おっぱいとお薬/その38『トラベルミン』
(注)最強母乳外来・フェニックスにて「おっぱいとお薬その38『トラベルミン®』(改訂版)」公開中です。
最新の内容は、上記でご確認ください。
以下、過去記事。
乗り物酔い防止のお薬として有名なのが、『トラベルミン』ですよね。
このお薬の含有成分は、ジフェンヒドラミンという抗ヒスタミン薬の一種と、血管を拡張させる働きのあるジプロフィリンです。
ジプロフィリンはネオフィリンやアストモリジンなどの薬剤名です。
そう、ぜんそくの治療に使われているモノと同じです。
ちなみにこの『トラベルミン』の効能の持続時間は約4時間です。
さて、このお薬ですが、授乳中に内服しても差し遣えありません。
このお薬は屯用ですよね。
だったら、おっぱいの分泌が悪くなるという、抗ヒスタミン薬の長期連用(=常用)による不都合な影響(副作用?)は心配ないです。
お母さんがゲーゲーしてたら授乳になりませんからね。
快適な移動が出来ますように。
コメント
1 ■その節は・・
有難うございました!
お忙しい中返信いただき、このように記事にして頂いて。。
いつも感謝しきりです。
お忙しい本業の中、SOLANINさんのブログは私たちママの支えです。
これからもどうぞよろしくお願いします。
お陰様でトラベルミンを服用し、船酔いなく旅が出来ました。
お礼が遅くなりましたが有難うございました!!
marin 2010-01-26 10:23:30
2 ■Re:その節は・・
>marinさん
お役に立てて、嬉しいです。
これからもご愛読くださいね。
SOLANIN 2010-01-26 19:36:42
3 ■はじめまして。
10ヶ月になる子供がいます。
妊娠、出産を経て、どうも乗り物に弱くなりました。
遠出する時にはトラベルミンを服用したいのですが、市販されているトラベルミンには授乳中は内服を避けて・・・と書かれていました。
トラベルミンは病院で処方されているものと、市販されているものとでは成分に違いがあるのでしょうか?
elly 2010-04-09 13:10:40
4 ■Re:はじめまして。
>ellyさん
特に違いはありません。
添付文書にはそのように書いてあるものですが、きちんと記事をお読みいただいて、何が大丈夫で何が危ないのか判断選択する目を養ってくださいね。
SOLANIN 2010-04-09 23:35:36
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