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2009年6月28日 (日)

1時間毎のおっぱい。飲めていないのかな?

一般的に乳児期(=生後1歳までの赤ちゃん)のうち新生児期(=生後28日目までの赤ちゃん)の体重増加度が一番大きいと言われます。
生まれて間もない時期~退院後1週間くらいの間は、おっぱいが足りているという実感が湧きにくい時期でもあります。

その理由を紐解くと、

①授乳間隔が1時間毎程度である。
②深夜帯はなかなか眠ってくれない。
③飲ませても飲ませても泣いてばかりいる。・・・という訴えに集約されます。

まず、①ですが、赤ちゃんの胃袋の体積の記事、この間書いたばかりですから、みなさん覚えてくれていますよね?
しかも、おっぱいの消化時間は粉ミルクの半分強ですから、おなかが空きやすいということも知っておられますよね?
さらに、赤ちゃんは長く眠ってくれることが期待できそうな状況の前はしつこいくらい飲みまくりますね。

次に②ですが、深夜帯は血中プロラクチン濃度が昼間の2倍くらい分泌し、起きて飲むことは成長していく上で不可欠。
要は飲んだらグズグズが短く、すんなりと眠りに入ってくれたら困らないわけで、そのためには夕方からはがっつり飲ませて寝かせようというのは止めておくことが肝心ですね。
22時くらいまでは、寝かさないのがコツです。

そして③ですが、成長のスパートがかかる時や何かが出来るようになる前はやたらと欲しがり、またそれに合わせて飲ませることで、おっぱいの分泌量がバージョンアップするための合理的な手段だということですね。

産後はお母さん自身が大きな渦に巻き込まれたような感覚で、赤ちゃんのことが制御不能に思えるかもしれませんが、傾向と対策さえ把握して対処すれば、母乳不足でないことは明白でしょうし、過ごしやすくなりますよ。

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