新生児期は順調な体重増加がみられたのに・・・
私、最近ベビー&ママ係さんのヘルプでお仕事する際は、殆どと言ってよいくらい、赤ちゃんのお口の中ばかり見ています。
ぶきっちょさん発見&早期対策のためです。
ポジショニングをマッチさせないと、乳頭痛が酷くなり、おっぱいの立ち上がりが遅れるからです。
「このお口では難しいなぁ。」という赤ちゃんに遭遇すると、メインで係をしている助産師に注意を促します。
1~2日様子を見て、「どうですか。」と、その日のベビー&ママ係さんに尋ねると、大半は「量が飲めてきたし、赤ちゃんの体重も増えてきたから大丈夫だと思います。」と、笑顔で返してくれます。
まぁ、この段階では、お母さんが自信を持ってやってくれればいので、よしとします。
しかし、新生児期は爆発的に体重増加が見られても、早くて翌月、遅くて翌々月から体重増加度がガタンと落ちてくることがあります。
性別・体格・月齢により、体重増加度は異なります。
それはいかなる場合でも、月齢が進めば低下してくるのは自然の成り行きなんです。
そうではなくて、かつてのウチの長男のように、あるところからガタンと落ちてくるのです。
その原因として大きな要因を占めているのが、飲み方がぶきっちょさんかどうかということだと思うんです。
たまたまお母さんのおっぱいがよく出るから、湧き出てきたのを飲み下しているだけなんですね。
射乳反射の起こるのを待ち構えていれば、まともに顎を動かさなくても、飲み下せばいいだけなのです。
ウトウトしたり、お休みしていて時間つぶしをします。
しかし、だんだん大きくなると、体力が有り余ってくるから、そうそうウトウトしなくなるのです。
それどころか、気短(イラチというヤツです。)になり、噛んだり引っ張ったりするようになります。
で、トータルの哺乳量が減ってきます。
すると、おっぱいの分泌量が減ってきます。
それが、この記事のタイトルの原因なのですね。
予防としては新生児期から正しい飲み方を身につけさせることです。
ウトウトしている時はとにかくしっかり起こします。
その赤ちゃんに合ったポジショニングにします。
効果的なラッチオンができているかどうかチェックします。
もし、新生児期を過ぎていたら・・・
乳房のしこりの部分を押さえて飲ませます。
その時も、乳房をグニャグニャ揉むのではなく、手で挟み込むようにして把持して、押さえて飲ませます。
湧かなくなれば、素早く切り替え授乳をするのを繰り返します。
漫然と咥えさせ放しは良くないということです。
地道な働きかけが大切なんですね。
コメント
1 ■!!!
これだったかも!な感じです!
確かに最近、ゴクゴクと飲み出すまでに時間がかかっている気がします。
だから噛んでたのか…。すぐ反対側に切替えてみますね!
みゆき 2010-04-20 21:57:22
2 ■Re:!!!
>みゆきさん
試してみてね。
SOLANIN 2010-04-20 22:22:00
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