おっぱいとお薬/その31『小青龍湯』
(注)最強母乳外来・フェニックスにて「おっぱいとお薬その31『小青龍湯®』(改訂版)」公開中です。
最新の内容は、上記でご確認ください。
以下、過去記事。
漢方の風邪薬の一種で『小青龍湯』というものがあります。
お母さんが鼻水がズビズビ状態の際、処方されることがあります。
早く治して赤ちゃんに感染らないようにするために内服することになります。
おっぱいの立ち上げ時期である産科入院中にも処方されることがありますが、鼻水をセーブするということは、カラダから出て行こうとするモノをセーブするということです。
それはつまり、ややもすると、日齢に対しておっぱいの分泌が遅れる可能性があることを意味するようです。
詳しいことは薬剤師さんに確認すべきことですが、おっぱいの分泌が遅れる可能性があるのは、恐らく『小青龍湯』は抗ヒスタミン剤的な作用を示してしまうからではないかと思われます。
もちろん、お母さんの鼻水が軽快し、『小青龍湯』の内服を中止できれば、挽回は充分可能です。
一人目さんの時はおっぱいが充分出て(もちろん立ち上げも上々で。)二人目さんで、おっぱいの立ち上げが遅れる因子が考えられず、よく考えてみたら『小青龍湯』を内服していたなぁ~というお母さんに遭遇して、はたと閃いた次第です。
コメント
1 ■無題
じ、実は!風邪で一昨日までこれを飲んでて。風邪治ったからやめたらすごい胸が張ったんです☆
風邪が治って免疫力や体力が戻ったから母乳復活したと思ってたんですが、薬だったんですね”(ノ><)ノ驚きました!
†優衣ママ† 2009-11-23 00:29:40
2 ■Re:無題
>†優衣ママ†さん
そう、このお薬の特徴は内服をやめたら、おっぱいがバンバン出てくることです。
鼻かぜを長引かせると、飲まざるを得ないことがありますから、気をつけましょうね。
SOLANIN 2009-11-23 02:15:39
3 ■花粉症の時期に
はじめまして。
私は長い間不妊で、妊娠することばかり考え、勉強?し、結婚八年目でやっと妊娠後できました。ただ、その後の妊娠期間は、ボ~ッとしてしまい、母乳育児の事をほとんど知らず、産後になって、ミルクと混合でもいっか~と思ってましたが、このブログと出逢い、母乳育児に目覚めました。色々と本当に役立たせて頂いてます。ありがとうございます。40代の私が完母と言うと、皆に驚かれますが、このブログのおかげです。
前置きが長くなりましたが、私は花粉症の時期になると、小青竜湯を飲んでいます。飲んで、ピタッと治るわけではないのですが、軽減されます。2~3ヶ月は飲むようになるのですが、そんなに長いと授乳にも影響が出ますよね?どうしたら、いいでしょう?教えてください。
yucca 2009-11-23 11:42:28
4 ■Re:花粉症の時期に
>yuccaさん
ひとつは『小青龍湯』に負けないくらい、乳頭刺激つまり直母をこまめにしていくということです。
ある程度乳汁分泌が立ち上がった時期だから、初期の方ほどのダメージではないと思われます。
花粉症の改善には様々な方法が提唱されてますが、過去記事(歯科関係★)の「パタカラ」は読んでいただけましたか?
酷くならないように防衛する手段を例年よりも念入りに取り組んでみましょう。
SOLANIN 2009-11-23 15:04:12
5 ■ありがとうございます
>SOLANINさん
花粉症のシーズンは、普段に増して、マメにおっぱいをあげますね。
パタカラ、読みました。初めて知りました。今シーズン、やってみようと思います
yucca 2009-11-25 13:28:47
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