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2009年9月28日 (月)

妊娠とてんかんについて

てんかんの治療は昔とは異なり、かなりの進化が見られます。
全妊婦の約1%がてんかんを有するという報告もあるくらいです。
万一妊娠中にけいれん発作が起きると、おなかの赤ちゃんが低酸素症を引き起こす危険性があり、重積発作を起こすと、おなかの赤ちゃんの死亡率は最大50%にも及ぶとされています。
妊娠中にはけいれん発作は起こさないようにコントロールをしていかなくてはなりません。
但し、殆どの『抗てんかん薬』は催奇形性が指摘されています。
使用しない妊婦の3倍の奇形発生率のリスクがあります。
とはいえ、『抗てんかん薬」に内服をした妊婦の90%以上は健常児を出産しています。

リスクを減らしていくにはどうすればいいか?
多剤併用の方が単剤のみの治療よりもリスクが高いことが分かっています。
例えば『テグレトール』などのカルマゼピンと『デパゲン』『セレニカ』などのバルプロ酸ナトリウムの併用療法は、口蓋裂・口唇裂・心室中隔欠損症の赤ちゃんの出産例が多いとの疫学調査があります。
薬剤の使用量は少ないほどリスクは低くなるので、妊娠前から最低必要な量の調整を神経内科のドクターに聞いてみましょう。

妊娠前からと言えば、『抗てんかん薬』は葉酸の代謝・吸収を妨げます。
ですから、てんかんの持病のある方は、妊娠を予定する段階からの葉酸の摂取が重要になります。
そう、神経管閉鎖障害の予防に効果的なあの葉酸です。
こんなトコロにも絡んでくるのですね。
通常推奨される1日摂取量は400μg(=0.4g)ですが、それよりも多量になるとのことです。
どのくらいの量を摂取すべきかは産婦人科のドクターにも相談してくださいね。
授乳中は大丈夫であろうお薬であっても、妊娠中は駄目というものもあります。
間違えないように気をつけましょう。

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