おっぱいとお薬/その28『ウルソ』
胆石症になって内服を余儀なくされたお母さんからのお問い合わせです。
「ホントに授乳中に内服してもいいのですか?」と。
『ウルソ』というお薬は置き薬などでも有名な熊の胆の成分を化学的に合成したものですね。
コレステロール系の胆石の溶解に効果があるので処方されたのだと考えます。
『ウルソ』は消化管から吸収されて肝臓に入り、胆汁中に排出されます。
お母さんの血液中に出にくいお薬と言えます。
お母さんの血液中に出にくいということは、おっぱいの中にも出にくいということです。安心して治療に取り組んでください。
そして今までと変わりなくおっぱいをあげてくださいね。
内服治療が必要なのに、変に我慢して、疝痛発作が起きて、緊急入院にでもなってしまったら・・・大抵の病院は母子入院までは難しいですから、赤ちゃんと離れ離れになる方が、もっと困りますもんね。
赤ちゃんのためにも早く良くなるようにしていきましょうね。
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