無料ブログはココログ

« おっぱいとお薬/その2『リレンザ』 | トップページ | 妊娠中におっぱいがパンパンに? »

2009年1月30日 (金)

困ってしまいました/ つづき の つづき

どうしたものでしょうか?
私はこの数日Nさんにどのように接したらいいのか悩んでいました。
おっぱいをあげること自体は本来プレッシャーになることではない筈。
何かが「おっぱい止めてしまいたい」のウラにあるんじゃないのかな?

でも、こんな止め方ってどう考えても変!
赤ちゃんへの視点が完全に欠落してる。
たかがおっぱい。されどおっぱい。
産後数日で断乳なんて、そりゃないよ。
赤ちゃんには『母乳権』があるんですよ!
だって、考えてみて。
現代でこそ、ミルクがあるけど、例えば縄文時代ならば、それは赤ちゃんの死に直結していることを意味するのですから。
ミルクといっても隣国ではメラミン混入云々の騒動がまだ記憶に新しいところですし。

おっぱいをあげたくてもあげられないお母さんの涙を知っている者としては、お節介でも言わずにいられません(いつもは飄々としているSOLANINですが、イザとなったらかなり熱いんです!!)

「Nさんは少なくとも今は乳腺炎にはなっていないんですよ。それに、赤ちゃんだってまだおっぱいのリズムができてなくて当然の時期でしょ?ホントに駄目かもしれない時に止めるのでも遅くないと思う。実際この間よりも乳緊は落ち着いているしね。Nさんのおっぱいは、赤ちゃんのもので、いい大人が駄々っ子みたいなことでどうするのよ?こんないいおっぱいをあっさり止めるなんて勿体ないでしょだいたい、詰りにくいよう乳質をコントロールすればいいんですから。」と言ったんです。

そうしたら、「えっどういうことですか?」とNさんの目の色が変わったんです。
で、「ごぼうし」のハナシをしたんです。実物を見せ、一粒渡して噛んでもらいました。
以前このブログで申し上げたとおりのゲロマズ味にNさんは悶絶しつつも、
「私、やれるところまでやってみます!もし駄目だったら助けてくれますか?」と言ってくれました。
来院までは「今日こそ先生に直談判してでも、カバサール処方してもらおう!!」と思っていたとか。
(カバサールとはおっぱいを止めるお薬の名前。死産の方など、特殊な場合に使うことがある)
時には泥臭くても患者さんとはガチンコでぶつかり合うことで、気持ちが伝わることもあるんだな。そういうことがあっていいのかもと感じました。
 

コメント

1 ■こんばんは☆
以前、おっぱいのことで相談させていただいた、40日早く早産で出産した3ヶ月半のママです。
この困った~の記事を見ながら涙してしまいコメント書いてしまいました。
世の中にはおっぱいあげたくてもあげられないママがたくさんいるんですよね…。
死産で赤ちゃんに供えるために搾乳なんて…。(涙)
今、母乳育児ができている私がどんなに幸せか…。
これからも可愛い我が子の為に母乳で頑張ります!
最近、忙しかったりして食事が適当になっていたせいかおっぱいが足りない時があって、ミルク足していたこと反省しました。
可愛い我が子のために、ちゃんとバランスよくしっかり子供の分まで食べなきゃだめですね!
ちなみに美味しいおっぱいを沢山出すためにはどんな食材がいいのですか?
一応、和食中心にはしています☆
らすぽち 2009-11-04 01:12:57

2 ■Re:こんばんは☆
>らすぽちさん
野菜中心でバランス良く食べてください。果物と夏野菜は過剰にならないようにしてくださいね。
SOLANIN 2009-11-04 23:00:37

« おっぱいとお薬/その2『リレンザ』 | トップページ | 妊娠中におっぱいがパンパンに? »

★おっぱいに関する私見」カテゴリの記事