おっぱいとお薬/その45『花粉症時の点眼薬』
(注)最強母乳外来・フェニックスにて「おっぱいとお薬その45『花粉症時の点眼薬』(改訂版)」公開中です 以下、過去記事 花粉症の季節到来ですが、今年はどうなんでしょうか?
最新の内容は上記でご確認ください。
(今のトコロ、SOLANINは花粉症ではないので、詳細は分からないのです。)
さて、花粉症の症状として、眼の充血・痒み等の不快症状が挙げられますが、授乳中は何を処方してもらったらいいのか、悩まれるお母さんもおられるかと思います。
基本的に点眼薬は、使用量がごく少量ですし、吸収される量はさらに少量ですから、おっぱいをあげていても、特に差し支えないとされています。
それでも、花粉症の方の場合、使用期間が長いから、出来るだけ安全なお薬の選択をしたいと望んでおられるのなら、この記事は要チェックですぞ。
では、まず安全性の高いお薬から順に説明します。
★アズレン・・・急性・慢性・アレルギー性結膜炎等の際の炎症を抑えます。
『AZ点眼液』『アズレン点眼液』等の名称のお薬です。
★クロモグリク酸ナトリウム・・・アズレンよりも作用が強い点眼薬です。
つまり、アズレンで効果が無い時に使用することになるであろう点眼薬です。
アレルギー性結膜炎の際に処方されます。
『インタール点眼液』『クロモフェロン点眼液』等の名称のお薬です。
★フルオロメトロン・・・これはステロイドの点眼薬です。
「ええっ?」と思うかもしれませんが、濃度が薄いので、赤ちゃんへの影響は考えなくても大丈夫と見做されます。
『フルメトロン』『オドメール点眼液』等の名称のお薬です。
★アシタザノラスト水和物・・・アレルギー結膜炎の際に処方されます。
授乳中は使用を控えた方がいいと言われています。
『ゼペリン点眼液』という名称のお薬です。
★塩酸レボカバスチン・・・アレルギー性結膜炎の際に処方されます。
使用するなら授乳は中止してくださいと言われています。
『リボスチン点眼液』という名称のお薬です。
作用が強いお薬はどうしてもこのような書き方になります。
また、症状が酷くなれば強いお薬を使用しなければ症状が緩和されにくいものです。
従って、“どんづまり”になる前に対処することが肝腎です。