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2009年1月12日 (月)

直接授乳の困難が予測される時、助産師としてどうすればいいの?

全ての赤ちゃんが生まれながらに、あっさりおっぱいに吸いつけるわけではありませんし、水道の蛇口をひねるようにおちちが出てくるわけではありません。
母乳育児に取り組む助産師ならば、常識!とも言えるこのことですが、プレママの思考回路には想定外なことが多いんですね。

これまでに遭遇したことがありませんか?
「あなたはおっぱいが大変なんだよ」というプレママに限って、何の根拠もなく、何の努力もせず、「おっぱいは何とかなるやろ」と安易に考えていることが。
で、案の定、出産後にマタニティーブルーになっちゃうことが。

それを避けるには、「あなたは妊娠中から乳頭・乳輪のマッサージをヒトの何倍も時間をかけて熱心にしないといけないよ」という予測される事実を、プレママを傷つけないように言葉を選びつつ、率直にアピールしなくてはいけないと思います。
そして、丁寧に乳頭・乳輪のマッサージのセルフケアの方法を指導して、出産までに何度かチェックをして、プレママの母乳育児のモチベーションを高めましょう。
妊婦検診時に陥没・扁平・裂状・巨大などのハイリスク乳頭、極端に狭い乳輪、体質的に肩凝りや冷え性、お食事がジャンキーと判明したプレママについては、余程デキる赤ちゃんでなければ、母乳育児のスタートが『イバラの道』になってしまいます。
でも準備さえしっかりしておけば、『陽だまりの道』に変わることが出来ます。

コメント

1 ■難しい問題ですね
その施設の方針によって、直母が困難な人の赤ちゃんでも、ミルクを一律に与えてしまうので、ますます直母が困難になる事もあります。
入院中に授乳手技が確立できない場合、一ヶ月検診で完全ミルクになっている可能性って大きいですものね。
いくら助産師に母乳を推進したい意欲があっても、施設の方針如何によっては、思うようにいかない事も過去、経験しました。
りぃ 2009-01-12 21:05:54 

2 ■無題
確かに病産院の方針を変えるのは大変ですね。メーカーさんと深い関係のトコロは特にね。でも最近は小児科の先生を巻き込めば、あっさり変わる事例もちらほら聞きます。出産されたお母さんに母乳育児指導についての感想をバースレビューに書いてもらい、原本添付でデータ化したレポートを閲覧してもらうのもいいのではないかしら。(手間ですが)
正常新生児は頻回直母をしていれば体重減少は生理的範囲を逸脱することはまずないとかね。
データがないと、新しいことに踏み切る勇気がないのかもしれませんね。
入院中に上手くいかない場合は退院後のフォローでリラクテーション出来る場合も少なくないので、まず、受け皿作りが必要ですね。
SOLANIN 2009-01-14 01:19:15 

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