頻回授乳は糖尿病発症因子にならないのか?
<ご相談内容>
いつもブログ参考にさせてもらっています。
お聞きしたいのですが、私は、今完全母乳で育てています。
娘は3ヶ月です。
ブログを拝見するまでは、3?4時間空けておっぱいをという情報が沢山あり、娘には我慢させてきましたが、ソラニンさんのブログに出逢い、泣いたらおっぱいに変えました。
ですが、疑問が出てきました。
それは、授乳にリズムがなくても、大人にあるペットボトル症候群みたいな感じにはならい無いのでしょうか?
私自身、糖尿病合併妊娠で娘を出産しました。
娘はただでさえ糖尿のリスクはあるとおもいます。
しかしあまりにも小さい時から糖尿を発症させてしまっては可哀想だと思いメッセージさせてもらいました。
分かりにくい文章で申し訳ありません。
<SOLANINの回答>
糖尿病発症には様々な原因・誘因があります。
糖尿病は種類としてもI型とII型とありますね。
ともあれ、糖尿病合併妊娠だったので、頻回授乳が糖尿病発症因子にならないかとご心配なのですね。
小児の糖尿病発症因子には、頻回授乳は該当しません。
では、該当するものは何なのか?
「親御さんが肥満体形。」「運動量が少なく、インドア派の生活スタイル。」「睡眠時間が短い。(3歳児の段階で10・9時間未満/日)」「BMIが生後3歳半以前から急激に増えた。[通常は4~6歳で増える。)」「妊婦の喫煙。」「夜更かしライフ。(成長ホルモンの分泌が関与)」「低出生体重児で極端な体重増加が乳児期に見られる。」等々です。
3カ月と言えば、満腹中枢が形成する時期です。
必要なおっぱいを腹八分目に飲めるようになってきます。
頻回であっても、調整が利くようになってきます。
そもそも、おっぱいのカロリー自体、他の飲み物に比較して決して高くなく、哺乳したからといって、血糖が跳ね上がったり急降下するような飲みモノではありませんね。
WHO/ユニセフが母乳を推奨する理由の一つが、そういった生活習慣病・肥満の防止をあげています。
昨年の母乳育児シンポジウムでWHOのランダ・サ―ディー女史(栄養学者)の講演でも、肥満の予防に母乳を挙げておられたくらいです。
離乳食(固形食)の方が明らかにカロリーベースで高いですから、「果汁やスープ等の離乳準備食はあげない。」「おばあちゃん世代よりもゆっくり6カ月頃からのスタート。」「少々食が細くても、体重がパーセンタイルグラフ内にある赤ちゃんであれば、決して焦らない。」ことの方が重要項目と言えるでしょう。
コメント
1 ■ありがとうございました。
悩みをすぐ記事にしてくれてありがとうございましたm(__)m
毎日大変だと思いますが、頑張って下さい。
ゆかり 2010-04-25 14:03:45
2 ■ありがとうございました。
すごく参考になります。
主人の母・妹が糖尿病なので気になってました。
安心しました。
他の項目が当て嵌まらないように頑張ります。
リョク 2010-04-25 20:55:37
3 ■Re:ありがとうございました。
>ゆかりさん
どういたしまして。
お役に立てて良かったです。
SOLANIN 2010-04-25 23:33:02
4 ■Re:ありがとうございました。
>リョクさん
そうです。
実行可能なところから取り組んでいきましょう!
SOLANIN 2010-04-25 23:41:47
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