「レメディ」を投与され、死亡された赤ちゃんについて。
世の中には色々なものを信奉する人達がいます。
7月9日に新聞紙上を賑わした山口県の助産師が起こした事件の裁判の元凶となったホメオパシーについて、あの日から色々調べたり、考えたりしました。
念のためホメオパシーとは何か?を簡潔に申しますと、代替医療の一種として、ドイツ人医師サムエル・ハ―ネマンによって、19世紀初頭に提唱されました。
ホメオパシ―とは、後述する「レメディ」という物凄く希釈された毒をを服用することで、カラダの抵抗力を高め、自己治癒力を高め、病気の根本から治療し、健康増進を図る・・・という考え方を実践するものです。
こう書くと、一見もっともらしいのですが、科学的に実証されているかと言えば、それを裏付けるものはありません。
医学専門誌として第一級ランクの『ランセット』が2005年8月号に於いて、多くの検証をしたものの、ホメオパシーはプラセボと同等と結論を出しています。
正直言って、私はホメオパシーなるものが存在することは知ってはいましたが、詳しくは知っていませんでした。
私が知ったきっかけはここ何年かの間、助産師関係の雑誌に、頻繁にセミナーのお誘いが掲載されていたから、「これってもしかして、日本助産師会が推奨しているのかな?」と感じたことがきっかけです。
実際、都道府県単位の助産師会でも会員相手の講演会等の開催をしていたそうです。(後で知りましたが、京都・千葉・神奈川・兵庫・広島・大分・東京・茨城・あたりは、そこそこ熱心な活動を展開していたそうです。)
山口県の助産師も、話の経緯からすればこのホメオパシーの信者さんで、医学的な根拠が全く無いビタミンKの「レメディ」なるものをK2シロップの代わりに、お母さんに無断で投与し、しかも、、母子健康手帳には「K2シロップ投与」という虚偽の記載をしていたのです。
結果、生後2か月の赤ちゃんがビタミンK欠乏を来たし死亡され、損害賠償請求訴訟が山口地裁に起こされました。
新生児にビタミンKを投与する必要性は看護学生ですら周知の事実。
それをビタミンKの「レメディ」にて代替し、それで善しとした事実は、到底容認しがたいものです。
ちなみにご存知ない方のために「レメディ」とは何なのか?を、かいつまんで説明しますと、病気のもとになる毒素のようなもの1 mlに対し、水99mlを加えて混ぜ合わせ、それをまた1ml取って99mlの水と混ぜる作業を30回繰り返し、(つまり病気の素になる毒素のようなものは、計算上、最終的に10の60乗倍に薄めることになります。)最後には元の物質はほぼゼロに等しいくらいにまで薄められた水溶液を震盪することで、治癒エネルギーを増強し、この団体が作った砂糖粒に垂らしたもの・・・のことをそう言います。
私も助産師の端くれですから、これまでに、何人かの新生児が真性メレナと判明し、K2シロップを投与され、救命された赤ちゃんに出会ってます。
ですので、新生児にK2シロップをハナっから投与しないなんて、どう考えても正気の沙汰ではないです。
しかも、母子健康手帳に虚偽の記載をしているし。
百歩譲って、赤ちゃんのご両親もホメオパシーの信者さんで、「ウチの子にはビタミンKのレメディを投与するので、K2シロップの投与は止めてください。」と頼まれても、「それだけはいかん!」と、必死に説得するだろうなぁ。
この助産師、同業他者の私から見ても、裁かれて当然だし、罪を償うことも人として当然だと思います。(赤ちゃんを死なせているのだから、キツいようですが申し開きの仕様が無いと思います。)
それでも戻ってこない赤ちゃんの命を思うと、ホメオパシーなるものを普及させようとした助産師会を始め、その関連団体に激しい怒りを感じます。
日本人は欧米のセレブに弱いから。
ホメオパシーは欧米のセレブの嗜み・・・みたいにハイソなイメージで宣伝されてたものだから、コロッと騙されちゃったのでしょうね。
正しいものを見極める目を養うことの重要性を改めて肝に銘じる事件でした。
コメント
※1~9番のコメントは見つかっておりません。ご了承ください。
10 ■追記です
度々すみません
一ヶ月検診時に採血があったのですが(一人目も同様)それでビタミンKの欠乏の有無を確認してるとかなのでしょうか。
検査結果も特に言われることなく(聞くべきでした)過ぎました。
つくづく情けないです(ノ_・。)
さっちん 2010-07-16 02:01:55
11 ■無題
はじめまして。
六ヶ月の息子を母乳で育てています。
いつも迷った時など、SOLANINさんの記事を参考にさせていただいています。
この助産師さんのK2シロップの代わりにレメディを与えた件、確かに絶対にあってはならない事件だと思います。
しかし、この記事の書き方だと、ホメオパシーが全て「悪」だという書き方に思えてしまいます。
あくまで医療行為を全て尽くした上での「補助」として使ったり、家庭で常備薬感覚で軽い症状に対して使う分には問題ないのでは?
ホメオパシー自体が悪い訳ではなく、使い方が問題なのでは?と思うのですが・・・。
ホメオパシー自体全く見た事も聞いた事も無いという方が多いと思うので、SOLANINさんの今回の記事で読者の皆様が「ホメオパシーは悪い物だ!」と思われると少し違うような気がして・・・。
SOLANINさん、お忙しい中いつも丁寧な記事を書いてくださりありがとうございます。
お体に気をつけて、無理なさらないようにしてくださいね。
ベーグル 2010-07-16 02:25:22
12 ■K2シロップって重要なんですね。
初めての子供が生まれたとき、やはり病院で飲みました。
これって本当に必要なの?なんて思っていましたが、すごい必要なものなんですね。
改めて知りました。
いろいろ考えさせられる事件です。
そして、悲しすぎる事件です。
思わず、私も記事にさせていただきました。
ナチュラル暮らし案内人:谷口直美(アロマで健康家族) 2010-07-16 06:50:41
13 ■こわいですね…
出産後、入院中は色んな検査などしますが異常がなければなにをしたのかも結果すら聞かなきゃ教えてくれないし、「そんなことしてたんだー」と後から知ることがありました。(さい帯血中の酸素濃度?生まれてすぐぐんにゃりしてたので苦しかったんじゃないかと医師に聞いたら検査の値は悪くはなかったよと言われ、そうゆう検査していたんだと知りました)
色んな検査や処置はだいたい親から離れた場所で行われるし一からちゃんと説明してくれるわけではないから知らないところでそんなことされても気づけないですよね。
同じようにレメディーを投与された他の赤ちゃんは大丈夫だったんでしょうか…
私もホメオパシーって何だろう?と調べたことがありますが、物によってはベルリンの壁の欠片を入れて希釈したものとか「え?!」と思うものまでありました。
信じて使ってらっしゃる方には申し訳ないですが…
う〜んと首を捻りたくなる感じでした。
くろみかん 2010-07-16 07:19:25
14 ■やるせないですね
レメディは最近私の周りでもよく耳にしますが、思い込みや、無知さは怖いと思いました。
自分にとっての効果的な使い方はできても他の人全員に当てはまるとは限らないのにその助産師さんの軽率さが怖いです。
私も、赤ちゃんのことを第一に考えてもっと勉強したいと思いました。
マユ 2010-07-16 10:38:43
15 ■初めまして。
1歳の娘をもつ母です。
私は山口県山口市に在住しています。
娘を産んだのは光市というところで、この春山口市に引っ越してきました。
娘を産んだ病院は母乳をとても推奨しておられ、K2シロップの話もしっかり伺いました。
2人目は(まだ予定はありませんが)きっと山口市で産むことになりそうですが、別に山口市の病院がみんなそうなわけではないのに、ちょっとこわくなてってしまします。。。
KANA 2010-07-16 11:18:14
16 ■悲しいですね
こんにちは!
いつも役に立つ情報をたくさん発信していただき、ありがとうございます。
おかげさまで大きなトラブルもなく、完全母乳で息子もプクプク…7ヶ月と思われないぐらい大きくなりました。
さて、ホメオパシーの件についてですが、私もべーグルさんと同じ意見です。
さらに私は信者(?)と言われると悲しいのですが…
セルフケア出来るような風邪や腹痛などの初期の症状にはレメディを取り入れています。
私も最初はあやしい宗教なのか??って思っていましたが、いろいろ調べてみて抗生物質などとらなくてもからだに穏やかなものがいいなぁと、アロマテラピーやホメオパシーを生活の中に少しずつ取り入れています。(薬をあまり使えないスポーツ選手などが使っているのも有名ですよね。)
しかし、今回の事故には大変ショックを受けました。
命にかかわるような場合や緊急時には、レメディだけで対処してはいけないことも書籍などにきちんと書かれています。
ホメオパスの資格を持つこの助産師さんは何年も勉強していたはずなのに知らなかったのでしょうか…?
ホメオパシー自体を知らないお母さんが判断するのは難しいのですから、余計にホメオパスの対応には責任があるという認識が必要ですよね。
ちなみに私は妊娠中も悪阻や便秘などで様々なレメディを取り入れてましたが、副作用などもなく無事に赤ちゃんを出産しました。(不妊治療からもホメオパスにかかっていました)
ただし、出産時には安全のために点滴もされましたし、陣痛促進剤なども打たれました。
すべてをホメオパシーで対応していたわけではありません。
とにかく無事に生まれてきて欲しいって気持ちなら、薬がどうのこうのって言っていられません!
赤ちゃんに対しても、悲しい結果を招くような取り入れ方や偏った思い込みはやめなければいけないなぁと改めて思いました。
長文になり申し訳ありませんでした。
もも☆ 2010-07-16 11:43:58
17 ■なやみますね
こんにちは。
いつも、さまざまな情報発信ありがとうございます。
レメディについてですが、私の友人は人ではなく猫に活用していました。
薬の代替としてではなく、あくまで補助的なものとして使用していたようです。
そういった意味では、すべてを否定する必要もないのかなーと感じています。
記事を読んでいてひとつ疑問に思ったのですが、今回問題になったビタミンKですが、投与が開始され始めたのはいつなのでしょうか?
そして、それ以前は投与されなくても母乳のみで無事に育ってきた子が沢山いると思います。
昔はやはり死亡率が高かったから、投与が義務付けられるようになったのでしょうか?
太古の・・・とは言いませんが、昔の人はどう対処していたのかなとふと疑問に思いました。
ひよまめ 2010-07-16 13:27:03
18 ■無題
そんな事件(事故)があったのですね。
お恥ずかしながら知りませんでした。
レメディ、フラワーエッセンスを我が家はストレスから放尿する猫にサプリメント感覚?で飲み水に少量使っています。
あとはもうどうしようもなく自分がイライラした時に少し水に溶かして飲んでます。
暴飲暴食に走る位なら…と(笑
おまじない程度のモンかもしらん、と私は大人なので判断できますが、無害だと言ってもまだ栄養も自分ではとれず体が未発達の赤ちゃんに使い、必要な栄養素を与えなかったという点はやはりどうしようもなくよくないなぁと…
でも、失われた命は戻りませんからね。。。
97。 2010-07-16 14:02:57
19 ■お返事不要です☆。
こないだの新生児月経の記事に出ていたメレナを調べた時にこの事件に絡めてコメしようと思いましたが、素人なワタシが安易に書いちゃいけないかと止めていました。
このママさんもホメオパシー取り入れてるとか自然育児とかに注目してそちらで出産されたんじゃないかと思いますが(あくまで推察でしかないですが)、すごいつらい結果ですよね。
虚偽記載なんて信じられません。
ひょっとして、メレナにならなかっただけで、今までもあったのだとしたら。。。
信頼していた人に裏切られた結果、赤ちゃんを失うなんて身を引き裂かれる思いになります。
ゆきみふ 2010-07-16 14:53:26
20 ■何とも言い難いです…
いつも拝読しておりますみゅうママです。
お返事不要です。
私も読売オンラインで知り、過去記事にしました。
ただ、私はホメオパシー賛成派です。。
あくまでも東洋医学を学んでいた身なので、現代医療にはとても口を挟めませんが…
でも今回、K2シロップの代わりに乳糖であるレメディを与えていた事実は、ホメオパシーを普及している団体の意向とは全くの別物と考えられます。
あくまでもその助産師さんの思い込み・間違いだと思います。
とても悔しいです。
ホメオパシーは、補完療法として推奨されています。
医師でありホメオパシー投与を行っている渡辺順二さんが『癒しのホメオパシー』という本を書かれ、それはお医者さんの間でも良い評価があると聞いております。
ホメオパス内の噂だったらごめんなさい。
ですが少なくとも宗教とは全く関係ありませんし、私ももちろん無宗教です。
ホメオパシーはハーブ療法のような、癒やしで使用されています。
SORNINさんのブログの影響力は強いので、他の方もおっしゃるようにホメオパシーが凄い悪者になるのは心配でしたので、僭越ながらコメントさせて貰いました。
ただ、中には自然療法に陶酔し過ぎて判断を誤ってしまう方もいらっしゃるようです。
宗教団体がよく何かの療法に陶酔し過ぎて死亡事故がおこったりするのも、そう、何かに浸りやすい心が原因なのでしょうね…。
人のフリみて…わが身の引き締まる思いです。。
みゅうママ 2010-07-16 18:28:28
21 ■命
すごく悲しい事件でしたね…
病院を選んで出産したつもりが…
親の意志に反した投薬で産声をあげた 新しい命が…と思うと 悲しさを通り越して憤りを感じます。
何よりも虚偽の記載許せないです。
本物を見抜く力養わなくていけませんね。
みんみん 2010-07-16 21:22:34
22 ■残念な事件です
私は元医療従事者なんですが。。。
東洋医学もアロマもレメディも仕事に必要なので一応学んできました。
今回の事件は命を預かる身としてあるまじき行為だと思います。
ニュースを見た瞬間レメディを使ったなってすぐ分かりました。
癒し系といわれる分野は熱中するあまりに…て方は多いのも事実です。
もちろん他分野にも言えることですが。
ただ使い方を間違えなければ素晴らしいものなんですよね。
お医者さまでも使われてますし。
今回のことで補完療法を用いている方は使い方を見直すきっかけになるといいのですが。
ソラニンさんが記事にしてくださり、たくさんの方が知ることができました。
プラセボでも改善する人はするのでしょうが、でも赤ちゃんは無抵抗なんです。
大人の責務は何なのかを、思い込まずに多方面に目を向けた上で、遂行していってほしいなあ。。。
と、現在育児中で休職中なのに生意気にすみませんm(__)m
ソラニンさん記事化ありがとうございました!
あっつ 2010-07-16 21:25:01
23 ■Re:ちょうど
>しぃこさん
甘いです。
甘いのが好きなので飲んでしまうのですね。
SOLANIN 2010-07-16 21:46:38
24 ■Re:お返事不要です
>よしかさん
赤ちゃんの意思ははお家の方の意向で意思確認ということになってしまいますからね。
助産院全部がいけないとか危険とかではなく、ホメオパシーを赤ちゃんに適応させるのは間違いだということです。
SOLANIN 2010-07-16 21:48:55
25 ■Re:無題
>aiさん
キツイ表現ですが、ホメオパシーは偽装医療という方も居られるようです。
流派も色々あるようですが、根っこに変わりは無いです。
見極める目を養いたいと思います。
SOLANIN 2010-07-16 21:51:10
26 ■Re:無題
>紫苑さん
赤ちゃんが可哀想過ぎますね。
そして、このお母さんはご自分を責めておられるだろうなと察します。
健康で生まれた赤ちゃんを死なせてしまったのだから・・・(涙)
SOLANIN 2010-07-16 21:52:55
27 ■Re:無題
>aiさん
追伸:SORANINではなくSOLANINです。
SOLANIN 2010-07-16 21:53:35
28 ■Re:悲しいことですね…
>なさん
頭蓋内出血が起きる確率は3000〜4000分の1とも言われています。
これって確率として高い方だと思うのは私だけではないと思います。
赤ちゃんに関すること、おっぱいに関すること、正しいものを見極める目を養いたいですね。
SOLANIN 2010-07-16 21:55:52
29 ■Re:無題
>いくえさん
K2シロップを投与しても100%頭蓋内出血は起きないのか?と言えば別の原因で頭蓋内出血は起こることもあるから、100%ではありません。
けど、投与しなければ、発症率は高くなるでしょうし、出来るだけ安全性の高い投薬をするのは、医療者の義務出ないかと思います。
SOLANIN 2010-07-16 21:58:49
30 ■Re:知りませんでした…
>きょっきょさん
ホメオパシーの方たちは、上手くいかなかったときに「レメディが合わなかったのね。」という表現をなさいます。
でもそんな説明で納得できないですよね?
「あ〜そうなんですか。」なんて答える親御さんは居ないと思います。
SOLANIN 2010-07-16 22:02:04
31 ■Re:お返事は結構です☆
>花ミズ姉。さん
どんな職業でもそうですが、大多数の真面目で誠実に仕事している人がいてもヘンな人が1~2人混じってると、その職業全体がバッシングされますよね。
ヘンな人の出現率が高いと、その傾向は高まりますね。
SOLANIN 2010-07-16 22:05:17
32 ■Re:心配に…
>さっちんさん
確か厚労省的には、3回が推奨されてるんですね。
採血して、出血傾向に問題なければ、3回目は無くてもいいのかもしれないけど、2回投与と3回投与のデータの違いは私は把握してないので、調べてもらうか、投与をお願いするかしては如何でしょうか?
SOLANIN 2010-07-16 22:11:19
33 ■Re:追記です
>さっちんさん
???
何か、産まれた時に、検査項目で引っかってた項目があるのですか?
で、再検査が必要だったとか?
そうでなければ、出血傾向が無いかどうか調べる病院だったのかな?
★病院はそういう検査はしてないので、これは私の勝手な想像ですが。
SOLANIN 2010-07-16 22:15:57
34 ■Re:無題
>ベーグルさん
そうですね。
ホメオパシーを医学の補完というか、推奨することは私個人は出来ませんが、ホメオパシーの信奉者の方が医学の補完という意味で、使っておられるのは「自己責任で善し」としましょうか。
でも、それを知識の無い方に勧めたり、嘘をついてまで赤ちゃんに対しすることではないと思いますね。
SOLANIN 2010-07-16 22:20:59
35 ■Re:K2シロップって重要なんですね。
>ナチュラル暮らし案内人:谷口直美(アロマで健康家族)さん
過去記事で北欧の方は、赤ちゃんにはビタミンKは重視しておられず?ビタミンDを投与する旨という報告がコメント欄にありました。(在住の方です。)
あちらでの頭蓋内出血の発症頻度はどうなんだろう?民族差とかあるのかな?と思ってしまいました。
SOLANIN 2010-07-16 22:24:34
36 ■Re:こわいですね…
>くろみかんさん
ベルリンの壁のカケラの話は有名です。
何かに効くのでしょうかね?
助産師会が講演会やセミナー開催に関与したとしたら、助産師会の大幹部に信奉者がいたということだろうなと推察します。
大幹部が反対するようなことを地域の助産師に広めることは不可能だから。
SOLANIN 2010-07-16 22:28:16
37 ■Re:やるせないですね
>マユさん
赤ちゃんは拒めないですからね。
今日この時も、この国のどこかにK2シロップの「レメディ」を服用させられてる赤ちゃんが居るのではないかと心配になっています。
SOLANIN 2010-07-16 22:38:26
38 ■Re:初めまして。
>KANAさん
光市でご出産ということはBFHの梅田病院ですね!
妊婦検診に通院される時、さりげなく聞いてみては如何でしょうか?
SOLANIN 2010-07-16 22:40:06
39 ■コメントにお返事ありがとうございます。
専門外の質問をしてすみませんでした。
採血は、検診の際他のお子さんもされていたので、そういうものだと思い特に気にしていませんでした。
結果も聞かず、お恥ずかしいです。。。
記憶が曖昧ですが、血液凝固の検査と言っていた気がするので、K2シロップの内服の有無と関係しているのかなと思い、母子手帳を再確認したところ、備考欄に、HPT80%と記載されておりました。
ネットで検索したところ、ヘパプラチンテストといって、まさしく!といった内容が書かれていました。
色々調べてからコメントをすべきでした。
お手数をおかけしてすみませんでした。
いつもご丁寧にコメントにお返事いただき、ありがとうございます。
さっちん 2010-07-16 22:44:42
40 ■Re:悲しいですね
>もも☆さん
恐らくホメオパシーは代替もしくは補完医療に属するものかと思います。
自己判断でホメオパシーで処理していいこともあるのでしょうが、K2シロップはどう考えても投与は必要だと思います。
最悪なのは母子手帳に虚偽の記載をしたこと。
これは弁明の余地は無いと思います。
風邪はともかく・・・心臓病も治せると主張される方たちも居られるわけで。(汗)
毒を持って毒を制するという発想は理解出来なくはないですが、もしかして、それって二日酔いは迎え酒で治すってことに近い発想なんでしょうか?
SOLANIN 2010-07-16 22:52:16
41 ■Re:なやみますね
>ひよまめさん
遅くとも私が看護学生だった頃には出血性疾患の予防という意味で、投与されていました。
ウン十年前です。
頭蓋内出血はともかく、真性メレナは赤ちゃんを死なせる病気として大変恐れられていました。
個人的なことですが、私の伯母は真性メレナで赤ちゃんの時に死にかけています。
で、ビタミンKを投与されて救命されたと聞いています。
伯母は70歳代です。
SOLANIN 2010-07-16 22:57:23
42 ■Re:無題
>97。さん
オトナが自己判断でされるのと、新生児にされるのとではやはり意味が違うと思います。
どうでもいいものならば、厚労省もあえて推奨しないでしょう。
でもこの推奨というのが曲者ですから、いっそ投与義務にしてしまえばいいのにとさえ思います。
ダメなのかな?
適応外疾患ってあったっけ?
SOLANIN 2010-07-16 23:01:44
43 ■Re:お返事不要です☆。
>ゆきみふさん
赤ちゃんを健康にしてあげたいという願いが、赤ちゃんを死に至らしめたなんて惨すぎます。
亡くなった赤ちゃん、お母さんやご家族のお気持ちを思うと、ホントに胸が苦しくなります。
SOLANIN 2010-07-16 23:04:20
44 ■Re:何とも言い難いです…
>みゅうママさん
私も東洋医学には関心があり、ハーブやアロマの勉強会に参加したり、看護研究にも取り入れたり、鍼灸院や接骨院にお世話になっています。
なので、何から何まで否定するつもりはありません。
代替医療・補完医療という意味では効果があるのかもしれない。
ただ、今回のK2シロップの「レメディ」投与については、推奨していることなのか?この助産師単独の暴走なのか?この助産師一人をスケープゴートにして幕引きして済ませていいものなのか?という疑問が頭を離れません。
ホメオパシーの団体が、この事件に関し、公式見解を出しておられるのでしょうか?
メデイアでは、ホメオパシーと記載していなかったものもあったのですが、どう考えてもこの事件はホメオパシーが絡んでいると思うのですが・・・
もし、ホメオパシー団体の公式見解をご存知でしたら、教えていただけますか?
SOLANIN 2010-07-16 23:15:49
45 ■Re:命
>みんみんさん
母子健康手帳には、堂々とK2シロップ投与と記載してあったそうですから、お母さんは何の疑いも差し挟まれないでしょうね。
お母さんのお気持ちを思うとやりきれないです。
SOLANIN 2010-07-16 23:20:32
46 ■Re:残念な事件です
>あっつさん
赤ちゃんは無抵抗・・・オトナの責務・・・
まさに私が申し上げたかったことです。
百歩譲ってK2シロップ投与にもかかわらず、頭蓋内出血したのと、与えないで頭蓋内出血を起こしたのとでは、同じ結果でも意味は全く違いますからね。
SOLANIN 2010-07-16 23:23:55
47 ■無題
専門外の質問をしてすみませんでした。
採血は、検診の際他のお子さんもされていたので、そういうものだと思い特に気にしていませんでした。
結果も聞かず、お恥ずかしいです。。。
記憶が曖昧ですが、血液凝固の検査と言っていた気がするので、K2シロップの内服の有無と関係しているのかなと思い、母子手帳を再確認したところ、備考欄に、HPT80%と記載されておりました。
ネットで検索したところ、ヘパプラチンテストといって、まさしく!といった内容が書かれていました。
色々調べてからコメントをすべきでした。
お手数をおかけしました。
コメント返信中にコメントしたので、埋もれてしまったかなと思い、どうしてもお礼を伝えたくて再度同文をコメントしました。
いつもご丁寧にコメントにお返事いただき、ありがとうございます。
さっちん 2010-07-17 09:24:40
48 ■残念無念
本当に赤ちゃんのご家族、赤ちゃん自身が無念だと思います。
私はお世話になった助産師さんに紹介され、ホメオバシーを勉強して、生活にたまに取り入れています。
風邪のひきはじめとか、です。
余り頼りきってしまうのは、命に関わるので、怖くて出来ません。
私は医療従事者ではないので、その判断ができないからです。
だから予防接種も打っています。
ただ、ホメオバシーに真剣に取り組まれている方々は予防接種をしたことを後悔したり、むしろ罪悪感すら感じている方もいらっしゃいます。
助産師さんの影響は大きいです。
産後のママには特に、頼れる存在ですから。
このブログは、読者のかたがたくさんいらっしゃいますよね。
それだけ頼りにされている訳ですから、このような件も、ご意見を含めて掲載頂けますことが、迷えるママ達を救えるのだと思いました。
こもも 2010-07-17 16:57:51
49 ■あり得ないと思います。
私は讀賣OLで知りました。
生後二ヶ月の娘のハハとしては、もうあり得ないとしかいいようがありませんし、調べた限りではホメオパシーについては、プラセボ以外の何物でもないと思いました。
調べていくうちに上で仰っているホメオパシー団体のコメントが出てきましたのでリンクしておきます。
http://nihon-homeopathy.net/semi-info/comment_2010_07_09.htm
上記リンク先とは別ですが、こちらのブログでこの件について、かなりつっこんだ内容の議論がされています。
参考までに。
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/
このような痛ましい事件が続かないようにする為に私が出来ることは、周りの妊婦さんたちに、よく考えるようにと言うことしか出来ず…はがゆい思いです。
にゃあ 2010-07-17 17:51:29
50 ■Re:無題
>さっちんさん
その数値なら大丈夫でしょうね。
ひと安心ですね。
SOLANIN 2010-07-17 19:20:06
51 ■Re:残念無念
>こももさん
毒を持って毒を制する・・・という考え方は分からなくないのですが、希釈するんですよね?
予防接種を罪悪視されるのは、毒が強過ぎるからなのでしょうか?
ホメオパスで良いこともあるのでしょうが、やってはいけないというか、万能視することは危険だという例だと思います。
SOLANIN 2010-07-17 19:49:54
52 ■Re:あり得ないと思います。
>にゃあさん
許せないことは多くあるけど、母子健康手帳に虚偽の記載をして騙したことを忘れてはいけないと思います。
SOLANIN 2010-07-17 19:52:12
53 ■予防接種によって
>SOLANINさん
赤ちゃんの体に毒を入れてしまう、汚染させてしまう、と思うようです。
予防接種で感染の抗体は作られるけれど、それは免疫ではない。
逆に免疫力を弱める毒であり、副作用は計り知れない、となります。
ホメオパシー、予防接種で検索するとかなりヒットしますよ。
こもも 2010-07-18 06:49:31
54 ■Re:予防接種によって
>こももさん
そうなんですね。
教えてくださり有難うございます。
「レメディ」だって、???な物質を取り扱ってるのにね。
病気の人の膿とか・・・
SOLANIN 2010-07-18 22:30:24
55 ■返信不要です
いつもお世話になっております。どうしてもホメオパシーについて一言言いたくて、はじめてコメントさせていただきます。
この事件を知り、とてもやるせない気持ちです。
私はホメオパシーは「精神世界」的な力を利用するものだと認識していました。
天然石や○○神社の水が恋愛運アップに効果的!という類の…。
なので最近、自然育児や自然療法の雑誌などで「代替医療・補完医療」や「自然療法」として利用している人のコメントがちらほら載っていてとっても心配していたのです。(ホメオパシーを利用しているから予防接種を受けさせたくない」、など)
ホメオパシーはいまのところ自然科学・物理化学・生物学のどの分野にも入らないと思います。
効果を実感して利用している著名人がいたとしても、それはあくまで他人の経験で、統計ではないですし。
無限希釈されているレメディに体が反応するとも思えません。
それを、医療のプロが勘違いしてしまうなんて…。
訴えられた助産師の行動、とても理解しがたいです。
せめてこれを機に、勘違いしてホメオパシーを信用しすぎている利用者が正しい認識を持ってくれるといいと思います。
瑠璃 2010-07-20 12:06:39
56 ■Re:返信不要です
>瑠璃さん
百歩譲って個人で楽しむ・嗜むのは自由でしょう。
しかし、赤ちゃんやお母さんに適用しないでほしいです。
ですよね?
SOLANIN 2010-07-20 16:48:06
57 ■【返信不要です】ホメオパシーは「荒唐無稽」
ニュースになっていましたね。
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日本学術会議は代替療法「ホメオパシー」の効果について、「科学的な根拠がなく、荒唐無稽(こうとうむけい)」とし、医療従事者が治療法に用いないよう求める会長談話を24日、発表した。
http://www.asahi.com/national/update/0824/TKY201008240373.html
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このメッセージが浸透して、悲しい事故・事件が増えないことを切に願います。
こぶた 2010-08-25 00:39:57
58 ■Re:【返信不要です】ホメオパシーは「荒唐無稽」
>こぶたさん
有益な情報有難う!
SOLANIN 2010-08-25 09:14:19
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