おっぱいの栄養部分
<ご相談内容>
私は2歳5ヶ月の子供がいて、いまでも母乳を飲んでいます。
そこで気になったのが栄養のこと。
とあるコミュで初乳より成乳(出産30日以降)で栄養が上がる成分(乳糖・カゼイン・脂肪)もあると書かれていました。
また、子どもの年齢から考えても、栄養分はお食事で摂取できると思うのですが、粉ミルクのサイトを見ると「DHAを強化!」等と、謳っています。
おっぱいのためにDHAをたくさん摂取した方が良いのかと思ったり、2歳児の母乳育児にそこまで積極的に摂取してまで飲ませるべきか、実際子どもへの影響はどうなのかと考えてしまいました。
2歳児も母乳で栄養面を考える必要があるのでしょうか?
それとも、あくまでも子の癒しや安らぎを重点に置いた方が良いのでしょうか?
ちょっと考えすぎてわからなくなってきました・・・。(ほぼ原文ママ)
<SOLANINの回答>
私は月齢や季節別のおっぱいのサンプルから各栄養成分の含有量の書いてある一覧表を見たことがあります。
確かにご指摘の通り、おっぱいの成分は月齢によって徐々に変化してきます。
各栄養成分には月齢により増えるものも減るものもありますが、その月齢に応じたおっぱいが出てきていると解釈していただいて差し支えないと思います。
また、お母さんが栄養バランスを考えてお食事を摂られることは大変良いことです。
粉ミルクのキャッチコピーの「●●を配合。」「○○を強化。」というのは従来品と比較してですが、元をただせば、おっぱいが基準なんですね。
つまり「おっぱいに多く含まれる●●を配合。」「おっぱいに含まれる○○を強化。」という意味なんです。
粉ミルクの原材料である牛乳にはあまり含まれていないから、あんな風にご大層に宣伝しているのです。(だって、キャッチコピーだもんね。)
それから、私は耳にタコが出来るくらい、過去記事で「栄養成分というものはどのくらい含まれるかというよりも、どのくらい吸収するかという着眼点が大事。」ということを書いているのですが・・・もしかして忘れちゃってませんか?
おっぱいよりも粉ミルクの方に多く含まれる栄養成分はDHAに限らず沢山ありますよ。
「だったら、おっぱいよりも粉ミルクの方が栄養成分的に優れているのか?」と言えば違いますよね?
現在までの研究等で特定の栄養成分をおっぱいを通して赤ちゃんに多く摂取させるということは、どのくらいまで可能なのかという確かな結果はまだ出ていないと思います。
さらにこれを突き詰めると、お母さんのお食事のバランスが偏る危険性をはらんでいます。
それは健康的ではないですね。
1歳でも2歳でも3歳でも、お食事をしっかり3回食べているお子さんの栄養成分摂取はやはりお食事中心で賄っていくものです。
ココロの安定剤、安らぎ、癒やし・・・がメインになって来ると考えてくださいね。
コメント
1 ■2歳5ヶ月だと
母乳の成分は栄養的に何が多いのでしょうか?
その不足分をお食事で賄う感じですかねぇ…
月齢に応じた成分になるという母乳の元はやはり母の食事なんですよね。
そのあたりも意識して食べたいですね。
息子は9ヵ月になり、旬なこともあり、ほうれん草を意識して食べています。
☆JIJI☆ 2010-02-26 13:10:50
2 ■Re:2歳5ヶ月だと
>☆JIJI☆さん
旬のお野菜の栄養価は高いですから、とてもいいですね。
母乳の栄養成分というか一番多いのは当たり前ですが水です。
大体88%ですね。他は大体バランスよく入ってますよ。
SOLANIN 2010-02-26 21:56:14
3 ■旬のぉ野菜☆
やっぱり、旬のお野菜は栄養価が高いのですね。
娘は24日で6ヶ月を迎え、離乳食を始めてちょうど1ヶ月です。
近くに農家がたくさんあるので、毎日お散歩がてら直売所に行き、朝採りのお野菜を買ってきては、私の食事や娘の離乳食に使っています
ほうれん草、大根、かぶ、小松菜、金時人参、サツマイモなどです
母乳+離乳食で人一倍栄養をとってるのかな?なんてことはないですよね
HALHI 2010-02-26 23:22:38
4 ■Re:旬のぉ野菜☆
>HALHIさん
そうですね。
でも、食材としてこんなに豊かなものはないので、きっとおいしくいただいておられることと思います。
SOLANIN 2010-02-27 08:15:18
« 断乳して2年後、いきなりおっぱいが出てきた! | トップページ | 愛と嫉妬は紙一重です。 »
「 ★おっぱいに関する私見」カテゴリの記事
- 完母であることが当然過ぎて。(2012.08.12)
- SOLANINの閃きから生まれた工夫型ハードタイプ乳頭保護器!(2012.03.29)
- 真空パックにご用心!(2012.01.04)
- 哺乳瓶哺乳がNGな赤ちゃんを預ける時は?(2009.07.25)
- 乳頭保護器というもの(2009.07.15)