしやすくてトラブルの起きやすいおっぱいよりも、フワフワでトラブルの起きにくいおっぱいの方が良いに決まってますよね?
語りかけの重要性についても知らなかったら・・・今は無いと思います。
妊娠中はとかく、出産がゴールになりがちだけど、出産を育児のスタートだと発想を切り替えられたら、妊娠中のお手入れの重要性についても気づきがあると思います。「これは赤ちゃんのご飯作るための準備なんだ。」ってね。
ここに辿り着けて良かったですね。

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