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2009年12月

2009年12月31日 (木)

お勧めしたい書籍 『孫育ての時間』『孫育てじょうず』

遠方にお住まいで帰省のときしか出逢わない場合もあるかと思いますが、全くの没交渉ということは少ないと思われます。

ただ、殆どすべてのお母さんたちが困っておられるのが、「育児法のギャップ」です。
パソコンやケータイを使ってくださる祖父母には当ブログを「お気に入り」にしていただいたり、「ブックマーク」していただけるとそのギャップが少なくなり、コミュニケーションツールとして有効活用が期待出来ますね。

しかし、パソコンやケータイは苦手な場合、書籍だったら読んでいただけるかもしれませんね。
そこで、今回は『最強母乳外来』のSOLANINお勧めの育孫書のご紹介をさせていただきます。
赤ちゃんのお母さんにとっても、もちろん妊婦さんにとっても大変有意義な育孫書です。

では早速ですが2冊ありますから、順次レビューしますね。
①は『孫育ての時間(とき)』山縣威日(やまがた たけひ)先生のご著書です。

②は『孫育てじょうず』主婦の友社編です。

悪気は無くとも昔の育児法を振りかざして、娘さんやお嫁さんを困惑させるおじいちゃん・おばあちゃんはまだまだ多いということですね。

 

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吉備人出版から発行されています。定価は1470円です。
BFH認定病院のひとつ、岡山県岡山市のサン・クリニックの院長先生です。
母乳育児を中心に、沐浴のコツから1歳からの孫育て、おじいちゃん・おばあちゃんへのメッセージに至るまで、大変読み易い文体で書かれています。
クイズもあります。
楽しみながら、最新育児知識を吸収していただけます。
私は母乳育児シンポジウムや講演会などで、山縣先生とお話をしたことがありますが、人格的にも素晴らしい方で尊敬しております。
ご著書にサインしていただいたことも複数回あります。

 

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定価は1365円です。
知っておきたいイマドキ育児、孫と楽しむイベントや旅行、娘&嫁夫婦との上手な関わり方の指南が書かれています。
こちらは母乳育児も混合栄養ももというスタンスです。
もちろん、育児の主体はお母さんですから、おじいちゃん・おばあちゃんはあくまで出しゃばらないようにという注意喚起はしてくれています。

 

 

 



まず、読者さんが購入・熟読され、内容に納得がいきましたら、祖父母にプレゼントというのがベストではないかと私は考えます。
どうか前向きにご検討くださいね。

 

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2009年12月30日 (水)

もう直ぐお正月♪

いよいよ近付いてきましたね。
お正月。(個人的にウチは喪中なんですが・・・)
母乳外来担当助産師やや助産院の先生にとって頭の痛い季節です。
おせち料理は野菜メニューもありますが、全体的に味が濃ゆいですね。
そしてお餅。

最近はお店の初売りが元旦なので、おせち料理はそこそこに焼肉やカレーにシフトするご家庭も多いようですね。

そうなると、ホントにヤバい×10の2乗でございます。
お餅食べるなとは申しませんが、パクパク食べるとヤバいです。
どうしてもお餅食べるなら、その時のお食事、主食はお餅の他には食べないでくださいませ。
その時の主菜も揚げ物はNGです。
お休み中だから慌てて食べず、ゆっくりよく噛んで食べましょう。
そして(ここが肝腎)いつもより頻回に飲ませてあげてくださいな。
カラダを冷やすようなキンキンに冷えた飲み物は、控えめに。
特に下半身は温かくしてね。

母乳育児中のお母さんが正月三が日いいえ松の内に乳腺炎にならないためのベーシックな秘策です。

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ウチの赤ちゃん良くネンネする良い子です。(生後2週間)

★病院の小児科のドクターは新生児の退院診察時に、「1日10回以上は目標におっぱいをしっかりこまめにあげてくださいね。」と仰います。
消化の早いおっぱいを、小さくて発展途上の消化吸収能力で、成長のためにある程度の哺乳量を確保するには、8回/日では少ないからです。

ところが、前回他院にて出産のお母さんや、おばあちゃんが介入し過ぎるお家の場合、「寝た子起こすな。」という雰囲気が優勢となります。
おっぱいをこまめにあげること=足りないという印象が強いのか、結果授乳回数が少なくなることが往々にしてあります。

一般的に「良く寝るのはおっぱいが足りてるから。」「何も寝た子を起こしてまで授乳なんてしなくてよい。」という誤った知識が世間ではまだまだ幅を利かせていますから、お母さんはあっさりとミスリードされます。

先日の2週間健診を受診されたお母さんはママ友に「ウチの赤ちゃんは夜中6時間くらいネンネしてくれるから、助かるのよね。」と一斉送信したら「それはおかしい。」「寝過ぎ。」「一度それで大丈夫か病院で診てもらうべき。」と否定的な返信ばかり来たそうです。
そこで気が付いてくれたらよかったのですが、「みんなはウチの赤ちゃんが良い子だから妬んでいるんだわ。」と思われたそうで、忠告に耳を貸さず、授乳回数が少ないままで2週間健診を受診されました。
すると、直母1回量は充分でしたが、授乳回数が実質6~7回/日と少なかったため、赤ちゃんの体重増加度は一ケタにとどまり、尚且つ黄疸値が跳ね上がり、光線療法が必要になり、入院する破目になりました。(涙)

コト、新生児に限ってはほぼ100%、良く寝る赤ちゃんは良い子だと手放しで喜んでいる場合ぢゃないということです。
体力の消耗を避けるためや、黄疸値が高くてしんどくなって眠っていることが多いのです。
産科退院後の再入院を避けるためにも、こまめにおっぱいは必須ですよん。

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2009年12月29日 (火)

アタマズキズキシテキマシタ。

早産児であっても、満期産児であっても、週数相当の大きさで生まれておられるならば、まだいいのですが、週数相当よりも小さい赤ちゃんは、体重増加が緩慢なことがあり、キャッチアップが難しいこともあるので、体重管理は慎重かつ確実にしていきたいものです。

先日出会った赤ちゃんは、その県を代表するMFICUで、33週で1700g台で出生されました。
58日目に退院された時は3100gまで増えていたのですが、118日目に小児科から母乳外来に紹介があった時は4560gとあまり増えていませんでした。
聞けば直母は全く出来ないままに退院し、後のフォローはこれまた全く無く、直母は自己流で3~4回/日にミルク140ml×3回/日という面妖な補足をしておられました。

何故1回の補足が140mlなのかと言うと、スープの冷めない距離に旦那さんの実家があって、毎日旦那さんと義父母の希望で夕食を食べに行っているそうです。
ミルクを飲ませるのが義父の趣味らしく、赤ちゃんにたらふく飲ませて眠りにつかせるととても嬉しいようで、いつも思い通りにミルクを飲ませてご満悦だそうです。
この話が事実なら、このお爺さんはかなり変な人だと私は思いました。
お母さんはお母さんでそんなわけで自分と赤ちゃんのペースで授乳・補足が出来ないと嘆いておられました。
お爺さんは育児には何の知識ない方なのに、不適切な介入をしておられます。
沢山飲ませたら、赤ちゃんの体重がバンバン増えると信じ込んでおられるようですが、希望とは裏腹に、赤ちゃんは12g/日くらいのペースでしか増加していませんでした。

明らかに発育不良です。
赤ちゃんはオトナのミニチュアとは違うのに。
納得できないのは意味不明なミルクの足し方です。
満期産で生まれていても、IUGRの赤ちゃんは体重が増えにくい傾向があるのに、修正月齢での計算をしなくてはならない早産で生まれ、なおかつ週数相当よりも小さい体重で生まれた赤ちゃんに対し、粉ミルクの缶蓋通りに与えても、消化吸収能力が小さいので、結局身につかないんですよね。
分からないなら、勝手に変なことはしないでほしいのですが、きっとご自分が?でもお爺さんだとは思いもよらないのでしょうね。(汗)

直母1回量はその時で32gでしたから、ミルクの補足は止むを得ないのですが、もっと赤ちゃんのおなかの負担にならない量に1回量を減量して、こまめに与えないと、成長にはつながりません。

私はその日の段階で、1日に必要な哺乳量を660mlと計算していたので、直母8回の後にミルク毎回80ml補足として(ホントは60ml位にしたかったのですが、あまりに増えなさすぎなのと、一気に1回量を減らすのも心配だったので・・・)1週間後の小児科再診までそのペースで授乳してくださいとお願いし、「言った、言わなかった。」にならないように、母子手帳に書き込みまでしました。

しかし、この1週間、義父母宅には行かず、自宅で自分なりの授乳ができる環境だったにも拘わらず、このお母さんは直母は7回には増やしてくれていましたが、赤ちゃんが良くネンネしていたり、機嫌が良かったのでという理由でミルクの補足は無謀にも80ml×1~2回/日に回数を減らしておられ、挙句赤ちゃんは4300gまで体重減少していたのです。

「このお母さんって、指導したことが入らない方なのか?」と私は不安になりました。
赤ちゃんが育たない(=病気でないのに短期間でゴソっと体重が減る)というのは、どう考えても尋常ではありません。
キツいようですが、このお母さんは此処だけ切り取って見たら[虐待]と言われても仕方ないことをしているのです。
先日のお話を聞かせてっ貰った際は、赤ちゃんの成長のブレーキ役になっているお爺さんは怪しからんと私は思いました。(もちろん、もうちょっとお母さんもしっかりして欲しいと思いましたが。)
そうして何とか無事育って欲しいと願いつつ迎えた、小児科の再診日。
実はこのお母さん、ちょっとどころか大概にしてほしいくらいの天然で、赤ちゃんの成長にはお爺さんと共にダブルブレーキ状態ということが発覚したのでした。(汗)
大事な赤ちゃんがこんな大変なことになっているのに、お母さんは全く切迫感が無く、小児科のドクターが「近日中に入院して授乳の仕方を助産師に診てもらいながらでないと、アナタの赤ちゃんはこのままでは年越すにはとても心配な状態ですよ。」というような諫言を受けたのに、「年末年始は忙しいから、入院するとしたら1月10日過ぎにしてもらえますか?」みたいなおとぼけ発言があり、診察に同席していた外来の看護師さんや私は思わず天を見上げてしまいました。(溜息)

済みません…私なんだか、真面目に考えるのがとてもしんどく、アホらしくなってしまいました。
(この母子の診察だけに1時間を要しました。)
お爺さんとお母さんに付ける薬が無いなら、赤ちゃんの発育を改善するためには、お父さんかお婆ちゃんに介入してもらわなければならないのか?と感じました。
何と言うか母乳育児以前の赤ちゃんの養育の段階で、大きな間違いが起こっているように思われました。

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2009年12月28日 (月)

抗体検査は出来るのか?

麻疹・風疹・流行性耳下腺炎・水痘などの感染症は、1度罹患すれば普通は抗体ができます。
また、予防接種をすれば、病気の種類にも依りますが、90〜95%の方は抗体が作られます。

自然罹患であろうと、予防接種であろうと、抗体ができたかどうかは血液検査で調べることができます。
例えば風疹は妊娠初期の全妊婦に調べられます。
複数回妊娠すれば、その時その時には抗体があるかどうか、調べられます。
風疹に罹患した方と接触すると、抗体価がババ〜ンと跳ね上がります。
逆に、罹患した方と全く接触されてないと、抗体価は下がります。
(抗体価の数値には変動が付き物です。)
風疹の抗体価は8の倍数で表します。
×8より少ないとマイナスつまり、免疫が無いってこと。
×16・×32・×64・×128・×256・・・などの数値で表します。

抗体価があるかどうかの検査はコスト的にも高いようで、調べるところまではされないお母さんが殆どです。

ちなみに、オトナになってもこれらの予防接種を受けることはできます。
いつ受ければいいのか?についてはホームドクターに相談されては如何でしょうか?

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2009年12月27日 (日)

おっぱいとお薬/その38『トラベルミン』

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「おっぱいとお薬その38『トラベルミン®』(改訂版)」公開中です。
最新の内容は、上記でご確認ください。

以下、過去記事。

乗り物酔い防止のお薬として有名なのが、『トラベルミン』ですよね。
このお薬の含有成分は、ジフェンヒドラミンという抗ヒスタミン薬の一種と、血管を拡張させる働きのあるジプロフィリンです。
ジプロフィリンはネオフィリンやアストモリジンなどの薬剤名です。
そう、ぜんそくの治療に使われているモノと同じです。
ちなみにこの『トラベルミン』の効能の持続時間は約4時間です。

さて、このお薬ですが、授乳中に内服しても差し遣えありません。
このお薬は屯用ですよね。
だったら、おっぱいの分泌が悪くなるという、抗ヒスタミン薬の長期連用(=常用)による不都合な影響(副作用?)は心配ないです。

お母さんがゲーゲーしてたら授乳になりませんからね。
快適な移動が出来ますように。

 

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2009年12月25日 (金)

授乳もお食事も回数が少ないのは良くないです。

集団検診等で、「4か月だからおっぱいは6回位にして・・・」とか「3回食になったのに、授乳回数が多いから減らした方がいいです。」など、未だへんてこりんな保健指導が罷り通っています。
そのため、お母さんたちの中には「授乳回数は減らしていくもの。」という概念が植え込まれていて、それを修正するのは、厄介です。

ちょっと思い浮かべてほしいのですが、1歳になれば育児休暇が明けて、赤ちゃんは保育園でお世話になるという場合、朝・晩御飯はお家で食べますが、昼はお給食を食べますね。
3歳未満児は10時と15時におやつ(補食)が出されますね。
最近はフルタイムで働くお母さんも多いから16時前後にお迎えは難しく、17時半を過ぎると補食(バナナ1/2本とか、ミニサイズのパンとかおなかの足しになり尚且つ晩御飯の邪魔にならないくらいの食べ物。)が出されます。

1歳過ぎと言えば、順調に発達していけば、「マンマ、ぶーぶー。」などのカタコトが喋れ、一人で歩けるくらいの成長段階に達します。(もちろん個人差はあるし、修正月齢で見なくてはいけない赤ちゃんはこの限りでなくてもおかしくないですよ。)
カタコトが喋れて、自分の力で歩けるようになっても、子どもは5〜6回/日は食べないと成長に必要な栄養が摂取できません。
なので、この間生まれた赤ちゃんを捕まえて、「授乳回数が10回/日を越えるのはあげ過ぎ。」というのは、ホントは言ってはいけないことです。
1回にたくさん食べられない⇒消化吸収能力は発展途上⇒これからさらなる成長が必要(知能・情緒・運動機能・体格全てにおいて)だから当然なのですね。

もしも回数が少ないならば「君は大丈夫なの?」と水を向けて誘うくらいで丁度ですよ。

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2009年12月24日 (木)

出産直前に兄姉が水痘発症!赤ちゃんはどうなる?

水痘はウィルス感染により発症します。
大抵のオトナは子ども時代に水痘に罹っているか、任意で予防接種を受けて免疫を付けておられるかと存じます。
お母さんに水痘の免疫があれば、赤ちゃんも受動免疫があるので、発症は免れます。
入院期間中は他の母子に感染させると大変なので、個室管理され、面会も制限されてしまいますが、退院は通常通りに出来ます。
ただ、懸念されるのは風疹や麻疹の受動免疫とは異なり、水痘の受動免疫の有効期限はおよそ1ヶ月程度と短いことです。
そのため、ブログタイトルのような出産直前に兄姉がウィルス感染⇒水痘発症であれば、生まれたての赤ちゃんの水痘発症は(受動免疫のおかげで)免れます。
しかし、例えば生後1ヶ月頃に兄姉が水痘発症したら、(受動免疫が切れた)赤ちゃんはウィルス感染⇒水痘発症ということは、充分想定されます。

これはマナーになるのでしょうが、赤ちゃんの兄姉を含む同居家族(里帰り出産だったら、赤ちゃんの従兄弟・従姉妹も含む。)が1ヶ月健診の頃、水痘発症されたら、赤ちゃんの健診日を変更してもらわねばなりません。
そうでないと、(こんなことはあってはならないことですが)健診会場が水痘ウィルスのバイオテロ状態になってしまいますからね。
くれぐれも該当の可能性のある母子は、病産院に電話で相談して指示に従ってくださいね。

そうそう、お母さんが水痘に罹患したことが無かった場合はどうなるかですって?
それはまた、リクエストがあれば後日記事化を検討しますね。

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2009年12月23日 (水)

緑色のうんちって、大丈夫なの?

故・山西みな子先生は、「緑便は栄養の摂りすぎではないか?」という説を正食関係の書籍で披瀝されています。
混合栄養の赤ちゃんでミルクの補足が多すぎて体重がドカ増えしている場合に見られることもあります。
が、小児科のドクターは特に心配ないと仰っています。
そもそも赤ちゃんに限らずうんちの色は胆汁中のビリルビンによるもので、腸内もしくは赤ちゃんの体外に出てから、うんちが酸素に触れて化学反応を起こし(=つまりこの場合の化学反応は酸化ですな。)黄色から変色するとされています。
なので、基本的には緑便が出ても病気ではないので安心してください。
万一緑便が出るようになってから、赤ちゃんの機嫌が悪いとか、肛門周囲が赤く爛れてきたというのであれば、その際はまずお母さんのお食事を見直してください。

また、(さすがにここ2年くらいは無いと思いますが。)2年以上前は離乳準備食と称して生後2~3ヶ月の頃から果汁を与えられたためか緑便の出る赤ちゃんに、SOLANINはしばしば遭遇してきました。(もちろん、過去記事にもありますように、離乳準備食というものは、赤ちゃんにとって不要で利益の無いものなので、判明次第即刻お止めいただいておりましたが・・・)
最近は赤ちゃんには果汁をあげないお母さんも増えてきておられます。
あげるとしても5~6ヶ月以降にしておられますが、その段階ですら緑便が出ることもあります。
果汁というものは糖度がおっぱいの5.5倍もありますから、腸内で発酵しやすく、ガスが発生するからそうなってしまうのでしょうね。

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女の子のためのワクチン『サーバリックス』について。

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「女の子のためのワクチン『サーバリックス®』について。(改訂版)」公開中です。
最新の内容は、上記にてご確認ください。


日本女性の毎年10000人以上が新規に子宮頸がんを発症していることをご存知でしょうか?
そうして毎年3500人が子宮頸がんでお亡くなりになっておられます。
その原因の一つに、子宮頸がん検診の受診率が諸外国の1/3未満と、群を抜いて低いため、発見が遅れる傾向が大きいからです。

12月22日から子宮頸がん予防ワクチンが発売され接種できるようになったとのことです。
子宮頸がんは性行為で感染するヒトパピローマウィルスが発症の第一の扉を開けるとされています。
感染症と言っても、性行為を経験した女性の80%が一度は感染するウィルスです。
ウィルスの型は約100種類あり、そのうちの15種類の型が子宮頸がんを発生させる要素を持ちます。
感染しても通常は免疫の働きで、ウィルスが悪さをすることはないのですが、免疫の力が上手く作動しないと感染が持続します。
するとやがて子宮頸部の細胞が異形成という状態に進みます。
これが発症の第二の扉を空けることを意味します。
この段階で発見され、円錐切除術を受ければ大丈夫なのですが、気が付かずに放置すると子宮頸がんに進行してしまうわけです。

22日から接種出来るワクチンは、『サーバリックス』という名前です。
そのワクチンには16型と18型という2種類のウィルス感染を防止する働きがあります。
実は子宮頸がんの原因ウィルスの60%以上はこの2つの型に集約されます。
特に若い世代20〜30歳代の子宮頸癌の原因ウィルスの80%はこの2つの型であることが判明しています。
なのでワクチンの有効性はかなり高いのですが、100%ではないので、接種はしてもがん検診は欠かしてはいけません。

対象となるのは10歳以上の性行為をしたことのない女の子です。(ちなもに日本産科婦人科学会では性行為の経験のある10歳代〜45歳までの女性の接種も推奨しています。)
接種は3回で、初回の後は1ヶ月後と半年後に行います。
今のところ任意接種なので、全部で数万円はかかるらしいです。
たっ、高いっ。
しかし、とても大事なことなので、ウチもひとり女の子がいますから、今から貯金をして、接種に備えようかと真剣に考えています。

この他にヒトパピローマウィルスの4つの型(うち2つは16型と18型)は入ったワクチン『ガーダシル』というのがあるそうですが、現在は承認待ち状態とのことです。

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2009年12月22日 (火)

黄色いうんちに白い粒々って大丈夫なの?

白い顆粒状の物質が赤ちゃんのうんちに混じっていることは、新生児期からしばらくの間、月齢の若い赤ちゃんにはしばしば見られるモノです。
この物体の正体は、おっぱいやミルクの中に含まれる、脂肪とカルシウムなどが結合したモノなのですね。

正常新生児であっても、消化能力はオトナよりも未熟です。
満腹中枢が未形成なうちは、胃の体積を超えて飲むこともあり、消化能力を超えるおっぱいやミルクを飲むこともあるからです。

月齢が進めば満腹中枢も形成され、やがてガブ飲みはしなくなりますし、消化能力も高まりますからこの白い粒々はうんちには混じらなくなります。

機嫌が良く、活気があるなら何の心配もありません。
しかし、混合栄養の赤ちゃんで体重増加度が60g/日を超えていて、尚且つこのようなうんちが出る場合は、明らかにミルクの補足が多過ぎるサインです。
おっぱいの回数は減らす必要はありませんが、ミルクの補足の方をダイエットした方がいいかもしれません。

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美食の季節到来!

もうすぐクリスマスがやって来ます。
大きなケーキにたくさんのこってりしたご馳走がこれでもかと繰り出される季節でもあります。
母乳外来やおっぱいケアに力を入れている助産院で働いている助産師にはアタマの痛い季節でもあります。

普段はストイックな食生活のお母さんであっても、(その反動もあるのでしょうが・・・)この季節はタガが緩むくらいでは済まず、完全に外れてしまう状態な方も相当数いらっしゃいます。
ウン年前のクリスマス明けには「3食の他に直径18cm(=6号サイズ)のクリスマスケーキをワンホール喰べてしまい、急性の超酷い乳腺炎になられたお母さんが★病院の母乳外来に駆け込まれて来ました。

ワンホールですよ!
(ちなみにそれまでSOLANINは円型ケーキ1台をワンホールと呼ぶことを知りませんでした。)
推定カロリー2500~3000キロカロリーはゆうにあります。
おっぱい星人のお母さんの毎日の摂取カロリーはおよそ2400~2500キロカロリーはありますから、その日はいつもの2倍の摂取カロリーだったわけです。
そりゃあアナタ、そんな喰べ方をしたら、トラブりますって。
トラブって当たり前ぢゃないですか。
乳房診る前からどんな状態か充分に想像できます。(怒)
(きっと、おしっこにも糖が降りている筈です。)
あれだけ無茶な喰べ方しないでねって言ってるのに。(涙)
将来万一、ウチの長女や姪っ子が授乳中にそんな暴食したら、鉄拳制裁ですな。

イベント日だから、ケーキを一切れも喰べるなという野暮は申しませんが、全体のバランスを考えたお食事にしてやってくださいな。
宜しくお願い致します。

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2009年12月21日 (月)

眠りの浅いイキモノ=赤ちゃん。

おなかにいる時の赤ちゃんの睡眠・覚醒サイクルはおよそ20分間毎に行われているのを知っていますか?
そう、20分間眠って20分間起きる・・・というサイクルを延々と繰り返しているのです。

つまり、赤ちゃんにとって深く長く眠るというのはカラダの生理に反するのですね。
特に月齢の若いうちは、呼吸中枢のはたらきが未熟でもあり、深く長く眠ることがSIDSの要因ではないかという説があるくらいですからね。

もちろん、毎日の生活の中では「なんで15分間くらいしか眠らないのよ!」と叫びたくなることもあるし、「抱っこをしていたら眠っているのに、ベッドに置くとおめめがパチッ開いてとギャ~と泣くのよね。堪らんわ。」というお母さんの嘆きは、日本全国そこかしこで聞かれます。
反りくり返る赤ちゃんには不向きでしょうが、そうでなければ「お雛巻き」をした上で、
スリングで立て抱きにしてしまうと、早ければモノの数分で眠り始めます。
やはり、おなかの中にいた頃の姿勢と同じにした方が、カラダに馴染むのでしょうね。

暫く前に、ある処で(なんという名前かは失念してしまいたが)一旦産道を通過しておなかの中の丸まった姿勢から伸びた赤ちゃんを再び丸くなる姿勢にするのを反対される方がおられると聞いたことがあります。

しかし、産道(骨産道も軟産道も)ストレートの筒状ではありません。
お母さんの産道はそんな単純なカタチではないのですね。
なので、赤ちゃんのカラダは決して真っ直ぐに伸びきってはいませんから、ちょっとその説は論理的に如何なものかと思います。

生命の芽生えからお母さんに産んでもらうまで赤ちゃんはおよそ280日間をおなかの中で過ごします。
個人的には生まれて280日間くらいは、おなかの中の方が懐かしいというか、おなかの中の姿勢の方が眠り易いのではないかと考えます。
浅くても短くても中々眠ってくれないより、すんなり眠ってくれた方が助かるのではないでしょうか。

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2009年12月20日 (日)

乳頸部の咬み傷痛には「乳首リング」で冷罨法を!

お母さんの乳首の付け根を咬まれると、物凄く痛いです。
歯茎しかない時代の咬み傷はまだマシです。
乳歯が生えた後、常態的に咬まれると、その部位が抉れてしまい、出血することもあります。
乳頭保護器を使用してはどうかですって?
月齢の進んだ赤ちゃんは、いきなりそんなモノをお口に突っ込んでも吸ってくれませんよ。

赤ちゃんがお母さんの乳首を咬むのには理由があります。
一つ目は乳歯の生え始めに歯茎がムズムズして痒くて、本能的に咬むことでムズムズ感を緩和しようとしている生理的欲求の場合。
二つ目はおっぱいが美味しくない場合。
お母さんの食生活が乱れて、ジャンクフードや甘いものや脂っこいものを食べると、おっぱいの味が悪くなるから、驚きのあまりついついガブリと咬んでしまうのです。
考えてもみてください。
赤ちゃんは唯一絶対の好物(=おっぱい)を毎日飽くことなく飲んでいます。
だけど、赤ちゃんは何も分からないのではありません。
赤ちゃんを馬鹿にしちゃあいけませんよ。
赤ちゃんにだって味覚くらいあるのです。
ある日突然唯一絶対の好物の味が豹変したら、そりゃあ誰だって驚きますよ。
どんな赤ちゃんでも喜んで飲むのは「薄味で、さらっとして、ほんのり甘い。」味なんです。
それがお母さんのお食事が乱れると、「マタ―リ味で、ドロッとして、しょっぱい。」味に変わってしまうのです。
赤ちゃんの想いをを代弁すれば「そりゃあないでしょう!」ってトコロでしょうか。

これから酷い乳腺炎に移行する前触れにお母さんの乳首を咬むことは充分に想定されます。
また、おっぱいの味が美味しくないうちは、繰り返して咬むことも想定されます。

根本的に問題を抱えているのならまずそれを改善しましょう。
そうして美味しくなるよう戻るまでの、咬み傷痛の緩和としては、以前にも記事にしたかと思いますが、ティッシュペーパーを1/3位の幅に裂いて、水に濡らしたモノを固く搾り1cm幅に折ります。
その帯状のティッシュペーパーをラップで覆い、使用するお母さんの乳首のサイズに輪っかになるようにカタチ作ります。
(端っこはセロテープなどで止めてね。)
リング状になったモノを冷凍庫で凍らせます。(以下乳首リングと称します。)
哺乳直前に乳首リングを患部に当るように嵌めます。
そのまま3分間待ってください。
その、下準備が終了してから直母をすると・・・?
痛くありません!
かなりの痛がり屋さんでも十分に耐えられる筈です。
もちろん、歯茎時代であっても、乳頸部の咬み傷痛には、この「乳首リング」による冷罨法は効果絶大です。
繰り返して使用できるのでエコでもあります。(使用前40分間くらい冷凍庫に入れておけば、カチンコチンに凍ります。)

 

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直母1回量の活用方法~見極める!~

最初にお断りしておきますが、この記事はブログテーマ分けするには『SOLANINの引き出し』か『おっぱいに関する私見』にした方がいいのかもしれません。
何と言っても、これまでの経験値的に編み出したモノなので。

また、殆どの母乳育児の本には、直母1回量つまり単発での哺乳量測定には大した意味が無いと指摘されています。
しかし、反骨心のあるSOLANINは、母子にとってストレスの少ないリラクテ―ションの際のミルクの減らし方や、止むを得ず混合栄養にせざるを得ない場合に、最少限の補足にとどめて母乳分泌に支障をきたさないようにするにはどうしたらいいのか?ということを常に念頭に置いて仕事をして来ました。
この記事はSOLANINの日々の地道な仕事を積み上げてきた結果、「直母1回量はこうすれば活用できるではないか?!」「得られた数値をどのように読み解けばいいのか?!」ということについて書かれています。

甚だ僭越ではありますが、くれぐれも飛ばし読みをして、記事の文意を間違えないように注意してください。
なので、明らかに記事の読解間違いではないか?というコメントには、この記事に限りお返事はいたしませんのでご了承ください。

赤ちゃんのおっぱいの飲み方(テクニック)が下手っぴちゃんで、搾乳だったら哺乳出来る場合はミルクの前の搾乳をあげるのが当然であることは言うまでもありません。
そうではなく、搾乳をしようにも殆ど出来ず、複数回(朝・昼・夕というように時間帯を分散して行うのがポイント。)にわたり直母1回量の測定をしてみるも、毎回測定した数値がその時の赤ちゃんの体重を80で割った量に到達しない(例えば5600gの赤ちゃんであれば70g未満/回というような哺乳量。)場合は、ミルクの補足を前向きに検討した方がいいこともあります。

もちろん念のため申し添えますが、以下の条件の場合はこの数値が該当しないこともありますのでご注意くださいませ。

①生後28日目以内の新生児の場合。
②前回の哺乳から1時間程度の間隔しか空いていない場合。
③キョロちゃんモード全開の遊び飲みの場合。
(キョロちゃんモード全開の遊び飲みの場合は直母1回量はおよそその時の赤ちゃんの体重を100で割った量になります。)
④離乳食をたらふく喰べまくった後の場合。

このような哺乳状態(つまり直母1回量が体重を80で割った数値。)が継続していると、恐らく生後4か月以内であっても、体重増加度が18g未満/日になるかと思われます。
パーセンタイルグラフが全てではありませんが、18g未満/日が生後1カ月目以降常態的であると、グラフ下限からの割り込み幅が増えて行く危険性があります。
(例外:乳糖不耐症などの病気がある場合は、グラフを割り込んでもこれに該当しないこともあります。)

但し、そうであっても赤ちゃんに活気があり、運動機能の発達が目覚ましく、頭囲は月齢相当に順調に大きくなっているなら、ミルクの補足は暫く待つ余地はあると考えます。
ミルクはあくまでお薬のようなモノで、必要な時に最少限補足するモノです。
お薬は必要が無いのに服用するものではないですよね?
ミルクは必要が無ければ補足しない・・・が鉄則ではないかと考えます。
そうして、このようなやり方であれば、直母1回量は活用出来ると考えます。

直母1回量の平均値に授乳回数を掛ければおおよその1日当りの推定哺乳量が算出されます。
男女別の月齢別の標準体重増加度はパーセンタイルグラフや厚労省が出している『母子保健の主なる統計』を読み解けば判明します。
その差と哺乳量を比例式にすれば、成長に必要な哺乳量の中でどれだけ不足しているかということや必要量に対する直母量の割合が計算できます。

SOLANINがミルクの減らし方やミルクの補足の仕方をアドバイスしているのは全てこのやり方で算出したものをベースにしております。

 

 

 

2009年12月19日 (土)

時間を気にして飲ませていませんか?

保健師さんや栄養士さん、それに小児科のドクター・・・乳児の集団検診で出会う医療者はみな口裏を合わせているかのように、
「おっぱいの回数、多いですね。もう少し授乳間隔を空けて、時間を考えて飲ませてあげたらいかがですか?」とか「お母さん!もうねぇ、泣いたらおっぱいの時期ぢゃないんですよ。」などの指導を若干うんざりした口調で仰ることがしばしばあります。
(私も言われたクチなので、よ~く分かります。)

酷い指導になると、「貴女は赤ちゃんをあやすということを知らないのか!」というのもあります。
別に泣いた赤ちゃんの口封じにおっぱいをあげているわけではないのに、初対面の医療者にそこまで言われる筋合いはないのではないか?と憤慨されたお母さんも少なくないと思います。
それと同時に、「あ~。もしかしておっぱいが足りないから、泣くのかな?」「時間を決めてあげないと、赤ちゃんの発達に良くないのかな?」と不安になられることもあるかと思います。

この場合、SOLANINが確信を持って言えることは、「生後何カ月であっても赤ちゃんがグズッたらおむつを替えたり、抱っこしてあやしたり、ひとわたりのことはしてみたものの、何となくおっぱいを欲しがっているんぢゃないかな?と感じたら、時間や間隔はひとまず横に置いて目の前の赤ちゃんの要求に応えてあげてください。」・・・ということです。
間違っても「4か月だからせめて3時間は授乳間隔は空けないと。」とか「3時間以内だと最近あまり乳房が張らないし、張らせた方がいっぱい出る気がするし、あと3時間までに22分(!)あるからそれまであやしてみようか?」などど調整をする必要は全くないということです。
お母さんが極端な分泌過多で苦しんであられるならともかく、そうではないなら変なセーブはしないことです。

生後3カ月以降、つまり満腹中枢が形成した以降に赤ちゃんの体重増加度が月齢相当から乖離するくらい少ない場合、原因となるモノが、昨今この変なセーブによるものであることが多いような印象が強いです。
母乳推進という病産院でも、そういうことを言う助産師がたまにいますから気を付けましょう。

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成人T細胞型白血病の母子感染について。

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「成人T細胞型白血病の母子感染について。(改訂版)」公開中です
最新の内容は上記でご確認ください。

以下、過去記事

産婦人科関係の医療者は知っている感染症として、「成人T細胞型白血病」(以下ATLAと略します。.)という病気があります。
母乳を介して感染する病気と言われています。
HTLVというウィルスが、感染することによるものです。

大抵の場合、妊娠して最初の血液検査(肝炎や梅毒の検査をしますよね?)で一緒に調べます。(多分、フツー頼まなくても調べられます。)

昔は人工栄養にすれば感染を防げるという考え方が主流でしたが、最近は少し変わってきています。
白血病とは恐ろしい病気ですが、そのほかの白血病とは異なる部分があります。
日本国内にはこのウィルスに感染している方が実は200万人くらいいらっしゃいます。
この方たちは無症候性感染者(一般的にキャリアと呼ばれる。)です。
感染即発症というわけではなく、潜伏期間が40~50年後と遅いことが特徴です。

大人になってから感染するとしたら、輸血・性行為らが想定されます。
というのも、このウィルスに感染しているかどうかは通常妊婦さんしか調べることがありません。
男性が会社の定期検診や、人間ドックでは調べることはまずないものです。
例えばあるご夫婦でがおられたとします。
結婚間もなく奥さんが妊娠された時は感染していなかったのに、二人目とか三人目とかの妊娠で奥さんに感染が発覚するパターンがあります。(もちろん、奥さんのご両親はキャリアではありません。)
ということは・・・なのですね。
そう、旦那さんから感染したとしか考えられないというわけです。

赤ちゃんの感染を防ぐために人工栄養を選択したとしても、100人当たり2~5人は感染を免れません。
この感染率は実は半年以内の母乳栄養を選択した場合の感染率と同じレベルなのです。(分母となるのは完母ばかりではないようですが。)
但し、半年以上母乳栄養を継続した場合の感染率は、100人当たり13~25人と跳ね上がります。
感染率を低下させるため搾乳してマイナス20度で凍結し解凍したものを湯煎にして飲ませる方法もあります。

先ほども書きましたように、人工栄養であっても6か月以内の母乳栄養であっても感染率は最大6%です。
感染すなわちキャリアとなった赤ちゃんが将来発症する確率は最大で5人なので、これを計算すると1000人当り3人が発症し、残り997人は無症候性感染のまま、人生を終えるということを意味します。

母子感染を免れたかどうかは、3歳の時点で血液検査をして陰性であれば感染防御ができたと見做されます。

ATLAは確かに発症を防ぎたい病気です。
ですが、見落としてはならないのはATLAばかりではないということです。
過去記事にも書きましたが赤ちゃんにはSIDSという恐ろしい病気があります。
この病気の日本国内での人工栄養児の発症率は母乳栄養児の5倍もあることを念頭に置いて、妊婦さんでATLAが発覚した場合は、最終的にどのような栄養方法を採るかということをご夫婦で話し合って決めていただきたいです。
(妊婦さんが感染しているかどうかは大変デリケートな問題なので、大抵の病産院では、告知は妊婦さんにだけ行われると思います。)

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2009年12月18日 (金)

魔歯って知っていますか?

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「魔歯って知っていますか?(改訂版)公開中です。
最新の内容は上記でご確認ください。

以下、過去記事。

魔歯って知っていますか?
何と生まれた時から歯が生えている赤ちゃんがおられます。
頻度としては、稀なものでしょうが、★病院では生まれた赤ちゃんは100~200人に1人くらいの割合でおられるようです。
あっ、ずらりと乳歯が20本生え揃ってているわけではないですよ。
魔歯は生えていたとしても1本です。
ちなみに私がこれまで見た魔歯は、いつも下顎乳中切歯でした。

魔歯は先天性歯とも呼ばれます。
乳歯ではありますが、エナメル質は通常の乳歯よりも粗いというか薄くて脆いです。
歯根も浅く、永久歯が生えてくる前どころか、通常の乳歯が生えてくる前に自然に抜け落ちてしまいます。

困ったことがあるとすれば、おっぱいの時、お母さんの乳首の付け根を傷つけたり、赤ちゃんの舌を傷つける恐れがあります。
このような不都合が起こる場合は自然に抜け落ちる前に抜歯してもらうこともあります。
魔歯が抜け落ちた後は乳歯は生えてきません。
永久歯は生えてくると思います。
「思う」というあいまいな表現をする理由は、歯というものが生えてくるかどうかは、厳密に言えばその歯が存在するのかどうか、レントゲン撮影をしてみないと確認できないからです。
永久歯があったとしても、魔歯が抜け落ちた後は永久歯が生えるまでの数年間はその場所には歯が無い状態ということになります。
見た目はともかく、赤ちゃんの咀嚼には特に問題を来たさないので、その点については安心してくださいね。

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2009年12月17日 (木)

貴女のためだといわれても・・・(困)

実母さんや義母さんとの人間関係(パワーバランスを含めて。)が如実に顕れるのが娘さんやお嫁さんの妊娠・出産・育児だと言われています。
例えば家事の段取りが実母・義母さんとは異なっても、気立ての良い?娘・嫁さんは結構合わせておられるかと思います。
私もかつて、(昔も今も別居の)義母とは米の研ぎ方から靴下の干し方、風呂掃除のやり方に至るまで何もかも違い、結婚当初は戸惑いましたが義母の家に滞在している間は全面的に義母のやり方・手順に合わせればいいと割り切ってからは波風立たずに過ごしておりました。
けれども、こと妊娠・出産・育児になると、合わせられないことが多々ありました。
だって、あまりにも方針が違いますから。
例えば育児に於ける栄養・排泄・保清・躾・服装・病気の対処等々・・・何故ここまで違うのか頭を抱えたくなるくらい違いがありました。
自分の生んだ子どもをどのように育てるかという決定権は、義母<私だと思いますので、妥協できることはもちろんしましたが、容認できないことは厳重抗議してきました。
ただ、わたしの意見は中々聞き届けてもらえず、基本的に旦那は義母の味方で、それが私のストレスとなり・・・という状態が10年くらい続きましたかねぇ。
その中でも一番厄介だったのは義母の「貴女のためだから。」「〇〇[孫の名前]が可哀想だから。」という善意の押し売りでした。
義母に悪気は無かったと思います。
でも、到底私が容認出来ない義母のやり方をどんどん押し付けるパターンだったので、当然私も抵抗するわけです。
しっかし、義母は義母のやり方を私が頸を縦に振るまで、実行に移すまで執拗にリフレインを利かせながら、迫るのでした。
誰か1人でも1回でも、「それはお母さんのやり方を尊重していくのが当然で、頼まれもしないのにあれこれ指図をするのはおかしい。頼まれたことを手伝うのが、周りの人の役割だ。」と言ってくれる人が居てくれたら、救われますね?
私の場合、実母がそう言ってくれたので、救われた部分も大きかったです。
が、それが難しい場合(つまり、実母・義母共に、同じようなキャラである場合)は「貴女のためと言われ勧められることが、申し訳ないが今の私には一番苦しいです。」「もし本心から、貴女のためにと案じてくださるなら、どうか本人の希望を聞き入れてやってください。」「多分一生のお願いです。」と周囲に他の家族が居る場所で、土下座せんばかりの迫真の演技力でお願いしてみましょう。
険しい道を切り拓き貫き通すには、ベタかもしれませんが、公開お願い作戦が良いのではないかと思います。

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長期授乳と反対咬合の相関性は?

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「長期授乳と反対咬合の相関性は? (改訂版)」公開中です。
最新の内容は上記でご確認ください

以下、過去記事。

読者さんからのお問い合わせです。
自然
卒乳を考えておられるお母さんなのですが、反対咬合になるらしいよと、知人から指摘され心配ですとのこと。
果たして関係はあるのか?

歯科領域の専門家にお尋ねして、教えていただきました。
反対咬合とは俗に「受け口」と呼ばれます。
反対咬合の原因としては「低位舌」「機能性」「家族性」の3つに分けられます。
「低位舌」というのは、舌尖の本来の“定位置”というものがあり、例えばそれは乳幼児だったらフツー
は上顎乳中切歯(←前歯のこと)の裏側にあるべきところ、それよりも下方向にある場合だそうです。
「機能性」というのは、たまたま歯の生える位置が悪かったため起こる場合です。
「家族性」というのは、遺伝的なモノで、下顎がだんだん前に出てくる状態で進行状況によっては手術が必要なこともあるそうです。
また、上唇小帯が太くしっかりと癒着したような状態のお子さんも反対咬合になり易いので、上唇小帯を切る手術をすることもあるそうです。
治療方法としては手術だけではなく、ム―シールドやパナシールドという矯正装具を装着して治すこともあるそうです。(このあたりの詳細はかかりつけの歯科のドクターに聞いてくださいね。)

舌尖の“定位置”がある理由ですが、舌というものは、上顎を前面と側面を押すことで上顎骨の発育を促進し、反対咬合にならないようにする働きがあるのです。

つまり、仮に母乳育児が長く続いて1歳代後半とか2歳代に入っても、5~6回/日のおっぱいを飲んでいたとしても、それは反対咬合の原因ではないのですね。
おっぱいを飲むときは舌が前にきますからね。
聞いたことないですか?昔から「母乳育ちの子は顎の発育が促される。」って。
逆に上顎が発達しにくい状況にあると、反対咬合の原因となるものを助長するのではないでしょうか?

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2009年12月16日 (水)

昔のお母さんってどうしてたんだろう?1

トルコ帝国に占領されていた頃のギリシャの母乳を紹介する文章ががありました。
もう、24年くらい前の文献を読んでいたら出てきましたのでご紹介します。

昔のお母さんは当たり前ですが自分の赤ちゃんは自分の母乳で育てました。
赤ちゃんの養育に問題がある時(たとえばお母さんが病気・出産で死亡した時など)に限り、乳母を捜して飲ませてもらうという方法をとっていました。

ギリシャでは、自分の子以外に母乳を飲ませてあげる女性をフォスターマザーと呼んでいたそうです。(フォスターマザーとは直訳すると育ての母ですな。)
ギリシャ国内の宗教では、おそらく信者さんが一番多いのはギリシャ正教会でしょうが、教会がこれらのフォスターマザーをとても尊重していて、敬意を表していました。ギリシャ正教会の方たちは真夜中に礼拝をする習慣があるのですが、司祭さんはその際も真っ先にサクラメント(=聖体)をフォスターマザーの捧げました。
大勢の赤ちゃんに母乳を与えたフォスターマザーは自動的に罪が許されたり、9人以上の赤ちゃんに母乳を与えた場合は殆ど聖人と同格扱いで「聖マリナ」と呼ばれたました。

乳母が見つからない場合は牛・ヤギ・羊・ロバなどの乳が与えられた。
しかし、これらの動物の乳はたんぱく質が多過ぎて赤ちゃんの命にかかわる事態もしばしば見られました。
ちなみにたんぱく質の含有量はヒトの母乳に対しロバが2倍、牛・ヤギが3倍、羊に至っては5倍です。
(たんぱく質が濃過ぎることの弊害はフォロミに関する過去記事で書きましたので、読者のみなさんはご存知ですよね?)

ギリシャのお母さんたちは母乳生産のメカニズムがとても繊細なモノであるか、心理的・環境上の要因によって影響を受けるものであるということを体験的に知っていました。
それゆえ子どものころから娘には母乳哺育のてほどきをしていました。
娘の3歳の誕生日には洗礼を受けさせた花嫁人形を与え、その人形はその子に母乳を与える役割を担った。(もちろん作りごとですが。)
娘が12歳になり初潮が訪れたら胸のトコロが二つに割れた服をプレゼントする習慣もあり、赤ちゃんに授乳する準備が出来ていることを意味するものでした。
娘が結婚して最初の出産をしたら母親以外に2人の母乳哺育経験者の婦人もしくは助産師に助言を求めたり、手助けしてもらうことになっていた。

これらの習慣の大部分が今もギリシャ社会に根付き、今日も受け継がれているとのことです。
地域社会・信仰の場・母から娘へと様々な方向から母乳を与えることが保護されているって素晴らしいですね。

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2009年12月15日 (火)

卒乳が遅れたから栄養不足になったと指摘された。(涙)

<相談内容>
現在2歳2カ月で体重は11.4kgの女の子です。
1歳半健診で体重が9.9kgでした。
当時は偏食が多かったです。
小食でもありました。
おっぱいは浴びるように飲んでいました。
最近、自然卒乳しました。
今でもココロに引っかかるのが、2歳児にフォローのため、保健師さんにチェックしてもらった時に言われたことです。(2歳ジャストの時点の体重は10・9kgでした。)
「卒乳が遅れたから、1歳過ぎてから1年間くらい栄養不足だったかもしれませんね。」との一言です。
過ぎてしまったことですし、自然卒乳したのだから、どうということでもないのでしょうが、ふとした時に言われた言葉がフラッシュバックするんです。
私は離乳食の始まった時から娘の偏食・小食を気に病んでいました。
私が断乳しなかったから娘は大きくなれなかったのではないかと思うと、胸が苦しいのです。(涙)

<SOLANINの回答>
まず、1歳半と言えばもう、離乳食という範疇ではなく、幼児食って範疇ですね。
全くお食事を食べないというのであればこれは心配ですが、小食であってもそれなりに食べていたのですから、それはお嬢ちゃんの食べ方の個性でしょう。 偏食と言ってもピーマンは食べなくてもかぼちゃは食べるとか、赤ちゃん時代は粉ミルクを受け付けなかった赤ちゃんでも幼児期になれば牛乳入りのホワイトシチューは食べてくれたりしますから、大きな目で見れば心配するようなことはほぼ無いのです。
離乳食以降の時期でお食事の内容で気を付けることがあるとしたら、鉄分不足の防止くらいです。
子どもは身長が伸びる時期と体重が増える時期があります。
1歳代に体重が増えなかった要因は、お嬢ちゃんにとって、身長の伸びる時期だったのか?ということが考えられます。
1歳代に体重が増えなかったもうひとつの要因は、赤ちゃん時代よりもトコトコ歩いたり走ったり、起きている時間が長くなり、活動時間や運動量も増えていたことも挙げられます。
決して断乳しなかったから体重が増えず、栄養不足だったとは言えないと思われます。
食べられるものはこれから増えていきます。
それは確実に増えていきます。
作為的に食べさせるものを制限しているのでなければ[←アレルギー以外の理由で]焦らなくていいんですよ。

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9か月になれば、フォローアップミルクをあげたらよいと言われた。

「おっぱいは段々に栄養が無くなるから、すっぱり止めてフォローアップミルク(以下フォロミ)を飲ませるようにという指導をされる医療者が未だにちらほら居られ、私はとても困っています。

お母さん方も「育児用粉ミルクよりもお値段が安いから。」 「牛乳はまだ飲めないから。」と、切り替えようとする方がおられるようですが・・・ちょっと待ってください!

おっぱいの栄養価は9カ月どころか1歳を過ぎてもほとんど変化しません。
 
若干(ほんとに若干です)たんぱく質が低下してくるということも言われはしますが、本来月齢が進めばそれなりに離乳食が進みますし、おっぱいはやがて卒乳していくものですね。

栄養のメインとしておっぱいはお食事にとって代わっていくものです。
 
おっぱいを断乳してフォロミをあげたら良く育つ・・・というものではありません。
 
過去記事にも書いていますが、タンパク質と塩分がかなり多く消化吸収するのに赤ちゃんのカラダに負担がかかります。

わざわざおっぱいを断乳して、フォロミをたくさん飲ませて離乳食は進まず・・・はおかしいですね?
 
『授乳・離乳の支援ガイド』にも、”母乳または育児用粉ミルク”という表記はありますが、”フォロミ”という単語は全く出てきませんよ。

そもそも、FAO/WHO1988年に出した国際規格では「離乳期の乳児の食物の液状部分として使用するための食品」と定義されています。
 
(ちなみに育児用粉ミルクは「母乳代替品」と定義されています。)
 
決してフォロミ=育児用粉ミルクの一種というわけではないのです。

但し、日本国内では、粉ミルクの一種として認可されたという歴史があり、うやむやのうちに、使用されているのが現状です。
 
なので、お母さんも母乳育児に理解のない医療者も混乱しちゃうんですね。

混合栄養・完ミの赤ちゃんであっても、本来、切り替えるモノではないことを理解してください。

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2009年12月14日 (月)

おっぱいとお薬/その1『タミフル』〔改訂版〕

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「おっぱいとお薬その1+α『タミフル®』追記(改訂版)」公開中です。
最新の内容は上記でご確認ください。

以下過去記事

私は『タミフル』については、1月に〔初版〕記事を書きました。
10月には文意を補足するために〔+α〕の記事も書きました。

しかし、授乳中に於けるこのお薬の服用に関する見解に変化があり、また、〔初版〕記事を読まれた読者さんにご迷惑をおかけしてしまいました。
なので、〔初版〕記事を削除した上で今回〔改訂版〕を書くことにいたしました。

ご存知のように、インフルエンザウィルスはおっぱいから感染りません。
お母さんが赤ちゃんに感染さないようにするには、含嗽・手洗い・マスク・アルコールジェルでの手指消毒などできることはたくさんあります。

+αの記事にもありますように、10歳代のお母さんには、おっぱいをあげておられなかったとしても、『タミフル』は危険ではないかと思います。
その点については、個人的見解というのではなく、一般的に周知されていることですね。
それ以上の世代のおっぱいをあげておられるお母さんにとって『タミフル』はどうなのか?
『タミフル』の成分はお母さんが摂取された量の0.5%程度がおっぱいに分泌する、つまり赤ちゃんのカラダに移行するそうです。
しかし通常、この程度の移行量でしたら赤ちゃんには支障を来たさないと言われています。

『タミフル』は抗インフルエンザ薬ですが、インフルエンザそのものを治す働きがあるのではなく、ウィルスを排出する期間が1日短くなる、解熱が1日早くなる働きがあるのです。
(ここを間違えないでね。)
また、肺炎などの合併症にならずに済むのではなく、肺炎などの合併症を起こしにくくする働きがあるのです。(ここも間違えないでね。)

これらの情報を鑑み、最終的に内服する・しないの判断は主治医に読者さんが相談されて決められることです。

参考までに世界中の『タミフル』の70%以上は日本国内で処方されています。
(ということは、裏返せば、世界中でインフルエンザに罹患されるかたはゴマンとおられるわけですが、大多数の方は『タミフル』を内服されずに治癒されていることを意味します。)
また、迅速判定キットの90%以上は日本国内で消費されています。
(ということは、裏を返せば、世界中でインフルエンザの判定というのは当然ですがドクターがされているわけです。判定キットが診断していると思い込んでおられる方が日本国内には相当居られるようですが・・・違うんですね。ついでに言うなら、判定キットの結果は100%の正確性はありません。間違いなくインフルエンザなのに《陰性》と出たり、ホントは違うのに《陽性》と出るコトだってあるんですな。判定キットはあくまで診断の補助となるものです。)(ここも間違えないでね。)
また、『タミフル』耐性のインフルエンザウィルスが12月上旬の時点で日本国内で20人から検出されているという事実もあります。

 

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ミルク減量アドバイスのフォーマット・完全版☆☆(コメント編3)

※コメント数が膨大なため、記事本文、コメントを分割して掲載しています。記事本文は『ミルク減量アドバイスのフォーマット・完全版☆☆(記事編)』をお読みください。

※742以前のコメントは
『ミルク減量アドバイスのフォーマット・完全版☆☆(コメント編1)』『ミルク減量アドバイスのフォーマット・完全版☆☆(コメント編2)』

743 ■きです。経過報告です。
SOLANINさま
お世話になっております。経過報告です。
宜しくお願い致します。
1/26出産  2204g  男児
        体重    補足量
日齢8(退院)  2284g    240ml+搾乳180ml
日齢102    5200g    100ml
日齢103~104        100ml
日齢105    5380g     100ml
日齢106~107        100ml
日齢108            50ml
日齢109    5350g     50ml
日齢110~115        100ml
日齢116    5560g     100ml
日齢117~122         80ml
日齢123    5700g     80ml
日齢124~130         60ml
○日齢130の体重は5750gでした。
○体重(日齢105、日齢116以外)は、自宅にある50g単位のスケールで測りました。
最近、あまり真剣に飲めていないのかぁと感じました。飲むときはしっかり飲んでいるのですが…。
お腹いっぱいなのかな?と思ったりもしましたが、やはりきちんと飲めていなかったようです。毎週の体重測定がドキドキなのですが、今回のように伸びが悪かったらやはり辛いです。
あまり凹んでもいられないので、また今週も頑張ります。
質問です。
次の1週間のミルクの量はどのくらいにしたらよろしいでしょうか?
良ければ、もう1週間60ml/日を続けたいと思うのですが、どうでしょうか?
またご指導の程、よろしくお願い致します。
き 2012-06-04 20:58:51

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ミルク減量アドバイスのフォーマット・完全版☆☆(コメント編2)

※コメント数が膨大なため、記事本文、コメントを分割して掲載しています。記事本文は『ミルク減量アドバイスのフォーマット・完全版☆☆(記事編)』をお読みください。

※482以前のコメントは『ミルク減量アドバイスのフォーマット・完全版☆☆(コメント編1)』

483 ■経過報告とご相談②
離乳食については、最近は朝はあまり食べないのですが、その分夜食べて量を稼いでいる感じです。(3回の食事以外に、おやつとして、ヨーグルトやフルーツなどを食べさせています。おかげさまで、ヨーグルトを食べても下痢はしていません)
どろどろ好きは相変わらずで、硬いものはあまり好んで食べませんが、体重はそれなりに増えているので、今は気にしなくていいかなと思っています。もちろん、徐々に慣れさせる必要はあるかなとは思っていますが…。
運動機能面では、歩く速度がかなり速くなり、走っているような感じも見られるようになりました。
天気のいい日はできるだけ外遊びをさせるようにしていて、滑り台や階段などを登るのが最近のお気に入りです。
おっぱいについては、訪問販売は変わらずに続けていて、一日20~22クールの売り込みをかけています。もっとも、飲まないときは全然飲んでくれませんが…。
SOLANINさんにお伺いしたいのは、以下の1点です。
1、ミルクを160ml/日から120ml/日に減らてみましたが、体重は増えているようなので、もう少し減らしても大丈夫かな?と思っているのですが、いかがでしょうか。
食べた日どのぐらい、食べなかった日どのぐらい補足すればいいかも合わせて教えていただけますでしょうか。
以上です。
お忙しいところ、いつも申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします!
enjoyshanghai 2011-02-19 16:22:57

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ミルク減量アドバイスのフォーマット・完全版☆☆(コメント編1)

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コメント

※1~192番のコメントは見つかっておりません。ご了承ください。

193 ■ありがとうございます!
>SOLANINさん
減らすことできるんですね!ベビが少ないながら吸うのが下手っぴでも私のなけなしのぱいを吸ってくれるのが救いです(´∀`)
いきなり100減らすのは勇気いるので、50減らして様子見てみます!直母はガッツいてもらってなんぼですょね!昼間は上の子のこともあるので回数が限られてしまうので、私の体力がもつ範囲で夜の授乳を頑張ってみます。その際は添い乳よりちゃんと起きて授乳した方がいいですか?
マーティー 2010-08-13 03:07:24

194 ■Re:ありがとうございます!
>マーティーさん
起きた方が深くキャッチできますが、添い乳がラクならそれでいいんですよ。
SOLANIN 2010-08-14 00:43:53

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ミルク減量アドバイスのフォーマット・完全版☆☆(記事編)

※コメント数が膨大なため、記事本文、コメントを分割して掲載しています。コメントは『ミルク減量アドバイスのフォーマット・完全版☆☆(コメント編)』をお読みください。

現在混合栄養で赤ちゃんを育てておられるお母さんで、これまでのミルクの補足と赤ちゃんの体重増加の経過から「もしかしてウチの赤ちゃん、ミルク無しでやっていけるんぢゃないかしら?」・・・とふと思うお母さん、おられると思います。
けれども、脅かすわけぢゃないですが、量や回数を自己流に減量されると、月齢を問わず、病気でもないのに赤ちゃんの体重が減ってしまうことがあります。
リラクテーション(母乳復帰)は確実にしていきたいものです。

リラクテーション(母乳復帰)を叶えてあげたい。
そのために微力ですがSOLANINも出来るだけお役に立ちたいと思っています。
もちろん代価は不要です。
ボランティアでさせていただきます。
ただ、何と申しましょうか・・・質問のされ方がまちまちで、肝心なことがすっぽ抜けていることも多々あり、お返事のしようがないこともあるのは事実です。(汗)
こちらが把握しなくてはならないことを情報収集するためにプチメやコメント欄で延々文通状態・・・というのは、正直キツいです。
なぜならその間、SOLANINは全く記事が書けませんので。(汗)

そこで、最近プチメでご相談いただいた方の文章がとても的を得ているのでご本人の承諾を得て、質問方法のフォーマットとさせていただきます。

《推奨フォーマットの一例》
○月○日に3000gの男の子(女の子)を出産し、混合で育てているのですが、いずれは完母になりたいな、と思っています。
退院時 (生後6日目)2900g
1ヶ月健診時(生後30日目) 3600g (両胸から直母で授乳回数7~8回/日、足りなさそうなときだけミルク70~150ml/日) 

体重増加が悪いのでミルクをもっと足すように指導があり1日200mlぐらい)ミルクを足すようにしていたら
日齢31 3700g ミルク追加量350ml
日齢32 3600          230
日齢33 3550           70
日齢34 3600          160
日齢35 3650          270
日齢36 3700          220
日齢37 3750          220
日齢38 3800          220
日齢39 3850          210
日齢40 3900           80
日齢41 3950          110
どうみても体重が1日50gくらい増えているようなのでミルクの量を減らした方がいいと思うのですが、

1.この数値だと現在どのくらい母乳が出いていそうで、ミルクはどのくらい減らしても大丈夫なのか
2.段階的に減らして、最終的にはミルクの量をゼロにしたいのですが、今後、どのくらいのペースで体重が増えれば、どのくらいミルクを減らしていって大丈夫なのか

以上のようにしていただきたく存じます。  By  SOLANIN

『ミルク減量アドバイスのフォーマット・完全版☆☆(コメント編1)』へ続く

2009年12月13日 (日)

『タミフル』記事について謝罪します。

私は今年の1月に『タミフル』について記事を書きました。
『タミフル』については、授乳との兼ね合いについての見解が変化してきています。
補足として+αの記事も10月に書いたのですが、ケータイからの読者さんには読んでもらい辛いためか、以前の記事のインパクトが強かったためか、先日ある読者さんの誤解を招いてしまい、ご迷惑をおかけしてしまうことがありました。

私の記事のせいで、しなくてもいいおっぱいの制限をさせてしまい、2日間ミルクをあげられたとのことです。
搾乳して分泌の維持に努められたものの、乳房の張りがなくなったとのこと。
ホントに申し訳なかったです。
ごめんなさいでは済まないのでしょうが、私には謝るしか術がありません。
謹んでお詫び申し上げます。

もちろん頻回直母をすれば、おっぱいは復活します。
ですが、このような場合、一般的に元のレベルに復旧するのにはお休みしていた期間の3倍はかかる見込みです。(←最長で。)
何とか6日間のうちには戻るはずです。

つきましては、これ以上の誤解を招くことのないように、過去記事から削除したいと思います。
また、改訂版を近日中にアップしたいと思います。
『タミフル』の記事にコメントくださった方、記事が消えますがご了承ください。

 

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2009年12月12日 (土)

搾乳生活が長期化しそうな場合の対処は?

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「搾乳生活が長期化しそうな場合の対処は?(改訂版)」 が公開されています
最新の内容は上記にてご確認ください。


赤ちゃんに搾乳を与えるのは直接授乳、いわゆる「直母(=ちょくぼ)が出来ない」あるいは「母子分離」の場合ですね。
直母が出来ないのは、お母さんの乳頭形態が正常型で無い場合や赤ちゃんの吸啜が下手っぴちゃんの場合で、搾乳の補足が常態的に必要な場合ですね。

注)直母は出来るものの、お母さんの仕事復帰が早期で赤ちゃんを見てくださる方におっぱいを飲ませてもらうよう託す場合も搾乳をします。
但し、この場合の搾乳はあくまでお母さんがお仕事の合間に1〜3回/日程度されるのが普通で、お家におられる時間帯は、フツーに直母されると思います。

母子分離というのは、赤ちゃんの病状・在胎週数などから大きな病院(NICUがある病院。)に搬送され、入院が長期化することが予測される場合ですね。
おそらく、搾乳生活が一番長期化するのは、このパターンだと思います。
7〜8回/日行わないと、分泌の維持が難しくなりますし、2ヶ月以上搾乳を病院に届けられるお母さんも珍しくありません。

このようなヘビーデューティーな搾乳生活が予測される場合は、お母さんの手首を守るために用手搾乳法や手動式搾乳器はお勧めしません。
SOLANINとしては毎日の主な業務のように搾乳される場合は電動搾乳器をお勧めします。
お値段と取り回しを考えるとメ〇ラ社の『ミ〇』という電動搾乳器がお勧めです。
乾電池でもACアダプターでもどちらでもOKであることと、洗浄・消毒がしやすいことと、乳腺組織を痛めにくいことと、部品を購入したら手動式にも変換できることなど、優れた点が多くあるからです。
そう、トリガー型手動式搾乳器の最高峰と言っても過言でないあの『ハー〇ニー』に変換できるのです。

無理して用手法や手動式搾乳器に拘られると、間違いなく重症の腱鞘炎になってしまいます。(涙)
湿布を張っておばちゃんサポーターを嵌めても、痛みは中々軽快しません。
そのうち、整形外科のドクターから「搾乳ストップ令」が発令される羽目になります。
腱鞘炎になったら抱っこも困難になります。
そんな事になったら、赤ちゃんが可哀想ですね。
お母さんだってうっ滞性乳腺炎への道まっしぐらになっちゃいます。

私は決してメ〇ラ社の回し者ではありませんが、実際の使用者さんの状況を傍で見ていてそう実感いたしましたので推奨します。

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2009年12月11日 (金)

おっぱいとお薬/その37『ボルタレン』

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「おっぱいとお薬その37『ボルタレン®』(改訂版)」公開中です。
最新の内容は、上記でご確認ください。

以下、過去記事。

最近市販されるようになった解熱鎮痛薬に『ボルタレン』というお薬があります。
『ボルタレン』と『ナボール』は同じジクロフェナクナトリウムを含有する先発薬です。
後発薬では『ボルマゲン』や『ブレシン』も同じ成分です。

このお薬の効き目は海外でも評価が高いです。
いわゆるよく効くお薬です。
それはつまり、解熱鎮痛薬の第一選択ではないということです。
ちなみに第一選択となるのは『カロナール』です。

『ボルタレン』などの解熱鎮痛剤は病気を治すためのお薬ではありません。
熱や痛みなどの辛い症状を緩和するためのお薬です。
服用方法も頓用、つまり6時間以上間隔を空けることが望ましいですね。
お薬の半減期も短いのですが、お母さんのカラダに及ぼす影響を考えると、毎食後に内服するという服用方法をドクターが指示されることは、通常どの病院でもないと思います。

なので、服用期間もせいぜい数日にとどまるかと思われます。

 

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2009年12月10日 (木)

線維腺腫と母乳育児

乳房の病気の一種に線維腺腫というものがあります。
良性の腫瘍です。
母乳育児は可能です。
ただ、出来ている位置や大きさによっては産後痛くなったりします。(乳腺組織の拡張期は特に痛みを感じる方が目立つようです。)

なにしろ、線維化していますから、その部位からの乳汁産生ということは、期待出来ません。(全くないわけではないのでしょうが・・・)
でも、他の部位から(つまり、正常な乳腺組織から)はフツーに産生されますから、心配無用です。

痛みを伴う場合、じゃがいも湿布や冷罨法はして宥めてください。
直に収束してきます。
対症療法で乗り切ります。

まだ先の話ですが、卒乳して乳がん検診を受ける際は、問診票の記入を忘れずにすることと、線維腺腫の部位をよ~く診てもらいましょう。

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2009年12月 9日 (水)

乳児健診の賢い利用方法とは?

SOLANINは別に昔の育児の方法を全否定しているわけではありません。
昔と言っても色々な時代があるし、おばあちゃん世代と言っても範囲は広いですし。

そんな中、子育てのお手伝いをしてくださるおばあちゃんの「意識改革をしたい。」
「イマドキの子育てについてもうちょっと知識を仕入れて欲しい。」「嫁(若しくは娘)の言うことは聞いてくれないけど、医療者のアドバイスなら聞いてくれるかも。」ということを考えておられるならば、是非ともお勧めしたいのが、赤ちゃんの健診(病院での個別健診でも、保健所や保健センターでの集団健診でもどちらでも。)におばあちゃんを連れて行くということです。

もちろん、相手となる小児科ドクターのキャラや母乳育児にどれだけ熱心かという事前調査はしてくださいね。

策士?のお母さんはドクターの言質を上手に誘導されますね。(笑)
例えば、母「おっぱいの後げっぷをしても唸りますが、大丈夫ですか?」
D「げっぷをしても唸るということは、たくさん飲んだということですね。」
母「たくさん飲んだら太り過ぎになるのでしょうか?」
D「母乳の場合心配ないですよ。満腹が分かるようになれば、調整して飲むようになりますからね。」
母「では、唸りにくくなるよう、寝かせ方に工夫をしたらいいのですね?」
D「そうなりますね。」
母「義母さん、やはり平らよりも頭を高く寝かせれば〇〇ちゃんは唸らないからいいようですね。」
・・・とまぁ、こんな感じに采配を振るわれます。
傍で見ていても、見事ですな。

SOLANINは★病院では2週間健診を担当することが多いですが、そういうお母さんがおられたら意を汲んで対応しています。
おばあちゃんを嫁(若しくは娘)の母乳育児のサポーターに仕立て上げる工作員として日々活動中です。

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2009年12月 8日 (火)

おっぱいとお薬/その36『ラシックス』

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「おっぱいとお薬その36『ラシックス®』(改訂版)」公開中です。
最新の内容は、上記でご確認ください。

以下、過去記事。

かなり昔からある利尿剤です。
妊娠高血圧症候群で浮腫みが酷い場合にかつてはしばしば処方されたものですが、お母さんが服用すると新生児の黄疸が進行し易いので、近年は先ず、(普通は産後には)処方されなくなったお薬です。

また、連用すると、おっぱいの分泌が低下してしまう恐れがありますから注意が必要です。

 

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1歳前の自然卒乳について。

自然卒乳では珍しい部類になりますが、完母であっても混合であっても、1歳前に自然卒乳をすることはあります。
割合的には少なくおよそ20%と言われています。
お母さんの方が拍子抜けしてしまい、「もう少し長くおっぱいをあげようと思っていたのに・・・」という気持ちになりがちです。

1歳前の赤ちゃんであっても、トコトコ歩けて、片言が言えて、おっぱいよりもお食事が好きになっていくのが他のみんなよりも早い赤ちゃんは確かにおられます。
「おっぱい要らないの?」と、誘っても乗ってこない様子が続いているなら、そのままフェードアウトする可能性もあります。

こういう場合は、お母さんのお食事量を減らして生きます。
乳房が張って辛くなるようなことがれば1日に2~3回はお握り搾りします。
じゃがいも湿布で宥めてもいいですね。
それでも乳房の張りを持て余すようなことになれば母乳外来か助産院でケアを受けましょう。

でも、何かがきっかけでおっぱいが復活することはあります。
その時は、お母さんとしての懐の深さを見せて、「なぁんだ。早過ぎるって思ってたのよね~。」と、笑って受け入れてあげてくださいね。

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2009年12月 7日 (月)

回旋異常で生まれた赤ちゃん。

回旋異常で生まれた赤ちゃんに多く見られる傾向ですが、コット(=赤ちゃん用のベッド)に寝かせると直ぐに起きてギャン泣きします。
しかも、お雛巻きしても背中が丸くならず、走り高跳びの選手が背面跳びをするかのように反りたがります。
抱っこの時も背中を反らせ、腕から後頭部が落ちたような状態を好みます。
さらに、反りくり返った状態だと比較的眠ってくれたりします。

回旋異常で生まれたということは、安産ではなかったということを意味します。
赤ちゃんもかなりしんどい想いをして生まれてきています。
アプガ―スコアも正常範囲より低いと思います。
「舌の巻きつけが出来ない。」「下顎がパカパカ動いてお母さんの指すら満足に密着して吸いつけない。」「ゴムの乳首を1回も使用していないのに乳頭混乱のようです。」などの困った症状が見られます。
この状態に舌小帯短縮症が重なったら、難易度MAXです。

カラダの反りには小児鍼灸やべビィ整体が良いと聞きます。
吸啜困難については、言い聞かせとトレーニングしかないと思います。
この場合、筆舌に尽くしがたい大変さと長期戦覚悟してください。
この間2ヶ月半かかりでようやく直母が出来るようになった赤ちゃんがおられました。
希望は無いわけではないですが、簡単には辿りつけません。

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自分で食べたいという意思表示。

離乳食は大人が食べさせるものではありますが、同時に赤ちゃんが自分で食べるものでもあります。
もちろん、赤ちゃんのうちはお箸やスプーンを上手に操れないですから、手づかみだとボロボロとこぼしたり、かんしゃくを起こしたりするでしょうから後片付けが大変ではありますが。

自分で食べたいという意思表示をするのはその赤ちゃんの食い意地の張り方にもよりますから、何ヶ月になれば・・・というものではありません。
いつかは分からないけど、その時期が来たら赤ちゃんの意欲を尊重してやってくださいね。

まずは廃棄しやすい新聞を赤ちゃんの椅子の下に敷き詰めるとか、大き目のエプロンで落下を最小限にガードするとか、後片付けをラクにする方法はあります。
赤ちゃんの意欲を無視して、散らかり防止に汲々とすると、やがて大人しく食べさせてもらうようにはなりますが、そうなると、自分で食べるという気持ちが削ぎ落とされたままですから、長ずるにつれ、かえって厄介になります。
「うちの子は食べさせないと自分からは一向に食べなくて・・・食べることは嫌いじ
ゃないんですが。」というお母さんが時々おられます。

自分で食べてる気分を楽しませながら、横合いからちょこっとお口に入れてあげると良いかと存じます。

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2009年12月 6日 (日)

態癖(=たいへき)って知ってますか?

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「態癖(たいへき)って知ってますか?(改訂版)」公開中です。
最新の内容は上記でご確認ください。

以下、過去記事。

態癖って知っていますか?と聞かれて即答できる読者さんは少ないと思います。
恐らく、読者さん&アメンバーさんでは、田舎歯医者さん、梅ヶ丘ファミリー歯科院長さん、バイリンガルDENTISTさん、歯磨き屋さん、akiさんたちのような歯科領域の方でしょうね。
私も数時間前まで知りませんでした。
このことを知るきっかけとなったのは、通信会員になっている、母乳育児サークルから第52号のお便りが送付され、中を読んだからです。
態癖とは専門家の言葉を借りると次のような意味になります。

「態癖とは・・・歯を移動させたり、歯軸、歯列弓、下顎位を変えたり、顎顔面系、さらには全身において大きな影響をおよぼしている日常の生活習慣の中で無意識に行うさまざまな習癖のこと。」
 
具体的には頬杖、横向き寝、うつ伏せ寝、片側咬みやテレビを見る時の姿勢、くいしばりや歯ぎしり 、お口を使った楽器の演奏なども態癖になるのだとか。
 
態癖は矯正治療で使用するワイヤーやゴムのチカラの数倍はあります。
そのようなことだけで歯が動くのだろうか?と疑問に思われる方も多いかもしれませんが、5gほどの力でも持続的に加われば歯は動くのだそうで、素人からすれば驚きの世界ですね。

矯正治療というのはその性質を利用しているそうですが、そのチカラが悪い方向に働くと、歯列が乱れ、噛み合わせが悪くなることもあるのだそうです。
また、矯正治療をしても中々効果が上がらないお子さんは態癖を治すと効果が上がることも期待できるそうです。
赤ちゃんのお母さんにはまだ先に話ですが、この態癖は、特に永久歯への生えかわり時期=歯が動きやすい時期には注意が必要です。
というのも、顎関節症の原因や全身の歪みに繋がるとさえ言われているからです。
どうせなら、正しい噛みあわせ、きれいな歯並びにしてあげたいですね。
歯のために良くないとされる態癖を治せば、いいことがいっぱいあるのですね。
態癖・・・メモしておいてくださいね♪

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2009年12月 5日 (土)

げっぷが出にくく、苦しそうです。

おなかが張ってるのでなかったら、おっぱいのたびにゴボッと吐くのでなければ、げっぷが出にくくても心配ありません。
完母の赤ちゃんは元々空気を飲みこみにくいことは過去記事に書きましたね。
ギャン泣きする間中、空気を飲みこむからギャン泣きさせてなかったら、思ったほど空気は飲みこんでいないし、おならが出てたらいいと。

それでも心配だったら、赤ちゃんが眠るまでうつ伏せにねかせてはいかがですか?
赤ちゃんの胃の上部は背中側に傾いていますよね?
なので、うつ伏せで寝かせるとげっぷが出やすいことは確かです。

よかったら試してみてくだされ!

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産後半年、乳腺炎でないのに血乳が出た!

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「乳腺炎ではないのに血乳が出た!(若干改訂版)」公開中です。
最新の内容は、上記でご確認ください。

以下、過去記事。

妊娠中の血乳について過去に記事を書きました。
産後に乳腺炎になった際、血の混じったおっぱいが出たということも過去に記事を書きました。
しかし、乳腺炎でもないのに、血乳というのは、どうして起こるのか?
現在のところ、原因は不明と言われています。
私も分かりません。

でも、乳房って結構デリケートです。
乳房に向かって上の子が突進してきて子どもの頭で強打しても血乳は出ます。
乳がんが気になるでしょうから、心配な場合はスメア検査(細胞診)をしてもらいましょう。
スメア検査は産婦人科でも乳腺外科でもどちらでも対応してもらえる筈です。(事前に電話確認をしましょう。)
結果が出るまでに1週間くらいかかるようです。
(これも過去に記事を書いていますが、バリバリ授乳中にマンモグラフィーは難しいと思います。念のため。)

お母さんが健康であっての母乳育児です。
ちなみに私は、これまで産後の血乳で「乳がんだった。」という方には遭遇していません。

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赤ちゃんのビタミンD欠乏症に注意しましょう!

(注)最強母乳外来・フェニックスにて赤ちゃんのビタミンD欠乏症に注意しましょう!(若干改訂版)」公開中です。
最新の内容は上記でご確認ください。

以下、過去記事。

ビタミンD欠乏症って別名何という病気か知っていますか?
はい。
そう、正解は「くる病」ですね。
イマドキ「くる病」なんてなる人がいるのかですって?
まして赤ちゃんに?

それがあるんですね〜。
それは紫外線の有害性が高らかに叫ばれるようになってからのことですから、ここ数年くらいのことですね。
日光を浴びてはいけないというような風潮というかライフスタイルの変化というか食生活の変化というか、まぁ、そういう条件が相まって「くる病」になってしまう赤ちゃんがおられるのです。

ビタミンDは脂溶性ビタミンですから、過剰摂取は慎まなくてはなりませんが、例えば生後6〜11カ月くらいの赤ちゃんに必要なビタミンDは4μgです。
4μgと言われても、何をどのくらい食べさせたらいいのか分かりませんよね?
はい。
それでは実例を出しますね。
しらす干しだったら約7gです。鮭だったたら約13gってところです。
離乳食に取り入れやすい少量ですね。
お粥に混ぜたりしたら食べさせられる量ですね。

赤ちゃんの血中ビタミンD濃度が適正に維持できる日光浴の時間というモノも分かっております。
お洋服を着た状態で、20分間程度/日、1週間で2時間でOKだそうです。
これからは雨降りの日も多くなるけど、これくらいなら出来るんぢゃないかなぁ?
まぁ、あまり堅苦しく考えなくても、お魚食べさせてお日様に当ったら良いんです。
簡単でしょう?

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2009年12月 4日 (金)

おっぱいとお薬/その9+α『葛根湯』

かつて私は、母乳育児中のお母さんが風邪をひいたとき、乳腺炎になった時、『葛根湯』を処方されることがあり、おっぱいとの両立は大丈夫ですよという主旨の記事を書きました。
その際、おっぱいの中にも若干量が出るので、赤ちゃんが初期の風邪ならおっぱい飲んで治そうというのもアリだと書きました。

その追加記事です。
何人かのお母さんから質問がありました。
「赤ちゃんの風邪薬を小児科で処方を受けたけど、お母さんが『葛根湯』を内服していると、赤ちゃんのカラダにお薬が多くなり過ぎはしないか?重複して副作用とかの心配は無いのでしょうか?」と、不安な様子でした。

結論から申しますと、「大丈夫です。」
おっぱいから検出されるであろう『葛根湯』は微量だからです。
赤ちゃんのカラダへの影響は無いと考えられます。

お母さんも赤ちゃんもお薬を処方されたら、自己判断で途中で止めたりせずに、指示通りにきちんと内服してくださいね。

早く良くなりますように。

 

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母乳育児がしたくないお母さん。(汗)

「絶対に」「出来れば」と温度差はあるものの、95%以上のお母さんが母乳育児をしたいと希望されています。(各種アンケート調査から弾きだされたデータです。)
残り4%が混合栄養希望。
最後の1%が人工栄養希望・・・という割合になるらしいです。

正直言って個人的に困るのがSOLANINの勤務先である★病院(BFH認定施設)にわざわざ混合・人工栄養希望(=母乳育児拒否)の妊婦さんが分娩希望で受診されることです。
母乳育児を希望しないからという理由で診療拒否はないですが、他にも出産可能な病産院は近隣にありますし、スタンスが違いすぎるのはお互いの不幸の元ではないかと思います。
母乳育児拒否のお母さんにしてみたら、嫌々ながら病産院の方針に従っておっぱいをあげても嬉しくないでしょう。
病産院にしても、母乳育児の確立のために私達の手を必要とするお母さんは数え切れないくらいおられます。
母乳育児をやる気が溢れ、援助が必要なお母さんを横に置いといて、やる気のカケラも無く、関わることでの意識の変化も期待できない方に心血注ぐのってとても虚しいのです。
旦那さんに働きかけることで意識の変革を図ろうにも、旦那さん自身がミルク推進だったら、どうにもなりませんね。
とほほ。

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夜間断乳について。

この間の記事とは真逆で、夜間頻回直母か?というくらい何度もおっぱいを咥えないと眠れない赤ちゃん、おられますね~。
夜泣き対策でおっぱいをあげていらっしゃるお母さんもおられますが、そうではなくただ単に夜間の授乳回数が多いケースもあります。

夜間断乳・・・お母さんが体力的・精神的に参っていると、とても魅力的なフレーズですね。
でも、果たしてそんなウマい話があるのでしょうか?
それが出来たら苦労はないと思いますが。
頑張った挙句?、結局おっぱいを咥えさせる代わりに夜中に起きて粉ミルクを調乳する羽目になった方もおられます。
お母さんが目の前に居るのに、果たして夜間だけおっぱいがもらえないことを理解できるのか?というギモンがあります。
「言い聞かせ」をしようにも、赤ちゃんは半分寝ぼけてますからね。
起きてる時は憶えていても、半分寝ぼけている時は効果薄そうですね。
夜間断乳に踏み切ったとして、赤ちゃんがギャン泣きした時はお父さんがあやすのが有効だと言われていますが、連日ギャン泣きした場合でも旦那さんは対応してくれるかしら?
対応してくれたとしても、お仕事に支障を来たさないでしょうか?
また、夜間ひとつもおっぱいナシだったら、朝イチのおっぱい、多分パンパンですよ。
乳腺炎発症のリスクを覚悟しなくてはならないかもしれません。

個人的には「絵に描いた餅」ではないかという気がいたします。

そんなんだったら、昼間は(というかオトナの活動時間である朝7時から夜10時までの15時間ですが・・・)毎時間チョコチョコおっぱいあげて、「夜間は飲まないからね。」と、しつこいくらいの繰り返しモードで言い聞かせた方が夜間授乳間隔が拡がり効果的ですよ。

完母の方に多いとされていますが、昼間のおっぱいが少ないと、夜間のギャン泣きが強くなるようです。

 

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2009年12月 3日 (木)

自動車での長時間の移動について。

ご実家が遠方ですと、普段の交流が難しいですから、ゴールデンウィークやお盆、年末年始などの長期休暇で帰省される読者さんもおられるかと存じます。

オトナだけの帰省ならば、どうということもないのですが、赤ちゃんを連れて行くなら状況が変わってきます。
優先したいのは乗り物に乗る時間が最小限であることです。
予算もあるのでしょうが、ここは奮発してもらうことをご決断願います。

仮に赤ちゃんが道中昏々と眠り続けているなら、何時間かかっても大丈夫かもしれませんが、そんなことは有り得ないですね。
自動車は小回りが利きますし、休憩も自由ですが、長期休暇中は渋滞に巻き込まれる可能性が大きいですし、お父さんお母さんが交代で運転されたとしても疲労度が大き過ぎます。
また、赤ちゃんも「長時間」同じ姿勢を取らなくてはならないと、むずがるなと要求するのは可哀想です。
かと言って、チャイルドシートから出してあやすのは危険です。
こちらがマトモな運転をしていても誰かに追突でもされたら、赤ちゃんは吹っ飛んで車外に放り出されます。
これが新幹線や飛行機ならば国内の移動ならば「長時間」になることは、稀になります。
気圧の変化でむずがることもありますが、おっぱいを飲ませたら治ります。
また、基本的に抱っこして歩いても差し支えありませんね。
座席予約の際におむつ交換や授乳の場所について確認しておけば、まごつかなくても済みますね。

「長時間」をどう定義するかですが、オトナであっても仕事もしくは睡眠時間以上であれば、間違いなく「長時間」と言えると思います。

キツい表現で恐縮ですが、赤ちゃんの体力の限界を超えた要求を「言い聞かせ」るのは親御さんのエゴになります。
百歩譲って、それでも「長時間」自動車での移動を強行されたとして、道中運良く赤ちゃんがいい子で居てくれても、現地に到着したら何時間も号泣し続けることは、十分に想定されます。(SOLANINも大昔5時間半の自動車での移動で懲りた経験があります。)
超機嫌の悪い赤ちゃんを宥め続ける役割は、一体誰がすることになるのでしょうねぇ?
そこまでしなくてはいけない帰省って何なんだ!と思いませんか?
帰省は一番体力のある方のペースに合わせると失敗します。

理想を言わせて貰うならば、赤ちゃんのおられるお家は月齢が小さいほど祖父母の方が会いに来てくれるのが良いと思います。

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2009年12月 2日 (水)

おっぱいとお薬/その35『市販の風邪薬(=総合感冒薬)』

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「おっぱいとお薬その35『市販の総合感冒薬』(改訂版)」公開中です。
最新の内容は、上記でご確認ください。

以下、過去記事。

<読者さんから質問>
咽頭痛があるものの、数日間お薬を飲まず辛抱していました。
中々良くならないので赤ちゃんを連れて内科に行くのも危険かと思い、薬局に行ってお薬の購入をしようと出向かれたところ、「カロナールは子ども向けなので購入しないほうがいいですよ。」「新〇〇Aゴールドが、まだ弱い薬なのでいいですよ。」と薬剤師さんに言われたそうです。
で、購入したものの、気になり、帰宅後ネットで調べたところ、「授乳後4~5時間あけること。」と記載されており、他のネットで『カフェイン』はおっぱいには良くない旨記載されていたそうです。(ちなみに、新〇〇Aゴールドには75mg含有されているそうです。)
現在授乳間隔が4時間以上は空かないので、もしも服用するとしたらミルクを足すなどした方がいいのでしょうか?
このお薬は本当に大丈夫ですか?

 

<SOLANINの回答>
まず、何度も申し上げておりますが、
授乳中(特に栄養としてのおっぱいの摂取量が多い1歳まで)はお母さんの体調不良時の受診は「内科」ではなく、「産婦人科」受診が原則です。
出産した施設でなくても、妊婦検診を受けていたならカルテ等が残っている可能性がありますから事情を話せば診療拒否されることはない筈です。
他の方(妊婦さん)への感染の危険を考えるなら予め「何時頃伺えばいいですか?」と電話1本かけて問い合わせて指示に従えばいいのですよ。

『カロナール(=タイレノールA)』が子ども向けというのはある意味真実ですが、だからこそ、安心だとは思いませんか?
薬剤師さんは効き目がユルいということで、そう仰ったのかと思われますが、それを納得した上で購入&内服するなら構わないのではないかと私は考えます。

また、市販のの風邪薬(=総合感冒薬)につきましては、判断の難しいところです。
お母さんが内服しての授乳で、必要最低限(最少量で短期間)であれば、赤ちゃんへの影響は心配ない成分ではあるのです。
但し、市販の風邪薬というモノには実に多くの成分が複合的に含まれています。
(ご指摘のお薬で9種類もの成分が含まれています。)
でも、このお母さんの場合、咽頭痛が主訴ですよね?
ということは、要らない成分も一緒くたに摂取することになりますよね?
いくら心配ない成分でもどうなんでしょうね?
なお、『カフェイン』については紅茶1杯飲めば50mg摂取するわけですし、赤ちゃんの病状などで小児科のドクターから制限の指示が出されているならともかく、そうではないのなら、心配ないと考えます。

 

最後に・・・授乳間隔が4時間以上でなくても、それが理由でのミルクの補足は全くの不要と考えます。
いつも通りおっぱいでOKです。

産婦人科がお休みで、緊急避難的に市販の風邪薬(=総合感冒薬)を内服するのは止むを得ないでしょうが、そのお薬だけで何とかしようとするのではなく、出来るだけ早く産婦人科の診療日に受診することを強くお勧めいたします。

 

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夜間の長寝には昼間の頻回授乳を!

月齢が進んできてから「急に赤ちゃんの体重が増えなくなったんです。混合栄養に切り替えるべきでしょうか?」というご相談を時々受けます。

確かにいきなり増えにくくなったのは事実。
でも、お母さんに普段の生活を聞いたら、物凄く長時間夜間の授乳が無い。
つまり、赤ちゃんが爆睡されるがゆえに、お母さんも一緒になって爆睡され、結果授乳回数が少ないのですね。

夜間の授乳間隔が空いたとしても、昼間2時間くらいで授乳して“巻き”の入っている赤ちゃんは大丈夫なんです。
困ったことにこういう方は“巻き”でおっぱいをあげなくても、赤ちゃんの相手をして、抱っこをしていたら機嫌が悪くなることもなく、育てにくさを感じることもなく、特に困ることは無いのです。
そこが問題なんだということをお母さん自身が気がつかないのですね。
で、「だけど赤ちゃんの体重だけ増えないのよね〜。」と困惑されているのですね。

おっぱい星人として育った赤ちゃんであれば、おっぱいを勧められて、拒否することは無い筈です。
なので、「昼間お母さんが困らなくても、赤ちゃんがさほど欲しそうでなくてもおっぱいはあげてね。」と助言しています。
やはり月齢相当には育って欲しいですよね?
それが崩れてきたなら、立て直せばいいんです。
それをせずに「ぢゃ、ミルク足して・・・」というのは本質が違うのではないでしょうか?
1週間後に再診したら問題解決しています。

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保護器外しは時期を待って、無理しないでね。

乳頭保護器、母乳育児のスタートに使用せずに済むならそれに越したことがないものの代表格です。
この乳頭保護器、もちろん乳頭形態やお母さんの極度のぎこちなさ(授乳姿勢を保てない赤ちゃんに自力でご自分の乳首を含ませられない等)、赤ちゃんの哺乳稚拙の場合など止むを得ないこともあるのでしょうが、直接授乳(いわゆる直母)介助をする助産師のテクニックの優劣にも使用頻度が左右されるように思います。
(若い助産師さんは直母介助のテクニシャンの先輩の手元をよく見て、テクニックを盗んでくださいね。)

乳頭混乱の元凶とも言われるこの乳頭保護器、大抵は片方が完全な正常乳頭でなければ両方の乳首に使用されることが多いです。
しかし、お母さんの乳頭がシンメトリーとは限りません。
例えば片方が仮性陥没、もう片方が扁平だったら、恐らく扁平乳頭の方が早く克服出来ます。
その場合は漫然と左右両方使用するのではなく、出来るようになった方から直母をしていってください。
片方でも出来るようになるとお母さんはとっても嬉しいです。
しかし、この段階で難しい方の乳首まで一気に外すと、大抵は上手くいきません。
お家に直母介助に秀いでた助産師がいるなら別ですが、フツーはそんな僥倖はありませんね。
そう、お母さんは焦ってはいけないのです。

下手をすると、順調に経過していた体重増加に水を差すことになりかねません。
最悪の場合、直母に固執すると、赤ちゃんの体重が減少してしまうことも稀ではありません。

乳頭保護器を外す際は必ず助産師に「これでいいのか?」のチェックをしてもらい、3日後くらいには再診して、自力でもやっていけるかどうか、確認してもらうことが必要です。

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2009年12月 1日 (火)

スムーズなおむつ交換のコツ~言い聞かせ~

赤ちゃんのお世話って色々あります。
栄養方法に関係なくすることのひとつに、「おむつ交換」が挙げられます。
知っていましたか?
最近のおむつ外しの完了期は2歳10ヶ月とも言われているのですよ。
今の40歳代の方が赤ちゃんだった頃はおむつ外しの完了期は1歳半ちょっとくらいでしたから、やはり紙おむつの影響はあると思います。
新生児期と大きくなってからは、毎日のおむつ交換の回数は変わりますが仮に1日7回程度交換したとして、2年10ヶ月交換したとしたら累計で7200回以上交換することになりますね。
そのおむつ交換時、毎回暴れたり泣かれたりされたら困りますよね?
でも、毎日疲れるからと黙々と交換作業を遂行されるお母さんが多いのですが、それ止めてほしいんです。

赤ちゃんは目を見て語りかけたら必ず分かってくれます。
おむつ交換の時に動かないでほしかったら、「動くと換えられないから止めてね。」
上手く聞いてくれたらすかさず「ありがとうね。いい子だね。おむつ交換すると気持ちいいね。」と褒めたり言葉をかけてほしいのです。
そんなことの繰り返しで、赤ちゃんはお母さんのお話に耳を傾けてくれるようになります。
お気に入りのおもちゃなどを持ちながら、すんなり交換させてくれたら助かりますよね?
言い聞かせをおろそかにしていると、うんちがいっぱい付いたお尻姿で、うんちを撒き散らしながら逃走していく恐れがあるのです。
そういうことにならないように・・・の「言い聞かせ」なんですね。

喋れないから分からないのではないですからね。
ホントにオトナの想像以上に赤ちゃんは多くのことを感じ取っていますよ♪

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離乳食とおっぱいのバランスについて。

生後9か月の赤ちゃんのお母さんが乳房トラブルで★病院の母乳外来を受診されました。
お母さんのご実家に1週間くらい里帰りしておられたのですが、その間、離乳食(2回食)をたくさん食べるようになり、それまで必ず欲しがっていた食後のおっぱいを飲まない日が続いたそうです。
最長で昼間7時間くらい授乳間隔が空いたそうです。
しかも久しぶりの里帰りでご馳走がこれでもかというくらい出され、歓待してもらったと。
で、昨日午後からだんだん乳房が痛くなったそうです。

このお母さんは今回の赤ちゃんが2人目ではありますが、性別・飲みっぷり・体重増加・離乳食の量や内容が1人目さんとは全く異なるので、これまでのご経験が活かせなかったようです。(涙)

7時間はどうか?と思いますが、多少授乳間隔が空いても、粗食だったら乳腺炎にはならなかったと思われます。
そうしてトドメの一発が連日のご馳走だったのでしょう。

折角離乳食後のおっぱいを欲しがらなくなったとのことですが、「今回の乳腺炎を早く治したかったら、ここ2~3日は離乳食は若干量を控えめにして、ひたすらおっぱいをあげたほうがいいです。」と、このお母さんに申し上げておきました。(こんなことアドバイスしたら、栄養士さんや保健師さんに激怒されるかな・・・汗)

あと、マヨ乳には至らなかったのですが、かなり赤ちゃんが気を悪くしているのか、「乳首を噛むんです。癖が悪くて・・・」と困っておられました。
「でも、それはお母さんの誤解ですよ。決して癖が悪くなったのではないですよ。」と、赤ちゃんの名誉のために理由を申し添えました。

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