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2009年8月

2009年8月31日 (月)

お待たせしました?肩開きの体操

腕引き伸ばしの体操の後は肩開きをしましょう。
これもする人とされる人の2人必要です。
される人は仰向けに寝てください。腕はやはり伸ばしますが、カラダの横に少し斜めになるように脱力しておきます。
する人はされる人の頭の上に正座して座ります。
そのまま膝立ちになり、手の平をされる人の肩関節に置きます。
指先は肩関節を包み込むようにしますが、する人の親指の先はされる人の足の方向になるようにします。
する人の手首をバイクのエンジンをかける時のように、外側に包み込んだまま反転させます。
この時軽く体重をかけますが、ぐっと圧迫するのでなく、じわ~と外方向に開くようにします。
これも10秒くらい開き⇒緩める・・・というのを5回繰り返します。
これだけです。

試してみられた方、ご感想をお聞かせくださいね。

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お待たせしました?腕引き伸ばしの体操

この体操にはされる人とする人の2人が必要です。
まず、される人は仰向けに寝ます。
左右どちらからでもいいのですが、快・不快は右脳で感じるとのことことなので、左からスタートするとして手順を進めます。
左腕を耳につけるくらい真っ直ぐに上方向に伸ばしてもらいます。
してあげる人は腕の外側でされる人の手の平辺りに座ります。
される人の上腕中ほどと前腕中ほどをしっかりと掴んで綱引きの綱のようにじんわりと10秒くらい上方向に引き伸ばします。
ちなみに左右どちらの手が上腕を持ってもいいです。
やりやすい手で掴めばいいです。
10秒くらい引き伸ばした後は10秒くらい緩めます。
そしてまた引き伸ばす張る⇒緩める・・・という作業を5回繰り返します。
脇の下と腕のストレッチ効果でとても気持ちよくなります。

どのくらい効果があるのか体感してもらうには、5回引き伸ばしてもらった後、一旦起き上がって立位でも座位でもいいのですが、背泳する人のように肩を後ろ方向にグルグル回してみてください。
明らかに左肩~左腕が軽く感じられ、回す時もぎくしゃくしません。
滑らかに回る感じがするはずです。

体感してもらったら次は残った右腕を耳につけるくらい真っ直ぐに上方向に伸ばしてもらいます。
そうして先ほどと同じ手順で引き伸ばし⇒緩める・・・という作業を5回繰り返します。

注意すべきは肩関節の脱臼癖のある方です。(念のため止めた方がいいです。)

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『圧抜き』とトラブル予防のお食事の摂り方

『圧抜き』ですが、ビックリするぐらい簡単です。
出勤前に赤ちゃんにおっぱいを飲ませていても、お仕事中に乳房が張ってきてみるみるうちにパンパンになることがあります。
「あと1時間くらい後なら搾乳できるけど今は無理。」っていう時の必殺技です。
お母さんの服をめくったり、脱がなくても服の上から出来るし、時間もかからず難しい技術もいらないので仕事中にとても適した方法と言えます。

具体的な方法は次の通りです。
①服の上からご自身の乳輪のすぐ外側のラインを指先を少しすぼめるようにしながら背中の方向に向かって軽く垂直に押し込みます。
数回に分けて360度全周囲満遍なく圧迫してください。

②それが出来たら乳房基底部(=乳房の付け根)の外側部分(=時計で言えば右乳房なら7時~11時方向、左乳房なら5時~1時方向。)を親指と人差し指で挟むようにして乳頭に向かって3回くらい圧迫します。
(たくさんしなくてもいいんです。)

・・・それだけなんです。
でもそれだけでパンパンだった乳房がウソのようにラクになります。
仕事中に何回しても大丈夫です。
日に日に仕事中はパンパンに張らなくなります。
しかも、お仕事以外の時間帯は赤ちゃんに飲ませてあげるだけのおっぱいが出ます。

そうそう、もちろんトラブルの予防として普段から休憩室のテーブルの上のお菓子は極力手を出さないでくださいね。
(特にお仕事がお休みの日は赤ちゃんが甘えてくるのでいつもよりおっぱいの回数が増えます。
 なので、乳頭刺激がいつもより多くなるためその翌日は乳房が張りやすいのです。
 そんな時に不用意にパクパクとお菓子を食べたら・・・分かりますよね?)
揚げ物やお餅は言うまでもないですが、夏から冬にかけては果物が美味しくなりますから、ひとつも食べてはいけないのではないけれど、食べ過ぎ注意でございます。

カラダが冷えやすくなりますからね。

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2009年8月30日 (日)

おっぱいとお薬/その15『プレドニン』

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「おっぱいとお薬その15『プレドニン®』(改訂版)」公開中です。
最新の内容は、上記をご確認ください。

以下、過去記事。

プレドニン・・・って聞いたことがありますか?
いわゆるステロイドです。
このお薬はある特定の病気に使用するというのでなく、色々な時に処方されます。
アトピー、喘息、膠原病、突発性難聴、重症の結膜炎等々。
お薬の添付文書にはお決まりの「妊娠中・授乳中は云々・・・」という文言が記載されています。
でも実際に母乳を介して赤ちゃんに移行する量は僅かです。

問題は用量なのですね。
プレドニンの内服が40mg/日を越える量ならば、確かに常用すると赤ちゃんの発達に影響があるとされています。
しかし、例えば10mg/日(朝・夕各5mgづつ内服。)だったら量的に問題ないのです。

プレドニンが処方される事態になったら、ドクターに確認すべきは用量です。
ステロイドだから授乳禁止ぢゃないですからね。
でも悲しいことにそのあたりのことを良くご存じないドクターもいらっしゃるので、未だに「授乳禁止です。」とばっさりと切ってしまわれることが多く、SOLANINも歯がゆい想いでいます。
困ったことです。

 

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激しい後追いにうんざり?

ハイハイが出来るようになると、お母さんの姿が見えないと大きな声を出したり、泣きながら後追いする赤ちゃん、多いですね。
1歳過ぎくらいまでは、お母さんの気配が感じられなかったり、声が聞こえない・姿が見えないとなると「お母さんは消滅したのか?」「何処かに拉致されたのか?」くらいに悲痛な心境になります。
自分という存在は、お母さんがいないと1日たりとて立ち行かないということを本能的に悟っているのでしょう。
なので、必死に探しまくり、お母さんの後をアイドルの追っかけも顔負けの真剣さでどこまでもついていきます。
日に日にお母さんへの愛情が募るからでもあります。

でも・・・確かに毎日激しく後追いをされることが何ヶ月も続くと、愛され過ぎてうんざりすることがあります。
かつてSOLANINもそうでしたから、よ~く分かります。
『私を追いかけないで下さい。探さないで下さい。』という置手紙を書いて家を出たくなったことが何度もあります。
初めて「ターミネーター」という映画を観た時、自分がサラ・コナーになった気がしました。(もちろん、赤ちゃんだったわが子がターミネーターです。念のため。)
最近ある本を読んでいて、後追いが激しい赤ちゃんのことを『家庭内ターミーネーター』と呼ぶことを知りました。

それでも1歳3ヶ月頃になれば、後追いはさほどでもなくなってしまいました。
現在進行形のお母さん、いつまでも続きませんから安心してね。
動きが活発になると、いたずらっ子になりますから、今度はお母さんがターミネーターの如く、「こら待てぇ~。」と、すたこらサッサと逃げ足の速いお子さんを追いかける番ですからね。
ダッシュの出来る脚に今から鍛えておいてくださいませ。(笑)

例えばWCに入る時ははもちろんドアは全開で、常に赤ちゃんに見守られながら用を足しておりました。

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お母さんがお子さんに言い聞かせて納得してもらう卒乳8

もう2週間近く前に過去の記事にえ~なさんがコメントしてくださってました。
この方法で卒乳したお母さんの実体験とその後のお子さんの経過について(情緒安定してきたか等)についてです。
3~4日のうちに記事にする予定とコメントに返したのにウソばっかりでした。
済みませんでした。

言い聞かせ納得してもらう卒乳はジワジワ増えてン十人はチャレンジしておられます。
仕込みの期間が1ヶ月あった方で挫折例は「ほぼない」ですね。
お母さんも内容をよく理解して下さってますから、旦那さんやおばあちゃんにも協力をしてもらっておられます。

まず、お母さんの方がフィナーレ近くにいつもよりもたくさん、誘ってでもおっぱいをあげてもらっていますから、多少の張り返しはきますが、1週間くらい前からお食事の量を減らしておられたら張り返しの程度は多少なりともマシですね。

お母さんがイニシアチブを取る方法ではありますが、1ヶ月の期間があることで、お子さんなりに踏ん切りがつくようです。
お花やロボットなどお気に入りの絵をお母さんの乳房に見つけると、「はっ。」とした表情になります。
お母さんのお顔を見上げて、ちょっと困ったような表情で指差しをしたりします。
シャッターを下るかのようにめくっていた服をザーっと引き下ろすお子さんもいます。
でも、夜中も良く眠ってくれるようになったし、おっぱいを見てもたまに触るけれど吸い付いたりはしません。
夜泣きが始まったというのも聞いたことがないです。
チックもないです。
何となくお子さんも「仕方ないなぁ。」と思うのでしょうね。
きっと自分なりに受け止めているのでしょう。

恐らくご心配のようなことはなかろうと思われます

また、お母さんの方はいつもより体調管理に気を配っておられます。
自身もお子さんも体調不良なら日を改めてすることになりますしね。
(どんなに上手く仕込みをしても体調不良ですと上手くいきません。)

家事も大事ですが旦那さんにも大目に見てもらってお子さんと体を使った遊びを楽しんでくださいね。
お子さんの好物を一緒に食べて「美味しいね。」と言ったり、食べさせあったりして(スプーンがクロスしないように気をつけてね。)おっぱい以外でも楽しいことや美味しいものがあることをさりげなくアピールします。

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2009年8月29日 (土)

滋賀県各地のおっぱい塾の詳細情報について

まず、参加費は殆んどのおっぱい塾で100円/回です。
この参加費は会場費や資料の印刷代等に充当されます。(良心的価格ですね。)
それでは各地のおっぱい塾の正式名称と日時・場所・連絡先をご紹介します。

①あづちわくわくおっぱい塾・・・毎月第4木曜日10時~12時。安土町公民館。
azcoppaijuku@yahoo.co.jp 

②近江八幡おっぱい塾“楽楽”・・・毎月第1木曜日10時~11時30分。近江八幡市総合福祉センターひまわり館。
imtree@ares.eonet.ne.jp 

③ひこねわくわくおっぱい塾・・・毎月第3土曜日10時~11時30分。彦根市こどもセンター。
umedas2002@yahoo.co.jp 

④ながはまわくわくおっぱい塾・・・毎月第1金曜日10時~12時。六角館(六荘公民館)。
nagahamaoppai@yahoo.co.jp 

⑤母乳育児を楽しむ会“ははこ”in土山・・・毎月第3火曜日13時~16時。土山開発センター内和室。
090-xxxx-????(ここだけはケータイ番号なので、知りたい方はSOLANINにプチメで確認してください。)

⑥草津おっぱいっこクラブ・・・毎月第2金曜日10時~12時。草津市交流プラザ(フェリェ5F)。
ayamaki77@yahoo.co.jp 

⑦栗東おっぱいっこクラブ・・・毎月第3月曜日10時~12時。コミュニティーセンター大宝東(栗東駅東口ウィングプラザ3F)。
hoshikuroiwa@yahoo.co.jp 

詳細は各地のおっぱい塾にお問い合わせくださいませ。By SOLANIN

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生後10ヶ月を過ぎても歯が1本も生えていない。

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「歯が1本も生えていないけれど大丈夫?(10ヶ月過ぎ)(改訂版)」公開中です。
最新の内容は上記でご確認ください。

以下、過去記事。

「標準」の羅列されている育児書などを読みますと、「乳歯の萌出は6ヶ月頃。1歳のお誕生の頃には上下8本くらい生えます。」なんて書いてありますから10ヶ月を過ぎても1本も生えてこないとさすがに「ウチの赤ちゃん大丈夫かな?」と思ってしまうお母さんもおられるようです。

統計的に調べてみましたら、およそ1/20人つまり5%は「生後10ヶ月を過ぎても歯が1本も生えていない。」ということです。
歯が生えていないから、いつまでもドロドロの離乳食しか食べられないのではありませんし、食べたそうなら3回食に進めたっていいのです。

早いか遅いか個人差があるものなので、心配ご無用ですぞ。
ちなみにSOLANINの次男は4ヶ月半で最初の歯が生えてきて、乳首を噛まれないようにするのと、義母が長男に与えたお菓子を掠め取って食べないかヒヤヒヤしていました。(食い意地が張った赤ちゃんだったので、私と長男がこっそりとお菓子を食べていても、何故か察して気が付いたら傍にいることがしょっちゅうありました。)

まぁ、歯が生えてくるのが遅ければ乳首を噛まれるのも遅く、虫歯リスクも低いので満更悪くもないかなと鷹揚に構えていてくださいね。

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職場復帰1ヵ月後になって乳腺炎!

産後8ヶ月からパートに復帰されたMさんの勤務時間は8時半~3時ですが、休憩時間が15分間しかなく、勤務中に搾乳が出来ないとのことでした。
(労働基準法的にどうなのかと思いますが・・・)
職場復帰前も後も授乳回数は5回/日だそうですが、仕事をするようになって、当然ですが昼間の授乳間隔が長くなったそうです。
朝イチの授乳は出勤前の7時半。
そこから次の授乳が17時!お迎えして買い物してからだそうです。
そして、寝る前21時頃。
夜中は2回くらい起きて飲むそうですが、昼間あげられないからそれは止むを得ないと自覚しておられました。
離乳食は2回/日で食べっぷりはまずまず良いそうです。

Mさんいわく、
「乳腺炎になるとしたら復帰直後だろうと思ってた。何故今になってか分からない。乳腺炎になるんだったらもうおっぱい止めた方がいいのかな?」
と、自分の気持ちを聞かせてくれました。

乳腺炎としては私が診させてもらった時は必死に飲ませ続けた後だったのでさほど酷い状態ではなかったので乳房は余り触りませんでした。

授乳状況からすれば職場復帰直後から乳腺炎になられてもおかしくないようでしたが、逆にここまで持ちこたえたのは赤ちゃんがおっぱい星人だったからです。

おっぱい止めるのは簡単だけど、その前にお母さんと離れて保育園で過ごしているということを認めてあげてほしいと伝えました。

改善したほうがいいところを挙げますと、
①お迎えの後のおっぱいは出来るだけ4時すぐで、車中でいいので飲ませてあげてほしいということです。
 授乳間隔を空け過ぎないということです。
②お弁当持参なのはいいのですが、出来るだけ揚げ物は止めてほしいということです。
 おかずが作れなかったらヘンなもの食べるくらいならお握りとお茶だけのほうがずっとマシだということです。
 (授乳も搾乳も出来なくて9時間以上は危険。)
③過去の記事にもありますように、乳房が張ってきたなと感じたら服の上から「圧抜き」が必要です。

かなり冷えやすいものを食べておられたのか、肩~脇の下にかけてのリンパの流れが悪いように感じられましたので、ストレッチを兼ねて腕を伸ばしてみました。
肩も開いてみました。

腕を伸ばす体操と肩を開く体操って気持ちいいですし、助産師でなくても簡単に出来ますが、皆さんはご存知ですか?
もしかして、知りたいですか?
知りたい方はコメント欄にてお知らせくださいね。

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2009年8月28日 (金)

滋賀県各地のおっぱい塾って知ってますか?

ずっと前に京都市の母乳育児サークルというところの通信会員をしていると書いたSOLANINです。
滋賀県内にはBFH認定病院はまだありませんが、助産師とお母さん達で立ち上げたおっぱい塾という組織が各地にあります。
一番最初は安土からスタートしたと立ち上げに尽力れた助産師の荒川直美さんから伺っております。

赤ちゃんをおっぱいで育てたいと思っている妊婦さんや現在授乳中のお母さんが参加者の中心ですがお父さん、おじいちゃん、おばあちゃんも大歓迎だそうです。
ポスターには「皆で集まって楽しく語り合って母乳育児の楽しさや悩みを共有しあって
いきましょう。」と書いてありました。

おっぱい塾という名称ですが、おっぱいのことだけではなく、寝かし付け・歯磨き・離乳食・子供との関わり方など色々なテーマで語り合っているそうです。

参加されたお母さんからも「参加してよかった。楽しい。」「自信がついた。」「他の人の意見が参考になった。」などの声が数多く寄せられています。

おっぱい塾の活動は楽しく自信を持って母乳育児が出来るようにサポートするものであり、母乳育児の押し付けや強要をするものではありませんので、混合栄養のお母さんも参加OKですよ。

明日は滋賀県各地のおっぱい塾の場所・連絡先・会費などについて記事にします。

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赤ちゃんにやさしい病院はお母さんにきびしい病院なのか?

“母乳育児総論賛成・各論反対”の考え方の方(医療者・一般人問わず・・。)はブログタイトルのようなことを仰います。
赤ちゃんにやさしい病院に認定される前の★病院をはじめいくつかの病院で勤務した経験や地域で開業していた頃に出会ったお母さん達との関わりをを振り返ってみますと、母乳育児を成功させるためには「母乳育児推進の文書化と全ての関係職員がいつでも確認できるような態勢」「母乳育児をするうえでの知識と技術を全ての関係職員に指導」「全ての妊婦さんに母乳で育てる利点と方法の伝授」「出生後30分以内におっぱいを吸わせる(=早期接触)」「出生直後からの24時間終日母子同室」「頻回直母」「医学的理由がなければ母乳以外のものを与えない」「母子分離状態の際の母乳分泌維持の方法伝授」「ゴムの乳首やおしゃぶりを与えない」「母乳育児をするお母さんのための支援グループ作りの手伝いをする」・・・とまぁ、実に当たり前なことが記されています。

自分の意思を伝えるには泣くしかない赤ちゃんがおっぱいをほしがっていたとして、
放置して不必要に我慢させたり、授乳間隔や飲ませる量に拘っているほうがおかしいのではありませんか?
赤ちゃんのお世話にしてもラクではないけど、やりがいはあると思います。

確かに生後2~3日目の特に深夜帯はおっぱい飲んでも飲んでも泣き続けることがあります。
抱っこしていたらウトウトしてくれるけど、ベッドに置いたらギャ~で、そうこうしているうちに夜が白々と明けてきます。
新聞配達のバイクの音も聞こえてきます。(←経験者多数だと思いますがいかが?)

殆んどの新米お母さんにとって、受験勉強でもなく仕事でもなくオールで遊ぶのでもなく夜通し起きているなんてことは、多分それまでの人生にはなかったろうと思われます。
誰かのためといえば、中には「愛する旦那さんが病気になって連日深夜帯看病してあげた。」という奇特な方がいらっしゃるかもしれませんが,それとて一睡もせず・・・ってことはないでしょうしねぇ。

でもね、病産院のスタッフは鬼でも悪魔でもないですから、あんまりしんどそうなら「預かりましょうか?」と、声を掛けて、お母さんが仮眠を取れるように配慮しています。
かつて、「★病院で出産したら、産後はまるで育児合宿みたいやわ。」と、仰ったお母さんもおられましたが、育児合宿をしているのは自分ひとりではなく、赤ちゃんのお母さんというものは皆同じことをしているのだということが体験的に分かるのです。

だから、この修羅場を乗り越えられたらお母さんとして芯から強くなれるんです。
傍で見ていても表情が明らかに違いますよ。
なので自宅に帰られてからも、頑張れるのかな?と思います。
不安が募る頃に2週間健診も受診出来るし、「これでいいのか?」「どうしたらいいのか?」というギモンの答えが見つかります。

入院中はキツいかもしれないけど、少なくとも退院後は「赤ちゃんが夜中になかなか眠ってくれませんがどこか具合が悪いのでしょうか?」とか「3時間以上授乳間隔が空かないですが母乳不足ですか?」なぁんてことがギモン・・・ってことはないと思いますよ。(笑)

手前味噌で恐縮ですが、赤ちゃんにやさしい病院は母乳育児をされるお母さんのサポートを全力でしますから、お母さんにやさしい病院だとSOLANINは思います。
お母さんにきびしいかどうかは、上っ面で判断せず、中身を見てから言ってほしいですね。

 

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2009年8月27日 (木)

おっぱいの分泌低下による体重増加度の減少の原因2

頻回直母をしているのにおっぱいの分泌が低下することがあるとしたら、そもそものおっぱいの飲み方に不都合があってそれに気がつかないか、気がついても何となく放置してしまった場合です。

新生児のうちはおっぱいを吸い始めてすぐににウトウトしてしまいがちです。
それは主に体力的な理由です。(直母はけっこう疲れるのですね。)
普通におっぱいの分泌があるお母さんの場合、ウトウトして体力の回復を図りつつ、しばらくしたら次のおっぱいが湧き出すのでタイミングを見計らいゴクンゴクンと飲み干すだけでいいから赤ちゃんにしてみたら不都合はないのですね。
普通以上におっぱいの分泌が良好なお母さんの場合、授乳間隔が2時間も空けば乳房にかなりおっぱいが溜まり、これまた短い時間でゴクンゴクンと飲み干すだけで事足ります。

ところが1か月も過ぎるころにはそれなりに体重は増加し、赤ちゃんのスタミナも豊富になってきます。
すると、ウトウトしなくてもおっぱいが飲めるようになります。
それどころか次のおっぱいが湧き出すのが待ちきれなくなります。
乳首を噛んだり引っ張ったり怒ったりするのは、スタミナ故にイラチ(=イライラしやすいせっかちな気質を表す京阪地方の方言)になるのですね。

正しい吸啜をしないままに育ってしまうと効果的な吸啜刺激が乳頭に受けにくいのである日を境におっぱいの分泌がドンドン低下してきます。
二次的な乳汁分泌低下を来しているのですね。
乳房が緊満するまでおっぱいを溜め込み授乳回数が少ないと、さらにおっぱいの分泌が低下します。
昨今は効果的な吸啜をしなくてもとにかくおっぱいが飲めて体重が増えればそれでいいという風潮があります。
するとこうなるんです。
どうにもならない場合はプリンぺランを内服したり、一時的にミルクの補足をせざるを得ないこともあります。
でも数週間の吸啜トレーニングにより、効果的な吸啜ができるようになられると、おっぱいの分泌は再び増加してきます。
ミルクもドンドン減らせます。

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おっぱいとお薬/その14『苓桂朮甘湯』

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「おっぱいとお薬その14『苓桂朮甘湯®』(改訂版)」公開中です。
最新の内容は、上記をご確認ください。

以下、過去記事。

お久しぶりな“おっぱいとお薬”です。
“その13”を書いたのが7月9日だったかな。

さてこの文字一発で読めるのは、薬剤師さんくらいかなぁ?
(ちなみに私は読めませんでした。てへっ。)
変換するのに文字が見つからなくって大変でした。(汗)
読み方は「りょうけいじゅつかんとう」です。

画面の向こうで「あたしは関係ないよ。」とは言わないでください。
関係なければどんなにいいかということ、ありますよね?

突発性難聴って聞いたことがありますか?
大変な病気です。
初回で急性期ならば、ステロイドの点滴をされることになるのが、ポピュラーな治療法と言われています。
この場合、お母さんのカラダに取り込むステロイドが大量なのでその期間は搾乳して捨てなくてはならないようです。
3日間はステロイドの点滴をされることになるでしょう。
突発性難聴になるのは上手くいけばその時だけの1回こっきりになることもありますが、再発することも可能性としてはあります。
もちろん、再発の場合もステロイドの点滴や内服(プレドニンという名前のお薬)をすることもあるのでしょうが、搾乳して捨てるのはどうか・・・という時と症状が初回よりも軽い場合はこの「りょうけいじゅつかんとう」を処方されることがあります。
元々はめまい、耳鳴りなどに効を奏するお薬ですが、突発性難聴で授乳中のお母さんが内服されても赤ちゃんへの影響を心配しなくていいだけです。

あと、私は専門外なので詳細は分かりませんが鍼灸も効果があるそうですね。

 

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お母さんが新型インフルエンザに罹ってしまったら?

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「お母さんが新型インフルエンザに罹ってしまったら?(改訂版)」公開中です。
最新の内容は上記でご確認ください。

(注)タミフルについては、最強母乳外来・フェニックスにて「おっぱいとお薬その1『タミフル®』(改訂版)」が公開中です。

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「おっぱいとお薬その1+α『タミフル®』追記(改訂版)」公開中です。

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「おっぱいとお薬その2『リレンザ®』(改訂版)」公開中です。 

最新の内容は上記にてご確認ください。

以下、過去記事。

このご時世です。
新型インフルエンザに罹るお母さんも出てこられる可能性大です。
ワクチンが販売されても接種には優先順位があり、希望すれば接種できるかどうかは期待できない状況です。
まして任意接種ですし、副反応が起きても補償の対象にならない恐れがあります。
製造元の製薬会社もワクチンで事故が起きても「免責」を主張しているみたいですね。

さてどうしたものか。
病状や発症からの時期によっては主治医の判断を仰がなくてはなりません。
そうするとタミフル®やリレンザ®を内服しなければならない事態も想定されます。

最近は授乳中でも内服させる場合もあるようですが、(っていうか、内服しても「授乳していいよ。」と仰るドクターもおられるといった方が正確かな?)
一応アメリカの方では内服しておっぱいをあげても、赤ちゃんに影響はないようだったとのことです。
数年前と対応が変わりました。
もちろん、おっぱいからインフルエンザウィルスが検出されるわけではないから、罹患されても授乳は可能です。
しんどければ搾乳やミルクをお家の方に飲ませてもらう方法もアリです。

もちろん、完母の赤ちゃんですと、哺乳瓶はNGなことが多く、乳頭混乱を来たしたら困りますので、スプーン、カップ、スポイドなどであげることになります。
離乳食の始まっている赤ちゃんはお食事を進めた方がいいかもしれません。

内服する・しないは主治医と相談の上決断してください。
内服しない方法を選ばれるならば、うがいと手洗いを厳重にして、赤ちゃんに接する時はマスク着用し感染防止に努めましょう。

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2009年8月26日 (水)

新生児の鵞口瘡

一般的に新生児期に赤ちゃんが鵞口瘡になるということは、数的に少ないと思いますが、何かが原因で抵抗力が低下していたり、抗生剤を投与されていたり、お母さんがカンジダ膣炎を患った既往があったりすると、鵞口瘡になることがあります。

初産のお母さんですと、「おっぱいのカスが付いているのかな?」と思い込んでおられることもあります。
また、経産のお母さんでも、上の子さんで罹ったことがなければ舌苔(ぜったい)の一種だと勘違いしておられることもあります。

月齢が進んでからですと、おっぱいを飲む時赤ちゃんが痛がる(=おっぱいの飲み方が少なくなったり続けて飲むのを厭がる素振りをするなど)ので気がつくこともありますが、新生児期はかなり重症でも赤ちゃんがそういう意思表示をしないので、医療者に診てもらって初めて気がつくこともあります。

放置されると、お母さんが乳頭乳輪鵞口瘡(=乳頭乳輪カンジダ症)になる恐れがあります。
気がつき次第、治療しましょう。

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納豆を食べさせる時の注意点

離乳食に納豆・・・あると思います。
大豆アレルギーが判明している場合は与えないというのは言うまでもないですが、このほかに気をつけた方がいいことがあります。

ひとつは刻むかひき割りを使ってほしいということです。
納豆は混ぜると糸を引き粘りますが、一方でつるんと飲み込みやすいものです。
これは誤嚥の危険性が高いということを意味します。
(同様にサトイモなんかもつるんとしていますね・・・)
刻むかひき割りにすれば、豆の丸みが無くなるので安全です。
(幼児期も出来ればひき割りの方がいいと思います。)

もうひとつは、赤ちゃんひとりの前に納豆を置いたままにしてその場を離れないことです。
摘まみ易く、糸を引く納豆は赤ちゃんにとっては、格好のおもちゃなんです。
食べるならともかく、納豆の器をひっくり返したり頭のてっぺんから“納豆シャワー”をしたり、洋服の上から纏わりつかせたりして遊んだ日にゃあ・・・後始末が堪ったものではございませんです。
経験者は語る。ジャンジャン♪

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おっぱいの分泌低下による体重増加度の減少の原因1

ふつうは頻回直母をしていたら、そうそうおっぱいの分泌低下は来さない筈です。
しかし、現実には「おっぱいの出が悪くなり、赤ちゃんが怒ってばかりで、おまけに赤ちゃんの体重が増えなくなった。」ということがあります。

原因のひとつにお母さんのお食事がなってないことがあります。
かつてSOLANINは朝はミネラルウォーター1本とソ○ジョ○2本、昼はカップめん1個、夜はマッ○のナントカセットというお母さんに遭遇したことがあります。
独身時代朝食抜きで、ダイエット命でお食事に関心が無い方や毎日サプリメントを数種類100錠飲まれる方もおられましたが、そういう偏食というか、摂食障害っぽい既往のある方は里帰り先から自宅に戻ると、お食事の体(てい)をなさないことがあり、そうなるとヤバいです。
困ったことにそういう状態でも、ご本人は「ちゃんとお食事しています。」という自覚に満ち溢れていて、ヤバいことに気がつかないというか、認めたくない様子でした。

過食や無茶食いは乳腺炎の原因ですが、食べないということは、また別の意味で大きな問題です。
1日の総摂取カロリーが1200キロカロリーくらいしかないのはどう考えても控え過ぎです。
お母さんの食べたものがおっぱいになりますから、基本にたがわず小学校時代に習った「赤・黄・緑」の三色の食べ物をバランスよく食べましょうね。

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2009年8月25日 (火)

冷凍母乳の取り扱いについて

冷凍母乳を作成し運搬する際はどうするのが良いのかという質問のプチメを受けました。
小さめで良いのでクーラーバッグにキンキンに凍らせた保冷剤と共に、溶けないようにして運搬し、現地で解凍します。
そのままでも哺乳瓶に移してからでも良いのですが、必ず湯煎して飲ませてあげてくださいね。

自宅で解凍して哺乳瓶に移してから運搬するのもいけなくはないですが、万一途中でこぼれたりしては困りますから、止めた方が良いですね。
現地で湯煎のためのお湯を調達できない恐れがあるならば、予め水筒に入れたお湯とマグカップくらいの大き目の容器を準備しておきましょう。(お湯を入れてバッグそのままか哺乳瓶に移してから温めるための必要物品ですな。)
冷凍母乳は職場復帰されるお母さんだけではなく、色々な時に使えます。
憶えておかれると便利ですよ。

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相談したいのにたらい回し!

恐らく赤ちゃんのお母さんにとって初めての集団健診は4ヶ月健診あたりになるかと思います。
保健センターから問診表が送付されて、当日までに記入を済ませ持参します。
「頸が据わっているか」「あやすとよく笑うか」あたりが医療者側から見た赤ちゃんの重要チェック項目です。
一人目の赤ちゃんのお母さんにとっては何から何まで初めてだから、質問事項なども予めノートなどに書いて持参される方も少なくありません。

なのに・・・問診表チェックの保健師さんに尋ねると「あぁ、それは隣のお部屋の小児科のドクターに聞いてね。」なぁんて受け流されがちです。
「へぇ~。そうなのか。」と思って小児科のドクターにタイミングを見計らいつつ質問すると、「あぁ、そういうことは病院に行って小児科のドクターに聞いてください。」と言われてしまいます。
「えっ、貴方も小児科のドクターなんでしょう?何で質問に答えてくれないの?質問の内容が理解してもらえるようにまとめてきたのに。ぢゃあ、何のために私は今日ここに赤ちゃんを連れてきたの?」と思ったことのあるお母さん、多いと思います。
大勢のお母さんから同じようなことを質問されてるのでしょうが、もうちょっと親身になって対応して貰えませんでしょうか?

赤ちゃんの健診って楽しみでもあるけど、お母さんにしてみたら不安で一杯なんですね。
まして初対面の小児科のドクターに質問するって勇気が要りますもんね。
なのに・・・相談したいのにたらい回しで結局ギモン解決せずだなんて。
何のためにわざわざ集団健診に来たんだろうか?
公費負担の健診って所詮そんなものなんでしょうか?

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2009年8月24日 (月)

7ヶ月間もの乳糖不耐症との闘いに勝利した赤ちゃん

1ヶ月健診のあたり迄は何の問題もなく順調におっぱいだけで育っていたものの、4ヶ月健診の時点でで体重増加不良を宣告された赤ちゃんで、★病院の母乳外来に駆け込んでこられた方のうち、何人もの赤ちゃんが検査の結果『乳糖不耐症』だったということが判明しています。

残念なことに“体重増加不良=母乳分泌不足”とステレオタイプの診断で一刀両断される小児科のドクターは未だちらほらおられます。(涙)

便クリニテストをするのが面倒なのか・・・
体重増加不良の赤ちゃんのお母さんに「せめてそれだけでも調べてもらえませんか?とドクターに頼んでみたら。」とお伝えしても「意味がないからしないと言われた。」というお返事をいただいたことも一度ならずあります。

コーカソイドよりもモンゴロイドには乳糖不耐症は多いのですが。
そんな面倒臭いことをしなくてもミルクをガンガン足していけば、多少は体重も増えるだろうってことですかね?

★病院の小児科のドクターは便クリニテスト・・・してくれます。
ただ、場合によっては治療を開始しても長い闘いになることもあります。
乳糖不耐症と診断されて内服治療を始めたTくんは、7ヶ月かかって最悪4+だった検査結果が先日±になったと、お母さんが喜びの報告をしに来てくださいました。
小児科のドクターも「内服一旦オフにしましょう。」と言ってくれたそうです。
ホントに良かったです。(笑い)
先が長いと1人では心が折れそうになることもあるかと思います。
SOLANINは支えていきたいと思います。

 

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香辛料と母乳育児

一般的には香辛料のキツいものを母乳育児中のお母さんが摂取されると赤ちゃんは嫌がります。
頑として飲まない赤ちゃんもおられます。
味覚が鋭敏というか保守的というか・・・
その一方で味覚にうるさくない赤ちゃんや1歳以降になられると、「おっぱいを飲む」という行為が大好きで味は二の次というか不問に付すというお子さんもおられます。

また食文化の違いで、1歳にならないうちからキムチを食べさせたりするのが普通に行われている韓国や複数の香辛料を自宅で挽いたり混ぜたりするのが当たり前の南西アジア諸国では最初っから赤ちゃんはスパイシーなおっぱいを飲んでいることになります。(まぁ、それでも産後は多少は控えめにされているのかもしれませんが。)
それってどうなのか?

今の日本の食文化はグルメ万歳的な状態で、居ながらにして世界各国のお料理が食べられます。
新しいもの、珍しいものを食べたいというのは誰にでもある欲求ですね。
母乳育児中だからあれもこれも食べちゃいけないと言われたらやっぱり悲しいし、何を食べたらいいのか分からなくなってしまうかもしれません。
食事制限を続けるのがあまり苦にならないのか、はたまた赤ちゃんのためだからとやりぬくお母さんは強いし凄いと思います。
(その一方で、今の日本の食文化は朝食抜きや孤食・個食、極端な偏食、行き過ぎたダイエット、手作りの回避など問題は山積してますが。・・・閑話休題。)
ただ、食文化というのはその土地の気候や風土や収穫物や特有の習慣や周辺地域との交流の濃淡や宗教上の教義などが加味されて何百年もかかって出来上がったものだと私は思います。

なので、香辛料の摂り方がそれらの国の方たちと日本人では異なって当然ですから口では美味しいと感じても胃腸はそうは感じていないというか、受付はするものの胃腸的にはしんどいというか、そういうことがあってお母さんのお食事由来の乳房トラブルは起きるのではないかと思われます。

伝統的な日本の家庭料理で香辛料を大量に使用するレシピってあまりないと思います。(辛子レンコンとか辛子明太子とか山葵漬けとか山椒昆布とかありますが、舌に突き刺さるようなスパイシーさはないですし。)

あとひとつ、これは個人差かもしれませんが、お母さんが激辛料理を食べると、赤ちゃんの肛門周囲の爛れが酷くなることがあるようです。
SOLANINの場合、長男と次男は気が付きませんでしたが、長女はテキメンこのパターンで私が激辛料理を食べる度にお尻がおサルさんになってしまいました。
つまり、食べると症状が出て、どんなにスキンケアに努めてもダメで食べないようにしたら症状は治まるのです。
多分10回以上の『人体実験』をしてそういう結論になりました。
長女よ、ごめんね。懺悔します。

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では、かんきつ類はどうなんでしょう?

数日前に「梨を食べるとおっぱいが腐る?」という記事を書きました。
かなりの反響がありました。
その中でぷちみそさんからの質問で「かんきつ類は・・・」というのがありましたので、記事にいたします。

かんきつ類・・・O式のセンセイは一般的に「母乳育児中には食べないように。」との指導をされるようです。
もちろんO式のセンセイであってもリベラルな考え方のセンセイはあまりキツい指導はされませんが。
詳しくは存じませんが、恐らくかんきつ類は暖かい地方で収穫され、寒い冬場が旬なので、カラダの冷やし過ぎにならないようにという意味でO式のセンセイは仰っているのではないかと思います。

かんきつ類についても頻回かつ多量でなければ、授乳中に召し上がってもまずは大丈夫です。
例えば手のひらが真黄色になるほど食べるのは、誰が考えても食べ過ぎですよね?
そういう無茶をしなければいいということです。
赤ちゃんのお母さんは大食いタレントではないですからね。(笑)

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2009年8月23日 (日)

指しゃぶりをしながらおっぱいを飲む赤ちゃん

O式のセンセイはおっぱいの味が不味い時やお母さんが喫煙・飲酒した後やお母さんが神経質だったりすると、おっぱいを飲みながら指をしゃぶると仰います。

こういう現象は早くても3ヶ月以降にしか起きません。
また、10ヶ月頃には自然としなくなるようです。

赤ちゃんが左右どちらのおっぱいでもこのように指しゃぶりしながらおっぱいを飲むならば、たまたまやってみたら面白かったということが癖になったと考えられますが、特定の片方だけならば、やはり味に左右差があることが想定されます。
例えば乳腺炎の後だとか、片方が出方が少ないとか。
赤ちゃんにとって美味しい方はそのままで、今イチな方は指しゃぶりしながら飲むかぁ~ということです。(それってちょっと・・・かなり・・・失礼しちゃいますが・・・)

喩えてみれば、炊きたて御飯なら銀シャリでも美味しいけれど、冷や御飯ならふりかけ頂戴って感じかな?(しゃぶる指が“ふりかけ”なんですね。)
でも、お母さんの乳首と指の2本吸いはゆがめ飲みの元凶ですから、さりげなく指を外してお母さんと握手しながらおっぱいだけを飲ませましょう。

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まちの授乳室について

おっぱいをあげてるお母さんが外出される際、利用されるのが「授乳室」ですね。
私が赤ちゃんを出産した頃は、殆んど無かったですね。
大判のストールなどを利用して、車中で授乳していましたっけ。
最近は少しずつ増えてはいますが、まだまだ不足していますね。

職業柄、「授乳室」と名のつくトコロはチェックします。
自分が授乳するわけでもないのに覗いています。
ぱっと見、怪しいおばさんかもしれません。(笑)
デパート、ショッピングセンター、動物園、空港、競艇場、病院、公共施設などなど。
近年ちょっと気になるのは、お父さんが同伴されていることかな?(時々遭遇します。)
その時の利用者が自分の奥様だけならいいんです。
でも他所の奥様がおっぱいをあげようとされるのに退出しないとしたら、利用者のマナーとしてどうなんでしょう?
嫌ぢゃないですか?
私だったら・・・そういう空気読めない人には、塩撒きたいです。

それともうひとつ。
「授乳室」の表示マークで哺乳瓶が当たり前というのが、気にかかります。
混合栄養やミルク栄養のお母さんを否定する気はさらさらないけれど、逆におっぱいをあげているお母さんは無視ですか?と聞きたいです。
乳房をマークにするのは難しいでしょうが、何か良いマークはないものでしょうか?
ちなみに★病院では、トールペイントのオブジェで、「授乳室」書いた看板?を出入り口に吊り下げています。

 

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2009年8月22日 (土)

会陰部マッサージについて

助産院でご出産される方に限らず、会陰部に切開が入れられるのは、避けられるものならば避けたいところかと思います。
会陰部マッサージというのは、専用クリームとかマッサージ用のオイルを使用し、会陰部の伸展を良くして、出産時に切開を入れなくて済むようにというための妊娠中からのケアのひとつです。

但し、会陰部マッサージをしたからと言って、絶対に切開不要とは限らないし、裂傷が起きないとも限りません。
なぜなら、助産師なら誰でも知っているとは思いますが、出産の進行は会陰部の伸展だけでキマルるわけではないからです。
(陣痛の強さとか赤ちゃんの頭の大きさ・体重・胎向とか軟産道の硬さとか・・・まぁ、色々な条件があるわけです。)

会陰部のマッサージを開始する時期は現在のところ確定はしていません。
早い場合は16週くらいからという施設もあるし、34週からというところもあるし。
個人的には出来るだけ早いほうがいいのではないかと思います。

方法は病産院で指導してくれると思われますが、かいつまんで申しますと、背もたれのある座椅子などにもたれて膝をたてて開脚し、専用クリームを指に適量付け、右の会陰部なら右手で8~10時方向へ左の会陰部なら左手で4~2時方向へ、20~30回づつ外方向に押し広げるようにします。
肛門方向を時計の6時と見做して、右手で6~8時方向へ、左手で6~4時方向へ20~30回づつ弧を描くように若しくはV字型になるように拡げます。
つまり、自分の指を使って会陰部を伸展しやすいように妊娠中からするマッサージなんですね。
マッサージ用オイルは垂らすわけにはいかないから、使用量が難しいと言われていますが、大きめの脱脂綿などにしっとりとするくらいオイルを含ませて、マッサージ前に10分間くらい「ピチュ」すればいいと思います。
あ、「ピチュ」というのはインド式マッサージなんかでやりますが、オイルパックのようなものと捉えてもらったらいいです。

会陰部切開の痛みですが、ある程度会陰部が伸展してからの5mmくらいの?正中切開だったらさほどでないですよ。(個人的な感想です。1人目がそうでした。)
側切開が痛いんですね。(産後授乳室で、褥婦さん同士で円座争奪戦になるくらいです。)
バースプランに「会陰部切開はNG若しくは最小限に。」に加えて「どうしてもなら正中切開で。」と書かれてはいかがですか?

そうそう、安産に向けてならば体重を増やし過ぎないことと、スクワットもいいのですよ。

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赤ちゃんの便秘2(離乳食開始以降)

特に離乳初期にはうんちの性状が変わる時期です。
毎日うんちが出ていても、赤ちゃんが息み倒していたり、うんちがコロコロだったりするとそれは便秘です。
もちろん、つかまり立ちをすれば息みやすくなるので出ないことはないのですが、場合によっては肛門の一部が切れてしまうこともありますから、多少は緩めというかその方が出す時の性状としてはいいと思います。

そのためには離乳食の食材に芋や野菜や海草をた~っぷりと摂り入れたり、オリゴ糖を使用すると、うんちの性状は柔らかくなりますから配慮してみてください。
多少緩めな性状で、機嫌も良く、哺乳欲も変わりなく、嘔吐もないならば毎日出なくてもあまり気にしないで下さいね。

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お昼寝の前、歯磨きしてますか?

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「お昼寝の前、歯磨きしてますか?(改訂版)」公開中です。
最新の内容は上記でご確認ください。

以下、過去記事。

お昼寝の時間は1~2時間程度でしょうが、離乳食を食べるようになったら当然食べ物のカスが口の中に残ります。
食べ物のカスが口に残った状態でお昼寝をしたら、やはり歯は脱灰します。
お昼寝前に甘いお菓子を食べていたら・・・ヤバいです。
保育園では1歳の子供でも食事の後、お昼寝の前には歯磨きをします。

ネンネの時間は関係ありません。
昼でも夜でもネンネの前はお口の中を綺麗にしてからにしましょうね。

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2009年8月21日 (金)

お母さんが酷い下痢になってしまった!

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「お母さんが酷い下痢になってしまったら?(若干改訂版) 」公開中です。
最新の内容は上記でご確認ください。

以下、過去記事。

久々の「ヘルプコール」シリーズです。
プチメ及びコメントでも質問があった項目です。
お母さんの症状は熱発の有無はありますが、主な症状は下痢。
食欲不振か嘔気・嘔吐があってまともにお食事が摂取出来ない。
水分だけはかろうじて摂れる。
体重は2kgくらい落ちてしまった。
起き上がるのもしんどいので、添い乳で授乳している。

赤ちゃんは月齢は様々ですが、断固としてミルク拒否中。
あくまでおっぱいラブなんですね。
お母さんの体調がシビアなのでおっぱいの出方はいつもより低下しているので、ぶら下がるようにして必死こいて吸い付きまくっていますが、だぁ~っと出て来ないから怒りながら飲んでいます。

お母さんとしては、①このままぶら下がり飲みをさせていいものか?
②もし、体調不良が原因でおっぱいの出方が悪くなったままで復活しなかったらどうしよう?というご心配です。

①については、赤ちゃんがミルク拒否を貫いているので、お母さんとしてはしんどいでしょうがそうするしかありません。(おなかが満たされたらなんでもいいならとっくにミルクを飲み始めていることでしょう。でも、そうではないということは赤ちゃん自身が決めたのですから、尊重してやってください。)
②については、心配無用です。
怒りながらも吸い付いてくるのは、赤ちゃん自身も「このままおっぱいが出なくなっては大変だ!」という想いで必死こいているのですね。
お母さんの体調の回復と共におっぱいは復活します。
水分は半分くらいはイオン飲料にしてください。
失われた電解質の吸収を考えてみましょう。(全部イオン飲料にすると、砂糖の過剰摂取になるかもしれません。成人の1日の砂糖摂取は30gまでですからボトルを見て計算してね。)
出来れば残り半分は根菜類を多く煮込んだ野菜スープが良いですね。
SOLANINの仙豆もいいですぞ。(過剰摂取しなければ大丈夫です。)
何が原因か下痢の検査をしてもらってください。(赤ちゃんに感染らないように、手洗いは厳重にしましょう。ウイルス性ならば抗生物質は効かないです。)
安易に下痢止めを内服するのは止めましょう。(かえって症状が悪化しかねませんからね。)
食べられるようになったら、よく煮込んだおうどんやおじやなどを小分けしてゆっくり噛み締めるように食べてみましょう。(一度にたくさん食べると嘔気が誘発されることがあります。)
1日でも早い体調の回復をお祈りします。

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マグのゴム乳首やスパウトから飲んでくれません(困)

離乳食が始まる頃にはマグからお茶を飲ませるようになることでしょう。
昔のコ〇ビのマグセットのチュートリアルにはゴムの乳首⇒スパウト⇒ストロー⇒カップの順に進めるように書いてありました。

チュートリアルの通りにやってみました。
でも出来ませんでした。
SOLANINも当時は全く知識が無かったから悩みました。

でも悩むようなことぢゃなかったのです。
直母と哺乳瓶の乳首では歯茎や舌の動かし方が全く異なるのはこのブログの読者さんなら周知の事実ですよね?
つまり・・・だから・・・出来なくて当然なんですね。
っていうか、万一こんな時期になって乳頭混乱になっちゃったら目も当てられません。

直母の赤ちゃんはマグからお茶を飲ませる時は、添付のゴムの乳首やスパウトは省いていただいて、ストローとカップの活用で充分です。

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野菜を食べないから野菜ジュースを飲ませる?

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「野菜を食べないなら野菜ジュースを飲ませればいい? (改訂版)」公開中です。
最新の内容は上記でご確認ください。

以下、過去記事。

野菜ジュースによっては飲みやすくするため、お砂糖を添加したり、果汁を加えてあったりするものもあります。
それですと、酸性度が高いので虫歯になりやすいです。

仮にお砂糖無添加で果汁も加えてなかったら、ビタミン類は野菜に限りなく近いかもしれません。
また、食物は栄養分の補給だけを目当てに食べるのではないですよね?
赤ちゃんの味覚を育て、咀嚼するという口腔機能の発達を促すためにも自分の歯で噛むことを大事にしたいものです。

生野菜は食べにくいので少し茹でたり、スティックに切って手づかみで齧れるようにしてみるといいですね。
最近の子供は噛む力が弱くなっていると言われています。
噛む力をつける基礎が直母なんですね。
しかし、野菜をすり潰しただけでは、ピューレ状ですから舌の上で食物繊維はそのまま残ります。
食味的にザラつくと喉越しが悪く、ジュース本来のサラッと感がないので減らしてあるかもしれません。

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2009年8月20日 (木)

まだおっぱいしか飲んでいないのに、食物アレルギー?

食物アレルギーでも程度が重いとおっぱいしか飲んでいないのに、症状が出る場合があります。
つまり、赤ちゃんのアレルゲンとなる食物をお母さんが食べたら、赤ちゃんの飲むおっぱいにアレルゲンが出てきたから・・・ということです。
それが判明すれば、お母さんのお食事の内容からアレルゲンを含むものを除去してくださいとドクターが指導されると思います。

酷い場合はアレルギー用の粉ミルクの使用に切り替えを勧められるかもしれませんが、ミルクもまた異種蛋白ですから、やがてアレルゲンになる可能性を想定しておかねばなりません。
軽々しくおっぱいを止めるのでなく、お母さんのお食事の工夫で赤ちゃんの症状が改善することも可能であるということを知っておいてください。

一般的におっぱいの中に出てくるアレルゲンは直接赤ちゃんがアレルゲンを口にするのに比べて1/1万~10万の摂取量に過ぎません。
そんなに少ない量なのに出るのですから、直接食べさせた日にはえらいことになることは誰にでも予測出来ると思います。
もちろん、赤ちゃんの発育の過程で検査データが改善してくることもありますから、お母さんが赤ちゃんのアレルゲンとなる食物を食べてもいいかどうかは担当のドクターにお尋ねくださいね。

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梨を食べるとおっぱいが腐る?

O式のセンセイは秋口になると、よくそう仰います。
SMCのセンセイは真っ向から反論されます。
実は先日アメンバーさんのお1人からこの質問を受けました。
あるところで、「梨をたくさん食べると乳腺炎になる。」
「梨をたくさん食べるとカラダが冷え、血行が悪くなり、母乳の出が悪くなる。」などの書き込みがあったとのこと。
「ホントのトコロはどうなんでしょう?梨が大好きなんですが・・・」と。

梨の食べ過ぎでおっぱいは・・・腐らないと思います。
発酵という意味なのでしょうが、そこまでのデータがあれば既に公表されているでしょうが、生憎存じ上げておりません。

但し、SOLANINは毎年梨の食べ過ぎが原因としか思えない乳腺炎のお母さんには数人づつ遭遇しています。
経験的に毎日1個ペースで梨を食べていると、1週間以内にドボンしやすいです。
一般的に東洋医学的な考え方では、梨だけではなく果実全般や果菜(夏野菜)は「カラダを冷やす」と言われています。
頻回かつ多量摂取というのは、それ自体がバランスが良くないお食事の摂り方ですから、予防として控えめにすることや、乳腺炎になってしまった場合に治療の一環として食べるのを一時お休みすることは理屈に合っています。

でも少しは食べたい・・・好物なら尚更でしょう。
そういう場合は「下半身を冷やさない。」「足湯をする。」「生姜や根菜類などのカラダを温めるものを摂取する。」「主食だけでもおかゆやおじややノンオイルのリゾットなど消化の良いものを摂取する。」「いつもよりもこまめに飲ませてあげる。」というのが功を奏します。
その他の食べ物や、授乳の仕方で充分予防出来ますよ。

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赤ちゃんの便秘1(2ヶ月頃~離乳食開始前)

新生児の頃は、「胃ー直腸反射」といって、おっぱいを飲む度にちびりうんこをしていた赤ちゃんは多いと思います。
時は流れ、満2ヶ月頃になると、うんちの回数がかなり減ってきます。
3~4回/日に減り、1回/日に減り、やがて1回/2日とか1回/3~4日、甚だしい場合は1回/週なんてこともあります。

この頃の便秘の便の性状は決して「鹿のフン」ではないということです。
チョ〇レー〇やカ〇ールーが半溶けしたような感じとでもいいましょうか・・・まだまだ水っぽいのですね。
なので、切れ痔にはならない筈です。
しかし、それほどまでに長く腸に滞留していると、おならが臭い!
殆んどスカンク級です。(爆)

なぜ、うんちが遠くなるのか?
それは赤ちゃんのカラダの発達と共に「胃ー直腸反射」が減弱することと、授乳回数が新生児期よりも一般に少なくなることが影響していると言われています。
また、お母さんが切迫で入院され、『ウテメリン』や『ルテオニン』などを持続点滴されていたり、大量に長期にわたり内服していたりすると、そうでない場合よりも赤ちゃんが便秘しやすいという報告を伝聞したことがあります。

機嫌が良く、哺乳量的にも特に変わりなく、おなかも張らず、体重増加も問題なければ様子見でいいのです。
しかしいくらなんでも長過ぎやしないか?という場合は普通サイズの綿棒を使用し、先から2cmのトコロでマジックなどでラインを引き、ローションやクレンジングクリームなど、スルッと入りやすいようにして赤ちゃんの肛門に挿入します。
そのまま、2~3分間こよりを撚るようにクルクル回し、刺激します。
こうすると大抵、おならと共にうんちが出てきます。

経験上、日にちの経過と共に反応に時間がかかるようですから、気になるなら丸1日うんちがお出ましにならなければ、肛門刺激してみてください。
よく、「癖になりませんか?」というご質問もいただきますが、綿棒での刺激は下剤や浣腸液を使用するわけではないし、赤ちゃんに「あ、そうか。こっちに気張ればいいんだな。」と誘導してあげるだけです。
綿棒刺激で赤ちゃんのうんちが出るなら便秘のレベルはたかだか知れています。(お顔ばかりが茹でタコ状態で、気張る方向が明らかに違う赤ちゃんがおられますね。そういう時肛門刺激をしてあげると、我に返るのか要領がよくなるのか、いきなり有効な努責をかけることもあります。)

そうそう、お母さんのお食事でお野菜や海草、少ないようなら増やしてくださいね。
里帰り中はかなり多くお野菜や海草を食べていたけど、自宅に戻ってからは明らかに減ってるわ・・・というなら尚更です。
お母さんの食べたものがおっぱいになりますから。

それから、「赤ちゃんに麦茶や湯冷ましをあげるといいのでは?」と昔の育児書には書いてありますし、おばあちゃんも仰いますがあまり効果はないようです。

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2009年8月19日 (水)

お出かけに備えて普段からミルクに慣らす?

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「お出かけに備えて普段からミルクに慣らす?(若干改訂版)」公開中です。
最新の内容は、上記でご確認ください

以下、過去記事。

一体、産後のお母さんにどんなお出かけがあるのでしょうか?
買い物?銀行?お役所関係?幼稚園の送迎?
まぁ、ないとは言いませんよ。
でも、お母さんが赤ちゃんの授乳やお世話に慣れるようにサポートするのが周りの者の務めではないでしょうか?
里帰り出産や実家からのお手伝いはそのためにあるものですよね。

例えばおばあちゃんが赤ちゃんを横取りして「お母さんは、外出して用事をしてきなさい。」というのはおかしいし逆です。
例えばお父さんに預けて昔のお友達とお茶するとして、年に数回、何時間かの留守のためにわざわざミルクの準備をするのですか?
(誤解しないでね。お茶しに行ってはいけないのではないのですよ。)
赤ちゃんとお母さんは生まれる前も生まれた後も、ひとつのユニットなんです。
変に離そうとするから何かとストレスが増すんです。
赤ちゃんも一緒に連れていってあげたら、特に問題ないと思いますがいかが?

 

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2009年8月18日 (火)

出産後2~3日間はおっぱいは少ししか出ません。

いまだに赤ちゃんを生みさえすれば、蛇口をひねって水が出るようにおっぱいが分泌して、なおかつ赤ちゃんが勝手におっぱいを飲んでくれると思い込んでおられる妊婦さんがおられ、少々アタマが痛い今日この頃です。(苦笑)

そういう方に限って、マタニティークラスを受講されず、妊娠中のお手入れもされず
ジャブジャブ出てこないおっぱいにショックを受け、自分は母親失格かと嘆く方もおられます。(涙)

おっぱいは簡単に勝手に出るものではありません。
お母さんと赤ちゃんが共同作業で出していくものなんです。
この時期にたたみかけるようにして頻回におっぱいを飲ませてあげることは、おっぱいの生産量を増やしていき、出していくためのホルモンの分泌を高めます。
つまり、母乳育児を成功させるための大きな鍵が頻回直母なんです。
これは間違いありません。
産後2~3日間は充分に分泌しないおっぱいを待って、赤ちゃんは手持ちのお弁当・水筒(=栄養分・水分)を活用しつつ、健気に凌いでいるのです。
強いて気をつけることがあるとすれば、効果的な吸着(=ラッチオン)が出来ているかどうか、今のポジショニングが合っているかどうか、必ず助産師にチェックしてもらってくださいね。

離乳食の食材に粉ミルクを使用することは混合栄養?

先日プチメでお問い合わせがありました。
「離乳食のメニューで食材として粉ミルクを使用するものがあり(=多分、パン粥やミルク煮などのこと?)、完母でいても混合になるのでしょうか?」ということでした。

う~ん。どうなんでしょう?
これまで自分自身、そういう視点で混合栄養かどうか考えたことがなかったというのが正直なトコロですかね。
でもこれって、かなり面白いというかユニークな着眼点ですね、感心しました。
正解は分かりませんが、かつての私自身の経験を振り返ってみました。
確か赤ちゃん時代のウチの子供たちは、3人共洋風メニューが好きではなく、粉ミルクを使った離乳食って作りましたが殆んど食べなかったのですね。
(長男は洋風メニューどころか、離乳食自体をとことん食べない子でしたが。)
こういう言い方が不適切かもしれませんが、完母のお母さんは栄養学的に赤ちゃんにおっぱい以外の乳類を補給する必要がないのですから、どうしてもでなければ粉ミルクを使用しなくてもいいのではないですか?
搾乳で30mlでも出せるなら、搾乳を使用して離乳食を作ってもいいわけですし。
ちなみにウチの子供たちは、洋風メニューで比較的食べてくれた味は、「コンソメ味」と「トマトソース」でした。

もちろん食物アレルギーとして乳類がNGな赤ちゃんは、アレルギーの程度にもよりますが万一を考えて粉ミルクの使用は自粛した方が安全です。

離乳食というものは、完母の赤ちゃんにとってはおっぱい以外のものを口にすることを意味しますから、粉ミルクを使用したメニューも広い意味で『離おっぱい食』ってことになるのかな?

 

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2009年8月17日 (月)

妊娠中に卵巣のう腫発見された!

先日妊婦検診には毎回内診と膣からの超音波検査が必要だと申しましたが、その記事に対するコメントで、気になるものがありましたので記事にさせていただきます。

 

卵巣のう腫の発見がいつになるかは病状にもよるのでしょうが、一般的に妊娠確定するかどうかのごく初期には、卵巣はホルモンの影響で腫れていることが多いです。
通常はひにちと共に、縮小してきます。
大きいかどうかの規準は径が5~7cm以上になっているかどうかです。

 

但し、16週を過ぎても縮小してこないようなら、その後のことを考えて原則手術をする方向に話が進むと思います。(のう腫部分だけ切除します。)

 

なぜ手術が必要になるかというと、卵巣が大きくなるほど
頸捻転や破裂などのリスクが高まるからです。
そんな事態に陥ったら、緊急手術が必要です。
百歩譲って妊娠中は大丈夫だったとしても、分娩進行時にのう腫が骨盤内に入り込むことがあり、そうなると分娩進行が妨げられます。

 

さて、卵巣のう腫の診断には一般的に膣からの超音波検査で発見されることが多いものです。
(ちなみに性経験のない娘さんですと、膣からの超音波検査は難しいですから、おなかからの超音波検査にせざるを得ないです。)
早期発見についてはどこまでを早期発見とするのか、判断が難しいですが、16週までに発見されたのなら、遅いとは言い切れません。

 

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1時間毎におっぱいを欲しがる(困)(新生児期)

生後間もないころの赤ちゃんは、よく泣きますし、頻回におっぱいを欲しがります。
抱っこすれば一旦は泣きやんでもそおっと寝かせた瞬間に目がパチッと開いてしまいそのままギャン泣きに突入することもあります。

里帰り中だったら、実家のお母さんのお手伝いも期待出来ますから、まぁ、何とかなるとして、問題は自宅に帰ってからですね。
頸が据わったら家事は寝ている間だけではなく、多少ぐずってもおんぶしてこなせばいいので家事ができないということはありません。

この時気を付けなくてはならないのは、赤ちゃんが必要な哺乳量を飲めているかということです。
退院後1週間頃を目安に赤ちゃんの体重を計ってもらいましょう。
そうして、退院からの1日当りの体重増加度が18〜30g以上/日のペースで増えているならおっぱい(混合の方はおっぱいとミルクの総量)が足りないのではないと断言します。

ミルク育児全盛時代のおばあちゃんは、何となく「赤ちゃんは飲んだら寝る」とインプットされておられます。
抱っこをしたら癖がつくから、泣いても放置するのが当たり前みたいといっては過言かもしれませんがそれに近い子育て法が罷り通っていたので、、ミルクをあげたら良く眠るのにと言われたりします。
でも、そんな必要はないので、聞き流してもらっていいです。

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直母のペースがバラバラな新生児

赤ちゃんは自分なりに哺乳量の調整が出来る=満腹中枢の形成は生後約3ヶ月頃ということは過去の記事に書きました。
今日はお母さんの思惑とは裏腹に直母のペースがバラバラな新生児についてお話します。
一般的に直母については“何分何クール(=何往復)”というのと、“何時間毎”にという2つの単位でペースをあらわします。
ここでいうバラバラというのは、例えば「5分2クールで2.5時間毎におっぱいをあげる予定だったが赤ちゃんがネンネして7分1クールしかあげられない。」とか「間隔も1〜3時間毎で不規則。」「片方飲んで20〜30分お休みしてまた新たにおっぱいを欲しがる。」というような状態のことです。

でも、これって別に変ぢゃないですね。
どれだけ飲むかは赤ちゃんのスタミナに左右されるものだから。
泣いておっぱいを欲しがっていたくせにあっさりと1クールで終了することもあるし、眠り過ぎだから少し起こしてみたら、今度は延々飲んでいたり
新生児のうち、「少し早く生まれた」「少し小さめでうまれた」「女の子」についてはおっぱいに時間がかかったり、途中で休憩が入ったり、左右交代したらまどろみ始め、眠ったかと思えばすぐに起きて泣く・・・というパターンにどうしてもなりがちなんですね。

これは・・・典型的な“お嬢様飲み”ですね。
良し悪しの問題でなく、生理的にのんびり、ちょこちょこになってしまうんですね。
これは日齢の進行と体重増加と共に変化します。

途中でウトウトして起きてくれない時は、『立て抱き』にしましょう。
足の裏を指圧したり、オムツ1枚にしたりお口周りを突いてみたりしても、どうしても起きてくれないならば、次1時間後に再度チャレンジしてくださいね。

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病気でもないのにイオン飲料を飲むとどうなる?

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「病気でもないのにちょこちょこイオン飲料を飲むとどうなる?(改訂版)」公開中です。
最新の内容は上記でご確認ください。

以下、過去記事。

熱発して、解熱して汗ブルブルかいた時ならいいのですが、そうでなく何でもない時イオン飲料を飲むとどうなるか知っていますか?
イオン飲料というだけあって電解質が多いですから、下手に飲むとかえって喉が渇きます。
ですのでちょこちょこ飲みになってしまいがちです。
ちょこちょこ飲みをすると歯が脱灰しやすくなります。
pHだって強酸性です。
特に妊娠中はそれ以外の時期よりも再石灰化に時間が長くかかります。
つわりなどで歯磨きもいい加減だったりすると、虫歯になりやすく進行も早いです。

イオン飲料はヘルシーなイメージですが、その実態はイメージとは裏腹なんですね。
大人であっても飲むのに適している時かどうか、よく考えましょうね。

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2009年8月16日 (日)

おっぱいが上手くいかないのはお母さんのおっぱいのせいですか?

上の子を他院で出産され、今回は★病院で出産されたお母さんで、「以前はおっぱいが上手くいかなくて・・・」と、おっしゃる方に何人も出会いました。
お母さん自身にハナっから全く母乳育児をする気持ちがなく、混合栄養やミルク栄養指向が強いのならば別ですが、そうではない場合(つまり懸命に努力したにも関わらず・・・の場合)は、お母さんのおっぱいのせいじゃないんです。

仮に病産院を変えたらおっぱいが上手くいったなら、最初の病産院で適切なケアを受けられなかったからでお母さんのおっぱいが悪いからではありません。
つまり、ナンのことはない母乳育児に不熱心な病産院で出産したからなんです。

「おっぱいがプレッシャーで・・・」とか「おっぱいは虎馬で・・・」というお母さん、もう1回だけチャレンジしてみませんか?
貴女の周りにも母乳育児を推進し支援するのが使命だと確信している助産師はきっと居ます。
肝心なトコロを探していないから見えないだけかもしれません。
(最低限、お住まいの近くにBFH認定病院がないかどうか、助産院がないかどうかを確認してください。)
市区町村の保健センターだったらそういう地域の情報を持っておられる筈です。
万一どこにも居なければ、この『最強母乳外来』を頼ってください。

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哺乳ストライキ8

同じく、おっぱいの出方が悪くなって飲みたがらないのか、哺乳ストライキなのか、良く分からないというお問い合わせもしばしばあります。

鑑別方法を述べます。
おっぱいの出方が悪くて飲みたがらないのでしたら、おっぱいをしゃぶるようなクチュクチュする感じでず~っと吸い続け、期待したほど出てくれないと、イラつきます。
おっぱいをぷいっと離したりまた吸ったりという状態です。
離してはギャン泣きということもあります。
哺乳ストライキならば、しっかり飲んでいたのに、いきなり拒否して吸い付きかけもしません。
その違いを見極めてください。

離乳食を食べてくれるならば、離乳食に搾乳を混ぜて食べさせるという方法もアリです。

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へんてこりんな保健指導3

先日の記事に読者さんからのコメントで、びっくりすることがありましたので、記事にさせていただきます。
生後1ヶ月の赤ちゃん健診で、医療者から「ビタミンKの補給にたまにミルクをあげてね。」という指導があったそうです。

ビタミンKは赤ちゃんの体内では合成されません。
母乳に不足している唯一の栄養素とも言えます。
なので、生後1日目と退院前(通常生後4日目~6日目頃)、そうして生後1ヶ月健診の計3回にわたりシロップのカタチで投与します。
(NICU入院中の小さい赤ちゃんには、注射のカタチで投与されることもあります。)
確実な投与をすれば、新生児の消化管出血(いわゆるメレナ)や頭蓋内出血を予防できます。
ビタミンKは母乳に不足しているものの、この3回の投与を受ければまず安心です。
また、お母さんが納豆やキャベツ、小松菜やほうれん草などを積極的に食べられると、おっぱいにビタミンKが出てきます。
それで事足ります。

なのに、「ビタミンKの補給にたまにミルクをあげてね。」・・・とはどういうこっちゃ?
おかしいやないの!
お母さんが何も知らないだろうということで、こんな悪質な指導をするのですね。
医療者に言われたら、驚きつつも真に受ける方だっておられることでしょう。
どういった職種の医療者だったかは詳細は不明ですが、可能性が大有りなのはミルク屋さんから派遣されて健診室の一角に鎮座している栄養士さん。(もちろん、自社製品のセールスウーマンですな。)
もしくは、担当の小児科のドクター。(ミルク屋さんから〇〇を頂戴されていて、赤ちゃんのお母さんにミルクを勧めることを使命としておられるのですな。)
WHO/ユニセフでは「医学的必要がないのに、母乳以外のもの(=糖水やミルク)を与えないようにしましょう。」と、10か条で表明しています。
「ビタミンKの補給に。」・・・という一見もっともらしい言い草に惑わされてはいけませんぞ。
賢いお母さんになってくださいね。

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2009年8月15日 (土)

哺乳ストライキ7

卒乳なのか、哺乳ストライキなのか良く分からないというお問い合わせをしばしば受けます。
1歳前後で卒乳する赤ちゃんが居ないとは申しませんが、せいぜい20%程度ですから(でも実際には未だに1歳でおっぱいを飲ませない=断乳させられる子・・・が多いから半分くらいの赤ちゃんがおっぱいを飲んでいないと思われます。)違う確率が高いのです。

鑑別方法を述べます。
卒乳でしたら、離乳食をもりもりと食べます。
水分もコップやストローを使用して飲み干します。
自分から飲食の欲求をアピールします。
しかし、哺乳ストライキでしたら、食欲はいつもより低下します。
この時期に多くなる、プール熱・ヘルパンギーナ・手足口病などで、口腔内が荒れていると飲食すること自体が痛くて堪らないので低下します。
機嫌も悪く、あやすのが大変です。

まだ止めるつもりがないのでしたら、搾乳して分泌を維持してくださいね。

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保育所保育指針第12章・日常に於ける保健活動

保育所保育指針の出所は厚生労働省です。
保育所に於ける保育のありかたについて通達され、しばしば改定されます。
第12章の中に日常に於ける保健活動についての章があります。
・・・の授乳・食事の項目の中に、「冷凍母乳」についての記載があります。
“母乳育児を希望する保護者のために、冷凍母乳による栄養法などの配慮を行う時には、充分に清潔で衛生的な処置が必要である。”という一文があります。

また、「牛乳」については、“飲料として牛乳を与える場合には1歳以降が望ましい。”とのことです。

1歳以降の入所で、冷凍母乳は難しいかもしれませんが、それ以前なら、基本的に保育所が断ってはいけないということです。

実は★病院でも保育士さんは大勢ご出産されます。
殆んどの方が育児休暇を取得されます。
私立で1年間、公立で最長3年間です。
SOLANINの住むまちでも、昔は無認可保育所でなければ、冷凍母乳受け入れNGでした。
「哺乳瓶に慣れてないと預かれない。」「どこのメーカーでもいいけど、ミルクが飲めない子は入所は難しい。」と、門前払いでした。
保育所に入所予定の完母の赤ちゃんのお母さんは、哺乳瓶とミルクに慣らす為、泣いて拒否するわが子と格闘しイラついておられるのが常でした。
で、SOLANINは当時の市長に手紙を書いたんです。
「認可保育所で冷凍母乳を受け入れろ。」と。

何人もの公立の保育士さんにも言いました。
「育児休暇がふんだんに取得できて、子育てを満喫できる環境にあるご自分を当然だと思いますか?おっぱいをいつでも飲ませてもらえ、抱っこしてもらえる貴女のお子さんは、実はとても恵まれた環境ですごしておられるんですよ。その一方で止むを得ない事情でロクに育児休暇をもらえないまま、早期から職場復帰せざるを得ないお母さんがおられるんです。そのお母さん達に向かって、母乳育児を経験した今、いくら仕事上とはいえ、「冷凍母乳はダメ。」とか「哺乳瓶が、ミルクが・・・」って言うのは1人のお母さんとして酷いとは思いませんか?」と。

そうしたら、少なくとも公立はOKになりました。
私立でもアレルギーなどの有る場合は、配慮してもらえるようになりました。
今ではまちの全部の認可保育所が進んでOKではないようですが、お母さんからの申し出があれば受け入れてくれるようになりました。
時は流れ、公立は哺乳瓶がどうしても使えない赤ちゃんには、カップやスプーンで飲ませておられます。

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搾乳器あれこれ・・・

「搾乳器って使ってはいけないの?」
そんな質問が職場復帰の早いお母さんからしばしばあります。

助産師でも搾乳器アレルギーというか、「断固反対!」という方に時々出くわします。
私が学生の頃、指導教官からなんて言われてたかなぁ?
はっきりとは憶えていないけれど、使わない方がいいようなことを言っていたような・・・

実は私、大昔ですが、自分が出産した時に、何種類かの搾乳器を試用しているのです。
そう、自らが実験台になっているのです。
カ〇〇ンのシリンダー式、ピ〇〇ンのゴム球ポンプ式、チ〇〇ュ?の電動式の3種類です。
まず、産後2日目の鬱積している時、産後5日目の直母40〜50g台の分泌が高まって若干うっ滞しかかっている時です。

結果と感想・・・いずれの時期も痛い。搾乳器使うくらいなら、手搾りで充分だと思いました。鬱積の時は雫数滴出すのに、手搾りの10倍痛かったです。(当たり前か。でも当時はそんなことすら知らなかったのね。)

時は流れ2004年の秋、メ〇〇のハー〇ニーというトリガー式手動搾乳器に出会いました。
導入するかどうか、お試ししたかったのですが、もう自分は無理です。(爆)
たまたまその頃、★病院の職員の出産が続きまして、実験台になってもらいました。
そうしてら、全員が「痛くない。」と言うのです。
「この商品なら、TVショッピングのモニターみたいにお勧め出来る。」「購入したい。」という人まで出てきました。
で、病棟で使用開始し、売店にも常備してもらうようになりました。
搾乳器ですから難しい技術は不要です。
赤ちゃんがNICUに搬送されたり、お母さんが先に退院され★病院に入院中の赤ちゃんに搾乳を届けるというパターンの分離状態の場合はよく購入されているようです。

さらに時は流れ2009年初夏、手の不自由なお母さんが出産されました。
赤ちゃんが小さく鼻注の状態から授乳がスタートしました。
用手は無理でトリガー式手動搾乳器を使用してもらっていましたが、やがて病状から手動も難しくなりスタッフが搾っている状態が続きました。
でも、お母さんの退院が近づき、このままではどうしようもなく、今後の搾乳確保をどうするか困り果てていた時、SOLANINは思い出したんです。
メ〇〇には電池式があることを。
ス〇〇グという商品(最近の商品です。)もいいのですが、いかんせんお値段が高いのです。(ハー〇ニーの価格の3倍はする。)
そっちぢゃなくて、ミ〇という電池式なんですが、ACアダプターも付いていてハー〇ニーのお値段に3150円プラスだったと思いますが、購入しやすい価格でした。
そのお母さんにこのことをお話すると、一も二もなく「購入したい。」と、仰いました。
先日出会った時に使用感をお尋ねしたところ、「痛くないし、手で支えて当てるだけだから、助かります。モーター音が大きくて気になりますが、(退院された)赤ちゃんの横で搾っても、気にならないのか眠るか音に聴き入るような顔をしています。」とのことでした。

電動式はNICUなどにありますが、高価(164000〜320000円)ですし、リースという手もありますが、それとて毎月のお支払いはハー〇ニーかミ〇が1台購入できるくらいのリース料なんで、希望者はゼロなんですね。

今のところ、この2つの機種についてはこれが原因で乳房トラブルというのはありませんから、安全かと思います。

ちなみに、ハー〇ニーのパチ?っつぽい、トリガー式の手動搾乳器がピ〇〇ンから発売されています。
これも試用しましたがトリガーが異様に硬くて、手が腱鞘炎になりそうなくらいなんです。
軋むような動きというか、滑らかに動かないんです。
こんなの使うんだったら、用手で充分かというくらいでした。
申し訳ないですが個人的には後者はお勧めできないと思いました。

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2009年8月14日 (金)

一般的な育児書は母乳育児についての記載に問題が・・・

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「一般的な育児書は母乳育児についての記載に問題が…(若干改訂版)公開中です。
最新の内容は、上記でご確認ください。


実はお問い合わせのプチメでも「〇〇先生の●●という本にはこれこれと書いてある。SOLANINは真逆のことを言っているがどうなのか?」というようなご質問がブログ開始当初からかなりあるのですね。
あ~でもね、SOLANINは〇〇先生の部下でも弟子でもないんですね。
立ち止まって考えてほしいのは“、あなたの仰る〇〇先生は真剣に母乳育児を推進しておられるのか”ということ。
つまり、“母乳育児について総論賛成・各論反対タイプの先生ではないことがSOLANINと〇〇先生を比較していただくにあたり、最低限の条件だ”ってこと。

私は母乳育児を推進し、支援する者です。
そのためにこのブログを立ち上げています。
どこからか利益供与を受けている者ではありません。
母乳育児をされるお母さんをやみくもに混乱させたり、不安に陥れたりするような記事はハナっから書きません。
同時に根拠もなしの「大丈夫だよ」的な記事は極めて少ないと思います。
そこまで言わなくてもというくらい、理屈っぽい表現の方が目に付くかと思います。

以前にも何度か意見を述べておりますが、母乳育児をするからには、母乳育児と書いてある本でないと信じられないようなトンでも情報に踊らされてしまって、失敗することになりやすいですから充分に気をつけてくださいね。

一般的な育児書やネットの育児情報の中のひとつのパートとしての母乳育児についての記載は、誤解を恐れずに申し上げれば、かなりいいかげんなモノが多いです。
私に言わせれば「あなた、ホントに母乳育児してきましたか?」
「ミルク育児全盛期の育児書から拝借してきた知識のマンマぢゃないですか?」
「実はミルク屋さんの金銭的支援を受けておられるのではないですか?」
と、ツッコミを入れたくなるような記載のオンパレードなんですもん。

トンでも情報、恐るべしでございます。

へんてこりんな保健指導2

公民館や保健センター等で、「すくすく教室」とか「すこやか赤ちゃん」などの名称で、市区町村の保健師さんやフリーランスの助産師さんが、母乳育児について保健指導(いわゆる育児教室)をしておられますが、みなさん参加されたことはありますか?

実は約2か月前から他院出産のあるお母さんの育児相談を担当することになったのですが、困ったことがありました。
出逢ったのは生後29日目で、赤ちゃんが乳頭混乱で直母が出来なかったのです。
その頃の保護器を使用しての直母が3回/日のみで、ミルクの補足が500ml以上/日(ミルクの回数は8回/日)、直母量を測定しても、30分以上介助しても14gという有様で、冷静に考えて(キツいようですが)いきなり完母は到底困難な状況でした。
乳頭混乱ついては、再診した36日目の2日前頃に片方のみ克服され、それからかなりの期間を要したものの、反対側も克服されました。
そこまでは良かったのですが、このお母さん、「次は●日に受診してくださいね。」とお願いしていたにも関わらず、その後音信不通でした。
母乳分泌が少なめで遅れていましたから、何とか力になりたかったのですが、受診されなくては手の施しようがありません。

そして再会したのは、77日目でした。
その間は件の育児教室に行かれていたことが、母子健康手帳を見て判りました。
生後57日目のことです。
その頃は吐き戻しが3回/日はあったとかで、ミルクの補足は相変わらず500ml前後/日という状態で、直母を7~8回/日に増やしておられたそうです。

そうしたら、年配の助産師(氏名不詳)から「それはたくさん飲めるようになったということだから、いっそのこと、ミルク全部止めちゃいなさい。」と、指導されたそうです。

なんかおかしいと思いませんか?
生後36日目~57日目の体重増加度は44.3g/日と立派だったのですが、毎日ミルク500ml前後補足しての数値ですから、べらぼうな増え方とは言えません。
平均的な体格の月齢1~2の赤ちゃんですと、男児でおおよそ39g/日、女児で36g/日くらいです。
吐くのは確かに新生児の頃よりもたくさん飲めるようになったのでしょうが、この場合げっぷが不十分だったことが要因として大きいのです。
だって、哺乳瓶で飲んでいるのですから。
哺乳瓶の中が真空なら話は別ですが、そんなわけないですし。

恐らくこのお母さんは育児教室の担当が年配の助産師だったし、押し出しの強い方だったそうで、鵜呑みにされたのですね。
で、77日目に私と再会した時は、育児教室に参加されてから-6.0g/日と、減少していたのです。
この時このお母さんはミルク補足が経済的に負担であることと、アレルギーが心配だという訴えがありました。
本来ならばこの段階でミルクを補足したかったのですが、思いがけず直母1回量が増えてきていたのと、その育児教室の担当である年配の助産師に何か意図があるのかとも思い、取り敢えず次回受診時まではミルク補足なしで様子をみることにしました。

そして生後84日目には育児教室に再び参加され、体重チェックをされたところ、77日目からの体重増加度は14.4g/日だということでした。
復活の兆候?でも体重増加度は少なくて微妙。
前回と同じ担当の年配の助産師はミルクの補足が必要だということは一言も保健指導がなかったそうです。

その後私のところに受診されたのは、92日目でしたが84日目からの体重増加度は16.6g/日でした。
う~ん。やはりこの月齢では少な過ぎます。
もうちょっと増えてくるかと思ったのですが、流石にこれでは完母のままでOKとは私も言えません。
体重増加度はとうとうパーセンタイルグラフを割り込みました。
それより気になるのは頭囲の増加もギリギリの崖っぷちということです。
直母1回量も伸びません。
この場合はミルクの補足がどうしても必要です。

生後57日目の段階でのミルクのカットが不適切だったんですね。
私が「何かの意図があるのか?」と推理していた年配の助産師の保健指導は実はなんの中身(おっぱいの分泌や赤ちゃんの哺乳力)も確認せずだったことが判りました。
そんなんで完母を勧めるのはいけないのではないか?という事例でした。

後で判明しましたが、この助産師、SOLANINの住むまちの保健センターの嘱託で新生児訪問をしている人でした。
隣町まで、仕事をしておられたんですね。
自分が保健指導したことの尻拭いをしないなんてサイテーだと思いました。

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2009年8月13日 (木)

添い乳の後のげっぷはどうするの?

過去の記事で添い乳のことについて書いたものは、2月6日の「添い乳ばかりだと死角になる、乳腺炎の好発部位」同「秘伝★添い乳で両方のおっぱいを飲ませるには?」7月12日「添い寝や添い乳をしたくないお母さん」などがあります。
いずれもブログテーマは“SOLANINの頭の引き出し”です。

さて、添い乳の後のげっぷはどうするのか?
答えとしては・・・不要です。
そのために赤ちゃんを側臥位に寝かせるのですから。
お母さんが赤ちゃんを抱き起こして鼓みたいにバンバン背中を叩きまくれば、ウトウトしかかっていた赤ちゃんだって起きてしまいます。
スムーズに寝かしつける筈がそれでは逆効果ですな。

時々、未だに添い乳や添い寝はいけないという記載の有る育児書を見かけるようですが、そういう本は子育てしたことのない立派な?先生が著者だったりしがちです。
どんなにご高名でも(ご高名であればこそ、超多忙ですから家庭を顧みることは困難ともいえますね)実用的とは言い難い記載が満載の育児書だったりします。
それと、ミルクメーカーさんとのタイアップ記事を書いておられる先生、フェミニズムの大家といった先生は立場上添い乳や添い寝に反対されますから、母乳育児をされるお母さんはそういう先生の書かれる記事を鵜呑みにしないでくださいね。
そこにはどんな意図が隠されているのか、「おやっ?これってどういうことなんだろうねぇ?」と、立ち止まって考えてみてくださいね。

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へんてこりんな保健指導1

乳頭混乱のため、搾乳を中心にあげておられるお母さんに出会うことがありました。
赤ちゃんは33週で出産し体重的に小さく、最初のうちは点滴に繋がれ、保育器に入っていて、授乳もままならなかったそうです。
やがて鼻注が抜けて、哺乳瓶による授乳に変わり、さてようやく直母をしようとしたら・・・全く出来なかったとか。
それから血の滲むような努力をされ、直母も30g/回くらいは出来るようになったそうです。
そこまでは良かったのですが・・・
しかし幾らなんでも30g/回では少ないので、止むを得ず搾乳の補足を続けていました。
段々赤ちゃんの要求量が増えて追いつかないが、どうしたらいいのかという相談でした。

よくよく聞いてみると、出産した病産院では、「3時間以内に欲しがるようなら、3日毎に搾乳の1回量を10mlずつ増やせばいい。」と指導されたとか。
赤ちゃんの体重は退院時は3400gくらいに増えていましたが、その時点での直母はおおむね30g台、それに搾乳を70mlずつ、3時間毎に補足していたそうです。
よく泣くので、言われた通りに3日毎に搾乳1回量を10mlずつ増やしていき、★病院の母乳外来を受診された退院12日後には搾乳1回量が110ml×8回/日まで増やされていました。

何だかおかしくないですか?
日齢が進み、直母の練習に付き合うならともかく、搾乳の量を増やせってねぇ。
だいたい、元々の搾乳の量が多過ぎますね。

3400gの生後1ヶ月の赤ちゃんに対し、直母の他に800ml/日くらい、搾乳を哺乳させていたそうですから。
「これ以上、搾乳出来るかどうか、自信ないんです。おっぱいをあげるって、こんなに大変なんですか?」と、そのお母さんは涙目で尋ねられました。

その保健指導のペースで増やし続けたら、生後2ヵ月半くらいには、搾乳だけで最多量ならば210ml×8回/日も与えなくてはならなくなります。
搾乳だけで、1680ml/日も哺乳するんですよ。
赤ちゃんの胃の腑に納まるわけがないんです。
そんな馬鹿な話がありますか?・・・ナンセンス極まりないでしょ?

他人様の保健指導にケチをつける気はありませんが、これは酷すぎるので、修正させてもらいました。

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月経の再来は母乳分泌に影響するのか?

これまで、産後の月経再来に関する記事としましては、4月28日の「母乳育児中なのに月経再来しちゃったよ~(汗)」と、8月5日の「おっぱいをあげていると月経の再来は?」というのを書いています。
ブログテーマはいずれも“お母さんの健康チェック”です。

さて、月経が再来するとおっぱいの分泌はどうなるのか?
諸説分かれております。

分かりやすく説明すると、卵巣機能が活発だからか、授乳間隔が空いたりして卵巣機能が冬眠から目覚めたから産後の月経は再来するということですね。
なので、多少はおっぱいの分泌は低下すると思われます。
また、お味も若干低下するというのはO式のセンセイも仰っていますが、否定出来ません。

『このままおっぱいが出なくなったらどうしよう?』と、心を痛めているお母さんもおられるかと存じますが、大丈夫ですよ。
出なくなったら困るから、赤ちゃんはここぞとばかりに頻回に欲しがるのです。
そうやっておっぱいの分泌量を維持しようとしているのですね。
もしもあまり欲しがらない赤ちゃんならば、お母さんの方からおっぱいの売り込みをすればいいだけです。

『お味が不味くなってもとのお味に戻らなかったらどうしよう?』という不安もあるでしょうが、そこを何とかして飲んでもらうことで、1日でも早く月経の終了に結び付けているわけで、イマイチのお味のおっぱいは早いトコ片付けて、いつもの美味しいお味に復活するように赤ちゃんは飲むのですね。

早い方ですと、悪露がだらだら続き、やっと終わったと思ったら、月経が再来したという状況もあります。
(産後40日代に月経再来という方に、SOLANINは何人も出会っています。)

月経はあまり早く再来しないよう、再来したらなるべく早く終了するよう、再来が毎月にならないようにするために、頻回直母はあるのだとお考え下さいね。

 

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2009年8月12日 (水)

掛け布団を蹴って寝冷え!

季節を問わず、赤ちゃんに掛け布団を被せても被せても蹴って跳ね除けてしまうこと、ありますよね?
いたちごっこというか、キリが無いというか・・・

そこで質問です。
赤ちゃん(幼児も含め)は眠たくなると、おててが温かくなりますよね?
あれは、何故だかご存知ですか?
寝入るにあたり、体温を下げるための自然の摂理ということを知っていますか?
そういう時は、よく触ってみたら足先も温かくなってます。
こういう場合は掛けなくていいんです。

えっ、何も被せずに寝かせるのかですって?
そうは言いません。
赤ちゃんは眠りが深くなってくると、今度は手や足先が冷たくなってきます。
これは、さっきの逆でこれ以上体温を下げないようにというカラダのサインなんです。
こうなってから掛け布団をかけるといいタイミングなのです。
赤ちゃんが掛け布団を蹴って跳ね除けるのは、タイミング的に早いってことです。
タイミングを誤らなければ、寝冷えは予防出来ます。

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不要なミルクを補足していると、乳口炎になりやすいですよ

★病院で出産されたお母さんは長く完母に方が多いのですが、月に1人くらいですが、1ヶ月健診以降に、「夜長く眠れるから」という“ひ〇こく〇ぶ”あたりの雑誌の読者の投稿欄に書いてあるようなこと(医学的理由から逸脱した不要なミルクの補足)を実践してしまうお母さんがおられます。(泣)

まぁ、私も睡眠不足に弱い性質ですが、子供たちが赤ちゃんの頃はそれでも添い乳でしたが、夜泣きでもおっぱいあげてましたよ。
それしかないと思ってたから。
おっぱいの方が大事でしたから。

過去の記事にも書いてますが、授乳間隔が空いてしまって、先搾りせずにおっぱいを咥えさせると、水泡形成⇒破裂⇒細菌感染⇒乳口炎という展開になりやすいんですね。(治ったと思ってもすぐに再発しちゃうんですね。)
充分過ぎるくらいおっぱいの分泌も良く、赤ちゃんも飲んでくれてスクスク成長していて何の問題もないけど、0時~7時まで眠ってくれるからミルク補足するのだ・・・と。
不要ミルクを補足していると、ヤバいです。
しっぺ返しが来ます。
キツいようですが、こういう医学的理由から逸脱したミルクの補足はお母さんのエゴとしか言えませんね。
「繰り返すことになりやすいよ。」と、理由つきで説明しましたが、あまり納得はされていない様子でした。
近いうちに再発してまた来られるのでしょうか?
それを思うとちと私はブルーです。

 

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新日本脳炎ワクチンってどうなんでしょう?

副反応が問題になった旧日本脳炎ワクチンが定期摂取から消えてウン年、今年の6月から認可された新日本脳炎ワクチンってどうなんでしょう?
ヒブワクチンとの違いは、任意接種ではないから、万一の副反応の際は国からの補償を受けられることかな。(期限があって、確か7歳まででしたかね?)
“日本”脳炎ですが、媒介する“こがたあかいえか”は東南アジア各国に潜んでいます。
そちらの方に旅行されたり、転居される予定があるなら、接種を検討してみてもいいかもしれません。
現在はワクチンが品薄なので、どちらかというと、九州方面に手厚く配備されているらしいです。
SOLANINの勤務する★病院ではそういう事情もあり、今年度のワクチンの導入は見合わせていると、小児科のドクターが言ってました。
来年度以降で、ワクチンの生産量が増え、接種者に副反応がほぼ出ないようなら導入する予定らしいです。

こんなことを言うのもナンですが、切羽詰まっている事情がないならば、接種はもう少し様子を見てからの方がいいのではないでしょうか?
VPD(ワクチンで予防できる病気)って他にもあるし、そういうのが全部終わっていますか?
まだならば、そっちを先にした方がいいと思います。

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2009年8月11日 (火)

妊婦検診における内診の意義について2

(注)最強母乳外来・フェニックスにて「妊婦検診における内診の意義について2(若干改訂版) 」公開中です。
最新の内容は、上記でご確認ください。


以下、過去記事。

昔話だと思って聞いてください。
以前、SOLANINが勤務していた病産院で、こんなことがありました。
確か、開業医さんから、「誘発しても1指開大するのみで、展退、児頭の下降等、内診所見に全く変化がない。」ということで、とある産婦さんが、搬送されてきました。
その開業医さんでは、38週くらいになり、胎児の発育に問題が無ければ、お昼間のうちに誘発して出産させるスタイルを採っておられました。

何でも、妊婦さんには「胎盤機能は予定日前にはピークを迎えて後は低下するから、胎児の活気が低下して元気な状態を保って生まれるとは限らない。また、36週以降は1週間に200gくらいは胎児の体重は増えることもあるので、大きくなり過ぎて、下から出産出来なくなっては大変だし、夜間はスタッフが少ないから緊急事態に迅速な対応が万一出来ないと人命にかかわるので、誘発分娩は不可欠なんです。」と、ICされるとか。

まぁ、それなりの説得力はありますが・・・違うところもありますね。
それについてはここでは置いといて、話し戻って件の産婦さん、内診所見が全く変化しなかった理由が分かりますか?
この記事を読んでおられる助産師の貴女、予想出来ますか?
私はこの産婦さんには直接対応していませんでしたから、後で同僚から事情を聞いて仰天したのですが・・・何と、子宮頸部がカリフラワーみたいになっていたそうです。
それはつまり、かなり進行してヤバい状態の子宮頸ガンだったのです。
ギェ~。なんてこった。
なんで妊婦検診中に気が付かないのよ。
ありえんでしょう、こんな馬鹿な話。
でも実話なんです。
因みに言わずもがなですが、この開業医さんはAパターンです。
誘発しても出産できない理由をドクターがICされた時のご夫婦の驚きは尋常ではなかったそうです。(そりゃそうでしょう。)
即、全身麻酔で帝王切開されました。
何回か抗ガン剤で化学療法されてから子宮及び付属器(=卵巣など)を全摘されました。
母乳育児はさすがに無理で完ミでした。
生命が助かっただけでも良かったのではないかという患者さんでした。
こういうことを目の当たりにしたから、SOLAINは余計にBパターンじゃないとねって思うんですね。
ご理解いただけましたでしょうか?

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各種の“効果音”・・・でも諦めないでね!

赤ちゃんにおっぱいを飲ませている時、クークーと、鼻に抜けるような音がしていたら、口唇の密着度は充分です。
口角を耳の方に少し引っ張ると、舌が見えると思います。
これは、舌先が下顎の前にまで出て、巻き付けが理想的ということです。
つまり、おっぱいの飲み方が上手ってことです。

反対に、ぺチャぺチャ、チュパチュパ、と、キャンディーでも舐めているかのように、派手な“涎音”(=「よだれおん」とでも読んでください・・・造語です。)がする場合はいけませんなぁ。
チェッチェッという美味しいものでも食べた時のような“舌打ち音”も要注意。
おっぱいの分泌がまだ滲むくらいなのに、結構大きな音で、ジュルジュルという“トロロ汁を啜っているような音”も危険。
これら各種の“効果音”は全部、おっぱいの飲み方が下手っぴちゃんの特徴なんですね。
お母さんの乳頭の咥え方が浅く、歪め、潰しているため、量的に少しずつしか飲めないし、乳頭に傷が付き易いし、乳腺炎にもなりやすいのですね。

過去の記事で「赤ちゃんの体重が4800gを越えたら・・・」というのが、あったかと思いますが、これは、下手っぴな状態を脱出する目安の体重なんですね。(O式のセンセイがしばしば仰いますが、これは経験から導き出した値だと思います。)

これまでに何人か、これに該当しない赤ちゃんがおられました。
克服できないまま、月齢が進んでいくのです。
何とかしてあげたいけど、どうにもならず、さすがにもう治らないのかなぁ?と諦めかけていたら、最近、克服した赤ちゃんに再会する機会がありました。
何と8ヶ月、体重にして7000gを越えて、2回食を食べるようになってから、ある日突然、各種の“効果音”が消音したそうです。
消音してからは赤ちゃんは量的にも問題なく哺乳できますし、お母さんもトラブルとも無縁になられました。
予想外の劇的な変化に、しばし感動しました。(嬉涙)

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2009年8月10日 (月)

卒乳した幼児にとっておっぱいの味は?

弟や妹が生まれても、タンデム(同時に)授乳をされておられるお母さんは少しずつ増えてはいますが、現時点ではまだ上の子さんは卒乳して、赤ちゃんだけおっぱいをあげておられるパターンが多いです。
☆病院に卒乳した幼児が、お母さんや赤ちゃんと一緒に受診されることが多い夏休みですが、殆んどの上の子さんはおっぱいを飲んでいる赤ちゃんが羨ましく、メッチャ美味しそうに見えるので、一度はお味見しているようです。
その感想を聞きましたところ、「おっぱい、美味しくなかった。」「味薄いわ。」「もういらん。」などのコメントが98%くらいあります。
まっ、そんなものでしょうね。
色々なものを食べるようになった幼児には、パンチが足りないというか、淡白に感じてしまうのでしょう。
おっぱいを飲む時の口遣いも忘れてしまうこともあり、へたくそになっていてまともに飲めなくなってることを認めたくなく、負け惜しみを言っているという側面もあるのかもしれませんが。

でも、時々というか稀に、「美味しいなぁ~。」とハマッてしまう上の子さんもいます。
さすがにおっぱいを飲めなくなっている上の子さんはどうするか?
それはですね、キッチンに行って、コップを取ってきてこう言うそうです。
「あの~。これにおっぱい搾ってくれないかな?」
そこまでして、飲みたいか?⇒飲みたいんでしょうなぁ。(笑)

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妊婦検診における内診の意義について1

産婦人科を受診すると、内診をされます。
膣からの超音波検査もあります。
女性としては避けられるものなら、避けたいスタイルの診察ですね。
妊婦検診では、いつ内診や膣からの超音波検査をするかは産婦人科のドクターの裁量に任されています。
なので病産院によっては、初診と切迫症状が出た時と10ヶ月に入ったらというトコロ
(以下Aパターンとします)もあれば、毎回内診と膣からの超音波検査があるトコロ(以下Bパターンとします)もあるわけです。

みなさんは、どう感じておられますか?
私は、昔はAパターンで充分だと思っていました。
でも、最近はそうは思いません。
絶対にBパターンでなければって確信しています。
なぜなら、切迫症状というのは、妊婦さん本人の自覚症状が全く無くても密やかに進行してしまうことがあるからです。
子宮口が開きかけていたり、頸管長(=けいかんちょうと読みます)が短くなっていたりすることもあるし、内診すれば、フィブロネクチンやエラスターゼの検体を採取できますし。
絨毛羊膜炎になってるかどうかの確認は膣からの超音波検査によって発見されるわけですね。

でも、内診は下着の着脱を伴いますから、時間を要します。
内診以外にも、おなかからの超音波検査だってありますし。
かといって妊婦さんを急かすわけにはいきません。
その一方で迅速な診察で多くの妊婦さんを診察しなくてはならない産婦人科のドクターにしてみたら、これは結構大変なことなんです。
ただでさえ、産婦人科領域では出産はおろか検診さえも出来る病産院がドンドン減少していますからねぇ。
なので恐らくそういう事情と、女性全般の「内診は嫌だ。」という思惑が合致して、毎回の妊婦検診で内診はしないという病産院が存在するのですね。
で、内診の少ない病産院はクチコミ人気が高まるのですね。
Aパターンの病産院は心理的負担が少なくっていいよ♪なんちゃって。
あ~みんな、分かってないなぁ~。(悲)
何が大事なのか、よ~く考えなくちゃね。
次回、妊娠されたとして、もし選べる環境にあるならば、是非毎回内診のある病産院を選ばれることをお勧めします。
えっ、★病院はどうかですって?
もちろん、Bパターンに決まっているぢゃないですか。

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2009年8月 9日 (日)

英国の科学誌「ニューサイエンティスト」に掲載された論文への反論

長期の母乳はアレルギーを増加させる?
3年前の8月7日の共同通信の記事ですが、憶えておられますか?
ヘルシンキの病院で母親200人にできるだけ長く母乳をあげてくださいと依頼し、母乳を与えた期間と子供のアレルギーとの関連性を20年間にわたり調査した結果、生後9ヶ月以上母乳だけを与えられた子供はアレルギーを持つ傾向が高いことが判明した・・・というものです。
何でも、9ヶ月以上母乳のみだと56%の子供がアレルギーを持っていたのに対し、2~6ヶ月間の母乳のみだと、20%にとどまった。

念のため日本母乳の会にも問い合わせしましたが、まず、「ニューサイエンティスト」という英国の科学誌の評価が低いということを、指摘されました。
やはり、「ニュートン」や「ネイチャー」くらいでないと、論文の信憑性というか学術的価値というか、そういうトコロが弱いそうです。
それと、食物アレルギーのある家系、もしくは赤ちゃん自身に乳製品や卵などのアレルギーがあって、食事制限が指導されていると、おっぱいからの栄養摂取の比重が高まらざるを得ないことがある。
そのために混合栄養にしない・出来ない赤ちゃんがおられるわけだが、その辺りのデータがなく、一律に決め付けてしまっているきらいがある。

別の例で喩えると、塩分の過剰摂取が高血圧を招くということは、周知されているが、塩分の過剰摂取をしていなくても、高血圧になることはいくらでもある。
また、高血圧の誘因としては過剰なストレスや家系的要因などもあるだろうが、その点については全く検証がなされていない・・・ということとでもいいましょうか・・・

まぁ、そういうことですから、この記事の内容については気にしないでね。

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低音の魅力はまだ分からない?

一般的に男性と女性では声の高さが違いますね。
何事にも例外はありますが、男性の方が声が低いです。
特に人間は赤ちゃんをあやす時に無意識のうちに、声が高くなっています。
何事にも例外はありますが、赤ちゃんは高い声の方を生理的に好むようです。

なので、どうしても男性よりも女性にあやされるのを好む傾向があります。
お母さんは別格として、おじいちゃんよりもおばあちゃんを好むとか。
おばちゃんには笑いかけても、おじちゃんには顔を引きつらせていたり、笑いかけていたのに、表情が固まってたり。
恐らく、しわがれていたり、ドスの利いた声は威圧感があるのでしょうね。
その点、学童や幼児は声変わりしていませんから、声による男女の差は少ないと思います。

お母さんの声がアルトならば、赤ちゃんにとっては、そこが規準になって高い・低いを聞き分けるのでしょうね。

大きくなれば、一緒に遊んでくれる人を好むようになりますから、お父さんの出る幕がないわけじゃないです。
また、低音でも聞き慣れていれば、大丈夫ということもあります。
おなかに赤ちゃんがいる頃から、毎日何度でもおなかに手を当てて、ゆっくりはっきりした声で、赤ちゃんに語りかけてください。
おなかの赤ちゃんの声の“お馴染みさん”になってくださいませ。
そうすれば、出産に立会い、毎日面会に通っているのに、赤ちゃんを抱っこする度に号泣されて途方に暮れることにはならないと思います。

そうすると、安〇大サー〇スのク〇ちゃんの声は赤ちゃんにとってはどうなんだろう?ってギモンは残りますが・・・(笑)

※この記事のコメントは見つかっておりません。ご了承ください。

2009年8月 8日 (土)

ショック××子供にチック症状が出たり、どもるようになった!

これまで何とも無かったのに、ある日突然、子供がチック症状が出たり、どもるようになったら・・・?
そりゃあ親としてショックですよ。
フツーの育児相談(保健センターや保健所など)では、「親子の関わり方の問題があるから、そんな風になってしまったんだ。」というニュアンスで上から目線でガンガン叱られるのは確定的ですから、凹みますわなぁ。
「そんなに私の子育てのやり方ってイケナイものだったの?」
「何がこの子にストレスだったの?」
考えるほどに頭の中がガンガンしてきます。
言われた言葉が反響して、グルグル渦巻いて、ウツになりそうかもしれません。
ドクターによっては「脳波検査しましょうか?器質的なものがあったら大変だから。」と仰るかもしれません。

ストレスにしても病気にしてもどっちに転んでも、袋小路に閉じ込められたような気持ちになってしまいます。
どうしたらいいのでしょうか?

「これをしたらすぐに治る。」ことなんて、誰にも分かりません。
時間がかかることも覚悟が必要です。
でも、ひとつ言えることは、子供の皮膚感覚はとても敏感ですから、触ってもらうことは、小さいほど効果があるということです。
「泣いていなくても、1日に何度も抱っこをしてあげる。」(お座り抱っこでもOK)
「添い寝をする。」
「ちょっとしたことでもアタマや背中を撫でながら声かけする。」
「マッサージをしてあげる。」(ベビーマッサージのようにします)
「お母さんの膝に乗せて絵本を読んであげる。」などなど。

段々と、お子さんのココロがほぐれてきたら、治ってきますよ。
焦らずスキンシップに努める、声かけすることがいいと思います。

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2009年8月 7日 (金)

自動車での帰省

運転手さんは、旦那さんかな?
2~3時間の距離ならば、運転手さんは1人でもOKですが、それ以上長くなると、集中力や疲労度を考えると、交代制にしたほうがいいですよ。

赤ちゃんがグズらなければ、ある程度慣れている道ならば、お母さんが運転しても差し支えないです。
車に揺られるのって、赤ちゃんにも心地よいので、最初は泣いていてもじきに泣き止むものです。
赤ちゃんがネンネしていたら、走っちゃいましょう。
起きておっぱいなら、何処かに駐車したほうが安全です。
おむつ交換も車中が無理なら、しかるべき場所(SAやPAのWCとか)を事前に調べておきましょう。
車中の室温は冷えすぎず、暑すぎずに調整してください。
暑がりのお父さんなら、かなり冷やしたがるので、掛け物で調節してもいいです。
くれぐれも、赤ちゃんに直接冷気が当らないようにしてね。
頸が据わっている赤ちゃんならば、チャイルドシートは寝かすより座るタイプの方が、車窓の景色を楽しめるので、ご機嫌ですごしてくれます。

時々、「うちの子はシートが嫌いで抱っこしています。」という親御さんがおられますが、それだけは生命を守るための最低限の行為です。座ることで赤ちゃんが泣いても、これだけは泣きに負けないでね。
これだけは譲ってはいけないですぞ。

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おっぱいの1時間後には不機嫌になる赤ちゃん

完母で赤ちゃんを育てているお母さんから、かなりの確率で相談を受けることとして、こんなことが挙げられます。
「うちの子は、おっぱいの後、1時間くらい(短い時は30分間くらい)は機嫌がいいんですが、その後グズグズが始まって、抱っこしたり、あやせば何とか時間稼ぎ出来ます。でも、用事があってベッドに1人で寝かせると、虐待が疑われるくらい物凄く泣き出すんです。これって、母乳不足ですか? 1日中おっぱいおっぱいで、追いまくられているような気持ちになるんです。全く余裕が無いっていうか、なんで 私は赤ちゃんのお世話が上手く出来ないのか、情けなくなるんです。昼間は殆んどネンネしてくれないし、眠りも浅いし・・・(涙)」
「あ~。あるある。」というお母さん、結構な人数いらっしゃるのではないでしょうか?
あんまり泣かれると、段々自信がなくなってくるのですね。
「私の事が嫌いなのか?」
「おっぱいが足りないのか?」
「おっぱいが美味しくなくて、厭になったのか?」と、ネガティヴな考え方に陥ったり・・・

でも、赤ちゃんは何もお母さんを困らせようとして、グズグズ言うわけぢゃないのです。
大人だって、人当たりの良い人も、引きこもり気味の方も、気難しい人も、穏やかな方も色々あるではないですか。
赤ちゃんにだって、性格まではいかなくても、気質(持って生まれた性分とでも言いましょうか・・・)はあります。

家事をこなしたいなら、グズグズが始まる前にチャッチャッとやってしまうのも賢いやり方ですよ。
それでも時間が足りないなら、スリングかおんぶ紐でくくりつければいいんです。
抱っこやおんぶを嫌う子はあまりいないと思います。
グズグズ言ってても、反対に機嫌が良くなったりしますよ。
ちょっと重たいですが、泣かせっぱなしよりはいいでしょう?
そして、旦那さんが帰宅されたら、赤ちゃんの“あやし係”に任命しましょう。
お仕事で疲れてるから可哀想?
でも、それくらいしてくれなきゃ、家の中は回りませんよ。
大家族なら誰かが少しは協力してくれるでしょうが、核家族は旦那さんしか居ないものね。

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2009年8月 6日 (木)

人見知りをする4ヶ月の赤ちゃん?

一般的に人見知りをするのは生後半年くらいから・・・と、育児書や育児情報雑誌には記載されています。
また、その頃になると確かに知らない人を怖がったり、愛想をされても表情が固まったままだったり、目を逸らせたり、泣いてしまう赤ちゃんは多くなります。

4ヶ月ですと、確かに早いですね。
でも、知恵のつくのが特別に早いのかもしれないです。
4ヶ月で人見知り・・・無いとは言い切れません。

但し、シチュエーションにもよります。
普段一緒に暮らしているお父さんや毎日のように交流があるおじいちゃん、おばあちゃんにさえも、相手をされたり抱っこも嫌がるというのでしたら、それは何か別の理由があるのかもしれません。

“一緒に暮らしている、普段から毎日のように交流がある”というのが盲点ですが、恐らく赤ちゃんのサインを見誤っていることが考えられるのです。
例えば「おっぱいが欲しいのに、あやされまくっている。」
「眠たくてユラユラして欲しいのに座って抱っこしてじ~っとTVを見てる。」
「寝かされていると背中が痛くて起こして欲しいだけなのに寝かせられたままでトントンされている。」
「立て抱きが好きなのに、横抱きばかりされてしまう。」など、赤ちゃんの側に立った意見を述べさせてもらうと、キツい表現ではありますが、多分『察しが悪い人で困るな~』『気持ちを汲み取ってくれない使えない人ね~』ということなんですね。

だからぐずるんです。
お母さんだったらぐずらないのならば、お母さんの何気にされることを観察してもらい、赤ちゃんの気持ちに寄り添ったふれあいを心がけてもらえれば、『よく気のつくお馴染みさん、この人好きやわぁ~』と、懐いてくれます。(笑)

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卒乳は焦らずゆっくりでいいんです!

★病院の母乳外来に通っているお母さんにに限らず、このブログをご愛読くださるお母さんもそうですが、一昔前と比較しておっぱいを長くあげる傾向は出てきています。
でも、そんなお母さんとお子さんに「まだ飲んでるの?(まだあげてるの?)」という大きなお節介である、“おっぱいやめろコール”は、あちこちから聞こえてきます。
大人になるまで飲んでいるのならいざ知らず、幼児期におっぱいを飲むことは、基本的に何の問題もありません。
WHO/ユニセフによりますと、卒乳の世界平均は4.2歳なんですね。
4.2歳ですよ。
今この記事を読んでおられる、画面の向こうのあなた、どう感じられますか?

2歳を過ぎても、おっぱい星人のお子さんは、日本ではまだ少数派かもしれません。
でも、何も悪いことしているのではなく、良いことなんです。
「健診でドクターに言われたから。」
「おばあちゃんに叱られたから。」
「ママ友にびっくりされたから。」ということで傷つき、凹むこともありますが、それがナンボのもんですか!

全く御飯を食べず、外遊びも喜ばず、遊びはTV漬けで、発達面にかなりの遅れがあり、おっぱいにばかりしがみついてばかりいるなら、お母さんのお子さんに対する関わり方に何か問題があるのでしょうが、そんなんぢゃないでしょう?

だったら、気にしなくていいんですよ。
卒乳はお子さんが決めますからねっ。

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2009年8月 5日 (水)

おっぱいをあげていると月経の再来は?

おっぱい星人のお母さんの産後最初の月経はいつ再来するのでしょうか?
個人差が大きいものですから、一概には申せませんが、平均で3~6ヶ月といったところでしょうか。
でも、完母でも産後2ヶ月にならないうちから月経が再来する方もおられます。
かと思えば、1年経っても2年経っても月経とは音信不通の方もおられます。

おっぱいをあげていて、月経が再来しないのは決しておかしいわけではありません。
元来、おっぱいを造ったり、出したりするホルモンと月経を再来させようとするホルモンは真逆なので、卵巣が冬眠状態になっているってことです。
頻回直母をしていると、再来しにくいです。
頻回直母であっても、1日のうち、どこかでバーンと授乳間隔が空くようになれば再来する可能性はあります。
一旦は再来しても夜泣きなどで夜間授乳が頻回になると、再び卵巣が冬眠状態になり、再来しなくなることもあります。
多様性があるのですね。

気をつけるべきは、おっぱいを卒業して、丸3ヶ月を過ぎても、月経再来にウンともスンとも音沙汰なしならば、一度産婦人科を受診し、調べてもらいましょう。

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2009年8月 4日 (火)

完母でグングン育つ赤ちゃんを持つお母さんの悩み

もしかしたら、完母で育つ赤ちゃんの体重って、どんな風な増え方だと思いますか?
恐らく、カツカツのレベルで体重が増えるというイメージが世間的には浸透しているかもしれません。
でも、効果的な吸啜で頻回直母をしていれば、満腹中枢が形成するまでは、爆発的にグングン育っていく赤ちゃんもそれなりの割合で存在します。

特に急激に体重増加している赤ちゃんはスタミナが有り余っていますから、新生児期とは打って変わって起きている時間が長くなります。
その日最後のおっぱいはギャン泣きしつつかなり粘り、その代わり夜中は「息をしているか心配になるくらい」ぐっすりネンネするタイプの赤ちゃんも出現してきます。
そういうタイプの赤ちゃんはお昼間のネンネが極端に少なく感じられますが、別に睡眠サイクルがおかしいのではありません。

「抱っこしないとネンネしてくれない。」「ベッドに寝かせると泣きだす。」「おっぱいを吸う時、怒って引っ張ることがある。」「きりがないので、途中で止めると号泣するので、結局おっぱいにしがみついている。」「いよいよおっぱいが足りないかと心配になって、母乳外来を受診したら、何の問題もなく順調に体重増加していると言われた。」
「でも、母乳育児に熱心でない(=理解が少ない)小児科のドクターや保健師さんには”大変だったらミルクを補足するか、おっぱい止めてミルクに切り替えたら”と言われた。」・・・などのいくつか若しくは全て当て嵌まるなら、それは母乳不足ではありません。
次の日も充分なおっぱいを生産するための「入力儀式」だと考えてくださいね。

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2009年8月 1日 (土)

乳房がカチカチだから、おっぱいが出る?

私が長男を出産した日、(出産して数時間後でした・・・)義母がお見舞いに来てくれました。
その時、「お乳が張ってきた?パンパンに張らないとおっぱいは出ないから。」と、言われました。
いくらなんでも、産後数時間後からカチカチに張るのは不可能です。
職業柄そうではないことは知っていましたから、私は義母の言葉はプレッシャーにはならなかったですが、一般のお母さんはご存じないですから、そんなことを言われたら、きっと不安になるでしょうね。
出産後パンパンにならない乳房はおっぱいが出ないんだと、誤った知識が刷り込まれたりして・・・怖いです。

妊娠中に乳頭・乳輪・乳房のお手入れをあまりしていないと、乳房鬱積の程度が酷くなります。
元来、冷え性、肩凝りが酷い場合、さらに乳房鬱積はキツくなりあます。
乳房鬱積の期間も長期化します。(唯一お手入れをしていなくても酷くならない例外は、上の子さんがおっぱい星人の現役選手だった場合です。)
乳房鬱積という状態を分かりやすく表現すると、「乳房が張るのに、痛いのに・・・でもおっぱいはジワジワ程度しか分泌せず、乳房がラクになってくれない。乳輪が浮腫むことも多い。」状態とでもいいましょうかねぇ。

医療関係者であっても、乳房がカチカチに張ればおっぱいは出ると思っている方はまだまだ多いです。
でも、そうではないのだということを、知っておいてくださいね。
逆に乳房鬱積を離脱しないと、おっぱいは上手くいきにくいのです。

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