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2009年12月17日 (木)

長期授乳と反対咬合の相関性は?

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「長期授乳と反対咬合の相関性は? (改訂版)」公開中です。
最新の内容は上記でご確認ください

以下、過去記事。

読者さんからのお問い合わせです。
自然
卒乳を考えておられるお母さんなのですが、反対咬合になるらしいよと、知人から指摘され心配ですとのこと。
果たして関係はあるのか?

歯科領域の専門家にお尋ねして、教えていただきました。
反対咬合とは俗に「受け口」と呼ばれます。
反対咬合の原因としては「低位舌」「機能性」「家族性」の3つに分けられます。
「低位舌」というのは、舌尖の本来の“定位置”というものがあり、例えばそれは乳幼児だったらフツー
は上顎乳中切歯(←前歯のこと)の裏側にあるべきところ、それよりも下方向にある場合だそうです。
「機能性」というのは、たまたま歯の生える位置が悪かったため起こる場合です。
「家族性」というのは、遺伝的なモノで、下顎がだんだん前に出てくる状態で進行状況によっては手術が必要なこともあるそうです。
また、上唇小帯が太くしっかりと癒着したような状態のお子さんも反対咬合になり易いので、上唇小帯を切る手術をすることもあるそうです。
治療方法としては手術だけではなく、ム―シールドやパナシールドという矯正装具を装着して治すこともあるそうです。(このあたりの詳細はかかりつけの歯科のドクターに聞いてくださいね。)

舌尖の“定位置”がある理由ですが、舌というものは、上顎を前面と側面を押すことで上顎骨の発育を促進し、反対咬合にならないようにする働きがあるのです。

つまり、仮に母乳育児が長く続いて1歳代後半とか2歳代に入っても、5~6回/日のおっぱいを飲んでいたとしても、それは反対咬合の原因ではないのですね。
おっぱいを飲むときは舌が前にきますからね。
聞いたことないですか?昔から「母乳育ちの子は顎の発育が促される。」って。
逆に上顎が発達しにくい状況にあると、反対咬合の原因となるものを助長するのではないでしょうか?

コメント

1 ■受け口・・・
ちょうど悩んでいたんです。
うちの息子(1歳3か月)は現在 下の歯が前に来てます。 奥歯は生えてないし、これから変わっていくものなのか それとも受け口になるのか・・・
主人と私は普通ですが 家族に居ると遺伝の可能性高いですよね(-"-;A
受け口になりませんように。
くるみもち 2009-12-17 01:24:56 

2 ■Re:受け口・・・
>くるみもちさん
まだ歯が生え揃わない段階での診断は早計なこともあるそうです。
3歳くらいまでは様子見が必要だそうです。
SOLANIN 2009-12-17 02:06:37 

3 ■ありがとうございます!!
本当にありがとうございます。母乳をあげつづけるか迷っていたので、安心しました。
これで、おっぱい星人(笑)も大好き名おっぱいを取り上げられず、苦しまずにすみそうです!!
これからも、ブログ拝見させてください。新米ママは、うわさに振り回されてしまうので・・・(苦笑)
トマト
トマト 2009-12-17 07:11:24 

4 ■Re:受け口・・・
>くるみもちさん
長女小4も受け口でした。
長期にわたる授乳と舌小帯と上唇小帯をきりました。
私自身が子どものころ受け口で矯正しましたが母乳に吸い付けづミルク育ちだったので母乳育児で矯正できると信じて4歳10ヶ月まで授乳しどんどん治りました。
歯医者も基本的にけずらない先生にお世話になり乳歯の虫歯治療による歪みを作ってしまうことをさけ治療してくださり卒乳とともに完全に治りました。
sita 2009-12-17 07:32:50 

5 ■Re:ありがとうございます!!
>トマトさん
お母さんになると必要なことが幾つも出てきますが、そのうちのひとつは、何が正しいかを見極める目(=選択眼)を身につけることです。
このブログがお役に立ちますように!
SOLANIN 2009-12-18 00:11:31

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