糖尿病合併妊娠のリスク1
5年毎に行われる厚生労働省の調査によると、国内の糖尿病患者さんは毎年新たに10万人、予備軍の方は40万人のペースで増え続けているそうです。
「糖尿病なんて、関係ないわ。」と画面に向かって呟いた貴女、最後まで記事を読んでからにしてくださいねっ。
糖尿病を合併する妊婦さんがも増えているのですよ。
私が学生の頃に習っただけでも、「胎児が巨大児になりやすい」「胎児が低出生体重児になりやすい」「羊水過多症になりやすい」「早産をしやすい」「妊娠高血圧症候群になりやすい」「流産率が高い」などが挙げられます。
出来ることなら、なりたくないことばかりです。
しかも、日本人の女性の場合、”自分が糖尿病だったんだ!”と、判明したのが妊娠中の諸検査を通してというパターンが6割もいらっしゃるということです。
つまり、決して中高年になったから・・・というわけぢゃないのですね。
そして、大きな問題となるのは、糖尿病というのは、自分ひとりの問題ぢゃ済まないということです。
糖尿病合併妊娠のお母さんから生まれた赤ちゃんはやはり糖尿病になりやすいということです。
特に、女の子は将来において妊娠・出産する可能性があるわけですから、その子にも、その次の子(=つまり、貴女のお孫さん)にもリスクが受け継がれていくということです。
でも、その連鎖は断ち切ることが可能なのです。
コメント
1 ■6人に1人
予備軍をあわせ、6人に1人の割合で糖尿病に罹っているという現状。妊婦さんももちろんですが、多くのひとが糖尿病にならないように健康管理の指導をしていきたいです(・ω・)/
おのでら 2009-07-29 13:06:00
2 ■Re:6人に1人
>おのでらさん
そうですね。
特に身内にDMの方がおられると、ハイリスクですからね。
SOLANIN 2009-07-29 15:41:23
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