<ご相談内容>
悩んでいるので質問させて下さい。
只今5ヶ月の娘を、おかげさまで完母で育てています。
上に2歳5ヶ月の息子がいます。
上の子の時、母乳育児が上手く行かず母乳ノイローゼに陥った経験アリです。
娘は完母で育てているせいか、おっぱいの時間がとても楽しく幸せです。
そんな時に息子に触れられると何ともいえないとても嫌な気分になって冷たい態度を取ってしまいます。
こんな気持ちで娘におっぱいをあげるのも良くないと思います。
勿論息子も可哀想…。
頭ではわかっているはずなのですが、どうしても嫌な気分は治まりません。
嫌な素振りをすればするほど、息子もベタベタしたがりますし、私は苛立ってしまいます。
息子とのスキンシップが足りないのかな?とも思いベビーマッサージを息子にもしてみたり、息子が『抱っこして』と言えば用事を中断してできる限り抱っこするようにしています。
どうすれば、おっぱいをあげているとき嫌な気分にならない方法があれば、是非教えて頂きたいです。
<SOLANINの回答>
う~む。
授乳中はお母さんの本能として、「おっぱいをあげる」以外のことを要求され、それを受け入れることは、赤ちゃんの死活問題に繋がりますので、厭な気持になることは多かれ少なかれあることはあるのです。
例えばおっぱい中に旦那さんから、「グラスに氷入れて。」なんて超KY(古っ)なことを頼まれたら、「きっ!」と旦那さんをガン見したり、「そんなことは自分でやって。」と言ってしまうのは、赤ちゃんの生存権を守る母性のなせる業(わざ)なのですよ。
また、こういうことを言うと、またもブログが炎上しそうで厭なのですが、完ミと完母、両方体験されたお母さんに伺うと、やはり完母の子は可愛いという証言は数多く聞かれます。
同じく、カンガルーケアをしなかった子とした子では、した子の方が可愛いと。
これは赤ちゃんにとってだけではなくお母さんにとっても「skin to skin contact」が、子育てのモチベーションに大事だということを意味しています。
上の子が良い子でも手のかかる子でも、お母さんとウマが合うとか合わないは、赤ちゃんが生まれると発生する問題です。
比較の対象が生じるから、これはある意味不可抗力なのです。
では、どうしたらいいのか?
相談者さんは用事を中断してでも抱っこしてあげておられます。
それはそれで立派です。
でも、用事を中断するのは、却って上の子が厭だというスイッチが入る条件でもあるのですね。
自分の心に反しているから。(汗)
だったら抱っこはしない方が良いのか?
そうではありません。
まず、相談者さんの用事のない時、上の子が暇そうにしてる時、ご自分のご都合で結構ですから訳もなく上の子さんを抱き締めまくってください。
抱っこでなく、抱きしめるのです。
「おいで、抱いてあげるよ。」と声をかけたら、嬉しそうに寄ってくる筈です。
1日に何回も何回も抱き締めてあげて。
それも密着感たっぷりに、むぎゅ~っとキツく。
抱き締めてる時は、おっぱいの時は来ないでね、待っててね、お母さんイライラするからと、何回も何回もお願いしてください。 (この部分は根気よく。)
上の子が何とか頑張って待つことが、10回に1回でも有ればう~んと褒めてあげてください。
待ち切れずに近付いてきたら、「今はダメなの、ごめんね。」を繰り返す。
あと、おっぱい中ではなくても、どうしてもNGな時は上の子が泣いても近寄らせないというか、お母さん別室に籠ってください。
手をあげるよりかは・・・怒鳴るよりかは・・・お母さんが別室に籠るのは、上の子を傷つけないという意味に於いて100倍マシです。(私はこれをクレヨンしんちゃんのお友達のねねちゃんてキャラがいるでしょう?あの、ねねちゃんのママ作戦と呼んでいます。)
ご自分の気持ちが落ち着いたら、「待っててくれてありがとう。」と抱き締める。
自分のペースで1日に何回でも何回でも抱き締めることは、密着感のあるスキンシップをすることは、おっぱい中、あるいはそれ以外の場面でも知らず知らず上の子を受け入れるための下地になるのです。