納得出来ない母子保健事業(税金の使い方)
みなさんは、母子健康手帳を交付された時、ひとわたり、ページをめくって中に何が書かれているか確認しましたか?
SOLANINが出産したP年前もそうでしたが、なにげに最近の母子健康手帳(もちろん患者さんの。マタニティークラス出席のハンコ押し作業の時。)を見て、「おりゃ~!まだ行政はこんなことやってるだか!」と呆れてしまいました。
それは生活の苦しい世帯の妊婦さん&産後のお母さんのみ対象の”母子栄養食品支給制度”です。
何を支給するかですって?
妊婦さんは牛乳だそうです。
牛乳ねぇ・・・
「三丁目の夕日の時代」ならマッチしていたでしょうが・・・
たんぱく質とカルシウムの補給とはいえ、平成21年で牛乳はないでしょう。
特売なら1000mlで150円台で買えますよ。
そんなんだったら、妊娠初期に摂取すると神経管閉鎖障害の予防として有効な「葉酸」のサプリメントを支給する方がいいんぢゃないかな?
そこまでは百歩譲りましょう。
でも、産後のお母さんにも支給制度があるのですが、それが選択性なのです。
何の選択かって?
牛乳 か、育児用粉ミルク のどちらかなんですね。
行政も母乳育児を勧めると言っておきながら、生活の苦しい世帯のお母さんに粉ミルク支給してどうするの!?
溢れるほどおっぱいが出ているお母さんにも「牛乳もあるけれど、粉ミルクにしておけば!?」と、勧めているのです。
不景気だし、生活の苦しい世帯のお母さんを支援するのはいいです。
でも、支援の方向性が違うんぢゃないですか?
正直言って、こんな時代にマッチしない事業のために税金を使ってほしくないです。
だいたい、赤ちゃんを産もうというお母さんで、予めミルク育児を志向されたとして、赤ちゃんのための粉ミルク代すらないままに産もうとするほど無謀なことはないですよね!!
命を産み、育てるには最低限の親としての自覚・準備が必要ですよね。
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