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2009年7月14日 (火)

非栄養的吸啜の意味するもの

NICU入院中の赤ちゃんは在胎週数や体重、病状などによりますが、出生当初は点滴や鼻注により、水分や栄養分を補給します。
時がたち、やがて経口摂取ができるようになりますが、一般的には哺乳量を確保するために、哺乳瓶が使用されがちです。
直母は確かに、体力を使いますし、お母さんの乳頭形態によってはお口に含めないこともあるでしょう。
お母さんのおっぱいに吸いついたところで、量にならないからねぇ・・・と医療者から言われたことがあるお母さんもおられることでしょう。

でも、これって決して時間の無駄ではないのですよ。
赤ちゃんがクタクタにならない(=哺乳瓶で飲めなくなるほどには疲れさせない)程度なら、問題ないです。
それどころか、消化液の分泌や、腸蠕動を高めますし、赤ちゃんの情緒を安定させるはたらきがあります。
ただでさえ、母子分離で、お母さんも赤ちゃんもつらい状況で頑張っているのです。
赤ちゃんの入っているクベースの前で搾乳したら、たくさん搾れることも多々あります。
お母さんのモチベーションも上がると思います。

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