おっぱいとお薬/その22『胃腸薬』
(注)最強母乳外来・フェニックスにて「おっぱいとお薬その22『胃腸薬』(改訂版)」公開中です。
最新の内容は、上記でご確認ください。
以下、過去記事。
以前H2ブロッカーの『ガスター』について記事にしたことを憶えておいでですか?
あれも胃薬でしたね。
胃薬といっても、数多のものがあります。
防御因子増強薬である、『マーズレン』『ムコスタ』『セルべックス』などは、妊娠中から胃腸障害予防の観点から処方されるくらい安全性が高いお薬なので、授乳中も安全とされます。
よく、鉄剤を内服すると、吐き気がして内服が難しい場合や鎮痛剤を内服すると、胃が痛くなり内服出来ない場合に併用して処方されたりすることを臨床的に経験しています。
胃腸の調子が良くなれば、おっぱいの調子も上向きになります。
わざわざ処方してもらうものではありませんが、処方されたら内服されても差し支えありません。
下痢・便秘は言うに及ばず、胃もたれ・胸やけ・口内炎に至るまで、胃腸の調子を整えるようにしておきましょう。
« お産の大変さを赤ちゃんが克服すればおっぱいは軌道に乗ることはある! | トップページ | 1歳代で自然卒乳はあるの? »
「 ★おっぱいとお薬」カテゴリの記事
- 葛根湯を内服するタイミングとは?(2012.12.08)
- 処方された漢方薬が顆粒だから服用できない場合。(2012.10.24)
- 授乳可否データの無い点眼薬を使わねばならない!(5ヶ月)(2012.07.05)
- おっぱいとお薬/その71『サルタノール』『べネトリン』(2011.04.28)
- おっぱいに理解のあるドクターも居られます!(某病院呼吸器科)(2011.04.13)