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2009年5月16日 (土)

お母さんがしょっぱいものを食べるとおっぱいは?

お母さんの塩分摂取量が多いと、それに比例しておっぱいの中の塩分も増えて、しょっぱいおっぱいになるのでしょうか?
また、赤ちゃんは塩分の過剰摂取になるのでしょうか?

おっぱいだけを飲んでいるならば、その心配はありません。
元々、おっぱいのミネラル濃度は他の乳類よりも低いからです。
例えばおっぱいと牛乳を比較すると、ミネラルの中で、P(=リン)は6倍、Ca(=カルシウム)は4倍、Na(=ナトリウム)は4倍も多いことをご存知でしたか

粉ミルクにしても、おっぱいに近づけてはいるものの、Pは1.3倍、Caは1.5倍、Naは1.3倍・・・と、多く含まれています。

昔の粉ミルクや最近のフォローアップミルクというものは、ミネラル濃度が高いので、赤ちゃんの腎臓はこの余分なミネラルを排出するために、大きな負荷がかかります。
ミネラル濃度が高いものを口にすると、赤ちゃんはやたらと喉が渇きます。
そして、水分を欲しがります。
ミネラル濃度を水分で薄めておしっこにして出すわけです。
ミルク育児をしてきたおばあちゃん世代が白湯やお茶を飲ませたがるのは、こういう理屈なんですね。

もちろん、お母さんの健康のため、塩分摂取量を控えめにすることは重要ですから、それは心に留め置いてくださいね!

コメント

1 ■納得です!!
過去記事に失礼します。
8年前、長男の時にお茶をたくさん飲ませなさいと通りすがりのおばあさん(!)に言われ、先日は生後1ヶ月の次男に、お茶や湯冷ましをどんどん飲ませなさいと友人のお母さんから言われて不思議に思っていました。
昔はお茶はお薬だったって言うから、そのなごりなのかなぁ、なんて思っていたのですがミルク育児全盛期(?)のなごりだったんですね!
自分の中でずっとひっかかっていたのが腑に落ちました。
ありがとうございました!
yuki-mori 2010-09-11 15:32:16 

2 ■Re:納得です!!
>yuki-moriさん
過去記事を読んでくれてありがとう!
ギモンのお答えは★記事に任せてねっ!
SOLANIN 2010-09-11 16:45:06

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