シナジスを受けたほうが望ましい赤ちゃんとは?
シナジスって聞いたことがありますか?
冬場に多い感染症であるRSウイルスから防御するための注射です。
RSウイルスというのは、赤ちゃんの細気管支炎という病気の原因ウイルスです。
症状としては呼吸困難です。
注射と言っても予防注射(=ワクチン)ではなく、B型肝炎や麻疹の際に注射するグロブリンのようなものです。
つまり、シナジスはRSウイルスの抗体が入っている注射で、冬場のシーズンに罹らないように抗体の量を増やしてておくのです。
従って、獲得した免疫ではありませんから、ある一定の時期が来たら、増えた抗体はなくなってしまいます。
通常は10月くらいから3月くらいまでの期間、毎月注射しなくてはならないのです。
保険適用での接種は、
[1].在胎期間28週以下の早産で,12ヵ月齢以下の新生児および乳児
[2].在胎期間29週〜35週の早産で,6ヵ月齢以下の新生児および乳児
[3].過去6ヵ月以内に気管支肺異形成症(BPD)の治療を受けた24ヵ月齢以下の新生児,乳児および幼児
となっています。
早産で生下時体重が小さかった赤ちゃんは、一度かかりつけの小児科のドクターに相談してくださいね。
但し、保険適用であってもビックリするくらい高価です。
お値段は1個50mgで8万円です。(体重が大きければ2個使用することもあります。)
つまり、仮に2個使用としたら16万円。健康保険適用でも3割負担だから、4万8千円。
鼻血が出そうです。
まちによっては乳幼児医療の適用になるので、そうすると個人負担額がう〜んと少なくなりますから、その辺りも事前に確認しましょうね。
注)ジャンル分け、悩みましたが、注射なので、予防接種ぢゃないけど、ここに入れました。
コメント
1 ■無題
真ん中の子が1歳前にRSウイルスで10日入院しました
ずっと酸素テントか酸素マスクして、かわいそうでした
完母でも、RSウイルスには勝てなかったんですね(/_;)
死ぬ子もいると聞いて泣きましたが、高い注射で予防できるなら…と思います
まみ 2009-10-17 15:54:54
2 ■Re:無題
>まみさん
大人ではどうってことのないウイルスなんですが、乳幼児には恐ろしいウイルスなんですね。
上の子さんがおられる方は注意しましょうね。
園で仕入れてくるかもしれないので。
SOLANIN 2009-10-17 18:23:20
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